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No.1000 寂しい進級発表
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| NAME:Chihiro o.n. |
昨日は来年度研究科に進むクラスの発表がありました。
大倉スクールは5年で取り合えず卒業。大雑把に言えば、 1年目が絵具の溶き方とプチローズ、 2年目が大きな薔薇、 3年目が果物と組み皿、 4年目が鳥と動物、 5年目が補完、 毎年10月頃からクリスマスプレート制作も入ります。 私たちの学年は夏と冬に1ヶ月ずつ休暇があったのですが、最近は2月から11月迄継続講習だそうです。研究科からは私たちも夏期休暇が無くなります。 各クラス定員10名で、東戸塚の工場内と、自由が丘にお教室があり、私たちの年は夫々午前・午後の合計4クラスあったのが、自由が丘だけになったりと年によって色々変化があるようです。
今私たちは卒業展の準備と同時に卒業式の話もお聞きしたりしているのですが、この上の研究科への進学をどうするかの問題もありました。ご高齢やご家庭の事情で最初から5年迄とお決めになっていた方もあるのですが、殆どが進学希望、でも、いざ具体的なお話になったら私たちは月曜になると。研究科はT先生のスケジュールの都合で今後も月曜日しかないと。午前か午後かは選ぼうと思えば選べたのですが..。場所は東戸塚のみになります。
昨日発表があり、自由が丘からは19人中15人が進級する事になったそうですが、私たちの10人クラスはわずか4人の進級となりました。他にお教室をお持ちの方などは既に来年の教室日程が決まっていて、その他にもご家庭の事情や健康上の理由から1年先送りする、という方がおられたのです。そして、なおショックだったのは、研究科は上の学年と一緒になるのが従来だったのですが、今回は人数が多いので別の選択肢があり、第1,3と第2,4のどちらを選ぶかで.....私のみが同じクラスの3人と別のクラスになってしまいました。
発表をお聞きした時は耳を疑ったものの、みなさん絵付けをしながらだったのでともかく動揺を顔に出してはいけないと冷静をつくろいました。そりゃあ、ばたばたしていて他の方々と調整しなかった私が悪いのですが、でも、たとえ事前によくお話していても私には他の選択肢が考えられなかったし。それは多分他の方々も同じでしょうし。......ただ、頭では分っていても、帰路クラスの方々と分かれて一人になった時に落ち込んでしまいました。学校に残ってもう2年学び続ける事を選んだ=同じ環境が続く事と思い込んでいたのですね、やはり卒業は卒業として私の前にもあったのでした。でも、進学を決めたのは技術上の問題で自分の不足を補いたいと考えたからで、それはどのクラスに入っても変らない目標なのですから。割り切らなくてはなりません。
「では、よし、こころよ、 別れを告げ すこやかになれ!」(ヘルマン・ヘッセ「階段」より)
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