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ココさんこんにちは。言葉が一つ違うだけでも患者は混乱してしまいますよね。最初から整理してきましょう。ここでは大きさや術後の病理検査の結果なども分かりませんが、「肝転移が疑われる」という状況ですので、肝臓原発の他の腫瘍ではなく、昨年摘出された十二指腸GISTが肝臓へ転移した(していた)ものであると考えて良いと思います。そうしますと「手術ができない場合は抗がん剤治療」と言うのは、当然イマチニブ(グリベック)による腫瘍のコントロールを指していると考えられますね。http://jsco-cpg.jp/item/03/algo.html#gist_algo_4こちらは日本癌治療学会で定める再発GISTに対する治療マニュアルですが、こちらにも「単発または数個までの切除可能肝転移,局所再発のみ(エビデンスレベルWa)」は手術適応となっていますが、手術ができない場合には「イマチニブ(グリベック)投与」となっています。がんに対する薬は総じて「抗がん剤」と呼べると思いますが、私たちは抗がん剤というと、病院のベッドで横になって点滴で投与されるイメージが強く、そちらを連想してしまうので、経口薬のイマチニブではないのでは?と考えてしまいますが、GISTの肝転移の治療ですので、イマチニブ以外には考えられません。病院側でも手術ができるかどうか、検討されているところだと思います。次の診察日には結果が分かるでしょう。
Sumitoさまメールアドレスをのせてしまったので、はじめの投稿を削除してしまいました。申し訳ありません。分かりやすくありがとうございます。十二指腸gistは3センチでした。ただ病理検査の結果等は教えてもらっていません。お願いしないと知らせて貰えないのでしょうか。転移したものは、がんなのでしょうか?それともgistなのでしょうか?手術してみないと分からないのでしょうか。教えて頂けたらと思います。
ココさん私は医師ではありませんし、ココさんの病歴なども分からないのではっきりとした事は言えません。ただ、昨年GISTの手術を受け、今回肝臓に小さな腫瘍が見つかったという事だけで考えると、GISTの肝転移という答えが最も可能性の高い答えかと思います。病理検査の結果は普通は退院後の1〜2回目の診察時に説明があってしかるべきなのですが、患者としても確認しておきたい事は、@発生場所、A大きさ、B腫瘍の活発度、Cそして一番大事なKITが陽性だったか陰性だったかという事、これらに加えて、D完全に摘出できたかどうか、E腫瘍が破れたりしなかったかどうか、F再発のリスクはどれくらいなのか、などです。できれば次回の診察時に「これからの治療の参考にしたいので」とお願いして、以上の点を確認してみてください。できれば病理検査結果のコピーなどもいただいておくと良いと思います。3pという大きさだけで、一般論で考えますと、完全に切除できれば再発はないと考えてもおかしくありません。ですが今回は再発の可能性が高いですので、少し長丁場の治療になるかもしれません。担当の先生ともよく相談なさって、必要であればGIST研究会に所属する先生の専門的な立場からの意見を聞いてみるという事も検討してみてください。ちなみに担当の先生はどのような先生ですか?GISTについて詳しい先生なのでしょうか?
sumitoさまありがとうございます。担当の先生がgistに詳しいかは分かりませんが、珍しい病気なので、切り取ったものを使わせて欲しいと言われました。肝胆膵外科・移植外科専門の先生です。とても良い先生です。ただ、gistの専門医ではないので…