我愛羅小説
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HP-BACK
自分は、愛されているとおもった。たとえ父親が冷たくても、母親がいなくても。兄弟からは怖がられていても。それでも、夜叉丸が愛してくれた。ある日の夜、夜叉丸は僕を殺しにきた。夜叉丸自身が決めた事だった。僕は何もしていない。勝手に里の奴らがやったこと。それでも、夜叉丸は僕のことを憎んでいた。夜叉丸からすべてを聞いたとき自分のなかで何かが音をたてて崩れた。なぜ、僕が悪いのか。なぜ、僕がこんな目にあわなければいけないのか。僕は叫んだ。でも、何も帰ってこなかった。そして、夜叉丸の命は尽きた。今でも、まだ分からない。なぜ、自分が悪いのか。そして誰が悪いのかも。僕が不幸になっても、みんなは変わらず。僕が必死で叫んでも、みんなは変わらず。
返信、大変遅くなってごめんなさぃっm(__)m我愛羅の心の声が聞こえましたぁ―!!!感動しましたょぉ(;_;)最後の↓↓↓『僕が不幸になっても、みんなは変わらず。僕が必死で叫んでも、みんなは変わらず。』この部分とか、我愛羅の生きてきた辛い過去がよぉ〜く表現されててすごいと思いました!!ホントありがとうございましたぁ♪゛
「ねぇ我愛羅様、風が気持ちいですね。」叔父である夜叉丸は、唐突に現れた。「そうだな。」驚かないのは、来るのが分かっていたから。用件を言わないところをみると、また俺の監視を里の人たちに頼まれたのだろう。「おまえも大変だな。」「え、なにかいいました?」同情の言葉を述べてみたが夜叉丸は聞いておらず、独り言のようになった。「なんでもない。」夜叉丸は一瞬こちらを眺めたが、また一人でなにか遊び始めてしまった。こうしてみると任務をさぼっているようだ。なあ夜叉丸、風影になってから、それまで見えなかったものが、たくさん見えるようになった。いや、見ようとしてこなかったものが目にはいるようになったというべきか。今までよりも里全体を見て、全体のことを考えるようになった。だから今なら分かる。おまえが俺を殺そうとした理由も、ほかの人がそうしようとした理由も、里が俺を憎んだわけも。だから、俺はー・・・「・・・・・・」夢か。なんと言うつもりだったのか。ただ、目がさめる寸前にみせた夜叉丸の笑顔が、脳裏にはっきりと残っている。寂しそうな、はたまた苦しそうな微笑みだった。 【夢のお話】