初めて投稿させて頂きます。一般健康診断で今年2月、胃粘膜下腫瘍で再検査が必要との結果が出ました。超音波胃カメラにて再検査をしたところ2センチ未満のＧＩＳＴであることが判明いたしました。腫瘍は小さいが手術による切除を進められたことから応諾いたしました。手術日までに他への転移確認等のＣＴ検査等をいたしましたが転移は認められませんでした。その後に手術により問題なく腫瘍の切除が行われました。術後の診察で、切除腫瘍の病理検査結果は、今後再発するリスクが高いと言われました。これにより4か月ごとのＣＴ検査による経過観察或いはイマニチブによる再発を抑えることの選択を迫られました。医師からは、①イマニチブは副作用があること。②イマニチブを服用しても再発することがあること③イマニチブを服用して再発した場合、ＧＩＳＴの動きはイマニチブを服用しなかった場合となんら変わらないことを告げられたことからイマニチブの服用をやめ私は、ＣＴ検査での経過観察を選択いたしました。イマニチブ服用による再発阻止をした方がいいのでしょうか。皆様にご教示をお願い致します。
恐らく検査の結果により治療方針が提示されたのだと思いますので、具体的な数値等が分かると皆さんが助言しやすいと思います。私は患者家族ですが、兄が胃原発ＧＩＳＴ（直径５㎝超、潰瘍化、中リスク、エクソン１１変異）で、服用するのかしないのかで悩み続け７か月放置状態になっていました。家族としては服用してほしい気持ちもあるものの、遠方で離れて暮らしているので日常的に具体的に支えることが難しい状態でした。結局、手配して強制的に主治医に受診させ、主治医がこれまでの経過から性格を踏まえて治療方針を決めてくださいました。３か月ごとのＣＴ、その結果で疑惑があるときはＰＥＴ／ＣＴを受けています。術後１年４か月です。被曝量の関係で次回からＭＲＩになりました。信頼できる主治医であるなら医師に相談、そしてセカンドオピニオンも受けられると考えがまとまるのに助けになると思います。また、どちらにしても再発した時のことを想像して納得できるか検討するのも必要かと思います。ＱＯＬを犠牲にして副反応を耐えながら服用して再発した場合、ＱＯＬを犠牲にせず定期的な検査を続けていて再発した場合、どちらがより後悔が少ないのか。また服用する治療方針でいても薬価が高いので、経済的な理由で途中で止めてしまう方も少なくないそうです。
再発しイマチニブ服用暦9年になる者です。患者さんの選択た正しいと思います。そしてこれはGIST診療ガイドラインにも合っています。http://www.gist.jp/guideline/01.html患者さんの医師はイマチニブに対して悲観的な知見を持つ人だなと思います。イマチニブは抗がん剤としては最優秀な薬の1つです。私は患者さんの腫瘍は正規なGISTではない可能性も大きいと思います。Micro GISTと呼ばれる粘膜下腫瘍は非常に頻繁に発生しています。[4357] 「非常に高い頻度で起きている ２ｃｍ以下のMicro GIST」http://bbs4.sekkaku.net/bbs/?id=gist&mode=res&log=816参照できませんがMicro GISTは正規なGISTと同じゲノム変異を呈しますが、どうしてそれらが比較的に悪性度の高いGISTになるかはまだ解明されていません。[4565] ガン再発、ガン予防にAntiangiogensis Foods 1http://bbs4.sekkaku.net/bbs/?id=gist&mode=res&log=867でもMicro GISTが正規のGISTになる可能性をデイスカッションしました。どうしてMicro GISTが正規なGISTになるかの可能性を示唆する研究があります。ちょっと専門的になりますが、「がん細胞を制御するエピジェネティクス」を参考にして下さい。http://www.dojindo.co.jp/letterj/140/review/01.html#2
