クリベックのジェネリック錠を個人輸入で購入できるサイトを発見しました。また、日本ジェネリックという会社は保険適用でクリベックを販売している?ようです。クリベックのジェネリックについて、どう思われますか?
グリベックの保険適用はCML(白血病)に対してのみです。GISTには今のところ適用外です。 GISTに対しては、ドクターもみな懐疑的です。 インド製造が最も安く、数百円/1錠だったかな?)と思います。我々患者にはその効用について明確な根拠を見出すことはできません。 医療側からのアプローチと多くのコンセンサスが必要です。 費用的には高額医療費対応との見合いになります。
グリベックの海外ジェネリックは個人輸入代行業者の多くが取り扱っています。おそらく10社以上あるでしょう。確かにインドのジェネリックは安価で、効果もほぼ同等と考えられますが、日本の場合はそれだけでは済みません。誰が処方し誰が副作用などの管理をしてくれるのかが問題です。日本の医師は、基本的に保険診療医ですので、保険承認された薬しか処方できませんし、しません。海外のジェネリックをご自分で購入して、副作用の管理だけをお願いしたとしても、どの病院でもまずお断りされると思います。また、副作用などで対処が必要な場合でも、たとえ緊急であったとしてもお断りされる可能性があります。病院側も未認可の薬の副作用では、何か起こった時に責任を負えないからです。そう考えますと、安価なジェネリックが逆に高くつく可能性もあります。グリベックの特許が切れたために、日本でもいくつもの会社がジェネリックを発売しています。日本ジェネリックさんもその多くの会社の中の一つです。http://www.okusuri110.jp/cgi-bin/yaka_search_p2.cgi?4291011また、販売しているのはイマチニブ錠(グリベックの後発品)で、グリベックではありません。日本国内ではGISTに対して保険承認を受けているのはグリベックのみです。http://www.kegg.jp/medicus-bin/similar_product?kegg_drug=D01441近い将来、ジェネリックも使用可能になると思いますが、北斗星さんの言うように、医療者側からのアプローチと多くのコンセンサスが必要でしょうね。日本には国民皆保険制度と高額療養費制度がありますので、限度額を超えた場合の患者さんの経済的な負担は、どちらであっても変わりません。
ご回答ありがとうございます。