家族が胃痛で病院へ行きエコーをしたところなにか影があるとの事で胃カメラ検査をしました。胃の中を見てみると粘膜下腫瘍があり細胞を採取し、検査するとの事だったのですがうまく採取できなかったのでなにかわかりませんでした。その採取の際に若干の出血あり。そして後日CT検査をし、その後に超音波内視鏡検査でもう一度細胞を採取するそうです。先生曰くGISTの疑いがあるそうなのですが、どの時点でGISTだとわかるのでしょうか?また、超音波内視鏡検査で細胞を採取しても危険ではないのでしょうか?色々調べていると必須と書いてあるところや危険と書いてあるところがありどれが本当の情報なのかわからなくなってしまいました。やはり疑いがある以上次からは専門の先生がいる病院に変えたほうがいいですか?また初回の治療が予後の殆どを決定するとの記述もありましたが初回の治療とはどの事を指すのでしょうか?どなたかよろしくお願いします。
こいさん聞きなれない病気でご心配ですね。私も少しの経験では、GISTの診断は腫瘍の細胞の免疫組織化学染色の結果で確定します。従って超音波内視鏡で採取した細胞の免疫組織化学染色をしてGISTの確定診断になります。先生はGIST疑いということで色々な検査を重ねて可能な限りGIST以外の可能性を排除したがGISTの疑いがはれないから細胞の免疫組織化学染色をしたいということなのでしょう。この短いスペースであまり書き込むことは難しいのですが、先生の治療方針に色々疑問をもっておられるようであれば専門的な先生のセカンドを受けて見られることをお勧めいたします。次回診察を受けるとき今までの検査結果の資料を全て貰ってセカンドに持参されてはいかかでしょうか。
こいさん、GIST歴20年ほどの一患者です。胃カメラの触手で腫瘍を齧ったのでしょうか? 私のGISTは食道だったのですが、腫瘍のフクロは固いようです。粘膜下の腫瘍を確認した時点でのガイドラインが下で見えます。http://www.gist.jp/guideline/01.html超音波内視鏡検査はEUS-FNABでしょう。これEndoscopic ultrasound-guided fine needle aspiration biopsy、内視鏡超音波ガイド下穿刺吸引生検 と出てきました。これは超音波で腫瘍位置を確認し、比較的に細い(注射針より太い)針を腫瘍に突き刺し微量なる腫瘍組織を摘出する生検です。摘出した組織を特殊な複数のタンパク質溶液をかけ その組織の色の反応を見るようです。これは染色テストと呼ばれ、色々の溶液をかけ、C-Kit陽性であればGISTの可能性が80%ほどあり、GISTと診断される可能性が高くなります。このEUS-FNAB生検は結構熟練した医師でないと失敗になる可能性があります。私は病院を替えて3度目の正直で再発したGISTがC-Kit陽性と出ました。1993年でしたが最初二回はGIST腫瘍に被膜が硬く、針を突き刺すのに失敗しました。信頼できる微生物学者によると、EUS-FNAB 生検にて多少の出血にてGIST腫瘍組織が漏れても胃であれば強力な胃酸が殺し、播種の心配はあまりしなくても良いようです。「初回の治療が予後の殆どを決定する」ですが、GISTの基本的は治療腫瘍の外科的な摘出です。しっかり腫瘍の周りのマージンをとって、腫瘍の被膜を潰さず、すんなりと摘出すれば再発の可能性が顕著に少なくなるようです。ですから、GIST知識の深い、治療経験のある医師にかかる事が、予後に非常に重要になります。GISTはグリベックによく反応し続けるものから、二次的変異をもつ、それとも変異をおこし、2年ほどで薬耐性になり治療が非常に難しい類のものもありますから、慎重に治療してもらってください。
超音波内視鏡による生検も難しくて失敗する事が多いのですね...関西でGIST治療、超音波内視鏡での生検の経験豊富な先生はどこの病院にいるかご存知でしょうか?本人とも相談した結果来週CTの結果がでますのでその時に紹介状を書いてもらおうと思います。
こいさん、G.net 加入をお勧めします。掲示板は公けですし、G.netの方が多くのGIST治療体験者からの情報が気楽に得られやすいと思います。