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リハビリ

この頁はヤマシロのリハビリ用頁です。
思いついたままの小話を気儘に書いていきます。
下らなかったり意味のないSSSばかりになると思います。

BBF

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ふとした瞬間に胸が高鳴ってしまう
ちょっとした仕草に翻弄されてしまう
こんなに好きなんだと、再確認してしまう


ミーティングをしていてプリントが配られた。
が、一枚足らず。
「すまない海堂、後でコピーするから今は桃と一緒に見てくれ」
「ッス」
お互い不満な顔をするのはお約束。
でもそれも最初だけだ。
「まず最初の線で引かれた部分を読んで欲しいんだけど」
海堂が俺の手元にあるプリントを見ようと身体を傾ける。
近づく気配に不覚にもドキリとしてしまいこれ以上近づくなとプリントを海堂の方にやる。
海堂はチラと俺を見てからプリントに目を落とした。
その間も俺の心臓は高鳴ったまま。
いつもより長い時間近くにある身体。
俯いてサラリと揺れる黒髪がすぐ傍にある。
大石先輩の静かな声だけが響くこの部屋に実は自分の心臓の音が聞こえているんじゃないだろうかと思う。
海堂がじっと見詰めるプリントを持つ俺の手は意味もなく汗をかいてしまってる。
海堂に、バレてないだろうか―――
横目で海堂の顔を伺うも向こうはプリントに集中しきっていて。
きっと俺の手なんて気にしてもないんだろうと少し安心する。
安心しても高鳴りは治まらない。
「次に少しわかりずらいんだが左下の『』で囲まれたところを見てもらいたい」
左下、左、俺の、居る方。
海堂の身体が更に寄る。
堪らない。顔に出てないだろうか。
けれどここまできたらいっそもっと近づいてまるで寄り添うようにしてみようかと思ったりする。
プリントの左側を見ろと言われて俺はさり気なく海堂の方へ身を寄せた。
海堂は気づかない。
傍から見ればきっと今俺達は寄り添っているのだろう。
プリントに夢中誰も見ていなんだろうけど。
それでも俺は小さな幸せを感じていた。
結構可愛い性格してるよな、俺って。


ふとした瞬間に胸が高鳴ってしまう
ちょっとした仕草に翻弄されてしまう
こんなに好きなんだと、再確認してしまう

ああ、これが恋なんだって思う




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