今年のASCOで発表されたと第II相PERSIST-5試験の結果の記事を先日GSIのメールで知りました。
Recurrence-Free Survival in GIST at 90% with Long-Term Imatinib
http://www.targetedonc.com/news/in-gist-recurrencefree-survival-at-90-with-longterm-imatinib
この試験のClinical Trial.comのサイトは
https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT00867113
試験はJuly 22, 2009に始まり、April 30, 2017に終わっています。
http://ascopubs.org/doi/abs/10.1200/JCO.2017.35.15_suppl.11009
ASCO2017の要約も見つけました。これは下で読めます。
Extended treatment with adjuvant imatinib (IM) for patients (pts) with high-risk primary gastrointestinal stromal tumor (GIST): The PERSIST-5 study.
この記事、そしてASCO2017要約から読み取れる主な情報は:
5年間イマチニブ服用にて無再発生存率(RFS)および全生存率は、それぞれ90%及び95%であった。
試験参加者はイマチニブ治療開始12週間以前内に完全な外科的切除を受け、KIT陽性で再発率の高いGIST患者(GIST≧2cmで有糸分裂数が高いか、GIST≧5cmの胃以外の部位でECOGスコア0〜1)に制限された。しかし91人の患者が参加し、46人は試験を完了し、45人は途中中止した。服用中止後、6人は再発した。
ラウト氏によると、7人のうち6人(86%)が高リスクGIST患者であった。 服用中止から再発までの時間は7.4ヶ月から23.1ヶ月の範囲であった。(これはASCO要約には書かれていないが、殆どの再発は服用中止後に起こったと。)
しかしこれらからイマチニブ服用3年対5年の数値的な比較利点は読み取れませんでした。また第二次的ゲノム変異に関しての情報も見つかりません。
少なくとも、この試験結果の結論は 中高リスクのGIST治療はグリベック服用5年は3年より勝る。しかし服用中止すると(二年以内?に)再発する でしょうか。