事件が解決してから書こうと思ったのだが、今の時点での私の雑感おば・・・
今回、自衛隊を派遣しなければ、人質事件は起こらなかったという論理をかざす人がいるが、今回は小泉首相が早々とアメリカのイラク攻撃を支持した時点で、イラクの民は日本をアメリカ仲間と思っているので、派遣しなくてもこのような問題は発生した思う。
次に、自衛隊を派遣せずに、民間の支援団体を派遣すればよかったという論調も有るが、そもそも自衛隊を派遣しようとしたのは、民間人を危険地帯（政府は否定しているが）に派遣するには危険だという発想からきていると私は理解している。
平和ボケしている人間には理解できないのかもしれないが、戦場では兵士も民間人も関係ない。そんなところに丸腰の人間を派遣するのは狂気の沙汰でしかない。そうなると、今回の自衛隊の派兵は妥当だと思う。

大体やねぇ〜〜、ここまで問題がこじれたのは、アメリカがさっさと富の分配を済ませればよかったんだと思う。
自由という腹の膨れないものをもたらしても、誰も喜ばないと思う。
民が餓えていなければ、叛乱が起きにくいというのは自明の理だと思うのだが・・・

2004年04月12日 (月) 23時18分

　先ほど、「人質解放」のニュースが。
　http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040416-00000087-mai-int

　でも、これで全てが解決という訳ではないのは言うまでも無いでしょうね。自衛隊派遣の有無に関わらず、現在のイラク情勢を考えたら、当然起こりうる事態でしょうから。そうなると、カモネギさんの言うように、「日本＝米国の同盟国」という事で、危険に晒される対象でしかない。
　今のイラク、米国国内では「ベトナムの二の舞」のように思われてるが、個人的には「ソマリアの二の舞」のようにも思えてならない。占領政策の失敗（と言うより前段の戦争行為そのものも疑問に思われてるが・・・）で、いたずらに混迷を深めている状況。こんな状況下の中で、某国首相はまだ「戦闘地域は無い」とか言い張るのか！
　・・・・・すいません、話が逸れました。

　まあ、今の「戦争状態に近い」状況では、「戦闘地域がないから自衛隊を送り出せる」といった派遣根拠は通用しないだろうし、そこまで米国に尻尾振って、媚売ってまで派遣する必要性は無いと感じている。
　もっとも、今の政権では米国追従こそ「日本を守る為の良策」となると、自衛隊派遣は必然となってしまうのだが・・・（苦笑）

HOME 2004年04月15日 (木) 22時29分

「イラク人を嫌いになれない」ですと
「イタリア人」人質家族が聞いたら
どう思うんでしょうかねぇ？？？

解放の映像みてムカついたのは部長だけ？
何なのあの態度は・・・

2004年04月17日 (土) 20時16分

＞部長さん
＞「イタリア人」人質家族が聞いたら
　どこかの雑誌か新聞で見たのですが、誘拐されたイタリア人というのは、イラクでの活動については本人も家族も承知していたとか。つまり、「危険」を覚悟で行ったそうです。

　今回の件で被害者およびその家族が非難されるのは、自分らのことを棚に上げて（「準備不足」のままイラク入りしたとか、それを止められもしなかったのに無理難題な要求を政府にしたとか）騒ぎ立てたことがクローズアップされたものでしょうけど、それに対して政府とマスコミが結託してバッシングを行うというのはどうもねぇ・・・

HOME 2004年04月25日 (日) 11時05分

　今回の「自己責任論」を巡って、世界中から非難を浴びてる日本政府、というより日本社会。こりゃ、コラムか何かで自分の考えを書いておこうかな・・・。

　私としては、このような「エキセントリック化」した社会というのに少し首を傾げたくなります。何か、「自己責任」というものを履き違えて考えてるのではないか？という事で・・・
　少なくとも、山での遭難事故と同一視するのもおかしいし、海外での誘拐事件と照らし合わせたら今回の件は明らかに以前のものと対応が異なってます（かつての若王子さんとか、コロンビアでの邦人誘拐とか）。

HOME 2004年04月25日 (日) 11時09分

　明日３０日に、人質被害者の記者会見があるというので、土曜日に更新する際に自分なりの意見を書いておきたいところです。

　ただ、今回の問題でどう書くべきか迷うのは、今回の事件と自衛隊派遣（派兵）の問題との関連性についてだと、自分では思ってます。本来は別物である今回の問題、人質の家族が無理に自衛隊撤退を要求して、そこから問題がこじれて、現在の「自己責任論」に発展した経緯があるだけに・・・。

　余談だが、某議員の「反日分子」発言については、全くもって論外。信条（心情？）はともかく、言ってはいけない事も分からぬ輩に、国会議員は務まらんぞ、本当に（怒）。

HOME 2004年04月29日 (木) 21時24分