[263] 短編2 「きっかけは、1つの出会い」 前編 |
- 日乃 水葉 - 2007年07月28日 (土) 21時34分
今回は、真面目7割、ギャグ2割、そして・・・
「・・・後の1割は?」←蒼夜
ん〜・・・「演劇部の気合」?
「ぜってー違うだろ!(汗) ・・・っていうかさぁ、俺は何故 ここにいるんだ!? 今は、練習中なんだが?」
いや、ノリで・・・というか、本編にあんまりでないし・・・。
「Σノリだけか!! ・・・さて、馬鹿な前座はこの辺で、 そろそろ本編に入るぞ〜・・・。」
------「きっかけは、1つの出会い」------
「・・・あぁもう! どうして急に雨が・・・・・・あれ?」
雨の中、彩都の目に入ったのは、道端に倒れていた1人の赤髪の 少年だった。
「(どうしてこんなところに?)って、そうじゃなくて!! えっと・・・とりあえず助けた方がいいのかな?」
え。 「助けない」って選択肢もあったの!?
「・・・黙れ、作者。・・・・・っと、こんなのに構ってるヒマは ないか。(酷) 君・・・大丈夫!?」 「・・・あな・・・た・・は・・・・・・誰?」
傷だらけのその少年は、ぽつりとそれだけ言った。
「俺? 彩都っていいます♪ その・・・君を放っておけなくて、 つい声を掛けちゃったんですよ。」 「そう・・・ですか・・・。 でも、俺は大丈・・・痛っ・・!」 「全然大丈夫じゃなさそうだね(汗) ・・・・・・とりあえず、 病院行こう?」 「・・・お願いシマス。 ・・・あ。そういえば、俺はまだ名前、 言ってなかった・・・ですよね? ・・・奏・・・です。」
それを聞いて、彩都は僅かに微笑みながら一言。
「・・・なんで、こんな時にバイク修理中なのかな・・・。」
・・・あれ?彩都って機械オンチじゃなかったっけ?(ぁ)
「苦手でも、一通りの操作はで・き・ま・す!(怒)」
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「あのさ、奏君・・・君、どうしてあんなところにいたの?」
病院のロビーで、傷の治療を終えた奏に彩都は問いかけた。 時刻は夜10時前。 中学生ぐらい(に見える)彼がどうして道端に倒れていたかは、彩都じゃなくても気になるだろう。(ぁ)
「・・・行くあてが、なか・・・ったんだよ。」 「え? 奏君、それってどういうこと・・・?」
「・・・・・・・・・・・・・母さんが、死んだんだ。」 「お母・・・さんが? ・・・じゃあ、お父さんは?」
心底驚いた様子の彩都はひとまず置いておいて、彼はこう答えた。
「さぁな。 どっかで生きてるらしーけど・・・俺は、顔見たこと ないし。」
しばらく真剣に考え込んだ後、彩都はこう言ってみた。
「もしよかったらさ、うちに来ない?」 「え、でも・・・家の人は?」 「いいのいいの♪ 俺の家は、最近学校の関係者に貸し出し始めた からね。 ・・・部屋なら、まだ結構余ってるんですよ。」 「(どんな家!?) あの、「学校」って・・・?」 「タマムシ大付属と、ヒスイ女子。 どっちも、この近くにある 学校だね。 ちなみに・・・、俺はタマ大付属の先生やってるん ですよ♪ ・・・それで、どうする?」
相変わらずにっこりと微笑んでいる彩都に対し・・・
「・・・彩都さんがいいのなら、行かせてください・・・!」 「よし、決まりだね♪(後で誰かに絶対突っ込まれるな・・・)」
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「・・・何で、ココはこんなに広いんだ・・・?」 「深いことは突っ込まないで。(ぁ) ところで・・・、そろそろ 行かないとまずいですよ?・・・ココ、学校から遠いし。」 「えっ・・・あ! 本当だ・・・・・・彩都さん、また後で!」
バタバタバタ・・・ と慌てて走っていく奏を見て、
「中等部にはそんなに行くことないんですけどね・・・(汗) ・・・・・・俺、高等部の教師だからなぁ・・・っと、こっちも そろそろ行かないと! いっくらバイクでも、まずいし!」
・・・それでいいのか、彩都(ぁ) っていうか、バイク直ったのね。(何) とにもかくにも、奏は、タマ大付属の中等部に通うようになったとさ。 続きは、後編で!(蹴)
<後編の予告> 彩都と出会い、タマ大付属の中等部に通いだした奏。 そんな経緯や、演劇部結成のきっかけ、そして、蒼夜が演劇部に 大きく関わるようになった文化祭での舞台。 ・・・そして・・・・・・、奏に迫る危険とは・・・!?
蒼夜「珍しく真面目な予告なんだな。(ぁ)」 >・・・星空の時だって、真面目にやってる!!(汗) 奏「それはそうと・・・今更だけど、俺、彩都さんに拾われて よかったな〜・・・、いや、本当に。」 彩都「そういわれると嬉しいですよ♪ ところで・・・奏君。」 奏「何でしょうか・・・?」 彩都「なんか、「先生」って言いにくそうにしてるな〜って、 いつも思うんですよね・・・。 だから、別に「彩都さん」でも いいんですけど・・・」 蒼夜「・・・あぁ、自分のカナ先生呼び方と、同じだと?」 彩都「そうだね。 あの人は、何か「カナさん」なんですよ。」 奏「(あえてそこは突っ込まないでおこう・・・) って!! ・・・あれか? 危険ってさ・・・。」 >うん、それ。 ・・・でも後編のネタだから、言うな。 奏「あーそうですか(棒読み)」 蒼夜「ははは(汗) ・・・っていうか、ひとつだけ聞きたい。 コレは、大体いつぐらいの設定だ?」 >・・・あ。それか。 この話は、現在から2年ちょっと前。 んで、文化祭の部分は、大体半年ぐらい前かな?予定では。
奏&蒼夜「「予定かよ!!」」 彩都「はい、綺麗に突っ込みが揃ったところで後編へ続きます♪」 奏&蒼夜「「勝手に締めないでくださいよ!!(汗)」」
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