5月16日の業界紙(日刊薬業)web版にスーテント処方制限に関する記事が載っていたので紹介します。承認に当たり市販後全例調査が条件となったことから、当面は一部の病院で症状の良好な患者さんにしか処方されないようです。一日も早く希望するグリベック耐性GIST患者全員に処方されるようになってもらいたいものです。「また、(スーテントは)GISTに対する分子標的薬としては、ノバルティスファーマの「グリベック」に次いで2剤目となる。グリベックで効果が出ない患者に使用するかたちで、癌研究会有明病院の畠清彦・化学療法科部長は、「スーテントはグリベック抵抗性のGIST患者にとって唯一の選択肢になる」と、患者の選択肢が加わることを歓迎した。 ファイザーの植田英治・癌疾患領域第一部長は、スーテントの承認要件となった市販後全例調査について、がん薬物療法に精通した医師のいる大学病院などで600例を実施した後にいったん分析し、1000例まで継続すると報告。それまでは全身状態が比較的良好な患者のみに限定使用する方針を明らかにした。」
タークさん、ご紹介ありがとうございます。スーテントはいくつかのキナーゼを阻害し、血管新生をも阻害するということで、患者さんによっては強い副作用が出る可能性があります。そのため最初は全身状態が比較的良い患者さんへ投与して、様々なデータをとり、あらゆる場合に備える方向だと思います。GISTに限らず、がんは新しい血管が集まり成長を加速させるので、これを阻害することで成長を止める、あるいは加速度を弱めることができます。ですがもう一方で傷を治したり、絶えず新しい身体を作り出す機能も低下してしまうので、圧力のかかる足の裏の皮膚や手のひら、血管が集まる心臓や肝臓にも負担がかかります。データが蓄積されるまでは危険を冒すことを避けようという事だと思います。また、企業として奏効率を上げるための狙いもあるでしょう。ただ、状態が悪いから絶対に処方してもらえないということではないと思います。医師も効果が期待できる患者さんには、慎重に経過を見ながら使ってくれるはずです。服用を希望している方は、患者として出来ることをやり、備えていただきたいと思います。まずどこで処方してもらえるかを確認して、体調を整える努力をなさってください。バランスのとれた食事を心がけ、十分な休養をとってください。メーカー側のお話では全例調査付きの限定的な処方は、2年ほど続くのではないかと推測しているようです。
私もグりべック歴3年をすぎたものです。今のところ特にひどい副作用もなく元気で働いています。3年前には術後2年で再発したわけですが、1〜2年でグりべックが効かなくなりますと癌研で言われておりました。その不安の時にこのコ−ナ−でス−テントの署名活動をしり百人以上の署名を集めさせてもらいました。今認可を知り喜んでいる一人ですが、そろそろ落ち着いた症状にある今のうちに2-3個ある腫瘍を取りましょうかという話が主治医の先生から打診されています。私は手術後のリスクを考えてまだ返事ができないでいます。幸い体力はゴルフをやったりして維持していますが、ス−テントに期待をかけて手術を拒否していいものか迷う日がつつ`いています.ス−テントの副作用のバッチテストかがあると有難いのですが、どなたかアドバイスをお願いします。
情報がないので推測から判断しますが、できれば取ったほうがいいと思います。少ない薬剤対処方法ですからできる限り手術で切除が肝要と思いますが。スーテントは今のところ最後の防波堤です。手段がある限り最後にとって起きたいものです。いかがでしょうか。?!
さっそくの回答ありがとうございます。そうですよね情報不足で申し訳ありません。現在三ヶ月に一度CTまたペットをやっています。グリベックは3ねん前から服用してます。現在肝臓に大きいけど液状化しているのが二つ、腹膜に6-9センチのが2こあります。これが変異なくきているため先生も私の気持ちに従って様子を見ていてくださっています。私の心配は手術をしたら、今の生活が出来なくなることです。少しでも長く今のままの動ける生活が欲しい、これが本音です。虫がいいかもしれませんがこのままの生活を維持して、ある時点で突然居なくなる。こんな選択でも・・・・と思い悩んでいます。
個人的な意見で申し訳ありませんが、摘出が可能であれば、その時点で摘出しておくべきだと考えます。グリベックの耐性後にスーテント・・・と考えておられると思いますが、スーテントはグリベックのように効きが良いとは限りません。そして副作用はもっと強く現れます。阪大・西田先生からは「グリベックに耐性がでた人にスーテントを使用しても、必ずという効果は期待できない。」と言われました。北斗星さんが表現された「最後の防波堤」という言葉はピッタリだと感じました。 摘出できるだけ良い方だと考え、前向きな治療をされることをすすめます。
このまま効き続けるという可能性はないのでしょうか?3年経過されていることですし。 医師が手術を進めるということは、腫瘍が難しい場所にないということだとしても、肝臓に大きい・・・ともありますので、切除範囲はどれくらいになるのでしょう?(再生するといっても)やはり、手術後の体が心配になります。また、手術後もグリベックを飲み続けるとことに変わりはないのですし、今存在している腫瘍を取り除いたとしても、薬剤耐性を持った腫瘍が、新たに出現する可能性もありえます。 耐性が生じたとしても一部の腫瘍からでしょうから、最後の手段は手術となるのではないでしょうか?(手術して1、2年で再発したら、また手術?の方がつらいとも思えますが。) グリベックが効く限り今の良好な生活を送る方がよいとも思えます。個々人で考えは異なると思いますが、個人的には、体に傷をつけるのは選択肢がなくなってからかなと。
皆さん有難うございます。papaさんの意見と同じことを私も考えていました、ただ今のままでいつまでいけるか気にしながらではありますが。そのためグリベックを300にしたり、200にして素人考えながら少しでも耐性を遅らせられないか試行錯誤を繰り返しています。手術は脾臓摘出と、膵臓の一部をとることになるそうです。ただ場合によっては胃の摘出をとのこの一言で迷いが生じてしまいました。今度はまた7月に検査になります、色々調べて見ますとやはり第一選択肢は摘出とありますよね。スーテントが私にどれほど効いてくれ、そして副作用がどれほどあるのか事前に判る方法はないものでしょうか、バッチテストがあれば教えてください。
ひろさんスーテントについては別スレッドでけにぃさんがお知らせくださった通りです。現時点では事前に効果を判定することはできません。あくまで最後の手段と考え、摘出できるなら摘出を考えたほうがよいと思います。ただおっしゃるように手術後のリスクを考えると、手術を受ける時期は慎重に決めなければなりません。安定している今、腫瘍を取り除くメリットは何なのか?それによって生活などのQOLはどう変わるのか、もう一度主治医と良く相談してみてください。安定した状態の時に取れるものは取ってしまうか、それとも行けるところまで行くのか、永遠のテーマかもしれません。
sumitoさん有り難うございました。ご意見と別のスレッドでのアドバイス、大変参考になりました。五月のセミナ−にある通り標的病変を、完全切除できるかを先生に聞いて手術の可否を決めたいと思います。少しでもQOLを確保することを念頭にいれて、よく相談します。有り難うございました。
GIST歴15年グリベック歴8年できかなくなりました。今日からスーテント始めました。半分の肝臓は3年前取りました。残りの肝臓もほぼ腫瘍で、そこに3個再発しました。ストマで生きるのは疲れました