こんにちは。。以前にも相談させてもらったものです。。 家族が胃原発で、転移があったためグリベック服薬して1年半過ぎました。服薬し、縮小し、そのまま維持してきました。今回のCT検査の結果4センチくらいにまで縮小した原発だけが5センチくらいになったことがわかりました。今のとこ、他箇所は変化なしです。近々MRIをやり、スーテントにかえるか、耐性と思われるとこだけ切除するか等、方針を決めることになりました。。切除は体に負担かかるから→免疫力低下→変化なしの腫瘍まで活性化しちゃわないか…とも先生は言ってました。耐性が出る覚悟はしてたけど、ショックです。。。今後のことが不安ですが、何が不安かもよくわかりません。。 まだ方法がないわけじゃないけど。家族の気持ち、自分の気持ち、どう乗り越えたらいいのか…よくわかりません。同じような経験をされた方っていらっしゃいますか?こんな弱気なこと言っていてすみません、何かみなさまの意見を聞けたらなと思い、書かせていただきました
放射線科的に、厳密には写真を見ていないのでなんとも正確なコメントが出来ませんが、腫瘍の1cm前後の大きさの誤差は付物です。CT、MRIのスライスの切り方、ウエッジ(裁断情報量の厚み)でも変化します。また、呼吸器の動きによってもプラスマイナスがあるので、腫瘍の耐性と一発に考えるのもいかがなものかと・・・・ 基本的に、切除できるものであれば外科的に進めたほうが良いのではないかな。
そうなんですか?誤差ってあるんですね。。前回のCTの時、腫瘍の中にちょっと白っぽく写ってるとこがあって。。。今回その白っぽいのもちょっと広くなってて、更に腫瘍がちょっと大きくなったようだって話がありました。これからMRIの検査して今後のことを決めることになってます。 心配はありますが、落ち着いて考えていきたいと思います。ありがとうございます!
放射線科GYさん、“1cm前後の大きさの誤差は付物”本当ですか? もしかして誤差は1mm? 私は一患者ですが、毎回、胸部と腹部のCT Scanをし、二人のRadiologists (専門医)に画像が読まれ、そのリポートを毎回貰っています。胸部と腹部はスキャンナーの設定値が違い、腫瘍は胃のすぐ上の食道なので、両方の画像シリーズに映ります。リポートには必ず前回と最新の腫瘍サイズが報告され、他の異常観察が示されています。主治医からスキャンの結果を聞き私の質問など会話をして,その後、UCLAのRadiology Libraryから画像CDを$15で入手しています。この画像は私のPCで再生できます。二たりの医師、胸部と腹部の専門の医師が同じ腫瘍のサイズを測っていますが、両者間の測定差はいつも1-2mm程です。UCLA病院には数台のCT Scannersがありますが、私のはスライス間隔が5mmです。私の単体の腫瘍は4年半のグリーベック400mg服用で15mm x 20mm程に縮小しているので、長径にスライスが合致しない誤差が比較的に大(3.2%)になります。しかし、私の計算では球状と仮定した4cm腫瘍のスライス位置による誤差は、古い機械の10mmスライス間隔で最大1.3mm、5mmスライス間隔で0.31mmです。その他の理由の誤差を含めても最大数ミリ以下ではないでしょうか。ぽぽさんを失望させたくありまんが、現実を認めての治療選択が大切だと思いますが。ただ4cm => 5cm腫瘍推移の医療的重要性には私は意見する資格がありません。
Sunny南加様 こんにちは。コメント有難うございます。 最新型CTの機種を導入している病院施設から、従来からの古い機種を用いている病院施設まで現在はあります。最新機種導入の場合は、かなり精度は高いと言えましょう。 さて、私が1cmの誤差は付物と申し上げた理由を述べます。 主に、患者様の呼吸の状態や、検査時の寝方体位も、毎回全く同じ状態1mmの誤差も無く検査台に乗ることが出来ません。また、腫瘍のスライス厚の切り方、わかりやすく言えば、『ごつごつしたジャガイモがひとつあります。これを1p厚にスライスしてください。』とあれば、10人、いや100人の調理人が切ってもすべて切り口の形、一切れの体積、重量、枚数は厳密に測れば異なります。CTは、そのスライスの密度によって濃淡を表現していますから、前回と全く同じ条件で撮影することは生体では無理なことかと思います。 一般に医師は、CTの画像データのみを見て診断しています。機械の画像工学技術的には考えていないのではないかあ? 殊に、私の知らないことで、Sunny南加様のように有料で外国の計測技術を得ている場合は、精度が高いのでしょうね。私の勉強不足を認めますが、興味深いテーマです。 GISTの計測、1mm以下の世界を探求して精度の高い計測を求めるのもひとつの期待ですが、誤差を加味するといかがなものかと思います。 『4p→6cm』となっていれば、確実に腫大化していると考えられます。
私はCT Scanner専門家ではありません。デイジタル高速電子回路設計、システム開発、設計エンジニアーをしていた引退者ですが、自分の腫瘍の推移に関してCT Scannerをチョッと勉強しました。またUCLAのRadiology医師に質問もしました。しかし下のコメントはあくまで一患者としてのものと経験です。1.日本でどこまで古い機種が使われているかは、私にはわかりかねますが、殆どの患者は同じ機械で、出来る限り同じ体位、体勢でスキャンを繰り返しているのではないでしょうか?2.私の場合、検査時はいつも上向きに寝て、撮影直前に、「 Breath in deep. Hold your breath. Don't move. 深く息を吸って。息を止めて。動かないで。」 その20−30秒後に「You may breath. 息をしてよいですよ。」と呼吸中止中に胸部全体を撮影されます。腹部も繰り返しです。でからHelical(螺旋状)スキャンナーだと思います。3.4.0cmの“ジャガイモ”腫瘍を10mm間隔でスライスすると有意義なデーターのスライスは三枚か殆どは四枚です。それ以下でも以上でもありません。ただ、その1枚が長径に合致するかにより「長径」からの誤差が出ます。この最大誤差の幾何的な単純計算は前回に示しました。スライス位置誤差がこれらの数値を超える事は殆どないでしょう。(追加:もしも腫瘍が相当いびつな回転楕円形でその主軸が相当回転した場合,腫瘍自体が増大していなくても長径の変化と出る。)4.UCLA病院も含め、アメリカの殆どの医療施設では、殆ど主治医がCT Scanの映像を読みません。映像は映像解読専門医‐Radiologist‐が読み案外詳しいリポートを出します。私の場合、主治医の指示で胸部と腹部、二人の専門医が読んでいます(腹部は転移検索の為、一年前まで下腹部も撮っていました)。 専門医は腫瘍に固執せず、すべて読められる臓器の正常,異常をリポートします。時間がかかるので彼等専門医の請求額は主治医の診療代の7−9倍です。二人ですから、毎回、主治医の14−18倍の額になります。Radiologists の他にCT Scanner使用費は別に請求されます。5.主治医は別室にある解読度の高いモニターで患者コードを入力して治療診察前にRadiologistsのリポートを読み、映像を見ているようです。私は一度、膨大なUCLA病院本館のMain Radiology Libraryまで長い、長い廊下を歩き、最悪は“No”と言われるだけだ‐と 「Radiologist医師が使うモニターで私のCT映像を見たいんだけど」と頼みました。患者が来るのは例外とチョッと驚かれましたが、案外親切に使用が許されました。そして、「この部分をCDに入れてもらえますか」と頼み、OKがでて財布を開け「いくらですか?」と聞いたら 「貴方はがん患者? じゃ払わなくって良いよ」と 黒人の係り人の親切な暖かいハートを感じ、帰途の足が軽くなりました。 鮮明度は私のPCモニターとそれほど変わらないなーと感じて帰りました。(写真が趣味の一つなので案外よいモニターを使っています。)6.CT Scan - Computed Tomography Scan - 算定断層撮影(?)と名ずけられているように、基本データはディジタルです。NHK朝ドラマ「だんだん」等でCT?フイルムの羅列を見ましたが、縮小されたフィルム映像で腫瘍を見つけ、計るのはエラーが頻繁になるでしょう。(これが私から見える日本現状です。)PCモニター上、腫瘍にズームインして計測カーソルを合わせ、ミリ単位で腫瘍が測定できます。モニターには前回の映像も同条件で再生し比較できます。又、GY様もご存知だと思いますが、非常に重要なのは、写真ではWhite Balanceまたはギャンマ調製と呼ばれていますが、それと同じように画像の白黒の深みを変えて見えていなかった組織が鮮明になります。臓器、体部によりこの最適セッテイングが随分変わります。一定のwhite balanceに固定されたフィルム映像ではこれが殆ど不可能ではないのかなと思います。(立体画像も構成できますが、5mmのスライスではあまり鮮明に出てきません。)7.最近のCT Scannerモデルは解読、鮮明度が高い機種がでているようです。それにX線発信、受信素子の数も増え、又データー演算能力、記憶装置の高速化で随分機能が高くなっていると読みました。私が使っているUCLAの機械はドイツSiemens社製ですが、すくなくとも過去5年間同じ機械です。ぽぽさん、ご家族の4=>5cm腫瘍推移はエラーでない事を確認し、慎重な治療選択をお勧めします。長くなりました。
みなさん、ありがとうございます。。何にしてもわからないことも多く、不安もありますが、今後の方針をきめたり、家族で相談しながらやっていこうと思います。またみなさんに相談させていただくと思います。よろしくお願いします