The LRG Newsletter 5月号にGIST病治療、研究の先端医である Oregon Health and Science UniversityのDr. Michael Heinrichが “KIT & PDGFRA Mutations in GIST: A to Z”との題のリポートをGIST患者あてに書かれました。http://www.liferaftgroup.org/docs/newsletters/May2007nwsltr.pdf リポートの一部概要と二つの重要な情報の表をここに翻訳をしました。
Dr.廣田誠一と日本のチームの1988年のリポートがGISTのフィールドに革命をもたらした。その後9年間にGIST診断と治療にすばらしい進歩があり、二つのキナーゼ抑制剤(imatinib と sunitinib、グリーベックとスーテント)がGIST治療薬としてFDA認可され、その他多数の抑制剤が現在 imatinib や sunitinib 耐性腫瘍の治療に試験また治験されている。他に重要な前進の1つは、KIT突然変異の姉妹キナーゼであるPDGFRA突然変異がGISTのサブセットである事をボストンの Drs. Jonathan Fletcher と George Demetri と我々OHSU研究室が発見したことであろう。
表二は三つの治験によるイマチニブ(グリーベック)のKIT突然変異GISTの治療効果が示されています。これはEORTC phase I/II (37人)、B2222 Phase II (127人)、EORTCAustral- Asian Phase III (363人)、合計527人におよぶ最終数値だけをコッピーしました。
私も二年半以上グリーベックを服用し、耐性がでるのではと心配しました、いやまだ心配しています。グリーベック自体が二次的突然変異を招くかその原因になるのではと、ネットで読めるペーパーをあさりましたがその様に結論ずける実験結果はまだ見つかっていません。「グリーベックを5年以上も服用し腫瘍が安定している」と案外多くのGIST患者らのLRGメールを読んで、大丈夫だと納得しようとしています。このDr. Michael Heinrichのリポートを読み、今は「グリーベック服用がGIST腫瘍の増殖を抑え、また縮小させて腫瘍内での二次的突然変異の可能性を抑えている」ーーと確信したいです。