先日こちらではじめて投稿させていただきました。少しでもお役に立ちたいのと情報交換できればと思い現在の状況を書きたいと思います。
母は１１月末に５センチ大の大腸の腫瘍を摘出しました。腫瘍は破裂していたようです。
３月のＣＴには肝臓と肺に転移が見られました。今は腸にも（右と左に）腫瘍があるようです。腫瘍があるためか腸閉塞を起こして入院している状態です。
５日の病理の結果ＫＩＴ陽性ということで今日からグリペックが始まりました。
ＣＤ−34（-）αーＳＭＡ（+）Ｓ−100（+）免疫染色ではこのような結果でグリペックが効くかどうかすごく心配です。あと大腸ＧＩＳＴの症例がとても少ないです。情報いただけると幸いです。宜しくお願い致します。大阪在住です。

私は一食道GIST患者です。
“大腸　GIST”で日本語サイトを検索したら
http://www.cancertherapy.jp/gist/2003_spring/pdf/2003spring_03-2.pdf
“小腸・大腸GISTの外科治療”を見つけました。これによると小腸・大腸GISTの予後が書かれていますがこれはグリーベック以前の文献です。

大腸直腸GISTは全体の10%の頻度であるとUpdate on the Biology and Therapy of GIST
https://www.moffitt.usf.edu/pubs/ccj/v12n1/pdf/44.pdf
に出ていました。これは無料でみられる最新(2005年1−2月)のGIST総合的なリポートです。

このリポートの Immunohistochemistry - 免疫組織化学 (Page 3 ) の最後に
“In addition to expression of KIT, approximately 60% to 70% of GISTs show expression of CD34 (19,20) and 20% to 40% show immunopositivity for smooth-muscle actin. Although GISTs rarely express desmin (<2%) or S100 (<5%), the presence of these does not exclude benefit from imatinib mesylate.（21）”

“KITの表現に加えて、およそ60%〜70%のGISTはCD34の表現を示します、そして、20%〜40%は平滑筋アクチン(SMA) 陽性を示します。GISTはdesmin (2%) またはS100 (5%) らの陽性をめったにしめしませんが、これらの存在はimatinib mesylate（グリーベック）の効果に関係ありません。”と書かれています。

ただ“これら‐these”はdesmin とS100に限られるか、それともCD34とSMAも含めてグリーベックの効果に関係がないか一寸私には判りません。

GISTの診断最前線　 http://www.gist.jp/trend/02.html も見てください。

むしろKIT蛋白突然変異のあるーなし、またKIT突然変異の場所にグリーベックの効果の大差があるようです。私の返信959と962を見て下さい。

お返事ありがとうございます。とても感謝しています。
レス読ませていただきましたがとても難しい内容でした。それと腸閉塞の母にはいくらいいお薬があっても飲める状態ではないので、将来点滴もしくは注射での投与が出来るように開発される事を願いたいです。
SunnySoCal 様もお体大事になさって下さいね。ありがとうございました。