| [563] ウィンダスM9−2「月詠み」の最初だけ |
- くつろいだヒュム - 2003年10月22日 (水) 07時59分
MSMission20「月詠み」
■ 指令内容 ウィンダス最後の指令。 黒き使者を満月の泉へ呼び寄せるため 古の民が残した3つの歌を集めよ。 星の神子がウィンダスの未来を導けるか、 すべては導きの星のかかっている。 すなわちそれは、君の意思。
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■ ゲートハウス(森の区)
Rakoh Buuma : <me>、 なにか知らないか? アジドマルジドは罪を許され、 我らガードの反抗が知られぬはずもないだろうに、 何のお咎めもない……。
Rakoh Buuma : 天の塔でなにかあったのか? このミッションも、天の塔から出されたものだ。
Rakoh Buuma : 書面によれば、ヤグードどもから 和平条約見直しの申し入れがあったということ だが……。
Rakoh Buuma : ……。 余計な詮索はすべきでないと、よく知っている。 だが許せ、ミスラの勘が知らせるのだよ。
ミッションを受けた!
■ 天の塔・最上階
Semih Lafihna : ……。
Semih Lafihna : ……<me>か。
Semih Lafihna : ミッションの説明は受けたわね?
Semih Lafihna : やっかいなことになったわ。 ウィンダスとの間に結んだ和平条約に違反が あったと、ヤグードどもが騒いでいるの。
Semih Lafihna : 和平条約文には、 「西サルタバルタにある中央魔法塔は、 双方の同意ない限り、今後二度と動かさない」 という約束事が記されている。
Semih Lafihna : しかし、アジドマルジドが 魔導球を使って中央塔を動かしてしまった。 それを目ざとく見つけたらしい。
Semih Lafihna : ヤグードどもは、 ホルトト遺跡をよこせと息巻いてるわ。
Semih Lafihna : 奴等は、ウィンダスの目と 鼻の先に、確固たる拠点を作りたいのでしょう。 もちろん、そんなことはさせないけれど……。
Semih Lafihna : ……。 とにかく今は、星の神子さまをお救いすることが 最も優先すべきこと。アジドマルジドに会いに 行きましょう。
< 場面切替・心の院 >
Ajido-Marujido : ……。
Apururu : セミ・ラフィーナさま……。
Semih Lafihna : アプルル!? あなたがここにいるということは……
Apururu : ……はい……。 おにいちゃんから、聞きました。 神子さまになにがあったのか……。
Apururu : ぜんぶ、手の院の責任です! 神子さま……、セミ・ラフィーナさま……、 ウィンダスのみなさん、ごめんなさい……!
Semih Lafihna : アプルル、顔をあげなさい。 これは、あなたの責任ではないわ。
Semih Lafihna : 得体のしれぬものが うろついている中、神子さまを満月の泉へ お連れした私こそが、すべての責任を負う べきなのだ。
Apururu : セミ・ラフィーナさま……。
Ajido-Marujido : 得体のしれないものじゃないぞ。
Ajido-Marujido : 黒き使者は、おそらく 蘇ったカラハバルハだ。
Semih Lafihna : な、なんだと!?
Ajido-Marujido : ……ここに残されていた 研究は完璧だった。あらゆる系統を超えて、 はるかなる高みを見通した、完全な理論。
Ajido-Marujido : 完全召喚は成功し、 彼は、大いなる獣フェンリルの心を支配したんだ。
Ajido-Marujido : しかし、大いなる心を人の体は 支えられなかった。カラハバルハの体は死に、 それが神獣フェンリルをも殺すことになった……。
Ajido-Marujido : ……そう、蘇った死者…… 「黒き死者」はカラハバルハであり、そして フェンリルでもあるんだ。
Semih Lafihna : カラハバルハでもあり、 大いなる獣フェンリルでもある存在……。
Apururu : だから、カーディアン・ジョーカーは 満月の泉を占拠したのね。でも、なぜ神子さまを?
Semih Lafihna : まさか、復讐のつもりか!?
Semih Lafihna : 黒き使者がフェンリルだと いうならば、自分を死に追いやった神子さまを 恨んでいるはず。
Semih Lafihna : 神子さまのところへ 現れたのも、神子さまへの憎しみから……?
Ajido-Marujido : ……そこはまだ、俺にもわからん。 ジョーカーが望む結果……すなわち、黒き使者が 満月の泉へ戻ったとき、いったいなにが起こるのか。
Ajido-Marujido : ただ、無傷で神子さまを お救いするには、ジョーカーの望みどおりに するしかないだろう。
Semih Lafihna : くっ。
Semih Lafihna : けれども、そうは言っても、 あれは神出鬼没の存在。しかもどんな攻撃も 効かないとなれば、無理に連れてくることなど 不可能だわ。
Ajido-Marujido : だいじょうぶだ。 黒き使者がフェンリルならば、彼を 満月の泉に呼ぶ方法がひとつだけある。
Ajido-Marujido : 「神々の書」にあった 古代の民クリューの歌だ。クリューの民は 大いなる獣たちと盟約を交わしていたそうだ。
Ajido-Marujido : その曲は、3つに分かれて、 古代の遺跡に残されている……。
Ajido-Marujido : <me>、 その曲を集めるのは、おまえに頼みたい。 そのありかは3つ。ロ・メーヴ、宣託の間、 ウガレピ寺院……。
Ajido-Marujido : どのような形で残されているか まではわからないが、後世の人間に伝わるような 形をしているはずだ。
Ajido-Marujido : そしてセミ・ラフィーナ、 おまえはミスラの族長ペリィ・ヴァシャイに 事態の説明をしてくれ。
Ajido-Marujido : もしも、神子さまに なにかがあれば、俺たちタルタルは気力を失い、 戦うどころか、なにもできなくなるだろう。
Ajido-Marujido : そんな状況で、ヤグードどもに 襲われたら、ウィンダスは瞬く間に陥落する……。
Ajido-Marujido : その戦いが起こったときは、 おまえたちミスラの戦士が中心となるだろう。 力を貸してくれ、セミ・ラフィーナ。
Semih Lafihna : ……わかった。 ペリィ・ヴァシャイ族長と共に、ヤグードの 急襲に対する軍備を整えておこう。
Semih Lafihna : しかし、そのような事態が 起こらぬようにしてくれ、アジドマルジド……
Ajido-Marujido : あとは…… アプルル、おまえが最初に話してたことの 続きだが、本当にカーディアンたちを麻痺 させることができるのか?
Apururu : ……うん、おにいちゃん。 彼らの魔導球に、とっても強い星月の力を与えれば、 彼らを動かす力の流れがおかしくなると思うの。
Apururu : ほんとうに短い間だと思うけど、 力の流れが元に戻るまで動けなくなると思う。
Ajido-Marujido : 再起動するまでのわずかな隙か。 その隙を狙って、神子さまを……。
Ajido-Marujido : しかし、それほどの力、 どうやって集めるんだ? おまえに扱えるか?
Apururu : ……おにいちゃん、任せて! わたし、おにいちゃんがいない間に、 いろんなことを知ったんだから!
Ajido-Marujido : へぇ、よく言うぜ。 どこかの誰かが悪知恵を授けただけじゃないか?
Apururu : そんなことない……もん! おにいちゃん、わたし行くからね!
Ajido-Marujido : まぁ、せいぜい無理するなよ。 (それにしても……) (カラハバルハよ…… おまえほどの魔道士が、「完全召喚」によって 自分が死ぬことを予想できなかったのか?) (……もしも……) (もしも、予想していたとしたら…… すべてを予想していたのなら……?)

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