今晩GIST患者のための情報ページのFAQを読み、グリベックの皮膚漂白副作用の原因を大阪大学大学院医学系研究科臓器制御外科講師 西田俊朗先生の回答で見つけました。それをコッピーしました。これは http://www.glivec.jp/faq/q_098.html で見られます。
[ Q: KIT (CD117)とはなにか?
A: チロシンキナーゼ*と呼ばれる酵素の一種で、造血幹細胞、消化管の間葉細胞、及びメラニン細胞などの成長や増殖などの役割を担っています。このKITの異常が、消化管間質腫瘍(GIST)の主な原因であると考えられています。
*チロシンキナーゼ:体内の細胞は、機能を維持するために蛋白をリン酸化、もしくは脱リン酸化を繰り返しています。リン酸化を受けるアミノ酸はセリン、ス レオニン、チロシンがありますが、そのうちチロシンのみを選択的にリン酸化する酵素を意味します。多くのチロシンキナーゼは、細胞の増殖や分化に深く関与 しています。]
グリベックは異常KITと合体しGIST細胞に増殖せよとの信号伝達を阻止して腫瘍の増大を防いでいると理解しています。しかしこの効果がメラニン細胞また造血幹細胞にも影響し色白になり、また血球の減少の副作用と出るのでしょう。