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「替わり目」って…
さかた(Ton) [ Home ] [ Mail ]
「なんだお前、そこで聞いてやがったのか^_^;;」ってサゲですよね。おかみさんに罵詈雑言はいて遣いに出した後、一人でのろけているところを、おかみさんが出ていかずに戸の裏で聞いていたって噺。ちがいましたっけ? 「火焔太鼓」が志ん生の十八番としては有名だけど、「替わり目」はうちの奥さんも好きな、志ん生の演目です。

志ん生には、「ええ、カニがぁ…」と話し始めてすぐ高座で寝ちゃったなんて話もあるし
(悠玄亭玉介『幇間の遺言』文春文庫より)。こんな人いないよなぁ。志ん生の芸って、やはり実際に動いてるの見た方がいいんじゃないかなぁ、って思う時がある。声だけじゃなく、存在自体でオカシイ、っていうものなんじゃないのか、と。僕が好きなのは三代目三遊亭金馬と六代目三遊亭圓生。両方ともそれなりに滑舌がよくて聞き取りやすい噺家です。

志ん生の落語を聞きながらウツラウツラするのは最高の幸せだ、なんて言う人もいますね^_^;;;。
No.3192 2009年08月23日 (日) 11時49分
シンドウ [ Home ] [ Mail ]
さかたさん

そうです!そのサゲです!

いやいや〜、酔っ払いのだんなの語りなんて、”志ん生さん、もしや本当に酔ってるんじゃないの?!”と思わせるくらいに妙な生々しさがあって、ちょっと心配にさえなりました(さかたさんのエピソードによれば、このときも、本当に酔っていたのかな・・笑)。

「火焔太鼓」も同じCDで聴きましたが、こちらの方が、話としてもおもしろいし、ぐいぐい引き込まれますね。

”何をどうしゃべっても落語になった”

そう言わしめるリアリティー。それはもう、志ん生さんの人生そのものが落語だったから・・・としか言えない、稀有な存在なのでしょうね。

存在自体がおかしい・・って、本当に本当に凄いことだ〜。

こればかりは努力ではどうでもできない、さかたさんが以前教えてくれた”ふら”というやつですね。

>三代目三遊亭金馬と六代目三遊亭圓生
また、機会をみつけて聞いて見たいです。

いずれにしても、誰かの前に立って、何かを表現することは、意図してもしなくても、自分の全てをさらけ出すこと。

これ以上ないくらい怖いのに、一度知ってしまうとやめられない。

そんな魔力と魅力をもった世界ですね。
No.3193 2009年08月25日 (火) 09時30分

 




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