初めての投稿です。私は７０歳の男性です。３年前十二指腸を原発とする肝臓転移のGISTと診断されグリベックを飲んでいます。
昨年は肺炎で３ヶ月の入院を余儀なくされ以降入院に至らないまでも１年間で３回の肺炎を発症。
体力、免疫力の減退、食欲不振その他に悩んでいます。
かかりつけ医師はグリベックを飲む、飲まないは患者の意思次第と以前より口にしていました。
あまりの体力の減退、疲れ、食欲不振を訴えた処
グリベックを減らしてはどうか自分で判断してほしいと言われました。
薬を減らせば腫瘍が大きくなる可能性は有る、腫瘍が大きくなったからといって元の量に増やしても腫瘍が小さくなるとは限らないとの回答です。
どのようにするか自分で判断してほしいと言われました。
私は薬を減らした場合の治療の方向性、方針を尋ねましたが答えは上記の繰り返しに終始しました。
はたしてこのような高リスクのことを素人の患者
に選択させるのは如何なものでしょうか。
病院を変わるべきかご意見を伺いたいと思います。
（追）諸般事情により現在の病院は３度目でありセカンドオピニオンもうけています。

まさみさんより一つ年上のSunny南加です。
「グリベックを飲む、飲まないは患者の意思次第」はグリべック減薬がどのような結果になるかの可能性を説明されての言葉でしょうか？　私には患者さん思いの医師の言葉とは思いかねます。その様な言葉を此方（米国）の医師が口にすれば、即、新しい医師を探すでしょう。

“十二指腸を原発とする肝臓転移” すなわち小腸の一部ですね。　統計的に小腸、大腸のＧＩＳＴはエクソン９の可能性（１０％）もあり、グリッベック効果がエクソン１１ほど良くありません。それに肝臓に転移しているのであれば、なお更慎重に治療しなければと思います。　下の色数字をクリックして下さい。
>>495 の下の　[1914] GISTのゲノタイプとイマチニブ療法の反応と結果関係 SunnySoCal - 2007/05/10　を読んで下さい。
またそのスレッド内の　[1921] Exon９患者には800mg服用が勧められている SunnySoCal - 2007/05/12　も読んで下さい。

“腫瘍が大きくなったからといって元の量に増やしても腫瘍が小さくなるとは限らない”は統計的に間違っています。　一日300ｍｇ以下の服用はグリベックの効果が殆ど期待されないと治験で示されています。むしろ、まさみさんのＧＩＳＴがエクソン９の突然変異であれが欧米では800ｍｇ服用を強く勧められています。また、グリベック血漿中濃度が最低の濃度に達していないと臨床的効果が良くないと発表されています。　下を読んで下さい。
>>704 [3191] グリベック血漿中濃度が臨床効果と相関する SunnySoCal - 2008/06/22

まさみさん、患者に親身になって治療してくれる、納得さしてくれるＧＩＳＴ治療知識のある主治医を私ならば探します。

色々ご教授頂き厚くお礼申し上げます。年齢が年齢だけに半分は諦めていましたが、今後新しく専門医を探します。