| [33] ある日の出来事 |
- ますみ - 2003年03月31日 (月) 16時42分
「ねぇ、お父さん、このちくわって なにでできてるの?」 悟天のこの質問がすべての始まりだった・・・・。 「ん・・・・?ちくわかぁ〜・・・・ 多分、豆腐じゃねぇのか??」 悟空は食べるのに夢中だったので 適当に答えた。 「へぇ〜・・そうなんだぁ〜・・・」 純粋な悟天は少しも疑うことなく信じた。 そしてそのことをトランクスに知らせるためにでかけた。 「トランクスく〜ん!!!!」 「よっ!!悟天!! どうした?うれしそうな顔して・・」 「あのねっ!ちくわが何でできてるか解ったよw」 「なにっ!!本当か?悟天・・・・!!!」 実は、この二人ずっと前からこのことを 疑問におもっていたのだった。 「んで、なんだったんだっ!!???」 「えっとね〜、えっとね〜、豆腐っ!!」 悟天は、うれしそうに答えた。 「へ・・・・・?と・・・・豆腐〜!!???」 「うんww」 トランクスは、信じられなかった・・・・・・。 でも、悟天が そういってるんだし、信じるしかなかった。 よく考えたら、結構似てるかもしれない・・・・・ トランクスは自分に言い聞かせた。 そして、このことを父親(もちろんべジータ)に 話そうと思った。 「そうか、豆腐かぁ〜・・。ありがとうなっ!悟天!じゃあな」 「うんwバイバイ〜!!!」 トランクスはスキップで家に帰った。 (お父さん知ってるかなぁ〜? お父さんならしってるんだろうなぁ〜!!) 「お父さん!!」トランクスはわくわくしながら、 ちょうどちくわを食べてた(なぜ?)べジータに話しかけた。 「・・なんだ?トランクス・・・。」 べジータは、たいぎそうに返事をした。 「あのね、今父さんが たべてるヤツは豆腐でできてるんだよ」 「なに・・・・・これが豆腐・・・・・・? そんなばかな・・・・・・・。」 なぜか 震えるべジータ・・・・・。 「へへぇ〜!!お父さん知らなかったんだぁ〜!! 大人なのにぃ〜!!悟空さんはしってたみたいだよ」 (くっ・・・・!カカロットが言ってたのか・・・ あんなやつでも知ってるのに!!!!くそっ!!) べジータは悔しかった・・悔しさのあまりつい・・・ 食べかけのちくわを手で握りつぶし、床に投げた。そして、 「カカロットの言うことはすべて嘘だぁ〜!!! 本当はちくわは・・・・・サイヤ人でできてるんだ!!! おまえも食べるか?サイヤ人を!!はぁ〜ははは!!!」 そう、叫ぶとべジータは、どこかに消えた。 「へ・・・・嘘・・・・・・・。」 トランクスは父親が投げたちくわをみつめた。 ・・・これが、サイヤ人・・・・・・。 この・・・・半分食べられ、握り潰され、 床に投げられて ほこりだらけの物体が・・・・・ トランクスはショックだった・・・・・。 いままで罪のないサイヤ人をあたりまえのように食べてた なんて・・・・・ 「うわぁ〜ん〜!!!!!!!」 トランクスは泣きながら家を飛び出た!! 無我夢中で走っていると、目の前に悟天がいた。 「どうしたの・・・?トランクスくん・・・?」 「悟天・・・大変なんだ・・・・ ちくわは本当は、サイヤ人なんだ!!!!」 「う・・そ・・・・それじゃあ・・・僕たち・・・ いままで・・・・う・・うえぇ〜ん!!」 悟天も泣き出してしまった・・。 そして2人は走りだした。 はやくこのことを世界中の人に知らせなければ!! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ この後 悟天とトランクスはドラゴンボールを集め、 神龍に頼んで世界中の人がちくわを食べれないように したとか、してないとか・・・・・・ ちくわが大好物の人よ・幼い2人にはなんの罪はない・・・・・。 悪いのは すべて2人の父親の責任なのだ・・・・ うらむなら父親をうらんでくれ!!

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