GIST摘出マージンの件ですが、古い文献は1pと書かれていました。でもGISTに通じる外科医がマージンは小数ミリと聞いたので最近の2018年アメリカのGIST治療ガイドラインを見ましたがこのように書かれています。“The surgical procedure performed should aim to resect the tumor with histologically negative margins.” 「外科的処置は、組織学的にネガティブマージンの余白をもち腫瘍を切除することを目的とすべき」と書かれています。ですから1o以上の余裕あるマージンが最近のガイドラインでしょう。 胃原発の比較的に小さい腫瘍ですから、腹腔鏡下手術になるでしょう。GIST知識をもち、体験が深い医師に摘出してもらえば、安心だと思います。小さな腫瘍対象のPET-CTはちょとやり過ぎとかんじます。私は再発後グリベック服用前後にPET-CTを二度し、薬の効果を確認しました。小さいGISTのPET-CT反応はあまりよく出ないと最近いわれました。まずは摘出してもらい、病理テストでの悪性度が一番正確でしょう。そしてGISTであればその変異が判ります。「案ずるより産むが易し」でなく気楽に摘出してもらってください。