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[10020] 3年を越えるグリベックの服用について K2 - 2018/10/12(金) 23:45 -

アドバイスをお願いしたく初めて書き込みさせていただきます。よろしくお願いします。

約3年前に胃に25o程のGISTが見つかり、術後の検査の結果高リスクであるという事でグリベックを服用しています。

もうすぐ服用開始から3年になるのですが、前回の診察時に「3年以上飲み続ける有効性を示すデータは無いので3年以上は処方しない」と言われました。

核分裂数が多く服用を止めた途端に再発するんじゃないかと不安で、希望としてはこのまま継続して服用したいと思っているのですが、グリベックは3年で終了するのが基本の考え方でしょうか?
グリベック服用中の方は服用期間について医師からどのような説明を受けておられますか?

セカンドオピニオンを受けようと考えていますが、神戸市周辺ならどこの病院が良いでしょうか?

乱文で申し訳ありませんがどうぞよろしくお願いします。

[10021] 神戸近郊の専門医 マケル - 2018/10/13(土) 08:48 - MAIL

マケルと申します。
小腸原発で肝転移後、グリベックを10年飲んでいます。手術も挟んでいますのでアジュバントではありません。

関西では
大阪大学病院の高橋 剛先生
県立西宮病院の楢原啓之先生がおられます。

納得のいく診察結果がでますよう願っています。

[10022] 5年のアジュヴァントグリベック試験結果 Sunny北加 - 2018/10/13(土) 11:02 -

K2さん、

アメリカで 2009年から2016年の暮れまで掛けて5年のアジュヴァントグリベックの治験が行われ、2017年にその結果がASCOで発表されています。その要約は:
Extended treatment with adjuvant imatinib (IM) for patients (pts) with high-risk primary gastrointestinal stromal tumor (GIST): The PERSIST-5 study.
http://ascopubs.org/doi/abs/10.1200/JCO.2017.35.15_suppl.11009
で読めます。

Google翻訳を使い、変な日本語をちょっと直しました。

高リスクの原発性消化管間質性腫瘍(GIST)を有する患者(pts)のアジュバントイマチニブ(IM)による延長治療:PERSIST-5試験


背景:アジュバント イマチニブ後は、再発リスクを低減し、高リスク原発性GISTを有する患者の生存率を改善する。 Joensuuらは2016年、アジュバントイマチニブ後で処置した患者において91.9%対85.3%のより高い5年全般生存率(OS)を、3対1年で証明した。さらに治療期間の延長が結果を改善できるかどうかは不明である。方法:PERSIST-5は、イマチニブ後治療前に12週間以内に再発のリスクが高い原発性KIT(+)GISTの肉眼的完全切除を受けた年齢18歳以上の1群2相試験である。高リスクは、原発性GIST(任意の部位)≧2cm、有糸分裂数≧5/50 HPFまたは非胃原発性GIST≧5cmと定義された。 患者をイマチニブ後 400mg /日で5年間、または進行、再発、または耐性まで治療した。主要評価項目は、再発のない生存率(RFS、最初の再発または死亡までの治療開始時間と定義された)であった。

結果:イマチニブ後は91 患者に投与され、年齢中央値は60歳(範囲30〜90)であった。腫瘍の中央値は6.5cm(2.3-30cmの範囲; 55%の胃起源)であった。治療期間の中央値は55.7mos(範囲、0.5〜75)であった。 46人(50.5%)の患者が試験治療を完了した。 5年および8年の推定RFS率は、それぞれ90%(95%CI、80-95)および81%(95%CI、62-91)であった。 5年および8年のOS(全生存)率は95%(95%CI、86-99)であった。 7人に再発があった。 イマチニブ中(PDGFRA D842V突然変異)にひとり死亡し、6人はイマチニブ中断後に再発した。イマチニブ終了後2人の患者が死亡した。これらは治験治療と無関係で、再発でない。45人が試験治療を中止した。患者の選択肢(20%)、有害事象(副作用)(AEs、17%)、プロトコール偏差(4%)、フォローアップの喪失(4%)などの一般的な理由があった。おもな副作用は下痢(63%)、疲労(50%)、筋肉痙攣(41%)、嘔吐(39%)、眼窩周囲浮腫(34%)。

結論:5年間のイマチニブ治療は、原発性GISTの切除を受けた感受性突然変異を有する患者の再発を予防するのに有効であった。患者のほぼ半数が早期に治療を中止し、ほとんどの再発はイマチニブ後の中止後に起こった。

私は殆どのGISTは再発すると個人意見です。完全摘出したGISTでも血液内とか他の部位にGIST細胞が残り、それら極小のGIST細胞がCTで検出できる1pほどまでにかかる時間は増殖率の高いもので4年ほど、低いもので7年掛かります。これらを説明をG.netにポストしました。これはG.net登録なしで読めます。特に三番目の私のGIST増大計算のグラフを見てください。
「GIST幹細胞は怖い再発の原因」
http://gist.sns-park.com/?m=pc&a=page_fh_diary&target_c_diary_id=685

私なら、減薬しグリベック服用続行しますが。

[10024] ありがとうございます。 K2 - 2018/10/14(日) 02:17 -

早々にアドバイス頂いたのにお礼が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。
お昼に拝見して、とてもありがたく思っていたのですが、少しバタバタしていて御礼の書き込みが今になってしまいました。

マケル様
私がセカンドオピニオンの流れをよく分かってなくて、高橋先生や楢原先生を指名して相談に乗っていただけるのかが分からないのですが、検索してみて両先生のような方に診察してもらいたいと感じました。自分自身後悔しないように何処でセカンドオピニオンを受けるかしっかり検討します。
マケル様はグリベックを10年服用されているということで、大変なこともあるかと思いますが、どうかお大事になさってください。ありがとうございました。



Sunny北加様
初めてグリベックについての説明を受けた時、Sunny北加様が書かれているのと同じく、「腫瘍があったということは他の何処かにもGIST細胞があるはずだと考えられるので、グリベック服用を強く薦める」と言われました。
3年服用したからといってGIST細胞を死滅させられる訳でもなく、何故中止?といった感じです。現在かかっている病院では恐らく中止以外の選択肢は無いのだろうと感じていますので、セカンドオピニオンで減薬案を含め相談してみたいと思います。
とても具体的に示していただきありがとうございました。




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