| [521] バスM17流砂の鎖 ???調べた後 |
- ねこねこねこ - 2003年09月06日 (土) 02時36分
(???調べる) 何か文字が刻まれているようだが読めない。 Zeid(以下Z): もうはるか昔の建造物のように見えるかもしれんが、我々ガルカに とってはほんの2,3世代前まで、ここは隆盛を誇った都だったのだ。 Z:拡大した勢力は、他の勢力とぶつかりあう。それは歴史の必然… …。そう、この地にはもうひとつの勢力が存在した……。 Z:ガルカは、地下に眠っていた種族、アンティカを呼び起こして しまったのだ。もとより、力においては強い種族だったガルカは、 当初の戦いにおいては引けをとらなかった……。 Z:だが、決定的な差がそこにはあった。 数の力だ。それは圧倒的な繁殖力の差によるものだった。転生という 形で種を残していたガルカは次第に数を減らしていったのだ。 Z:ガルカは、死期を悟ると、高い山に登り、最期の時を迎える。 そして新しい光に導かれ新しい肉体を得て、自らの足で山を降りると いわれている。 Z:だが……誰もその真実を目にしたものはいない。ただの 伝承でしかないのかもしれない。 Z:我々が目にするのは転生の旅に出て、1年もたたないうちに、 子供のガルカが自らの足で集落を訪れる、という事実だけ。 Z:何かの証拠の品があったため同じ名で呼ばれる者もいれば、 前世の素性のわからぬ者もいる……。 Z:等しく彼らは、前世の記憶を失っている・そう、たった1人……。 1世代にたった1人の例外を除いて……。 Z:それが、語り部だ。 語り部は前世の記憶をもち集落に戻る。 そしてその記憶を証明し、ガルカの長として君臨する。 Z:誰よりも長い記憶をもつことから生まれた必然ともいえる 風習だ。その風習によりかかってガルカは生きてきた。 Z:その風習は語り部に多くの重圧を与えてきた……。その証拠と して、今まで歴史上、1人として無事に転生を迎えた語り部はいない。 Z:ある者は400年続いた記憶の喪失に恐れ恐怖にくるしみ、ある者は 重圧に耐えかね、逃げ出し、行方不明。 Z:そして……ある者は種の抱える憎しみを、北の地での悲劇の 結果増幅させ、闇の王となった……。 Z:いつまでもそんな鎖にしがみついていることはないだろう……。 しかし、その鎖からガルカの民を解き放てるのは……他ならぬ 語り部しかいない、私はそう思っている。 Z:おそらく今、語り部は自ら立つことを決意しつつあるはずだ。 その時を彼は見誤ることはしないだろう。 Z:ただ、アイアンイーターには、その彼を見守るように、とだけ 伝えてくれ。 Z:その時がくれば、私もこのガルカの呪縛を解き放つ役割から 離れることができる。 Z:そしてその後は……。 お互いの思いを越えてヒュームと向き合う時だ。私も……フォルカーと 会わなければならないだろう。 (アイアンイーターに報告) Iron Eater(以下I): よく帰ってきたな!それでどうだった?流砂洞は……? I:そうか……ガルカの歴史が そこに描かれていたのか……。 I:ザイドはきっと今はガルカの歴史の転換点にあると 考えているのだろう……。私もそう思っている。 I:しかし…… 語り部とは、いったい……ザイドは語り部の出現を核心しているのか? I:それに、フォルカー隊長とはその後に会う、というのも気になる。 隊長に何とお伝えすればいいか……。 I:ひとまず、御苦労だった。 ここから先は私たちの仕事だ。だが、おそらくまたゼプウェル島の 調査に向かってもらうことになるだろう。

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