今回、再発及び肝転移が確認されグリベックを勧められたとき、「入院、手術はしなくていいんですね?」とドクターに聞いたところ「いや・・・しなくていいというより、できへんしなぁ・・・」と言われました。手術ができない理由ってなんでしょうか。肝臓だからでしょうか、肝臓の三分の二が腫瘍で埋まっていたからでしょうか。肝臓そものもは手術とかできる場所ですよね??
部位によっては手術が困難であったりしますので次の診察の時にでも、じっくり聞いてみてはいかがでしょう。メモなどに聞きたい事を書いておくと便利ですよ。やはり現在の状況と今後の治療の方向をしっかり把握しておいた方がいいと思います。
夕月さま、はじめまして。陰陽師と申します。手術不能と先生がおっしゃられた訳ですが、想像するに、「多発性の肝転移」だからではないでしょうか?通常、再発例においては薬物療法が優先されると思いますが、単発の肝転移なら手術する可能性もあると思います。しかしながら、一箇所摘出しても、治療上メリットがないような場合の多発性の転移においては、薬物療法が施行されると思われます。主治医の先生は、このような観点から、「できない」とおっしゃられたのではないでしょうか?あくまで推測で、無責任な書き込みになってしまいましたが、ご容赦くださいませ。
メモですね。のほほんとしているので、ついつい肝心なこと聞かずに帰ってきてしまうんですよね^^;今回は肝臓を含め3個育ってましたから「多発性」でしょうか。
夕月さま、グリーベックは多いに期待できると思います。グリーベックがGISTに効果があると発表され其の後特別扱いで米国FDA承認のもとがヘルシンキ大学2001年四月のリポートです。最初のリポートなので私ら素人でも良く解る具体的なデータが出ています。患者は当時50歳の女性で数回の手術後、腫瘍が肝臓、子宮、他の腹部に転移し、さじを投げかけ最後策として新薬グリーベックを患者の同意を得て試し驚異的な良結果を得ました。607に書いた一部をここに繰り返しました。“私の腫瘍はグリーベック服用三ヶ月後のPETスキャンで腫瘍活動は消え、縮小が認められました。―― フィンランドの――MRIに写った112.5cm2総面積の腫瘍がグリーベック投与二週間後に67 cm2に縮小、一月後に54cm2、二ヶ月後に42cm2、四ヶ月後に36cm2、五ヶ月後に33cm2、八ヶ月後に28cm2に縮小したとリポートされています。このリポートでCML(慢性骨髄性白血病)治療に開発された薬がGIST腫瘍治療に驚異的な効果あるとわかった始まりです。――投与前と四ヶ月後のPET Scanの映像が 最近のリポート http://www.liferaftgroup.org/CTO-Helsinki_newsletter_r151.pdf のFigure 1で見られます。このPET Scan影像ではGIST腫瘍四ヶ月後にきれいに無くなっています。これはGIST腫瘍組織の増殖が見られなくなったと解釈できます。(実際は腫瘍組織が体内の他の細胞以上に糖分を消費していないーー即ち一般細胞以上の速さで増殖していない。GIST腫瘍が消えたのではありません。)大半のGIST患者がグリーベックで助かっているようです。最近FDAに新薬スーテントの承認願いが出されました。(561,567参考)他の新薬も臨床テスト中です。ご存知とおまいますがGISTは非常に稀でまだ病気治療法も大いに前進中と見ています。ですからGIST治療知識と治療経験のある医師を探し自分の明日を得ることが非常に重要だと考えます。そのような医師がいると思われる国内施設は義男くんの622を参考にして下さい。また607に[GIST研究会]のサイトからのリストも見て下さい。