| [565] サンドリアミッション9-2(全体) |
- patina - 2003年10月22日 (水) 11時02分
=== Area: Southern San d'Oria === Endracion : ついにこの時がやってきた。 このサンドリアを継ぐ、次期国王を選定する 「継承の儀」が北サンドリアの大聖堂にて行われる。 Endracion : 「成人の儀」のこともあり、 式には関係者以外は参加できぬことになっている。 しかし、貴公には大聖堂の周辺警備も兼ねて、 式への参加が認められている。 Endracion : 我々騎士団も式の際に 大聖堂に入ることは許されておらぬ。貴公が どれぐらい王室から信頼されているかが分かる。 まったくうらやましい限りだ。 Endracion : では、準備が整い次第、大聖堂に 赴いてくれ。 Endracion : ここだけの話、 貴公はどちらが継承者にふさわしいと 考えているのだ?
<<<トリオン、ピエージェの選択、ここでは”ピエージェ”を選択しました>>>
Endracion : そう考える者も 少なくないようだな。でもやはりこの大国を導く 王となると、多少強引なところをお持ちである トリオン様の方がふさわしいのかもしれぬ。 Endracion : もっとも我々が噂した ところで、聖剣がどちらを選ぶか次第なのだがな。 くれぐれも今の話は内密にな。ハルヴァー様に 大目玉をくらってしまうゆえ。 ミッションを受けた!
=== Area: Northern San d'Oria === Shamonde : これより次期国王選定式、 「継承の儀」をとりおこなう。 選定方法は、先だって発見されたランペール王の 石版に刻まれた内容…… Shamonde : “ドラギーユの真の継承者をもって 聖剣はその身を大気にさらさん その時、この世に光、満ちあふれん” Shamonde : この言葉どおりに行われる。 すなわち王子2人に、ここにある ランペール王の聖剣をさやより抜いていただく。 Shamonde : 聖剣を抜いたものこそが次期国王と 認められるであろう。 Shamonde : 陛下、異議はありませぬな。 Destin : ウム、異議はない。 Shamonde : では、まずトリオン王子に……。 待てっ……! Pieuje : 誰だ!? 現在、ここで何が行われているか 知ってのことだろうな? Rochefogne : もちろん、知っているとも。 知っているから来たのさ。 Pieuje : コトールポワン? なぜお前が……。 Trion : いや、その声は……、 貴様はロシュフォーニュ? Rochefogne : そう、俺だ。 お前たちの茶番劇などどうだっていい。 宣言どおり聖剣をいただきに来ただけだ。 Trion : お前は死んだはずではなかったのか! どういうことだ!?
Rochefogne : フッ、残念ながらあの暗殺者は 今頃海の底に沈んでいるだろう。一瞬の油断が 不幸を招くのだよ……。 Rochefogne : 隠蔽された彼らの存在が 俺にとっては幸いしたようで、この大聖堂にも たやすく入ることができた。 Rochefogne : この姫の首が体から離れるのを 見たくなければ、その剣をこちらに渡すがいい。 さぁ、トリオン! Trion : ウグッ……。 Trion : よし、分かった。 これから3つ数える。 私は剣を投げる。お前はクレーディを放せ。 いいな!? Trion : 1、 Trion : 2、 Trion : 3! Rochefogne : 賢明だな、トリオン。 Trion : お褒めいただいて光栄だ。 しかし、今のお前は騎士団に包囲されている。 果たしてここからどう脱出する? Rochefogne : この聖剣を手に入れるまでの 労苦に比べれば脱出などたやすきことだ。 Trion : では、その剣が聖剣でなかったら 貴様はどうする? Rochefogne : なに? まさか……! Trion : 貴様が来ることなぞ、 お見通しだったよ。死体があがらなかったの だからな。貴様のことだ、必ずや生きているだろうと。 もっとも兵に紛れているとまでは思わなかったがな。 Rochefogne : クッ……! Trion : 貴様とその古き闇、 永遠に断ち切ってしんぜよう。 この真の聖剣でな! Rochefogne : やめろ、トリオンッ!
Rochefogne : クレーディ、頼むっ! Rochefogne : やつらに、オークたちに剣を 渡してはいけないっ!! 渡しては……! Destin : いったいどうなっておるのじゃ? 聖剣はどうしたっ……!? Shamonde : オォ……、なぜだ! なぜ聖剣を抜いたにも関わらず、「楽園の扉」は 開かれん? Trion : 「楽園の扉」……? Rochefogne : 何を言ってる? あなたたちはあの危険極まりない剣に対して あまりにも無知だ! Rochefogne : あの剣こそ、タブナジアを 壊滅に導いた恐ろしい邪剣なのだ……! Pieuje : なぜお前がそんなことを? Rochefogne : ウグッ、20年前あの剣を抜き、 祖国を二度と還らぬ姿に変えたのは、 誰であろうこの俺だからな。 Trion : ! 何だと!? Rochefogne : 説明は後だ。剣を途中まで抜いた 今なれば俺がなぜ剣を封印しようとしていたか 分かるだろう、トリオン。 Trion : あの剣を抜いた時、 この世界の力をすべて手中に収めたような 気がした……。自分以外はこの世に必要ない、 そんな自分が、確かにいた。 Rochefogne : 姫があの夢幻花の花粉を 投げなければ、お前はあの剣に滅ぼされる ところだった……。 Rochefogne : 一刻も早くオークたちから あの剣を取り戻し、ランペール王の墓前に 納めなければ、また国を滅ぼしかねん、 急いでくれ……。 Claidie : ロシュフォーニュ!?
Trion : 聖剣が、聖剣ではなかった……? まさか……。 Claidie : しっかりして、兄さん! 彼の話を聞いたでしょう、すぐに オーク討伐軍を派遣しないと! Trion : ……。 Destin : うろたえるな、トリオン! ここは一旦撤収じゃ。王立騎士団は先のオークを追跡! 神殿騎士団は、市内に厳戒態勢を敷くのじゃ! 我々は城に戻り今後の策を練るとする、よいな! Destin : 教皇、あなたにも いろいろと聞きたいことがある。 答えてくれますな?
=== Area: Chateau d'Oraguille === Destin : そろったようじゃな。 あとはクレーディだけか。 Destin : どうじゃ? ロシュフォーニュの容態は。 Claidie : いまだ昏睡状態です。今は見守るしかないと 医者たちは言っていました。さやに収まっていたとは
いえ、あの剣で撃たれたのですから、かなりの ダメージだったようです……。 Destin : そうか……。 残念ながら今はくわしい話を聞くことはできんな。 じゃが、あの剣が継承の儀に用いられるものなどと いうのは、教皇の捏造した話だそうじゃ……。 Destin : 教皇は勝手に解釈した石板の内容を 我々に提示していたというわけじゃ……。 そこに書かれていた真の内容は、あの剣を決して 抜くことなく代々厳重に保管せよ、ということらしい。 Pieuje : 教皇がなぜそんなことを……? Destin : 教皇はあの剣こそ 「楽園の扉」を開く鍵だと思い込んでいた……。 それはどうやらジュノのエルドナーシュ公が 吹き込んだことらしいのじゃが……。 Destin : 我々王族の血をひくものしか 剣を抜くことができぬゆえ、弄した策が あの継承の儀だったというわけじゃ……。 Trion : すると、まさにあれは茶番……? Pieuje : そんなバカな……。 Destin : 教皇の真意は図りかねるが、 教皇もまた聖剣に惑わされた1人なのじゃろう、 我々と同じくな。 Trion : ……ではいったい、あの剣の正体は? Claidie : 今のところ、彼が言った 言葉を信じるしかないでしょう。 Pieuje : “あの剣こそがタブナジアを滅亡に導いた”……。 Destin : ウム……。 とにかくあの剣をオークの手に渡しては ならんことだけは確かだ。全軍をあげて剣を 奪取せねば。 Trion : 父上、この指揮はぜひ私に……! Destin : トリオン……? Trion : 剣がオークの手に渡ったのは 大聖堂での我が失態によるもの……! Trion : ロシュフォーニュと会見してみよという クレーディの進言も聞かず、すべて私の責任! 私が思い込んだばかりに……。 Destin : 思いあがるな、トリオン! Trion : 父上……!? Destin : お前は運命という名の舞台で 踊っているに過ぎぬ! 一度舞台から降り、 冷静になるがいい。 Trion : 父上……。 Destin : 今回の指揮はわしが取る。
Destin : トリオン、お前は前線に立て。 誉れ高きドラギーユ家にふさわしい働きを 騎士たちに見せ、我が家の武名を取り戻すのじゃ。 Destin : ピエージェは補給路を確保し、 前線のトリオンを支援してくれ。 Destin : クレーディ、お前は ロシュフォーニュを看病し、同時に監視もするのじゃ。 我々はまだ彼を全面的に信頼したわけではない。 Destin : (PCNAME)、こんな ドラギーユ王家を見て笑っているか。 だが、もしも、もしも我々を見捨てていなければ トリオンとともに前線に赴いてはくれぬか。 Destin : 我々が今、もっとも大切にしなければ ならないのは、我々を信じ続けてくれた民だ。 彼ら1人1人が築いた礎の上にわしらは立っておるの だからな。 Milchupain : 失礼します、斥候より伝令! 剣を奪ったオークたちは北の地フェ・インにて 陣を張ったとのこと! Destin : ウム、ご苦労。 Destin : では、騎士団をフェ・インに向かわせよ! そして、全将兵に伝えるのじゃ、 “これはサンドリアの命運をかけた戦争である” と!
=== Area: Fei'Yin === Milchupain : 報告いたします! オークどもはこの奥、ク・ビアの闘技場にて 陣をかまえているもよう! オークの主力部隊が 結集しているようです。 Trion : 報告、ご苦労だった。 ……どうやらク・ビアの闘技場が主戦場に なりそうだな。 Trion : 我らが栄光の騎士たちよ、 命が惜しいものはサンドリアに帰国してもよい。 だが、ここでやつらを殲滅せぬことには、我らが祖国、 いや、この世界を危機に陥れることになる。 Trion : ともに戦う決意のある者は 今しばらくその命を私に預けてくれ。 Trion : ……すまない、お前たちの その心意気、無駄にはせんぞ! 必ずや聖剣を掲げて、同朋が待つ サンドリアに凱旋しようではないか! Trion : では、作戦を告げる! ラーアルとクリルラの部隊はオークを1匹たりとも 逃がさぬようにク・ビアの闘技場を包囲せよ。 Rahal : お任せください。 Curilla : 御意。 Pieuje : 兄上の部隊は? Trion : 私の部隊は、ク・ビアの闘技場に 潜入し、中央突破をはかる。中には必ずや 指揮官クラスのオークが潜んでいることだろう。 Rahal : トリオン様自ら? それはあまりに危険! 承服しかねます! Trion : 何をいう、ラーアル。 それが命を預かった者の義務というものだろう。 ……それに私が倒れてもピエージェがいる。 Rahal : トリオン様……。 Trion : では、今より作戦を開始する。 祖国にて勝利の美酒に酔いしれる時は近いぞ! Curilla : トリオン様……。
Trion : クリルラ……。 Curilla : 命をおとされぬよう……。 あなたとの勝負はまだついていないのですから。 Trion : ウム、お前もな。 Curilla : では……! Pieuje : 兄上……。 Trion : 何もいうな、ピエージェ。 お前は補給線を確保していてくれればよい。 サンドリアは任せたぞ。 Pieuje : 何をいう、兄上。 私には見える、あなたが勝利し光の継承者と なる時が……。 Trion : フッ、気休めでもそういってくれると ありがたい。 Pieuje : 私にはこれぐらいしかできぬが……。 Pieuje : 兄上、我々はあなたを待っている。 必ずや……! Trion : ウム、お前も油断をするなよ。
=== Area: Qu'Bia Arena === Warlord Rojgnoj : やはり、来たな。 さきほどの斥候は逃げのびたか。 まぁいいだろう、所詮はザコだ。 Warlord Rojgnoj : ム……。 だが、冒険者だけで騎士団の姿は見えぬ、か。
なめられたものだな。 Warlord Rojgnoj : ここはワシが出るまでも なかろう。お前たちが思う存分やるがいい。
<<<オークいっぱいでてきます。倒すと>>>
Warlord Rojgnoj : 冒険者と思って甘く見ておれば! お前はそこかしこで暴れておるヤツだな? 同朋もお前の手によって何匹も屍と化した! 今度はお前が土へと還るがいい……! ??? : 待てッ! Warlord Rojgnoj : ヌッ、他にもいたかっ!? Trion : ついにこの長き不毛な争いに ピリオドを打つ時が来た……。 Trion : 我こそはサンドリア第1王子、トリオン。 怒れる獅子たちの咆哮に震えあがるがいい!
<<<戦闘中、トリオンのセリフ(WS撃つごとにしゃべってるっぽい)>>> Trion : 我が名はトリオン。胸の内から湧きあがる闘志は…… Trion : 烈火の如し!
Trion : サンドリアに生きる人々の 怒り、哀しみ、勇気、 その思いのすべてをこの剣にこめて…… Trion : わが魂、朽ち果てるまで!
<<<戦闘終了後>>> Warlord Rojgnoj : ワシらはその剣が憎い。 その剣がある限り、ワシらの中に 止めることのできない憎しみが生まれる。 Warlord Rojgnoj : どうか、それを封じてくれ。 そうすればお前たちへの憎しみ、捨てさることが できるのかもしれん。 Warlord Rojgnoj : お前たちとワシら、 いつの日か……。 Trion : 彼らの憎しみは、この世に生まれて しまったことへの憎しみなのかもしれんな……。 Nonterene : トリオン様、よくぞご無事で! おひとりでバトルフィールドに突入された時は どうなることかと思いました! Maunadolace : なにせ、我々が魔法陣を 調べても何も起こらず、入ることができなかったの ですから。あわててここへ来た次第であります! Trion : ウム、心配かけたな。 だが、(PCNAME)との 共同戦線によりオークどもを一掃し、剣も再び 取り戻すことができた……。 Trion : 改めて礼をいうぞ、 (PCNAME)。 Pieuje : 兄上……。 Trion : ピエージェ……、見ての通りだ。 お前がかけてくれた魔法が、我が命を 守ってくれたのかもしれぬな。 Pieuje : フッ、兄上らしくない言葉だ。 でも、ここはまだ休息の場ではない。 ラーアル・クリルラらの部隊との合流地点へ 急がねば……。 Trion : ウム、そうだな。 Trion : さぁ、我が、いや我らがサンドリアへ 帰ろうではないか! Trion : (PCNAME)よ、 ドラギーユ城で再び会おう! バトルフィールドクリアタイム:16分XX秒
=== Area: Chateau d'Oraguille === Destin : トリオンから話は聞いている。 お前の力なくしては今のサンドリアの平和はないと いっても過言ではあるまい。なんと礼をすればこの 感謝の気持ちを伝えられるじゃろう……。 Destin : ところで問題の剣じゃが、 まだロシュフォーニュが回復せぬゆえ、 詳細は分からぬのだ……。 Rochefogne : 陛下! Destin : おぉ、ロシュフォーニュ! クレーディからいろいろと話は聞いている。 身体の方はもういいのか? Rochefogne : ええ、このような自分を看病して くれた王女様たちには大変感謝しております。 Rochefogne : そして陛下、 なんとお詫び申し上げれば……。 Destin : ……こうして見ると確かにローテの面影が ある。だがまさかお前が、あの死んだと思っていた ロシュフォーニュとは……。そうと分かっておれば、 もっと犠牲は少なくてすんだのであろう。許してくれ。 Rochefogne : 陛下……。 Destin : 顔をあげてくれ、ロシュフォーニュ。 昔話に花を咲かせたいのはやまやまじゃが、 聞かせてはくれぬか、あの聖剣の話を……。 Rochefogne : えぇ、私もそのつもりでした。 Rochefogne : そもそもあの剣は、ランペール王が 分家であるタブナジア侯爵家へ厳重な保管を 命じたもの。我々タブナジア侯爵家の者は 成人の儀の際にそのことを知らされるのです。 Claidie : では、母上も? Rochefogne : そう、ローテ姉上も。 と同時に我々は「夢幻花」が剣に対して特別な力を 持つことも教えられました。 Claidie : 私があの時投げた……。
母上の遺言はそれだったのですね。 Rochefogne : だけど、私たちはその剣が 何であるのかまでは知らされてなかった……。 いえ、おそらく誰も知らなかったでしょう。ただ、 決して抜くことはならない、と言われていました。 Rochefogne : だけど、あの大戦の際に……。 Rochefogne : あの日、我々侯爵家は 獣人軍により陥落したタブナジアを逃れ、 サンドリアへと急いでいました。 もちろん聖剣もたずさえて。 Rochefogne : しかし、幼い私は自らの故郷が 目の前で焼かれるのに耐えられず、 荷の中にあった聖剣を手にし、みなが止めるのも 聞かずタブナジアへと戻ろうとしたのです。 Rochefogne : しかしその途中、オークの小隊に 見つかってしまった私はやむなく手にしていた剣を 抜いてしまった……。 Rochefogne : 抜いたと同時にまばゆい光につつまれ、 自分が全能になったような、あたかも神になったかの ような意識を感じた……。 Rochefogne : どれぐらい経ったでしょう、ある男に 起こされた時には、見知らぬ海岸にいました。 しかしすでに聖剣は手にしていなかった……。 Rochefogne : その男によると、 謎の爆発によりこの近辺は水没したとのこと。 やがて、ここがタブナジアの領地であり、その ほとんどが海の底に沈んだことも分かってきました。 Rochefogne : 彼によれば、オークが持ち込んだ 兵器が誤爆したのではないか、ということでしたが これだけ跡形もなくなるとそれも分からないだろう、 とのことでした。 Rochefogne : 私はその後もタブナジアに 引き返してからの記憶が何年も戻らず、その男の話を 信じていたのですが、ある時、ふとした拍子に 記憶が蘇り、そしてすべての真相が分かりました。 Rochefogne : あの剣を抜いたために、タブナジアが 消滅したのだと。自分の一族だけでなく、 罪なき民までこの手で殺めてしまったのだと! Rochefogne : 自分はそれ以来、自らの 幼き過ちを悔い、なんとしてでもあの剣を探し出し、 誰の手にも触れられぬよう封印するまでは 地獄すら行くことはできぬ、と誓ったのです。 Trion : にわかには信じられん話だが……。 Pieuje : あのタブナジアに獣人軍を集める、 という作戦はあそこに聖剣があったから成功したの かもしれないな……。なぜか獣人はあの聖剣を
生理的に憎んでいた、ということだから。 Pieuje : それにしてもなぜあなたは 無事だったのです? Rochefogne : 逃避行の最中、道端に咲く 美しい夢幻花を見て、ふとローテ姉上が草花を お好きだったことを思い出し、摘んで懐に入れた……。 あれが偶然、私を助けてくれたのかもしれない。 Destin : しかし、ランペール王はあの剣を手に サンドリアを平定した、と伝えられている……。 そんな恐ろしい剣をなぜ? Rochefogne : それは私にも分かりません。 しかし、あれを我々が手にすること自体が そもそもの間違いなのです。 Rochefogne : 今我々がなすべきことは、あの剣を 封印することです。それもランペール王の力を 借りることになるでしょう……。 Destin : うむ、それならば ここに適任の人物がおるようじゃ。 Destin : (PCNAME)よ、 お前はランペール王の墓に関して詳しかろう。 わしらもすぐに向かうゆえ、先遣隊として赴き、 周辺の警備を頼みたい。 Destin : まだオークどもが剣を狙っておるやも しれぬからな。
=== Area: King Ranperre's Tomb === Destin : ……ムッ? Destin : もしやあなたは……!? Ranperre : そう、わしはランペール……。 わが子孫たちよ、無事ここへ来てくれたことを うれしく思う。 Destin : 偉大なる王よ、 この剣を受け取り、その力を封印せんことを 願います……。 Ranperre : うむ……。 Ranperre : 実はこの剣は世に満ちる気力を吸収し、 それを力に変える特殊な能力を持つ。 この剣なくしてはサンドリア平定はなかっただろう。 ……わしが生きていた頃は、確かに聖剣であったのだ。 Ranperre : だがわしは、世に邪気がはびこれば 必ずやこの剣が災厄を招くであろうと悟った。 ゆえにこの剣を代々守り継ぐよう、タブナジア家に 保管を命じたのだ。 Ranperre : おそらくこの剣は、我々人間、 そして獣人の起源に関わる謎をも秘めた遺物の ひとつと考えられる。その謎はわしには分からぬが、 いずれ紐解かれる日が来るかもしれん。 Ranperre : しかし、サンドリアを救ったはずの剣が 後世の人々に混乱を招いたとあっては心が痛む。 これからはわしがこの場所で剣を守り続けよう。 二度と地上の民の手に触れえぬよう……。 Ranperre : これからのサンドリアは お前たちの力にかかっている。もし今回のことで そのことに気づいたならば、不幸中の幸いと 言うべきかもしれぬな。 Ranperre : 力を合わせ、我らが国に灯る儚き、 しかしそれがゆえに美しき光を絶やさないでくれ。 ……わしが言い残すのはこれだけだ。 Destin : ついに聖剣は封印された……。 此度の混乱の元凶は消失したのじゃ。 頑丈な石の扉だ。
=== Area: Chateau d'Oraguille === Halver : おお、(PCNAME)か。 国王様から皆の者に大事な話があるそうだが、貴公が 来るまで待っておられたのだ。さぁ、列につかれよ。 Destin : 皆の者よ、先の遠征の事後処理などで 多忙な中、よく集まってくれた。 Destin : これから重大な発表をしたいと思う。 Destin : まだ、わしは退位せぬことにした。 そして今後の王子たちの成長を見極める。 しかし彼らが相応しくないと思えば わしは血統にこだわらずに王権を禅譲しようと思う。 Destin : 力で何かを得ようとしていたのは、我々 エルヴァーンの驕慢だ。今後はエルヴァーンと言わず 広く才能のある人々を登用し、それぞれの足りない 部分を補って国を作っていくべきであろう。 Destin : 例えばこの度、冒険者でありながら、 我がドラギーユ家、ならびにサンドリアに 多大なる貢献をしてくれた人物がいる。彼女なども 王にふさわしい資質を持っているといえよう。 Destin : (PCNAME)、 本当に苦労をかけた。窮地に陥ったことも何度も あったことだろう。しかしそなたの活躍があったから こそ、わが国は目を覚ますことができたのだ。 Destin : その功績をたたえ、 褒章品王国旗を送りたい。 もちろん、受けとってくれるな? Destin : このように、冒険者でありながら ここまでサンドリアに尽くしてくれる者がいるのだ。 我々は自分の国を誇りに思っていいはずだろう。 Destin : そして今以上に 素晴らしい国になるため、各々尽力してほしい。
王国旗を手にいれた! 100000ギルを手にいれた!

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