| [566] 君への忘れ物オファー |
- くつろいだ樽 - 2003年10月22日 (水) 13時37分
Kurou-Morou:ようこそ! わたくしは占い師のクロウモロウです。 Kurou-Morou:あなたがここへ立ち寄ったと いうことは人生の岐路において迷っていらっしゃる ということ…… Kurou-Morou:……ん? Runga-Kopunga:やあ、チュルルさん。 どうだい、調子は? Chululu:ルンガコプンガさん! どうしたの? 突然。 Kurou-Morou:……ルンガコプンガ? Runga-Kopunga:この前の話 考えてくれたかな、と思ってね。 Chululu:あたし、うれしいけど……。 Kurou-Morou:この前の話? Runga-Kopunga:だったら、決まりだ。 すぐに行こう! Runga-Kopunga:じっとしていたって 何も変わりはしない。生まれ変わるんだ、 新しい自分に! 可能性を信じて。 Kurou-Morou:(何の話だろう? 生まれ変わるとか、どこか行くとか……。 チュルルを連れていっちゃうのか?) Runga-Kopunga:よし。これで 今までの自分とはお別れだ。チュルルさん、 例の場所で待っているから。 Kurou-Morou:(……まさか、駆け落ち? チュルルが? ど、どうしよう。このままじゃ 行っちゃう……。と、止めないと!) Kurou-Morou:(でも、どうやって? 僕が何を言っても、チュルルは聞く耳持たない だろうし……。第一、断られでもしたら僕は。) Kurou-Morou:(だからって、みすみす このまま駆け落ちさせるわけには……。) Kurou-Morou:……あの、もしもですよ? もし、あなたに好きな人がいて、その人がどこか 遠くへ行っちゃうとしたら、どうします? 自分の気持ち、言えますか? 仮定の話ですけど。 (・言える) Kurou-Morou:……そうですか。僕にはその勇気が うらやましいです。 Kurou-Morou:あわわわ、たとえばの 話ですよ。そんな真剣にならないでください。 僕には全然関係ありませんから。 Kurou-Morou:(なんとかこの気持ちを…… でも、でも、そんなことできっこない。) Kurou-Morou:ハァ、どうしたら いいんだろう。後悔はしたくないし、 でも、もし断られたら顔をあわせにくいし……。 困ったなぁ……。
Chululu:……あぁ、あたし、どうしたら いいのかしら。思い切って聞いてみたいけど そんなことできやしないし……。
Ilumida:あら、いらっしゃい。 時間があるのでしたら、お茶でもいかがです? わたしも、少しお話したいですし。 Ilumida:この小箱、主人からの プレゼントなんですよ。 Ilumida:でもね、ほら。特別きれいな わけでもないし、カギがないから開けることも できないの。こんなものを、好きな人に贈る なんてねぇ。……ふふふ。 Illumida:プレゼントだって、これひとつ だけなんですよ? それも、「ほらっ」てただ一言 だけ。照れ屋で口下手で……。 Illumida:それでも、わたしには大事な 宝物なんです。おかしいでしょう、女って? こんな箱を、ずっと大切に持ってるいるんですもの。 Kurou-Morou:失礼します。 Illumida:あら、どなたかしら? Kurou-Morou:下層にて占い屋をしている クロウモロウと申します。突然の訪問、 お許し下さい。 Kurou-Morou:実は、お願いがあるのです。 その小箱、譲ってはもらえないでしょうか? Illumida:えっ? Kurou-Morou:お客様から聞きました。 イルミダさんが、随分古い小箱を持っているって。 それはもしや、魔法の小箱なのでは? Kurou-Morou:口下手な神様が、意中の相手に 言葉にできない想いを伝えるために使ったと いわれる……。 Illumida:……この箱が? Kurou-Morou:ご存知なかったのですか? Kurou-Morou:相手への想いが詰まった箱は 月から落ちてくる月の雫で開けることが できるんです。 Kurou-Morou:そのとき、奇跡が起こると いわれています。永遠の愛が約束される、と。 Kurou-Morou:……まさか、知らずに ずっと閉じたまま? Illumida:ええ。夫からの贈り物で……。 Kurou-Morou:僕はチュルルに、いや、その 幼なじみのやつに、どうしても伝えたいことが ありまして……。だから、その箱に自分の想いを 入れたいんです。 Illumida:自分の口で、その子に伝えれば いいんじゃないかしら? Kurou-Morou:言えませんよ、そんなこと! Illumida:もしかしたら、あの人……。 いえ、そんなねぇ? あんなに気のまわらない 人がそんな伝説を信じるなんて……。 Kurou-Morou:ボヤーダ樹で月の雫を手に入れれば 箱を開けて確かめられるんですが……。 それまでは、僕もその箱を譲ってもらうわけには いかないですし。 Illumida:ごめんなさい。また あなたに迷惑をかけてしまうけれど……。 お願いできませんか? 月の雫を。 Kurou-Morou:僕からもお願いします! もし伝説が本当なら、きっとご主人の想いが 入っているはずです。奇跡が起きるはずなんです!
幼なじみカプール萌え。月の雫ゲット後はログとんじゃったのでどなたか補完を。

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