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[2846] グリベック血漿中濃度が臨床効果と相関する SunnySoCal - 2008/06/22(日) 14:27 -

「切除不能/転移性GIST患者のイマチニブ血漿中濃度と臨床的利益の相関関係」
と今年2008年ASCO胃腸ガンシンポジウムでG. D. Demetri医師等が発表しました。

彼らのリポートによるとイマチニブ(グリベック)の血漿中トラフ(谷)濃度(Cmin)が高いほど良いGISTの臨床結果と相関していると発表されました。イマチニブのプラズマ濃度は年齢、性、体重、腫瘍特徴等と関係がなく、ほかに手掛かりがないので、イマチニブの血漿中濃度を測定するために薬物動態学的テストをする必要があると、Dr. DemetriがSymposiumで報告しました。調査結果から「我々は、一部の人々に過小投薬していたかもしれない」と示唆しました。

この要約は下で見られます。
http://www.asco.org/ASCO/Abstracts+&+Virtual+Meeting/Abstracts?&vmview=abst_detail_view&confID=53&abstractID=10635

また、LRGのサイエンス コオデイネイターJerry Callの同題のアーテイクルは下で見られます。
http://www.liferaftgroup.org/news_sci_articles/GI_symposium_abstracts.html
medpagetodayでDr. Demetri'sのヴィデオが見られます。
http://www.medpagetoday.com/MeetingCoverage/ASCOGI/tb/8107
YouTubeのヴィデオの方が早く、大きくみえます。
http://www.youtube.com/watch?v=hBhRlGIWAcc

このリポートは2002年7月から始った治験(B2222)第二相の147人の患者情報の解析結果から得たものです。患者のイマチニブ400または600mgの服用量は1:1の比でランダム化された。初期服用量に無関係で5年以上の生存者が今52%いると報告されています。

147人の患者のうち73人の定常状態の血漿中の薬物動態情報が残っており、それを解析した。イマチニブの血漿中トラフ濃度(Cmin)にしたがい、四分し臨床結果による相関関係を調べた。(血漿中トラフ濃度は薬服用寸前の血漿中のイマチニブの濃度数値。) その結果表を下にコッピーしました。

Quartile   血漿中トラフ濃度         OR   MTP   OR (Exon11)
Q1     Cmin <1,110ng/mL       44%   11.3月    55.6%
Q2 + Q3  Cmin =1,110 - 2,040ng/mL   67%   30.6月   94.1%
Q4     Cmin >2,040ng/mL       74%    33.1月   92.3%

OR: Objective Response 全体的な反応   OR = CR(完全反応) + PR(部分的反応)
MTP:Mean Time to Progression     進行までの時間
OR(Exon11) Exon11患者のOR

著者の結論は、「イマチニブの十分な薬物濃度は、臨床的な利益と相関すると結果がでた。最も低いイマチニブ濃度の患者は、進行へも最も短い時間を示し薬効果も低い。これらの結果からイマチニブの薬物動態学的/薬力学的関係をモニターすることで新しい薬効果の前兆となる目印を提供するかもしれない。そして、十分なイマチニブ谷プラズマ濃度(1,110ng/mL以上)を維持することが最適な臨床効果に重要だと示唆しています。」

私の解釈はグリベック服用前の血漿中濃度を1,110ng/mL以上に維持すれば、薬効果が好い。それで近い将来血漿中濃度血液検査が勧められるかも。最近LRGのメールでのデイスカッションが頻繁になり、濃度検査をしてくれる研究所が紹介されました。私も主治医に相談してみようと思っています。

[2919] グリーベック耐性を伸ばす、防ぐには SunnySoCal - 2008/08/09(土) 14:08 -

最近“どうしてグリーベックはある人には耐性が永く出なく 効くのですか? 服用量ですか、それとも特徴ですか?” とキプロス(Cyprus)のジョウジさんからの質問にLRG Science CoordinatorのJerry CallさんとRichard Palmerさんからの返事を要約しました。

長期間のグリーベック効果を得る最も重要な要因の二つは:
1.GISTの突然変異のタイプ(Genotype)、腫瘍の大きさ(Size)、と 腫瘍有糸分裂率(Mitotic Rate)
2.グリーベックの服用量。

最初の要因にはほとんど論争がないが、第2は最新情報なので案外論争があります。患者は自分の腫瘍特徴を変える事は不可能ですが、服用量はコントロール出来ます。血漿内の最低グリーベック濃度を一定(1,110 ng/mL)以上に維持する事で耐性を伸ばす、または防げると新リポートが出ています。 このリンクを見てください:
http://www.liferaftgroup.org//treat_gleev_blood_levels.html

これは [3191] 「グリベック血漿中濃度が臨床効果と相関する」 でポストしました。

[8418] グリベック服用中に飲んではいけない物・食べてはいけない物 さふぁり - 2016/09/26(月) 12:53 - MAIL

私は2016年9月に小腸GISTになり、10月に手術。11月からグリベックを毎日4錠を飲んで仕事もしています。

最近、薬の副作用がひどくなって困っています。症状は下痢・むくみ・発疹・頭皮にかさぶたが出来る・耳だれ等です。3ヶ月に1回ぐらい症状が強くなる原因がしりたいのですが分かりません。たまたまなのか何かを口にしたからのでしょうか?もし原因が特定出来るのなら知りたいです。私はスポーツ飲料(ポカリ等)とポン酢を飲んでから症状が強くなった気がしますが気のせいでしょうか?

グリベック服用中に飲んではいけない飲料・食べてはならない食べ物を教えて下さい。

グレープフルーツ・グレープフルーツジュースを飲んではいけないのは有名ですが、その他にもあるのでしょうか?

またグリベックを服用されてる方で頭皮にかさぶたが出来て困ってる方いらっしゃいますか?

みなさんの意見を宜しくお願いします。




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