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[605] 限界5後半
白ったる - 2003年12月21日 (日) 15時32分

<BCクリア>

Maat:うぅむ・・・・・・。見事だ。
 お前さんの実力、しかと見せてもらったぞ。
バトルフィールドクリアタイム:*分**秒
現在のベストタイム:*分**秒
呪符デジョンを手に入れた!
<me>は、サポートジョブ無効の効果がきれた。

BCから帰還後、Maatに話しかける。

Maat:うむ、見事であった。
 あの戦いぶりを見させてもらえば、ワシも
 安心じゃ・・・・・・。
Maat:のぅ、お前さんは
 この賑やかなジュノが、かつては寂れた漁村だった
 などと、信じられるか?
Maat:今のジュノしか知らぬ者には
 無理もあるまい・・・・・・。
 おぉ、そうじゃ、おもしろい話を教えてやろう。
Maat:かつてのジュノに腕っぷしの強い
 船長が1人おってな。
 彼は貧しくとも暖かい人々が暮らす、
 そののどかな漁村が大好きじゃった。
Maat:ところがじゃ。ある時、その船長が
 大時化の海で不思議な2人組を助けてから、
 運命の歯車はめまぐるしく動き出したのじゃ。
Maat:その2人組が、たいそうな
 知識と指導力を持っておってな、短期間で
 その村を大都市へと変貌させてしまったのじゃ。
Maat:最初は船長も村の発展を歓迎したんじゃ。
 じゃが次第に、本当にこれでいいのか、
 彼らは何か別の目的があるんじゃないのか、
 と疑問を持つようになったのじゃ。
Maat:じゃが、もう何もかも遅すぎた・・・・・・。
 既にジュノに住み人々の心も考えも、
 彼の知るジュノではなくなっていたのじゃな。
Maat:それでも船長は、自分の目が黒いうちは
 自らの手でこのジュノを守っていこう・・・・・・、
 そう心に誓ったそうじゃよ。
Monberaux:やぁ、マートさん。
 どうですか、調子は?
Maat:おぅ、モンブロー。
 いつもご苦労だな。
Monberaux:相変わらず元気そうですね。
Maat:うむ、ピンピンしとるよ。
 お前さんは商売上がったりじゃる、
 フォッフォッフォ!
Monberaux:結構なことですよ。
Monberaux:ところでマートさん・・・・・・。
Maat:ん?
Monberaux:その船長さんが守ろうとしたものって
 何だったんですかね。
Maat:・・・・・・。
 そうさなぁ、しいていえばみんなの
 笑顔とかではないかの。
Monberaux:フフッ、そうですね。
 案外そういうものなのかもしれませんね。
Maat:じゃが、それを奪おうとする者は
 案外近くにいたりするもんなんじゃよ。
 彼はそれを許せんかったのじゃろうな。
Monberaux:・・・・・・マートさん。
Maat:じゃぁ、私はまたいつものように
 このあたりをまわって帰ります。
 くれぐれもお気をつけて。
Maat:心配無用じゃ。
 それよりもモンブローよ、ウォルフガングのことを
 頼むぞ。あやつももう少しいろんなものが
 見えてくれば、また変われるんじゃろうが・・・・・。
Monberaux:えぇ・・・・・・。
Maat:さぁてと・・・・・・。
Maat:ワシはおそらく真実を知ることは
 できぬだろう。それには少々歳を取りすぎた。
 だから次代の若者たちにしっかりと確かめて
 ほしかったのじゃ。
Maat:そして、自分の守るべきものを、
 全力で守ってほしい。今のお前さんなら、
 それができるはずじゃ。そうでなければ、これまでの
 努力が無駄になってしまうからな。
Maat:何事にも始まりと終わりがある。
 じゃが、終わらない想いもまた、あるのじゃよ。
Maat:これが得体の知れぬ老いぼれの、
 ひそかな願いじゃ。
 ・・・・・では、な。

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