はじめまして76歳の母の事についてお願いします。3週間ほど前、激しい嘔吐のため入院、最初脾臓が腫れていると言われ、色々検査を進めるうち、腹部に腫瘤があり、出血しているとのこと(入院してからも貧血が進んだため)入院4日目には緊急手術になり、5時間の手術の後摘出されたのは巨大(15p以上は有ったかと思います)な肉腫でした。胃の裏側あたりにあったのですが、脾臓は摘出したものの、膵臓や胃からは丁寧にはがしましたとのこと。その後のお話しでは、肉腫の検査の結果はGISTであった、肝臓には転移はない、肺に2〜3ミリのかげが有るが今のところ判断はつかない。今後も3ヶ月ごとにCT検査をする。大きさからして、高リスクなので、薬(グリベックだと思います)を始めた方が良いと思う、しかし薬の副作用のことや、途中で止めると悪化する、効かなくなることもある、など説明を受けました。やってみないと判らないことなのでしょうが、術後補助療法で中リスク以上の再発リスクが有意に低下という記事も目にしました。早く始めた方が良いのでしょうか・・・76歳の母に全て話して選択させるのも躊躇しています。
れもんさん、お母さん心配ですね。 [4549] 完全切除後のGIST再発の予測 スレッドで有名なDr. DeMatteoらのリポートを紹介しました。クリックして読んでください。大きな腫瘍で一般的に予後が良くないといわれますが、比較的に胃原発(だと思いますが、ポストではハッキリ解りません)ですから、それほど悲観することもないと思います。れもんさん、お母さんの腫瘍の病理テスト結果をもらいましたか? それには腫瘍の外形、細胞染色テストの結果(KIT陽性?)、顕微鏡下の腫瘍細胞の形または種類、そして細胞分裂数などが示されているはずです。それに最近では腫瘍組織の遺伝子突然変異情報、すなわちゲノムタイプ、Exonの異常ナンバーを検出してもらえます。Dr. DeMatteoらのリポートのグラフは再発フリー(なし)の可能性を示していますから、病理結果をこれらのグラフに照らし合し再発の可能性を評価してください。繰り返しますが、胃原発は統計的に再発の可能性が一番少ないようです。15cmの腫瘍径は良くありませんが、随分時間をかけて大きくなった物かもしれません。もっと重要なのはミトシス、mitoses、腫瘍細胞分裂数です。ただ肺の小さい影がチョット心配ですが。私も肺の影がいつもCTに映りますが、変化がありません。私のは食道GISTの胸部内視鏡での摘出手術だったので視野を得るのに肺を一時的につぶしたのでその時のキズですかと医師に聞いたら、ソウかもしれないとの返事でした。また、マージンをとった手術ではないかもと読みましたが、これもリスクが上がる可能性もあります。れもんさん、今はお母さんの完全回復が一番大切だと思います。次に病理テスト結果をもらい良く勉強してください。それと同時に腫瘍組織のゲノムタイプの検出テストを強くお勧めします。それらの情報を把握し、主治医と一緒にグリベック服用考慮をしてください。グリベック服用の途中中止につきずっと昔にポストしましたが、あまり恐れることではないようです。非常にアグレッシヴな腫瘍組織タイプを除いて、休薬後、また服用再開し、腫瘍増殖コントロール効果が元のように戻ったと、数年前のフランス(確かではありません)の治験リポートを記憶しています。
[4558]で漢字に切り替え‘南加’と追加する時点で書き込み完了となりました。
急なことで、本人も家族も病名もハッキリ判らない状況で運んでいってしまった感じで、予備知識も無いまま医師の話を聞き戸惑っていました。>マージンをとった手術ではないかもと読みましたが、これもリスクが上がる可能性もあります手術中の印象と病理検査の結果が少し違った感じでしたが、あえて再度、胃の摘出をするようなことはしないでおこうということになりました。Sunny南加 さんのおっしゃるとおり、今は術後の体力回復が1番だと思います。今後アドバイス頂いたことを元に医師ともお話ししたいと思います。有り難うございました。