随分、ご無沙汰しています。しばらく掲示板を見れなかったのですが、皆さんの情報をとても頼りにしている一人です。GIST暦１１年の主人です。最初胃を全摘、７年後肝臓も３分の２切除、門脈再建という大手術を経て３年になります。術後、入退院を繰り返し、グリベックの副作用もひどく、服用も諦めかけていました。ところが、昨年末より錠剤のグリベックにしてみたところ、以前の副作用がうそのようにありません。全く無しというわけではありませんが、今は４００mg服用できています。本人も”生きる望みが出てきた”と言って喜んでいます。 皆さんはどうでしょうか？とても嬉しい体験になったので書き込みさせてもらいました。次回の検査で良い報告ができることを楽しみにしています。
私の家内が病院に初めて行ったころですから、２００３年の７月ごろから服用されていましたよね。味覚障害などがあるということでしたが、それも錠剤に変わってからは、ありませんか？だとしたら、すごい！ よかったですねぇ！
タッチ様のご主人のグリベック錠剤の副作用の良変化に興味をもち調べてみました。私は2004年9月から400mgの錠剤を最初からとっているので同じ様な個人経験はありません。カプセル剤と錠剤の薬物動態がグリベック2005 年7 月医薬品インタビューフォームⅦ．薬物動態に関する項目として33ページに見られます。 http://www.novartis.co.jp/product/gli/if/if_glitab.pdf その表を下にコッピーし両者を比較しました。 Cmax (ug/mL) Tmax (h） AUC0-96 (ug･h/mL） T1/2 (h）カプセル剤 400mg 1.75±0.70 2.98±1.09 27.4±12.9 15.8±2.9錠剤 400mg 1.64±0.60 3.10±1.04 26.4±11.7 15.9±3.1錠剤/カプセル剤 93.7% 104.0% 96.4% 100.6%観察されるのは錠剤はカプセル剤に比べて最高血中濃度がカプセル剤の93.7%で最高値に達するのに12分間ぐらい遅れます。また通常用量での血中濃度は96.4%である。しかしハーフタイム、半減時間は殆ど同じである。これらカプセル剤と錠剤の薬物動態数値を比べると錠剤は最高血中濃度が多少低くなることでしょう。すなはち錠剤400mgはカプセル剤の375mg－386mgとなる。しかしこれ等の数値は外国健康成人30 例のデータでGIST患者にはその差の影響は大きいかもしれない。このグリベック医薬品インタビューフォーム33ページの下に薬物動態数値のグラフが見られる様に薬の血中濃度は一日に大きく変化します。34ページに28日服用後のグラフによると血中濃度は服用24時間後にピークの半分以下になります。 肝臓によるグリベックの新陳代謝が低下しているGIST患者の半減時間が長くなり血中濃度が異常に高くなると読んでいます。
いろいろ教えて頂いてありがとうございます。カプセルの時の味覚障害も今のところ、大丈夫です。浮腫や足の攣り等の副作用はありますので、利尿剤で調整はしています。３月にＣＴの予定があるのでその結果報告をまたしますね。私たちも薬が効いていることを、祈るだけです。
