南カリフォルニアは雨季に入り今朝はSunnySoCalでなくRainySoCalです。
昨晩書き込み前に見つからなかったPET Flareの詳細説明の文献を今朝みつけました。
http://www.ctos.org/newsletter/GIST_Newsletter0404.pdf の９ページに見られます。Figure 5は必ず見てください。米国でGIST病の医師として一番良く知られているGeorge D. Demetri, MDを含めた医師らにより2003年の3rd International Symposium on GISTに発表されました。

要約すると「イマチニブ（＝グリベック）を休薬するとFDG-PET Scansに非常に不吉な腫瘍増殖を知らす“PET Flare”現象がそれまでグリベック服用で腫瘍が縮小または安定化した多くの患者に見つかった。」Dr. Demetriの仮定は「イマチニブは腫瘍細胞を殺すのでなく休眠状態にした。休薬すると腫瘍細胞は見ざめ増殖活動が異常活性化し加速的に致命的なコースに入る。」彼は出来る限りのグリベック服用続行を強く勧めています。この9ページに見られるPET Scanの映像はたった11日の休薬後の腫瘍異常増殖を実証しています。腫瘍活動面積は25倍以上大きくなっています！

私はこの文献をみるのは初めてですが、これほどのグリベック休薬の悪効果に驚いています。皆さんよくよく休薬には気をつけてください。

下の書き込みをしています。
ご了承ください。

「Imatinib服用休日は病気進行リスクを高める」の題でMarch 20 Journal of Clinical Oncology (JCO)に発表されたとポール　シェイさんからLRG のe-mailで届きました。http://www.cancer.gov/ncicancerbulletin/NCI_Cancer_Bulletin_032707/page4　をクリックして見て下さい。これは　[683]「 Imatinib休薬は" PET Flare"をおこす」の諸医師の経験をヨーロッパで治験をし,その具体的な数値結果を報告したものです。

一年以上Imatinib (グリーベック) 服用そして病気が順調だった58人の患者を無作為に二分して治験をしました。服用継続した26人はグループ（ arm ）の内、8人 (3１%)が腫瘍の病気進行を経験しました。しかし、服用中断した32人の患者のうちの26人 (81%) は病気進行を経験しました。

病気進行を経験した26人はImatinib服用を再び続行し、その内24人は腫瘍コントロールを得ています。服用再開後、全体的な生存率、薬耐性は二つのグループ間では大差がなかった。最後に“Imatinibの休薬は一般的な治療として推薦できない”と。