胃粘膜下腫瘍15ミリと診察されてから、拝見させていただきお世話になっております。理解することができて、気持ちを落ち着けることができました。本当にありがとうございます。 さて、20ミリ以下なら粘膜切開直視下生検で腫瘍の種別の判別に有用である医師による情報・論文?がいくつかありました。その場合、他のスレッドで拝見しました針生の播種リスクは内側からなのでリスクが低いというのと同じ考えでリスクが少ないとということになりますでしょうか。また、粘膜下切開直視下生検が行われている病院は限られているのでしょうか。病院のホームページで見たことがないもので。リスク低かったら、それをやってもらえる病院で行ってもらうことを検討したいと思っています。
gakeさん、腫瘍が見つかったと知ると、心配になります。私も例外ではなかったですが、もう3.5pまで大きくなり、症状が出てからの発見でした。胃粘膜下腫瘍が15ミリだとまだ観察時期内に入るでしょう。胃粘膜下腫瘍(SMT)の治療方針 http://www.jsco-cpg.jp/item/03/algo.html#gist_algo_1にもその様に書かれています。gakeさんの15oほどの現状では生検のリスクに対して利点が少ないと思います。生検はFNAB、Fine Needle Aspiration Biopsy、微細針吸引生検、針生検になるでしょうが、これは相当熟練医でないと成功率が低いようです。私の再発した食道GISTが3pほどの時に外科医にFNABをしてもらいましたが、失敗。二度目はEUS-FNAB,アルトラサウンドの画像を見ながらの針生検でしたが、これも失敗。病院を替えてやっと腫瘍の組織摘出に成功しました。しかし針生検でとれる腫瘍組織は非常に微量で、染色テストでC-kit GIST確認のみで、それ以外の腫瘍の悪性度(有糸分裂数)とかゲノム変異のテストなどはできなかったとの答えが戻ってきました。参照したガイドラインが示すように、経過観察が治療に一番有意義だと思います。もしかして腫瘍がGISTと染色テストで確認できてもその悪性度が分からないと次の治療につながりません。その理由は20-30%の非常に高い頻度で起こっているマイクロGISTも同じ染色テスト結果を示しますが、悪性度はゼロに近いものですから。gakeさん、ガイドラインが示すように、今一番重要なのは定期的、できれば6ケ月後同じテストをし、腫瘍サイズの変化を確認し、次の治療に移ることだと思います。その間はあまり心配しなく、人生を楽しむ事だと思います。
Sunny北加さん、丁寧な詳細なアドバイスありがとうございます。そうですね、gistだとしても悪性度が分からないと治療方針たてにくいですね。経過観察で行きたい気持ちと、噴門部にあり胃内手術しやすい大きさのうちに早く取り除いたほうがいいのではという気持ちがあります。Sunny北加さんのアドバイスを踏まえて、先生と相談いたします。多くの方にアドバイスされるSunny北加さんの姿勢に敬服いたします。改めまして、ありがとうございました。
納得していたら、また新たに気なりましたもので質問させていただきます。胃粘膜下腫瘍15oの場所は噴門部にあります。CT,超音波内視鏡などで悪性度が低ければ経過観察になると思いますが、腫瘍が拡大していくなどで医者から手術を勧められたときは15oの時より、より手術が難しくなっていると思います。噴門部は手術が難しい箇所と聞いており、また確定診断をするには、手術で取り除いた腫瘍を病理診断する必要があるみたいなので、そしたら早い内に(手術の難しさ、予後の負担が少しでも少ないうちに。)取ったほうがいいのかなと思ったりしますが、いかがなものでしょうか。
gakeさん、ガイドラインによると20o以上になれば摘出と勧められていますから、15oでトッチャえも治療選択肢の一つでしょうか。私は信頼できる基本情報をもとに腫瘍増殖度を計算しました。その基本情報によるとGISTも含め、がん細胞数の倍増周期は60日から100日だそうです。この計算によると15o球状の腫瘍が20oまで大きくなるのに一番アグレッシブなGISTだったら2ケ月、そして一番遅いので4ケ月ほどです。このExcelの計算のカーブはG.netで一般公開したので、下で見られます。「GIST幹細胞は怖い再発の原因」http://gist.sns-park.com/?m=pc&a=page_fh_diary&target_c_diary_id=685三番目の画像にグラフを添付しました。これはあくまでも、gakeさんの粘膜下腫瘍がGIST化しているとの仮定でのグラフです。(即出なかったら、見つかるまでスクロールダウンしてください。)もうひとつ、小さいうちに切除する利点があります。それはもしも腫瘍ががん化していれば、腫瘍細胞内の「秩序」が乱れ、腫瘍がおおきくなるに従い二次変異がおきる可能性が高くなるからです。これは信頼できるサイトの基本情報をもとに「イマチニブ耐性は既存の二次変異が原因 耐性 [3]」http://gist.sns-park.com/?m=pc&a=page_fh_diary&target_c_diary_id=423でポストしました。ここに参照した筆者の方程式によると15oのGIST内での二次変異が起こっている可能性は5%ほどですが、20pになると12%と上がります。だから、早く切除する事で二次変異の可能性を最小限におさえることに繋がります。これらから、もしがん化した腫瘍であれば、早期に切除することは大切でしょう。gakeさんのSMTは胃噴門に近いとの事ですから、悪性度を確認するまえ、すなわち大きくなるまで待つ前の切除も賢い選択肢かも知れません。胃噴門確保はQOL, Quality of Life,維持にも大変大切だと自覚しています。私の食道GISTは噴門のすぐ上でしたから。噴門の機能を失うと、胃酸が食道に入り込み、胃焼けを感じ、食道がんになる確率が急上昇しますから。合意してくれる、信頼できる、そしてGIST経験豊富な外科医に摘出してもらうのも一番保守的な選択かもしれません。また心理的にも、悩むより善処と。治療医とよく話して下さい。
もしGISTだった場合には、悪性かもと考えると、居ても立ってもいられませんよね。ただし多くの保険が、悪性と診断されない腫瘍について適用されないようですので注意が必要です。すなわち全額自己負担となる可能性があると言う事です。ご加入中の生命保険の内容をしっかりと確認してから治療に臨んでください。
Sunny北加さん、奥Gさん、色々とアドバイスありがとうございます。励みになります!リンク先から他の日記も拝見させていたたまきました。勉強になりました。食べるのが好きなので、血管新生阻害剤やがん抑制の食事のyoutubeも見ちゃいました!最後は自己責任として、アドバイスを踏まえて判断していきます。
まだ小さい状態なので判断に迷うところですが、ドクターとの相談で手術ができるのなら最初からやっちゃえ!!もありかな?? 今の手術技術は以前とは格段の違いがあり、噴門を維持しながら術式も進んでいます。がん研有明病院の消化器外科の比企先生のLECS:腹腔鏡、内視鏡合同局所切除TANKO:単坑式腹腔鏡下胃局所切除でGISTの手術を行っています。 週刊現代かポストに写真入りで出ていました。 経過観察で動きを見て大きくならなければなにも必要ありませんが、変化がみえるようならば動かなければなりませんね。 まだGISTと決まったわけではありませんので主治医と相談の上、噴門部を是非とも残す形でどうすればいいかをよくご相談ください。
基本的にはほとんどの手術は健康保険適用になりますので、自己負担は3割です。 さらに高額医療費適用によって収入にもよりますが一定の負担で済みます。気を付けるのは月をまたがないことです。検査、入院、手術等がひと月以内が理想的で、全て高額医療費限度額以内で終わります。つまり3割負担が多くても高額医療費限度までしか払わなくてもよいということです。 事後に申請により限度以上が払い戻されます。 生命保険についてはご加入の生命保険の約款次第です。基本的には加入保険の約款にICD-10準拠と記載があり悪性新生物に適用と記載されていればいいはずです。 ジストに良性はありません。従って診断される場合は高、中、低のリスク表現を使われるはずです。 悪性新生物となりますので適用範囲内ですが、保険会社の窓口や代理店によってはジストを知らずに逃げを打つ場合があります。約款をもってよく話し合いましょう。ただマイクロジストについてはどうかな?でもマイクロでも全く転移がないわけではないのでね!! 保険金が出るかどうかや、多いか少ないかで治療開始の時期を判断するのはあまり勧めたものとは言えないと思います。
北斗星さん、丁寧なアドバイスありがとうございます。gistでなくても平滑筋腫瘍など良性な腫瘍も大きくなると切除することがあるようなので(いくつかの体験談を読んだ情報です。)、ガイドラインでは2cmは経過観察とありますが、噴門部だったら小さいうちに取ったほうがいいかなと思う一つです。また、費用についても詳しく教えていただきありがとうございます。 みなさん、大変な手術、予後を過ごしているなかで、このようなアドバイスをいただき頭が下がります。