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40代、神奈川県、女性、初回依頼です。 2019年の初夢です。 緑の蛇がうじゃうじゃいる庭を、飛び石などをつたいながら歩いています。 その中で、一匹、身体が透明で目鼻が緑色の、全然気持ち悪くない蛇がいます。 私はその蛇と、まともに目をあわせてしばらく見つめ合っています。 数日後には、私は美容院で髪を日本髪に結ってもらい 白っぽい着物を着て母と歩いています。 せっかくなので、議員会館?みたいなところで食事でもして行こうと思いますが、途中で、白くてかわいい子犬に合い、私は思わず駆け寄って行こうとしています。 また、もうひとつ印象的な夢は 活火山に登ると、頂上では、火山を利用して温泉などがあります。 いつ噴火するか怖い一方で、こんな熱々の温泉に入ったら、 身体がすっきり浄化できるだろうなと思います。 そこにAさんと会い、一緒に帰途につきます。 ※Aさんさんは私にとって、女性らしい生き方と仕事をもつ、理想の在り方です。 途中で、彼女が顔馴染みの食べ物屋さんに寄り その店は今日は貸し切りで入れないはずなのに、特別にラーメンか何かを出してもらいます。 断片的ですいません。 できたらでいいので、自己分析できるヒントをいただけたら嬉しいです。 ちなみにこれまで私は、男性不信の上に男性的要素が強すぎるのか? 男性と上手に心を交わしたり、お付き合いすることができず、 独身の上に、まともに男性とお付き合いしたことがありません。 また感情的には、ネガティブな感情はいけないものだと 怒りを抑えに抑え込んで、思わぬところで爆発させ、何もかもを台無しにするみたいな、 自己表現の下手さがあります。 なので、人と一緒にいるのがめんどくさくて、ひとりでいる方が楽ですが 最近少し、そんな生き方が寂しくなってきたところです。 よろしくお願いします。 |
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[734]2019年01月26日 (土) 20時59分 | ||
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☆ 夢解釈NO. 1162 ☆ りか様「透明の蛇」 はじめまして、ご依頼を頂きありがとうございます。 旧約聖書の創世記に登場する「アダムとイブ」では、その2人は蛇の誘惑によって禁断の果実を食べてしまい、そのことによって、人間臭い感情の否定面(羞恥心や嫉妬、怒りや悲しみ)が芽生えてしまい、苦しみを与えられることになります。 つまりわたし達の無意識にとっての蛇のイメージは、ネガティブな情動性を目覚めさせる仲介者としての働きがあると考えられるのですが、今回の夢のなかの蛇も、頂いた下記の文章と関係がありそうですね。 >また感情的には、ネガティブな感情はいけないものだと怒りを抑えに抑え込んで、思わぬところで爆発させ、何もかもを台無しにするみたいな、自己表現の下手さが〜 おそらくこの夢の文脈は、ご本人のそのような内面と向き合い、内省しているときの無意識の思考(連想の糸)のあらわれではないかと感じられます。 もしかするとこのことは、あなた様も感づいているのかもしれないですね。 そしてこの夢は一見、断片的でまとまりがないように見えますが、無意識の連想の糸という観点から観ると、それなりに「まとまりのある」ことが分かると思います。 つまり、これまでは、基本的に気持ち悪くてイヤなものだと思っていた蛇(ネガティブな情動性との仲介者)は、よく見ると、肯定的な側面もあることに気が付き、透明の蛇を見つけ、今まではただイヤでしかなかった自分自身の側面に対して、少し受け入れやすくなります。 (ちなみに緑は自然=無意識の色であり、透明は濁りの無い無垢を意味するので、今回の夢の象徴性に当てはまります) また、 >男性的要素が強すぎるのか とのことですが、もしそれが正しいのであれば、あなたは女性的な性格の傾向(主に、感情の豊かさ、他人との関係性、恵み深さ、優しさ、柔らかさ、身体性、包容力、受身の姿勢、自然性、無意識性など)は、幼い頃から、あまり発達させてこなかった、ということになるのかも分かりません。 これはあなたの場合にも言えることなのかは分かりませんが、基本的にそのような女性は、自分自身の内側にある女性性の否定面(陰湿さや虚栄心、捻くれた考えや嫉妬、束縛の気持ち、敏感な不機嫌さの原因となっている情動性などの何か)に対しての処理が下手な傾向があるものです。 それが「うじゃうじゃいた蛇」と関係がある可能性も考えられます。 そしてもしかすると、夢のなかの「透明の蛇」は、ユング博士の言う「セルフの心像」と関係がある可能性も匂わせています。 セルフの心像とは、世界中に見られる昔話のなかに見られるイメージです。 世界中の昔話をよく見てみると、物語りのなかで主人公がピンチに陥ると、神のイメージに近い崇高な人物や動物が登場して、知恵や道具を授かると物語りが一気に好転する場面がよく登場することに気がつきます。 今回の夢では「緑の蛇がうじゃうじゃいる」というピンチの場面に、崇高な透明の蛇(セルフ)が登場し、その後、髪を結う(つまり、頭という知性や思考を整理している)場面となります。 ですが数日後ですので、ネガティブな思考(頭から生えている髪)を整理することに少し時間がかかったようです。 すると母親という母性的な心の働きと一緒に、白っぽい着物(純粋な日本人としてのアイデンティティ)を身にまとい、白くてかわいい子犬という自分自身のピュアで本能的な側面と出会うことになります。 つまり、この夢の物語りは透明な蛇と見つめあうことで好転します。 この仔犬という心像は、もしかすると、あのうじゃうじゃいた緑色の蛇の一要素が変容した姿かも知れません。 そしてもしこの説が正しいと仮定すると、この夢は、 「いままで自分のイヤな側面が、実は白い仔犬のように良い部分もあるということに気付きはじめてきている」 という心の描写を語った夢であると言えそうです。 ちなみに、もう一つの活火山に登る夢も、おそらくご本人の言うネガティブな感情と関係があり、この夢では、今までの人生の苦難の道のりなどのイメージが表現されているのかも知れません。 いかが思いますでしょうか? これらの夢を詳しく解釈するためには、もう少し突き詰めた連想傾向や性格類型などの情報を必要とします。 |
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[735]2019年01月27日 (日) 00時49分 | ||
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早々にご丁寧な分析をいただき、ありがとうございました! 今回の一連の夢は、私の感情面の問題がテーマであること、理解できました。 私は子供の頃から母との折り合いが悪く、あたたかい愛情などほとんど感じたことがなく、母をネガティブな感情(不平不満、愚痴、嘆き、嫉妬、後悔・・)の塊のように感じてきました。 そして、何かあるとヒステリックに大騒ぎする母を刺激しないよう、 自分の感情も押し殺し、おっしゃる通り、感情面や女性らしさを全く発達させずに生きてきてしまいました。 蛇は、「気持ち悪い!」という感情を目覚めさせる、ネガティブな情動の仲介者という分析も納得です。その蛇の中にいた、気持ち悪くない透明なものが、セルフのイメージだったというのは気づきませんでしたが、そうかもしれません。 最近の、頭でゴチャゴチャ考えて動くのをやめ、潜在意識の導きや知恵や答えを待つという受動的な姿勢と、何か関連がありそうな気がします。 また後日の夢の、「かわいい!」と思わず駆け寄ってしまう白い犬も、おっしゃるように、散らばっていたネガティブな感情を表す蛇が、頭の整理で(日本髪を結う)、白くてかわいい犬=自分の中の肯定的な感情=愛情というポジティブな感情にまとまり、変容したのかもしれません。 また、火山に登るとき、行きは母(ネガティブな感情の塊)と一緒だったんですが、帰りは理想の女性であるAさんと一緒ということも、ネガティブな女性像から、理想的な女性のイメージに導かれていくのかなと、少々期待しています。 (実は火山に登る途中に、近くに美しい富士山も見えました) そのAさんとラーメンを注文して食べようとしてますが、 ここにも、少し思い当たることがあって、 私は人間関係が続かず、いつもその場限りの浅い関係でブツブツ切れてしまうのが悩みでしたが、ネガティブではない理想の女性イメージに導かれると、長く続く麺類(人間関係)が食べられるようになるかもしれないという期待です。 おっしゃっていただいた女性的な性格の傾向(感情の豊かさ、他人との関係性、恵み深さ、優しさ、柔らかさ、身体性、包容力、受身の姿勢、自然性、無意識性など)を、これから成長させていくよう努めます。 短い夢の記述から、大変鋭い分析をいただき、本当にありがとうございました。 |
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[736]2019年01月27日 (日) 13時15分 |