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[579] ジラM 宿星の座
N - 2003年10月24日 (金) 17時49分

Aldo : ち……、やられた。
Zeid : くっ、体が動かん……。
これがクリスタルに接触した者の力か。
Eald'narche : やあ、おまえ達か。
ついに、ここまで来たね。
Eald'narche : さて、と。
それじゃ、めんどくさい挨拶はぬきだ。
お互い手の内は分かってるしね。
Eald'narche : 単刀直入にいこう。
クリスタルラインの復旧に邪魔な獣人どもは
おまえ達冒険者の働きでいずれいなくなるだろう。
修復が済み次第、ここで神の扉を開く。
Eald'narche : その時ヴァナ・ディールが
どうなるかはわからない。だが、神の扉を
くぐれば真世界に……、神々の楽園に入れる。
ジラート1万年の夢が、ようやくかなうんだ。
Eald'narche : おまえ達は、どうする?
僕と共に神の扉をくぐらないか? より高い
次元の生命に生まれ変わりたくないか?
それとも……
Eald'narche : ことわる?
どうしようもないバカだな、ほんと。
最後のチャンスだっていうのに。
Eald'narche : より高い次元の、
新しい生命になれるっていうのに……。
愚かで、救いようないよ、ほんとに。
Eald'narche : でも、まさか本気で
思ってるわけじゃないよね、自分たちで
何かを変えられるだなんて?
Eald'narche : ちっぽけでさ、
とるにたらない、くだらない存在でしかないよ、
人間なんて。内に闇を抱え込んで、世界を
どんどんダメにしてくばかりじゃないか。
Eald'narche : まあ、いいや、
そんなにムダ死にしたいって言うなら、
べつにどっちでもかまわないよ。
Eald'narche : 僕の計画に
協力しないというなら……、
おまえ達はここで終わっちゃえ!

<第一形態撃破>
Eald'narche : ふふ……なかなかやるじゃないか。
悪いね、おまえ達を甘くみすぎていたよ。
Eald'narche : 遊びは終いだ。
僕の本当の力をみせてやろう!

<第二形態撃破>
Eald'narche : そんな……!?
どうして……
Eald'narche : く……、カムラナートと同じで
しょせんは僕も、ここまでの存在でしか
なかったってことか……。
Eald'narche : しかし、まだ終わらないぞ。
こうなったら、現状のまま不完全な
クリスタルラインを稼働させてやる!!
Eald'narche : クリスタルの力が暴走して、
今一度メルトブローが引き起こされるぞ。
そうすれば、世界はまた……
Eald'narche : おまえ達はよくやったよ。
……でもね、これで終わりさっ!
Zeid : ……なんという光景だ。
Eald'narche : 集束がはじまった……。
もう間もなくすべてが終わる、僕の夢とともに。
Aldo : なんてこった……
このまま終わっちまうのかよ。
Zeid : もはやこれまでか……。
Lion : くっ……いけない……。
Lion : いろいろ考えてみたけれど
この方法しか思い浮かばなかった……。
Lion : ごめん、<me>。
あの約束……守れないかもしれない。
Aldo : お、おい! なにをする気だ!?
Zeid : ライオン!?
Eald'narche : なんだこのノイズは!?
Eald'narche : クリスタルの力が
消えていく……そんな、そんなバカな!?
Eald'narche : くそ、もう一度だ、もう一度……。
Yve'noile : ダメよ、エルドナーシュ……
いけない……
Eald'narche : ……!?
Yve'noile : これ以上この世界を……、
ヴァナ・ディールを傷めてはいけません。
Yve'noile : ヴァナ・ディールを傷つけることは、
あなたの夢みる真世界をも害することに
なるのですよ。
Eald'narche : イブノイル……。
Yve'noile : あなたになら
わかるでしょう、エルドナーシュ?
Yve'noile : なにものにも終わりはない……、
ただ、カタチを変えるだけ。
Yve'noile : あなたにも、その時が来たのよ。
Yve'noile : さあ……。
Yve'noile : また会いましょう、
真のクリスタルの戦士たち……。
  
Aldo : ふぅ……、とりあえずこれで、
ジラートのヤツらの計画は阻止できたな。
お前達のおかげだよ。
Aldo : それと、ライオンのな……。
Aldo : あいつがあの時、
ああしてなければ今ごろこの世界が
どうなっていたことか。
Zeid : こころから礼を言おう、
この地に生きる、あらゆる生命を代表して……。
Aldo : さあ、それじゃそろそろ帰るとしようぜ!
こんなところに長居はゴメンだ。
Aldo : それによ、いつまでも
くよくよしてたら、あいつに笑われちまうからな!
Aldo : 先に行くぜ。
じゃあな、<me>!
Zeid : 私も行くとするか。
いずれまた会おう、勇者達よ。
我らが祝福の地、ヴァナ・ディールにて……。
  
   伝説は、こうはじまる。
   すべての起こりは「石」だったのだ、と。
   遠い遠いむかし、おおきな美しき生ける石は
   七色の輝きにて闇をはらい、
   世界を生命でみたし、偉大なる神々を生んだ。
   光に包まれた幸福な時代がつづき、
   やがて神々は眠りについた。
   世界の名は、ヴァナ・ディール……
 
   しかしいつしか、
   祝福されしヴァナ・ディールの地に、
   おおいなる災いが満ちる。
   何万年の長きにわたり
   暗黒を退けていた古の封印がやぶれ、
   終わりなき悪夢が目覚めようとしている。
   罪なきものの血が大地を流れ、
   世界は恐怖と哀しみ、
   絶望におおわれるであろう。
 
   だが、希望がないわけではない……。
   どんな嵐の夜をもつらぬき、
   輝くひとつの星がある。
   どんな獣の叫びにも消されず、
   流れるひとつの唄がある。
 
   その星はあなたの星、その唄はあなたの唄。
   そしていつの日かそれは、
   わたし達みんなの夢となり、
   祈りとなるだろう……。いつか、きっと。
   おお、輝け、星よ! 響きわたれ、唄よ!
   永遠を超えてさしのべられた手と手は
   もう、放されることはない
   もう、ほどけることはない



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