タマムシ大附属学校
ポケモンのオリトレ小説、学園パラレル企画掲示板。
要するに、オリトレ達のドタバタ学園コメディ(待て)。
物語がどう突き進むかは全く不明ですが、何はともあれ楽しみましょう。
キャラクターの設定関係は↓で投稿してください。
設定投稿用掲示板
こちらの関連記事へ返信する場合は上のフォームに書いてください。 |
[735] タマムシとヒスイはカオスの味 vol.02【完成】 |
- アット - 2009年06月25日 (木) 07時55分
※最初に掲載したのと比べ、若干途中の話も見直しました。
それは、いつもの平穏な日常が流れるはずだった、タマ大附属校で突然起こった悲劇。
「…………。え゛、平穏だったの?」 ←シクー
「聞くなら、俺以外の誰かにしろ……」 ←シャーウ
「いや、みんな同じようなもんだと思う(汗)」 ←ネス
この日。 罪の無い、1人の男子生徒が犠牲になった。 殺人事件である。
被害者は高等部一年生、堂山郁武(どうやま いくむ)。 現場は、校内の調理実習室。
そして容疑者は、事件発生時刻に殺害現場に集まっていた4名。 カケル、ユウキ、サクラ、アヤカ……この、いずれかによる犯行と思われた。
「これだけで、何があったのか分かった気がするよ(汗)」
「あら、シクー。せっかくだから、あなたも一度味わってみなs」
「絶 対 嫌 で す」
事件発生後も、のうのうと生きていたアヤカの申し出を、完全拒絶するシクーであった。
「まぁ、軽い気持ちでつまみ食いすると、死に直結するという事が分かって良かったわね」
「何か教訓を得たみたいに言わないでよ!!」
タマムシとヒスイはカオスの味 vol.02
シクーが、泡を吹いた他殺体で発見されたのは、その日の午後である。
「泊≠チ!? シクー、やられるの早っ!!」
仕方ないので、今回のツッコミはコウの提供でお送りしております。 ついでにせっかくだから、告死天使仲間のラグナも口にさせたところ、たちまち消滅していった。
「意味も無く犠牲者を増やしていくのはやめてくださいっつか、何で1人だけ体溶けてったの……(泣)」
「おかしいですね。ちゃんと味見はしたのですけれど」
コウの同級生セリンが、鍋に溜まる紫陽花色の粘着性液体に指をつっこみ、ぺろりとひと舐め。 己の生産物を毒見してみるものの、彼女的には首を傾げるばかりだった。
「あ゛。今回の犯人、セリンだったんだ……」
「当たり前だ。あんなデッドリーな猛毒、作りたくても作れる訳ないだろう!」
そう断言するのは、元々容疑者の1人であったカケル。 なんかもう、誰でも良くなってきちゃったな(汗)。
「ところでさ、セリン」
鼻も押さえたくなる凶悪な鍋を前に、コウが気になったポイントを1つ指摘。 突っ込もうと思えば幾らでも言えただろうが、あえて1つに絞ったのは彼の優しさ(?)である。
「この鍋、なーんで髪の毛の束が突っ込まれて、だらりと外にはみ出ているのかな〜」
…………。 コウの述べた通りの物体をリアルに想像したら、軽くリングちっくに思えてくる(ぇ)。
「? ポニーテールやサイドポニテは、萌えなのだと教わりましたので」
「料理に萌え要素を求めないでください! むしろ怖い!!」
「1本1本、校内の女子生徒の方々から集めさせていただきました♪」
「狽コんぶ出身ばらばら!?」
萌えも、求め過ぎればホラーでしかない←
「ったく。どうすんだよ、この鍋。下手に流し捨てても、川魚の死骸が浮かび上がってきそうじゃねぇか」
「あらまぁ。何という公害」
「カケル先輩とアヤカ先輩は他人事みたいに言える資格アリマセン」
そうなると、この中で、まともに他人事みたいに言える資格を持つ者は……。
……これは由々しき問題。 女の子に対しては、妙にグルメと思われるコウしかいない。
「狽サれ関係ないでしょ!」
「あのー。皆さんお腹がいっぱいなのでしたら、私が持って帰って食べますよ?」
「え゛」
そう述べるセリンは、早速持ち帰り用のタッパーを用意し始めた。
「腹いっぱいだからって訳じゃねーんだが……つか、何であの子は、あれが大丈夫なんだ?」
「はぁ……。セリンですから」
それ以上、説明のしようがなかったので、コウは一言つぶやくだけに留めるのだった。 それとなく、カケルの方も察してくれたらしい。
「とりあえず、そんな訳で、イクムとシクーは今、タマ大附属病院に入れられてるらしい」
「附属病院あったんですか、ここ(汗)。ていうか、霊安室じゃないだろうね、それ……」
ラグナは消滅したから、どうしようもなかったらしい←
「だ、大丈夫です……。ラグナさんの破片は、チリトリで集めておきました……」
そう述べるは、ホウキを片手に、チリトリで集めたものをゴミ箱に流し込んでいた、容疑者の1人サクラ。 ちゃんと犠牲者の後始末ができる分、まだ彼女は偉いと思う。
「や、偉くはない(汗)。むしろ何が大丈夫なのかサッパリ分かんないけど、そもそも破片て何ッ!」
かくして。 学園を賑わせた殺人事件も、ようやく沈静化に向かっていった。
「拍沁閧ノ沈静化させないでよ! つか、『騒がせた』じゃなく『賑わせた』んかい!」
「コウくーん。群青色の目玉焼きが焼けましたよ〜♪」
「せりんさんおねがいですちょっとのあいだだけでもじちょうしてください(涙)」
真面目に収集がつかなくなるので、そこだけはリアルに懇願。
「群青だなんて色付け、どうやったんだ?」
「割ったら、中がそんな色でした」
「TRICKじゃないかッ。つか、もう何でこんな事態になっちゃった訳!?」
一応この場には、容疑者の4人(つまり前回の猟痢実行犯)と、シクーを無自覚に殺めたらしいセリンがいる。 このままでは、更なる犠牲者が出ると判断したコウは……。
「…………。でも、それはそれで面白いかも(黒笑)」
ダメだ、こいつ(ぁ)。
「うるさいな、分かったよ。で、とりあえず最初の容疑者4人は、もともと何を作っていたのさ」
「何って、ねぇ?」
「カレーだったと……思います……」
「シチューじゃないんだっけ?」
「あれが味噌汁だったら、ちょっと怖いな」
分かった事はただ1つ。 らちがあかないという事実だけ←
「コウ君。私のさっきのお鍋は、野菜炒めを作っていたのですよ」
「買Zリンの場合、汁物ですらない」
「……話は分かったわ。これは大きな問題ね!」
ガラっ! 不意に、調理実習室のドアが開かれたかと思いきや、1人の凛々しい女子生徒が入ってくる。
彼女こそYネット総司令ユウナ、その人であった。
「総司令だったんだ(汗)」
「このまま、学校内に被害が拡大するのを見過ごす事はできないもの。生徒達の料理力を高める為、緊急料理勉強会を実施させていただくわよ!」
「…………。はい……?」
タマ大附属校全体に、死亡フラグがかけられたのは、まさにこの瞬間であった。
「……えーっと。それで僕、なんでここにいるんだっけ?(汗)」
小熊のアップリケが刺繍された可愛らしいエプロンを身に着け、コウは呆然と立ち尽くしていた。 せっかくだから鼠耳ヘアバンドもつけてみる。
「そんなオプション要りません……」
「はーい。みんな注目ー!」
ユウナが、調理実習室の一番前で呼びかけをする。
この日、ユウナが突発的に立ち上げた企画、『プロジェクトCR』の参加希望者が、調理実習室には集められていた。 コウは参加する気などさらさら無かったが、半ば強引に出席させられたらしい。
ちなみにCRとは、『カオスな猟痢』の略である。
「改善する意向が全く感じられないね(汗)」
「それじゃ、まずは実行委員のコウ君から、一言貰おうかしら」
「ぶっ!?」
あっ! 野生のベトベターが飛び出してきた!
「狽チて誰だ、先走って早速得体の知れない何かを作った奴はー!?」
ボカッ! ゴスッ! バキッ! 一同の集中攻撃によって、なんとか猟痢第一号の撃破に成功する。
「ぜぇ……ぜぇ……。つか、今の生きてたよね?(汗)」
「みんな。実行委員は、『料理とは戦いだ!』って言ってるわ」
「言ってません」
もう、幸先の悪さしか感じられない。 でもこのままじゃ帰してくれなさそうだし、もうとっとと終わらせてしまおうと、心に決めるコウであった。
「えーっと、じゃあ一言」
すでにへとへとながらも、コウは一同に向かって宣言する。
「誰も死ぬな!」
「無理☆」
「うわー真っ向否定(泣)」
ほんとにそう思えてしまうだけに、コウは悲しい気分だった。
「では続いて、本プロジェクトの顧問を務めるサカガミ先生からの説明よ」
「(え、何でこの人(汗))」
現れたのは、すでに新聞部や学園機密調査部の顧問も務める、社会系科目教師サカガミ。 一応コトキやセレナ達の学年、中等部二年の学年主任もやっている。
「うむ。今日は日柄も良く、新たなプロジェクトを始めるには晴れやかな一日となりそうだ」
死に直結しそな晴れやかな日なんて嫌だと、隅でコウは思っていた←
「なお、君たちが作った食事は、学校全体から感想を集める事になっている。励みにするように」
「……うん? 感想を集める?」
コウは首を傾げる。
「知らなかったかね? みんなの作った料理は、給食として学校のみんなに食べてもらう事になっているのだよ」
「狽ヤふーっ!?」
ズザザっと、コウは床をうつ伏せに滑っていた(ぁ)。
「む。氷雪系魔法がどうかしたかね?」
「意味不明なダジャレを言ってるんじゃないです! つかそれ、細菌テロよりタチ悪くないですか!?」
「学園の不景気に加え、給食費未納な親御さんが増えているのでな……」
「リアルな問題を挙げるのはやめてくださいっ。てか、それは絶対止めるべきですよ!」
「? 何故だね」
「何故って……あああもうっっ!!」
コウは、改めて料理実習室内をぐるりと見渡す。
「? ……♪(にこっ)」
罪の意識も無く、微笑み返してくるセリン。
「とりあえず、塩のさじ加減は間違えてねぇだろうな」
「うん。でも、砂糖とは間違えたかも」
「え、えっと……コショウって、書いてあった気がします……」
「同じ粉末なら、どれも変わらないでしょ」
最初の犯行の容疑者(むしろ犯人確定)、カケル、ユウキ、サクラ、アヤカ。 この時点でメンツがやばい上、この場にまともな料理の腕を持っている人がまるで見当たらない気がした。
「うむ。先程、給食のおばさん達に持っていってもらってね。今、学内の配る準備をしているところであろう」
「『これから始める』雰囲気だったのに、いつの間にか『もう終わった』状態として扱われているし……」
案の定だった。 大体この手のプランは、筆者のノリ補正が入る為、無理矢理にでも止められない方向へ向かう事は、コウもよく知っていた。
「狽んたが他人事みたいにいうなー!!(泣)」
終わった……。
すべてがオワタ
うなだれるコウなど、世界は見向きのせず。 惨劇の瞬間は、間近に迫っていた。
続くらしい
|
|
[736] ……… |
- 日乃 水葉 - 2009年06月29日 (月) 09時50分
しょっぱなから作品のレベル高いからうまく纏める自信なくなったじゃないか!
十六夜「逆ギレすんな!」
だってー(汗)
十六夜「………あぁ、アンカー作者だっけ?」
そうだよ!軽く自信なくなったよ! でも内容は軽く決めてるんだ♪
十六夜「俺には嫌な予感しかしねー…」
|
|
[737] |
- 学園りょうり♀驩譁{部 - 2009年06月29日 (月) 15時55分
感想書くの好きじゃないんですが書きます(謎)
シシー「あのベドベター作ったのサイアスじゃねえだろうな!?」
行き成りそれかよシシー。
シシー「オレの知る限り、生物が動き出したり呻いたりするのを作り出せるのはサイアスだけだからな」
ある意味凄いよね。
と、まぁ雑談はさておき
シシー「Σおい」
セリンは一度本当に病院で検査してもらうべきだと思います。そして、本当に、料理に萌えを求めるなー! という感想ですが、何気に安否の気になるイクムとシクーでした。
ご冥福をお祈りします。
シシー「Σ縁起悪っ!!」
|
|
[745] |
- 闇ツルギ - 2009年07月18日 (土) 22時08分
あ、イクムが犠牲に・・・・・・ってか料理ここまで酷かったのか!?
ユウキ「僕達に聞かれてもね・・・・・・。(汗)」
カケル「それ以前によくあれつまみ食いする気になったな。死ぬほど酷かったんだろ?」
まあ、イクムだしな。(おい)つまみ食いで死ぬとかいつかセリンの域に達しちゃうんじゃ・・・・・・。
アヤカ「何言ってんの・・・・・・。」
ユウキ「あとサクラちゃん、ラグナ君の破片・・・・・・いや、もうこの時点でおかしいけどとにかく捨てちゃ駄目でしょ!?」
サクラ「え・・・・・・駄目なんですか?」
いや、もう・・・・・・ツッコミどころ満載でした。(笑)
|
|