| [582] バスミッション9-2「双刃の邂逅」前半 |
- バス民 - 2003年10月25日 (土) 01時06分
バスミッション20「双刃の邂逅」
・指令内容 ザルカバードにて、ある冒険者が、 何者かに襲われた。 その風貌は、明らかに暗黒騎士ザイドに 間違いないという……。 まずは大統領執務室に行き、 話を伺うように。
<大工房のガード>
Malduc : 北の地に調査に 向かったある冒険者が、 何者かに襲われたらしいのだ。
Malduc : それが話を聞くと、 その風貌は明らかに暗黒騎士ザイドだった、 と言うのだ。
Malduc : ザイドとおぼしき人物は、 逃げ帰る冒険者に、手紙を渡したらしい。 その手紙の内容が何やら問題らしいのだが……。
Malduc : ひとまず 大統領執務室に向かうように、 とのことだ。
ミッションを受けた!
<大統領執務室前>
Iron Eater : おお、君か。 とても信じられない話だが、 どうやら本当らしいのだ……。
Iron Eater : あの暗黒騎士ザイドが 北の地の調査に訪れた冒険者を襲った。 そして、隊長に手紙を持っていけ、と……。
Iron Eater : その手紙の内容が 信じられないものだったのだ。 そのために今……。
Iron Eater : いや、まずは入ってくれ。 話はそれからだ……。
<大統領執務室>
Volker : どういうことですか、 プレジデント!
Volker : 30年前の事件の真相を 私に隠していた理由をお聞かせ願いたい!
Cid : いや、フォルカー……。 別に隠していたわけでは……。
Volker : 工房長も…… ご存知だった……?
Cid : う、うむ…… まあ、なんというか、その……。
(フォルカー、PCの方を向く)
Volker : ……君も……か?
Volker : 30年前の事件の真相を 知らなかったのは、その呪われた血に 連なる私だけだったと!?
<回想>
Ulrich : 無様だな、ラオグリムよ!
Raogrimm : ウルリッヒ、貴様……!
Ulrich : 前からおまえは、気にくわなかったんだよ!
Raogrimm : 自分が何をしているのか、 分かっているのか?
Ulrich : 黙れ!
Raogrimm : ……コーネリア!?
Ulrich : う、ああ……。
<回想終了>
Volker : 決して、あの叔父に 影響されて銃士隊に入った訳ではない……。 しかし、昇進するたびに叔父の力だと 陰口をたたかれ……。
Volker : ミスリル銃士となり、 その隊長にもなったが、待っていたのは この真実か!? そしてその真実も 隠されるような薄っぺらい信頼か!?
Karst : ……だからどうした?
Volker : ……何?
Karst : 私も工房長もおまえに 明かさなかったのは、こうなることが 目に見えていたからだ。
Karst : 実際、その通りだろう。 それとも、一緒にその呪われた運命を 嘆いてほしいのか?
Karst : おまえには関係ないと なぐさめてほしいのか? それでおまえの心は安まるのか?
Karst : どうやら、 貴様を買いかぶっていたようだ、 フォルカー。
Cid : カルスト! 口が過ぎるぞ!
Karst : 今の貴様など役に立たぬ。 さがれ。 当分の間アイアンイーターに 隊長代理をまかせる。
Iron Eater : プレジデント!
Karst : 貴様が役立たずの ままならせめてNo.2のザイドとやらを ここに連れてこい。 よっぽどおまえより 役に立つだろうな。
Volker : ……わかった。 プレジデントの意思に従おう……。
Iron Eater : 隊長……っ!
Cid : わしの……せいだ。 いつか話そうと思いながらここまで……。
Karst : そこまでの 男だったということです。 おかげで冒険者に説明する手間も省けました。
Karst : おそらく、ザイドの意図は フォルカーを呼び出すことだろう……。 そのために、冒険者を追い払い、 真実を告げる手紙を持たせた。
Karst : しかしフォルカーの あの様子では、果たしてザイドと 向き合う決心もつくかどうか……。
Karst : フォルカーが迷いを 断ち切るのを待ってる訳にはいかぬ。 冒険者を襲ったザイドをひったててこい。
Karst : 罪人をして扱うか、 フォルカーの後釜に据えるかは 私が決めよう……。
Iron Eater : プレジデント! それではあんまりです! 隊長も、ザイドもこの国のために……。
Cid : そうだぞ、カルスト! おまえはそんな男ではないはずだ。 一時の感情にまかせてそのような……。
Karst : これは…… プレジデントの命令だ。二度は言わぬ。
Karst : 奴には人望がある。 銃士ではこの調査は務まらぬ。 有能な冒険者を彼の地に派遣しよう。
Karst : 闇の王を倒した 冒険者なら……できるはずだ。
Iron Eater : ……。
Karst : 行ってくるのだ……。 再び決戦の地、ズヴァール城へ。

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