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FF11 - DB

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[554] 忍者AF3(途中まで?)
ねこねこねこ - 2003年10月13日 (月) 20時19分

Ryoma:紛失していた、
ミツナリの宝に関する情報が再び入った。
Ryoma;非常に情けない話だが、
どうやら、忌々しいサハギンどもが、
我々が荷物を運搬しているときに、
古い組木細工の箱を奪っていったらしいのだ。
Ryoma:海蛇の岩窟の連中をとっちめて
調べているのだが、さすがにノーグの近くに
隠してはいないらしい。
Ryoma:おそらく本来なら彼らのいないような
場所に隠しているのではないかと思うのだ。
とは言え、所詮は獣人、このエルシモ島から
運び出すとは考えにくい……。
Ryoma:このエルシモ島の広大な森林の
どこかに隠しているはずだ。
それを見つけてくるんだ。

[555] つづき
ねこねこねこ - 2003年10月13日 (月) 21時17分

Ryoma:おお!
これは間違いなく古い組木細工の箱だな!
よくぞ持ち帰った!
Ryoma:後は箱の中身を調べるだけだが……。
やはりあのミツナリのことだ。下手に調べると
何か罠があるかもしれん。
Ryoma:ここは万全を期すため、奴の孫の
レオダリオンとやらに開けさせるのが
得策だろう。そいつにこれを持っていけ。

[556] つづき
ねこねこねこ - 2003年10月16日 (木) 02時31分

Leodarion:え?
じっちゃんの作った古い組木細工の箱が
見つかった……?
Leodarion:是非見たい!
見せてくれないか!
Leodarion:こ、これは……。
想像もつかなかった……。
こんなやり方があるなんて……。
Ryoma:で……さっさと開けてもらおうか。
Leodarion:……あんたは?
Ryoma:ノーグのリョウマってもんだ。
冒険者に任せてみたものの、今度ばかりは
お宝を持って、ばっくれられちゃ困るんでな。
やっぱりついていたってわけだ。
Ryoma:まあ、そんなことはおづでもいい。
さっさとその箱を開けてくれ。
ようやくここまでたどりついたんだ。
Ryoma:罠が発動してボカン、なんて
ヘマはよしてくれよ……。
Leodarion:開いたよ……
Ryoma:何? そんなに簡単に?
……で、中身は!?
Leodarion:見てのとおり……カラッポだよ。
Ryoma:そんなはずは……それは
ミツナリの遺した宝のはず……。
Leodarion]その通り。
この箱自体が宝なんだから……。
この組木細工は非常によくできていて、
凡人にも思いもつかない。
Leodarion:開けること自体は
簡単だったけども、これはすばらしい技の
つまった、最高の宝なんだ。
Ryoma:そんなことを言って、
俺をだまそうとしてるんじゃないのか!
Ayame:伯父上、
もうあきらめた方がいいですよ……。
Ryoma:おまえは……アヤ坊!!
アヤ坊じゃねえか! どうしてこんなとこに!
Ayame:御無沙汰しております。伯父上。
長い間ご挨拶もしなかった上にこのような
形で再会するのは心苦しいのですが……。
Ayame:現在、バストゥークの
対ノーグの外交政策は私に一任されています。
つまり、その監視を含めて……。
Ryoma:じゃあまさか……
俺をつけていたと……?
Ayame:国のいのちですから……。
ノーグが何か宝を探しているという情報が入り、
伯父上自らがラバオに向かわれたとなれば、
情報の調査を怠るわけにはまいりません……。
Ryoma:すっかりバストゥークの銃士に
なっちまったんだな……。
Ayame:レオダリオンさん……
でしたね。父から話は伺っています。
私にもその宝の価値はわかります。
その宝のあなたにとっての価値が……。
Leodarion:あんた……ヨミさんの娘さん?
たしかに……おいらにもようやく
わかったような気がするよ。
Ayame:その道を極めた者が遺した物には、
魂がやどります。私も……よく手入れされた
母の遺した刀を見てそれを感じました。
Ayame:また同時に、母が死んだ後も
それを大事に手入れしていた父の想いも……。
Ayame:その刀があったから、
私は母と同じ道を歩むためではなく、自分自身の
道をみつけるために、ノーグに渡りました。
Leodarion:ああ……決して真似事では
到達できない場所があるんだ。
だから、自分の道は自分で決めなきゃいけない。
Ayame:そういうことです……伯父上。
ですからこの宝は彼のもとに遺してやって
もらえませんか……。
Ryoma:ふん! そんな薄汚いただの箱、
誰がいるもんかよ! 全くの無駄足だ!
Ryoma:エンセツの野郎に伝えておけ!
せめてカエデぐらいはもっとかわいげのある
女の子に育てろよ! とな……。
Ayame:伝えておくようにします……。
母親似のため、どうなるかはわかりませんが。
Ayame:では、私もこれで……。
Leodarion:待って! 今さらだけど、
実はこの箱を見て気づいたことがあるんだ……。
この箱……子供の頃挑戦して開けられなかった
大きい組木細工の箱のヒントになってる……。
Leodarion:もしかしたらその中には……。
Ayame:その話は聞かなかったことにしましょう。
私の仕事は宝探しではありませんので……。
あなたがもし必要ないものであれば、協力した
そこの冒険者にでも……。
Leodarion]……か、かっこいい人だなあ……。
Leodarion]そうそう、それと、あんたには
本当に感謝してる。だから、おいらもずっと
忘れていたその先の情報を教えるよ。
Leodarion:じっちゃんはクフタルの洞門の
宝箱の中に入れ子にして、大きい組木細工の箱を
隠したんだ。今のおいらならそれを開けられる。
Leodarion:中身はあんたにあげてもいい。
それを持ってきてくれないかな。



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