行ってきました。 とは言っても 市内の避難所です。
私の担当は25日 体育文化センターで約100食を提供する厨房頭です。
この日のリーダーは 原泉さん。 兵隊は 私を含めベテラン、若手の店主や女将さん従業員を含むめ20数名。 心強い人たちが揃ってくれました。 野外の炊き出しは 準備に時間が掛かります。 先ずはテント張りから。 キャンプ地でのテント張りには慣れていますが この日の場所は建物入口 下がコンクリートでペグが使えません。 目覚めの明るい朝日に この日1日の無事を期待したのですが テントを張り始める頃から俄かに雲行きが怪しくなり 突風に見舞われました。
しかし BBQで培った経験がものをいい 道具を入れていったコンテナに水を張って重石にしたり 車を横付けにしたりしてなんとか風に耐えます。
ところが次の ガスコンロです。 これが風に弱い。 (T▽T;) そこも何とか風除けを造って凌ぎます。
工夫を重ね準備が整い 余裕を持ってお客様を迎える体制が取れました。
食べてもらうスペースはラーメン店そのままとまでは行きませんが もてなしのイメージは 出来るだけ店に来て食べてもらう 雰囲気を演出してお客様を迎えます。
ホールを担当する人達は 普段は見せることも無い(?)笑顔で避難者の人たちに接し 「三条カレーラーメン 南相馬支店」 のムードは上々です。
いつも 炊き出しで感じるんですが 『美味しいものを食べてもらう』 この気持ちでみんなが一つになれます。この一体感が好きです。
普段もこの気持ちで商売すれば もっとお客様が増えるんだろうな〜〜 なんて思っています。(笑)
ラーメン作りは 100%の読み通りで順調に進みます。
でも 想定外のことって起きるんですよね 今回の災害のように・・・・
半分ほど進んだところで 今度は霰を含んだ雨風の猛襲を受けます。(なんでこの日に この時期に・・・・)
こうなるとみんなはもうラーメンどころではありません。 体重のある人は率先してテントを掴みます。(笑)
そのうちテントに溜まった雨水が 2張りのテントの隙間から滝のように降り注ぎます。
慌てて配置を動かし 滝から逃れ なんとかやり過ごせました。
そんなアクシデントに耐えながらも どうにか炊き出しを終え 南相馬の人たちと触れ合うことが出来ました。
この充実感を与えてくれた 南相馬市の避難者の皆様に 感謝。
この日の仕事をまとめてくれた 原泉さん 心を一つにして協力してくれた三条飲食店組合の仲間達に 万歳!
私達は 東北を応援し続けます!!!!
2011年04月29日 (金) 09時52分
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