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《幻想の書 その出自と謎にせまる》2012年1月28日(土)開場18:30/開始19:00出演:東 雅夫(『幻想文学』編集長)/礒崎純一(国書刊行会・編集長)“国書刊行会の幻想文学をになってきた礒崎純一とかつて時代を席巻した『幻想文学』の編集長であり、現在は幻想文学をはじめとするアンソロジストとして活躍している東雅夫との幻想文学対談。日本の幻想文学はこの二人によって培われたと言っても過言ではない”料金:前売り1500円/当日1800円予約・お問い合わせは>>パラボリカ・ビスさんまで。◎東雅夫さんと礒崎純一さんのトークショーです。『書物の宇宙誌 澁澤龍彦蔵書目録』(国書刊行会刊)を拝読して以来、お二人の交歓は嬉しいので管理人も密かに予約しておきました。
予約していた《幻想の書》対談、無事に参加することができました。国書刊行会の主要幻想シリーズを『世界幻想文学大系』にはじまり『日本幻想作家事典』まで通観しつつ、「金羊毛」から季刊「幻想文学」、「夜想」や「Ur」のお話も絡まって三つ巴、「幻想文学」・国書刊行会・「夜想」が勢揃い。夜想人形展の人形たちやたくさんの国書刊行会の本に囲まれた会はとても贅沢でした。◎質疑応答で、「幻想文学」の石堂藍さんから礒崎さんへ国書刊行会の本を三冊選ぶとしたら?という質問があり、『バベルの図書館』シリーズ、『山尾悠子作品集成』、『書物の宇宙誌 澁澤龍彦蔵書目録』とのこと。今年は『新版・バベルの図書館』や山尾さんの新作、「幻想文学」での、東さんによる各氏へのインタビューを纏めた本も刊行予定とのことです。国書刊行会さん、創立40周年おめでとうございます。
「幻想文学」誌では“石の夢・石の花”の10号、「夜想」誌では“マンディアルグ×ボナ”の1号が一番に思い浮かびます。国書刊行会では、『フランス世紀末文学叢書12 室内』メーテルリンクの印象が鮮明です。◎ちなみに国書刊行会刊の装丁担当書で三冊選ぶとすると……山尾悠子さんの書き下ろし「ラピスラズリ」、無理にグラシン紙をつけていただいた「ネクロフィリア」、本文設計から撮影までとても長い期間心配した「書物の宇宙誌 澁澤龍彦蔵書目録」かな…でも何か大切な本を忘れているような気がする……どれか選ぶのは難しいものです。
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