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[ No.460 ]
『ヒステリア』、観ました。
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2007年10月26日 (金) 00時03分 |
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2007年3月3日、三軒茶屋のシアタートラムで、『ヒステリア −あるいは、ある強迫神経症の分析の断片−』を観ました。
作:テリー・ジョンソン。演出:白井晃さん。 出演は、串田和美さん、荻野目慶子さん、あさひ7オユキさん、白井晃さん。
1938年のロンドン。精神分析学の創始者、ジーグムント・フロイト(串田和美さん)の書斎。 雨の夜、フロイトのもとへ、突然、ジェシカ(荻野目慶子さん)という女が訪ねてきますが、無下にあしらわれて帰されます。 今度は、フロイトが、主治医ヤコブ(あさひ7オユキさん)の診療を受けている最中に、 スペイン人の画家ダリ(白井晃さん)が、信奉するフロイトに、自分の絵を見てもらいたいと訪ねてきます。 さらに、帰ったはずのジェシカが部屋のトイレから現れ、かつて診察したヒステリー患者の分析を再現するように迫ります。
ストーリーは、ちょっと小難しいですが、結果的に、この作品は、ある意味すごかったです。 ものすごく印象に残っています。インパクト大。
なんといっても、荻野目慶子さんの演技、凄すぎます。上手すぎます。 彼女の出演シーンは、ほとんどが独壇場になっていたと言っても、過言ではないでしょう。 それから、芝居の後半で、ダリの絵の世界感を体験しました。グニャリと空間が歪んだ気がしたのです。 その瞬間、恐怖すら感じました。あの恐怖は体験しないとわからないでしょう。
恐るべし、白井マジック。恐るべし、荻野目慶子さん。 |
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