患者、家族の皆さんに悪い知らせがあります。今回の民主党の予算見直しにより厚労省の「未承認薬開発支援事業」についていた753億円の予算がバッサリと100億円に削られてしまいました。これにより今後の新薬の開発が遅れ耐性が現れても次の薬につなげない事態が起きる事になります。 事は政治的主張を超えて、命の問題として極めて重要であると思います。長妻厚労大臣はこの事態をご存知ないか、治験の問題、ドラックラグの問題を重要視していないかと思います。従いまして、長妻大臣宛にこの予算の削減の再考を要請するメールを送りたいと思います。メールは長妻大臣のブログに意見メールの受付がありますのでそこに送ります。全国のジスト患者、家族、がん患者、家族にとって、またこれから見つかる患者のためにもこの問題は放置できないと思います。 病気と闘う掲示板にこのような内容は不釣合いとは思いますが、ご容赦願いたいと思います。
送らせてもらいました。長妻議員,民主党,内閣府の窓口,総理大臣あてでメールしてます。 小数を切り捨てない政治を期待しての現政権ですから,いきなりこれはないでしょう。 GISTを含めてサルココーマは,患者が小数のためいつも光を浴びることなく,「忘れられたがん」と言われています。 ここで声をあげなければ忘れ去られたままになってしまいます。
北斗星さん、情報ありがとう。検索して、薬事日報のサイトを見つけました。http://www.yakuji.co.jp/entry16797.html“適応外使用薬の開発支援分653億円は執行停止となった。” は悲しいですね。これは欧米で許されている、いわゆる“Off Label”の薬服用です。 下の帝京大学医学部薬理学 中木敏夫氏の「適応外使用」が読められます。http://www.med.teikyo-u.ac.jp/~nakaki/200003.pdf#search=%27%E9%81%A9%E5%BF%9C%E5%A4%96%E4%BD%BF%E7%94%A8%E8%96%AC%27>>981 [4384] Jerry Call さんの 「KIT抑制剤のランキング」 とポストした“KIT抑制剤として他の癌治療に承認されているがまだGISTには承認されてないのが Tasigna、Nexavar、および Sprycelです。” グリベック、スーテント失敗した欧米のGIST患者にはこれらの薬で延命治療されているが、この“適応外使用薬の開発支援中止”で日本のGIST患者の治療はなお更遅れる事になります。ドラッグ ラグ、“Drug lag”が社会問題になっている現状、“舛添要一厚生労働大臣の「平成23年までに、新薬の審査にかかる時間を欧米並みに短縮する」との発言”は政権交代で一瞬に消えたのでしょうか? ドラッグ ラグ ウィキペデイヤ参照:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%82%B0頻度は少ないですが、小児から、中年のGIST患者もいます。 GIST患者も他の患者グループと協力し、新政府に立ち上がるべきです。
09/06/18 第21回未承認薬使用問題検討会議 速記録 を見つけました。下をクリックして下さい。http://www.mhlw.go.jp/za/0729/d31/d31.txtこの議事録の85%ほどから終わりに詳しく説明されています。“○審査管理課長 いわゆるオフラベルユースの問題だと思います。アメリカのある文献によると、処方の何割でしたっけ、2割でしたっけ、3割でしたっけ、非常に高い率がオフラベルだというようなのが出ていたというのを覚えておりますけれども、……. ….従来からこの委員会においても、また別の場でも、特にオフラベルの問題をどうするのかというようなことをご指摘いただいておったわけでございますので、今回、5月の末に成立した補正予算の中で、未承認薬・適応の開発支援として七百数十億円、また、それらの薬の審査を急ぐ費用として四十数億円、合わせて800億円弱の基金をつくって、3年間集中的にこれに取り組むということにしたところでございます。..........”参考にして下さい。
ここ数日大きな憤りをもってこの報道を聞いていましたが、新政権のこれまでの流れからどうも裏があるのではないかと感じています。例えば予算が下りていく先ですが、一般社団法人 未承認薬等開発支援センターhttp://www.pdsc.or.jp/index.htmlというところですが、理事の面々をみても巷で噂の○下り機関そのもののような気がしてなりません。執行停止はこれら役員の給料・退職金に消えてしまわないようにとの措置ではないでしょうか?これは推測でしかありませんが、他にもSunny南加さんが指摘しているように、舛添要一厚生労働大臣の「平成23年までに、新薬の審査にかかる時間を欧米並みに短縮する」など、患者のための政策が軒並みストップしてしまうことが問題です。早急に患者団体などからの要望を取り纏め、それに見合う予算と予算に見合う計画を示してほしいものです。