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タマムシ大附属学校

ポケモンのオリトレ小説、学園パラレル企画掲示板。
要するに、オリトレ達のドタバタ学園コメディ(待て)。
物語がどう突き進むかは全く不明ですが、何はともあれ楽しみましょう。

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[555] 短編bV〜この番組は日乃水葉さんのスポンサーの提供でお送りいたします〜
HIRO´´ - 2008年09月01日 (月) 12時04分

「あら、お便りが届いているわね」

「姉さん、どうしたんですか?」

 突然ですがここは、新聞部の部室。
 ……それなのに集まっている連中は何故か新聞部のメンバーではなかった。
 その新聞部のメンバーじゃない一人が彼女……ユウナだった。
 尋ね返すのはユウナを慕う元不良少年ユウトだ。

「依頼が来ているのよ」

「それってなんですか?」

 さらに椅子に座ってカキ氷を食べている集団の5人の中では年下のユウがユウナに尋ねる。
 なお、ユウが食べているカキ氷はメロン味である(何)

「読み上げるわね。『Yネットへ指令を与える。タマムシ大付属の高等部1年B組の素性について調べろ。なお任務が失敗した場合はタマムシを今度こそぶっ壊す!byヒロ』」

「あのインチキ神……まだ生きてたって言うのか!?」

 ユウトが握り拳を立てて壁を殴りつける。

「ふん……そんなの俺が消して来てやる」

「あ、ユキヤ先輩が行っちゃった……」

 小豆と練乳込みのカキ氷を片手に外へ飛び出していったユキヤ。

「まぁ、ユキヤなら何とかなるでしょ。でもこの1年B組の素性は気になるわね。ユウト、あなたを中心に1年B組がどういうクラスかを紹介する話を作ってくれるかしら?」

「よしっ!任せてください!姉さん!」

 苺味のかき氷を食べ終えたユウトは、器をガタンと置いて立ち上がった。

「そういうわけで、班分けはこうね」

 ・ユキヤ&ユウナ……神討伐。
 ・ユウト&ユウ&悠火……1年B組の紹介。

「さぁ、はじめるわよ」

「ユウト先輩、悠火先輩、行きましょう!」

「ああ!」

 カキ氷を食べ終えたユウトとユウはとっとと行動を開始する。

「さて……私たちはのんびりとカキ氷を食べてから行きましょうか」

「そうですね」

 残ったユウナと悠火はそれぞれ青汁風味のカキ氷とマンゴー味のカキ氷を食べていたと言う。

 ……てゆうか、そんな味のカキ氷ってあるの?

 まーとりあえず、かくして、探偵サークル『Yネット』の本日の調査が幕を開ける!!















 短編7〜この番組は日乃水葉さんのスポンサーの提供でお送りいたします〜















 さて、校門の外側を走る一人の覗き魔がいる。
 彼の名はラグナ。
 覗き魔で不良という便利なスキルをもつ男である。

「それのどこが便利なのよ!」

 今回のツッコミはユウナの妹分、ユウでお送りいたします。

「わ、私!?」

 だって、アットさんのプール編でも君がツッコミやっていたじゃないか。お兄様のムキルくんと一緒にさ!

「そうだけど……」

 そんなわけで宜しく!
 ……ってそんな間にラグナはバイクに乗って入って行っちゃったよ?

「そんなのナレーションが喋っているから悪いんじゃない!!」

 ごめん(汗)
 じゃあ、後は任せるよ。

「……(汗) あ、次に来たのは……」

 慌てて電信柱に隠れるユウ。
 そして、向かってきたのはスケボーに乗った黄色と黒の髪の小柄な少年だった。

「ひゃっほー!!」

 クチャクチャとガムを噛みながら、スケボー駆け抜けていく彼の名前はライジ。
 いやはや、本編と変わらず電光石化の如く行ってしまいましたとさ。

「(ライジ先輩は……スケボー登校と……)」

 懐に忍ばせておいた○秘張と書かれているメモに必死にメモを取る。
 そんなことをしているうちに次の生徒が……

「ふわぁ……」

 非常に大きな欠伸をしながら、少年が歩いてくる。
 男にしては長い赤い髪に、紅い目を持った少年で、その年にしてはやや身長が低い少年でもあった。

「(響香先輩だわ……それにしても眠そう……)」

 とメモっているのはよかったが、彼が校門に入ってから事件は起きた。

「よっ!響香!オッハー!!」

 時代遅れの挨拶をかました男は、H1B(高等部1年B組)でもトップクラスのバカの称号を持つカズキだった。

 ちなみに、学力ランクの設定を見ると、カズキがランク1でイクムがランク3と見て取れる。
 つまりこの次点で、キングオブバカはカズキに決まったと言うことになる(待て)

 そんなカズキが響香に肩を叩いて挨拶したことでこの事件は発生してしまった。

「…………」

「響香?どうした?元気ないなー!」

 そして、響香は言った。

「俺の眠りを妨げるのは誰だ?……俺の眠りを妨げる者は……噛み殺す!!」

 そして本当にカズキに噛み付いてきた。

「って、そんなわけあるかよ!!」

 いや、今回は本当だから。
 そして、いつの間にか響香は弓を構えている。

「パルテナアロー」

「泊メてー!!」










「はぁ……外が騒がしいですね」

 一方の古流剣術部の道場では朝錬が執り行われていた。
 が、今日は2人しかいなかった。

「外で何かあったのかしら?」

「……ZZZ……」

 バキッ!バキッ!

 すると、キャプテンのダイスケが赤髪の少年のサク、茶髪の少女のキラメに一喝した。

「精神を乱してはいけません」

 こうして、2人はダイスケに朝のうち、たっぷり絞られたと言う。

 …………。

 あれ?でもこれって、お寺の修行とかで見たことない?











 さて、話を元に戻そう。

「(うわぁ……響香先輩……すごく朝は機嫌悪いんだ……)」

 校舎の玄関近くから、やがて、校庭へと移動しようとしていた。
 ユウはただ傍観しているだけでカズキを助けようとはしない。
 むしろ助けられないというのが正解だろう。
 なぜなら、今のパルテナアローは響香の怒りのバロメーターが振り切れている為に、通常の1000倍の威力をもっているからだ!(ェ)

「ちょっと!!響香!!朝から何をやっているのよ!!」

 ここでようやく登場の風紀委員。
 ご存知彼女の名前はライト。

 しっかし、学園ではひっさびさの登場だな(汗)

「ふん……ちっちぇえな」

「……な!?誰がドチビですって!?」

「いや、誰もそんなこと言っていないから」

 しかもなんで君がメテオンボイスを使うかな(汗)
 響香も響香だけど、ライトのほうが身長は上なんですけど(爆)

 そして、彼女をたしなめるのは同じ風紀委員の天海。
 かつ、響香の親友である。

「ライトちゃん。ここは僕に任せて」

「天海……大丈夫なの?いくら相手が親友だからって、あんなに荒れている響香を止める事なんて出来るの?」

「大丈夫」

 そう言って、前に踏み出して、2対の剣を取り出す。

「(あ、嫌な予感)」

 ユウは直感でその場から逃げ出した(ェ)

「行くよ!!『トライエース』!!」

 ブンブンッと剣を振るったと思うと……まさか……まさか……校庭が覆われるほどの爆発を巻き起こした!!

「ちょっ!!天海!!やりすぎでしょ!!」

 トライエース……それは神々が残した謎の奥義(SO2SE参照)















 ……んで















「そう言うわけで遅れました……」

 朝のホームルームの時間。
 全身傷だらけの生徒がH1Bに5人いた。
 彼らは全員野球部の生徒で、校庭で朝錬をやっていたのだった。

「無事で何よりだったよ。とにかく座って」

 ケンに促がされて、5人(エイ、ネフライト、ダイチ、タツヒト、賭瑠(カケル))は各々の席に座っていった。

「エイ君……何があったの?」

「それが……いきなり校庭で爆発が起きたんだよ」

「ケガは無い?」

「うん……何とか平気だよ」

 と、エイは身体を動かして、ミミに無事をアピールしていた。

「ライト……大丈夫?」

 心配そうな声を上げるのは、ライトの幼馴染のシトリン。
 もちろん、ライトというのは、風紀委員の女の子のライトではなく、野球部の若き実力者ネフライトの事である。

「このくらい……ケガに入らないって!」

 と、目が見えないシトリンをネフライトは元気な声で返した。

「意外に大丈夫そうね」

「な、なんだよ。綾香。心配してくれるのか?」

「別にあんたの事を心配していたわけじゃないわよ!別にあんたなんてどうなっても私は知らないんだから!!」

「そうかよ!俺も別にお前に心配なんかしてもらいたくないな!」

「何ですって?」

「なんだよ!?」

 こちらはいつも”仲の良い”賭瑠と綾香。

「「誰が仲がいいって!?」」

 だって、ケンカするほど仲がいいって言うじゃないですかー♪

「それにしても!!!!あの爆発はなんだったんだーーーー!!!!」

「さあな……もしかしたら、タマムシ野球部をライバル視する他校の妨害工作かもしれないな」

「何っ!!!!でも、俺たちはそんなのには屈しないぞぉーーーー!!!!」

「そして、ちょっとは静かにしろよ」

 と、爆発騒動を議論するこちらの2人はダイチとタツヒト。
 熱いダイチと同じくらい熱いのだが冷静さを持つタツヒトはいいコンビのようだ。

 ……と勝手に決めちゃったり(待て)

「〜♪」

 当の原因である天海はそっぽを向いて口笛を吹いていた。

「「(天海……(汗))」」

 と、傷だらけのライトと響香は同時に天海にちょっとした思念を送ったとか。

「さて、出席を確認し終えたけど……今日はまだシズマ、ヒカル、マリン、イクム、シグレ、ラグナの6人が来てないみたいだね」

 ケンがHR(ホームルーム)を終えて、朝の時間は終わる。
 これから授業は始まるのだ。

「あれ?ラグナは?」

 ライジがキョロキョロと周りを見回す。

「ラグナなら乗り物酔いで今保健室で寝てるって。朝錬があるというのにバイク通学するからそう言うことになるんだよ」

 と冷静にタツヒトは言ったそうな。

 さてさて、この話は昼のパートへと続く。




















 ユウメモ:天海先輩の底が知れません。




















「ふはは!また来たか!忌々しきYネットめ!!」

 とか何とか、またまた神と名乗る霊体のヒロとYネットの戦いが始まる。
 しかし、今回はレボ、シグレ、サラの3人はこの場に居ず、ユキヤとユウナの2人だけである。

「黙れ。不燃ゴミ」

「そうね。私がまとめて捨ててあげるわ」

 と、ユキヤとユウナ。

「誰が不燃ゴミだ!!今回は負けないぞ!!なぜなら今回は、こっちの世界に侵入出来ないようにな…………」

「御託はいいわよ。ユキヤ、行くわよ!!『スパイラルキャノン』!!」

「ああ。破壊爪<デストラクションエッジ>」

「狽ソょっとそれは待て!!そのボイスネタh」

 ズドーンッ!!

 こうして、ヒロの霊体は切り刻まれてゴミのように燃え尽きたという。




















 ユキヤメモ:ふん、貴様もゴミか。




















 さて、神のことは放っといて、昼にみんなが何をしているか見てみましょうか。
 その様子を見るのは同じクラスのユウト君。
 ユウナ姉さんにデレデレする一少年だ。

「…………」

 ……否定しないんだね(汗)

 そんなわけで、ユウトは今何をやっているかと言うと……浮気である。

「ちょっと待て!!俺は今YネットとしてH1Bのクラス調査をしてんだ!!何で浮気になるんだ!」

 だってさー君の目線の先にはさ…………

「……5ダブル」

「じゃ、私は7ダブル!!」

「あっ……コトハちゃん……もうちょっと小さいの出して欲しかったな……」

「私はパスです」

「じゃあ……2ダブル」

「えっ!?ヒカリちゃん!そんなの有り!?」

 だった。

「会話だけ見てもわからねーよ!!ちゃんと説明しろよ!」

 そうだね(汗)

 とりあえず、アイカ、ヒカリ、ミミ、コトハ、桜の5人が大富豪もしくは大貧民をやっていた。

 大富豪と大貧民……それはトランプの中で恐らくトップクラスに入るほどのメジャーなゲームであり、基本的に3が最弱カードで、4,5,6……と強くなっていき、最強は2なのである。
 また、同じ数字のカードなら、2枚、3枚と同時に出していいのだが、4枚同時に出すと”革命”といい、数字の強さが逆転してしまうのである。
 さらに、数字によって8が”8切り”、11(ジャック)が”イレブンバック”、7が”7渡し”など色々とローカルなルールもあることで有名なのである。

 だから、大富豪をやるときは、あらかじめ、ルールを確認して始めましょうね?

「誰に言ってんだよ!」

 んで、さっきのゲームの結果は?

「……私が1上がりです」

 と、ヒカルの妹のヒカリ。

「あともう少しでしたのに」

 おしとやかな桜が2番目。

「…………3番」

 ポーカーフェイスというか無愛想と言うか……とにかくアイカが3位。

「次は負けないんだから」

 ちょっと悔しそうなミミは4位。

「最初っからとばしすぎたわ……」

 月の恵のボーカルのコトハがビリっけつだった。

 はっ!?月の恵だから、EOEMのヒカリも月の恵に誘えばいいじゃないか!←今気付いた

「この5人は昼休みは大富豪っと……」←ナレーションをスルー

 ちょっとは突っ込んでよ?
 こうなったら、ユウナに言いつけるよ?
 ユウトが5人の美女に見とれていたって!

「誰が見とれていたって!?」

 見とれてなかったんだ(汗)
 だけど、5人ともかわいいと思うけどなぁ。
 いや、4人か。一人は”ハナ”という言葉で変身しちゃうし。

「”ハナ”……?”タネ”じゃねーのか?」

「タネ?……ボンッ!!」

「あ(汗)」

 ユウトの一言で、アイカが男の子になってしまった。

「僕も大貧民をやりたいですー!!」

「久々にユウキを見た気がする……」

 ユウトが言うのも無理は無いわなぁ。(汗)

 さて、混沌としたトランプゲームに見飽きたユウトは反対方向を見た。

「……すぅーすぅー……」

 相変わらず、H1Bの眠り姫……サラは寝ていた。

「いっつも寝てるな……サラのやつ……」

「そう思うだろ?」

 と、ユウトの傍に寄ってきたのは、今朝、散々響香に的にされたカズキだった。
 つーか、君、無傷だったんだー

「当たってなければ無傷だろ」

 絶対当たっていると思ったのになぁー(ぁ)

「寝ているのに乗じて、ガバッて襲っちゃえばいいのに……」

「それってアルガのことか?」

「やっぱ、新聞部は話がわかるなー」

 機密部、新聞部、Yネットの全てに所属しているユウトにとって、アルガがサラに惚れていると言う情報はいとも簡単に手に入る情報だったようだ。

「アルガの奴に足りないのは何だと思う?」

「…………」

 ユウトはまじめに考える。

「99%の努力と1%の才能じゃね?」

「それはスポーツの話じゃないのか?!」

「何言ってんだよ。このタマ大、ヒスイ女子はトップクラスの女子が集まってくるんだぜ?それならば、男が生まれ持っている才能なんてなんて役に立たないんだよ!むしろ、彼女への想い……つまり努力が必要ってわけだ!!」

「……う〜ん……」

 首を傾げるカズキだった。

 とゆーか、このセリフは何となくユウトが言うモンじゃないと思うけど(汗)

「とりあえず、アルガに必要なのは勇気だな。そう思うぜ」

「ユウト……」

 そして、後ろにアルガの姿が……

「「狽「たのか!」」

「……ユウト……やっぱり、俺……サラと付き合いたい……なんかいい手は無い?」

 すっかりヘタレが定着してしまっていたアルガだった。

「自分で何とかしろ!!」




















 ユウトメモ:気持ちは言葉にしないと伝わらない。つまり、男は度胸だ!

 えー全然ユウトらしいメモじゃないー(笑)




















 さて、話はとっても変わります。

「タクロウ……俺はてめぇを斬る!」

 柄のない刀を持って構えるのは、不良……そして、”3度死ぬ男”の異名を持つラグナだった。

「……哀れな不良に……魂の救済を…………誰がしてやるもんか!!」

 左手を武器に変えて構えるのは、天才少年……そして、”重度の記憶障害をもつ男”の異名を持つタクロウだった。

「なんか違いませんか?」

 屋上の建物でメモ用紙を構えているのは、腹黒少年……そして、”ニイナには一生頭の上がらない男”の異名を持つ悠火だった。

「何ですかその異名は!」

 そんなわけで、昼休みの屋上ではラグナ対タクロウの一対一の決闘が行われようとしていた。
 さて……その原因となっているのはなんなのか?
 10分前にさかのぼって見ましょう。










 ―――購買部。

「これは俺のだ!ピザをよこせ!」←ラグナ

「嫌だよ。僕が先に買ったんです」←タクロウ










 だった。

「単純な理由ですね(汗)」

 ちなみにピザとは、最近購買部でルーカスとガンちゃんが極秘に進めていたSKY PLACEとの共同新商品である。
 2人が争っているのは、その新商品が残り一枚になってしまい、ラグナとタクロウがその残り一枚を勝ち取る為である。

「俺の本気を見せてやる!!卍解(ばんかい)!!」

「負けられない……神ノ道化(クラウンクラウン)!!」

「月牙天衝(げつがてんしょう)!!」

「破滅ノ爪(エッジ・エンド)!!」

 バゴーンッ!!

「……すごいことになってる……(汗)」

 空を飛んだり、斬撃を飛ばしたり、剣を振るったり……2人は凄まじい戦闘を繰り広げていた。

「あー!!もううるさいわね!!」

「って……ニイナ!?」

 悠火が気付くと、そこには自分の彼女であるニイナが存在していた。
 てゆーかよく見ると……!?

「このピザ……冷めちゃってまずいじゃない!!」

 ラグナとタクロウが争っているピザをなんと食べてしまっていた。

「まずいピザをご馳走様」

 すると、ニイナは行ってしまう。

「ちょっと待て!!てめぇ!!何勝手に食べてるんだよ!!俺のピザ!!」

「食べ物の恨みは恐ろしいんですよ?」

 こうして、2人の標的はニイナへと変える。
 超スピードで襲い掛かってきた!!

 だが、ニイナはまったく動じなかった。
 なぜなら彼女は天上天下唯我独尊のニイナだったからだ!!

 ちなみに、ツナ嬢こと津波さんのサイトではない(何)

「悠火!」

「え?」

「手をつなぎなさい!!」

「えぇ!?」

 慌てて悠火はニイナと手をつなぐ羽目になる。

「喰らいなさい……絆の銀!!」










 チュドーンッ!!










「悠火、私に上手いピザをおごりなさい」

「…………」

 悠火とニイナが空へ放った一撃は、なんと一撃でラグナとタクロウを倒してしまった。
 まぁ、無理もない。
 いくらラグナが卍解状態、タクロウが神ノ道化状態だったとしても、大陸一個を吹っ飛ばす力を持つこの力に対抗できるわけがない。
 ゆえに、ラグナとタクロウは行方不明になってしまった。

「…………(……絆の銀ってジェードと一緒じゃないと使えなかったような気が……)」

 いや、多分天上天下唯我独尊のニイナだったからこそ出来たんだと思うよ。

「悠火!早くしなさい!」




















 悠火メモ:僕の彼女は怒らせると怖いです。




















「おっ?どうしたんだ?」

 ユウトがクラスの中で珍しい組合せの二人を見つけた。

「「ユウト!」」

 その2人とは、悪戯好きで新聞部に所属しているカズトと飛び級でH1Bに在籍しているミオだった。

「実は、面白いネタを見つけたんだ!これを見てくれよ!」

 そう言って、カズトが取り出したのは一枚の写真だった。

「……なっ!?これは!?」

 端的に言おう。シズマとマリンがホテルから出てきたところだった。

「なんかの間違いだと俺は思うんだけど……」

 とミオ。

「いいや、以前、カズキやラグナのようにフラグ・ブレイカーでまた女の子をかどわかしたって線もあるぜ?」

「でも、シズマに限ってこれはないんじゃないか?」

「じゃあ、何で二人揃って遅れてきたんだ?」

「う〜ん……」

 そう。シズマとマリンがホテルから出てきた写真を撮られていることは事実。
 しかし、その理由が思い浮かばなかった。

 ユウトさえも。





 その当人のシズマは……

「シズマ!何で今日の朝錬に来なかったのよ!」

「そうだぜ!おかげで2人だけでダイスケにこってり絞られる羽目になっちゃったじゃないか!」

 サクとキラメがシズマにブーブー文句を言っていた。

「そんなこと言うなよ。俺だって色々と用事があるんだ」

「いったいどんな用事よ?」

「ええと……それはだな……」

 口を渋るシズマ。
 「次サボったら許さないわよ!」とか「もう俺は朝練に行かない!」とか散々シズマは罵られるのだった。

 一方のマリンといえば……

「ライトー!今度遊園地に行こう!!」

「っ!!と、突然何さ!?」

 ムニュっとマリンが身体を密着させてネフライトを誘惑する。

「行きたいのは山々だけど……野球の練習もあるし……」

「たまには生き抜きも必要よ」

「ごめん!マリン!」

 と、マリンを引き剥がしてネフライトは教室を出て行ってしまう。
 その後ろ姿をマリンは寂しそうに見ていた。





「ほら。シズマはキラメになんか気まずそうに何かを隠し事しているし、マリンはネフライトに相手にしてもらえなくて不満そうだし……」

「だからって、マリンとシズマがくっつくとは思えないが……」

 バンッ!!

 討論するカズトとミオは、机を叩いて立ち上がったユウトを見た。

「面白そうだな。調べてみるぜ!」

 そして、ユウトは写真を持って駆け出す!
 彼の記者魂は轟々と燃え上がっていたのだった。















 さて、放課後。















「えいっ!!」

 ”えい”といっているが、決して、エイ君では無い(何)

「きゃっ!当たっちゃった……」

 ここはタマムシ大附属の初等部の校庭。
 何故かいつもの初等部の6Bメンバーはドッジボールをしていた。

 ちなみに、セリンが投げたボールがナミネにヒットしたらしい。

「オラ!コウ!覚悟しろ!!」

「絶対マレンのボールなんて当たりたくないよ!」

 ズドッ!

 だが、マレンが手を滑らせて、素晴らしい変化球がコウの頭にクリーンヒットした。

 あーこりゃアウトだな。

「え!?頭はセーフでしょ!?」

 いや、頭にぶつけちゃったから、コウの記憶がオールアウトだね、こりゃ。”冒険の所は消えました”だよ。

「薄lの頭はファミコン時代のドラクエじゃない!!」

「行くわよ!!サンダーボール!」

 そして、アズサはネスに向かって電気を帯びたボールを放つ。

「狽サれって反則だよ!!うわっ!!」

 クリーンヒット!!
 ネスは痺れて倒れた(爆)

「うん。楽しそうにやっているわね」

 そんなグラウンドにやってきたのは、神と戦いを終えてやってきたユウナだった。

「コウ。ちょっとはなしをしてもいいかしら?」

「ええと……僕?なんですか?」

 コウはちょっと美人な先輩にいきなり話し掛けられて戸惑った。

「私はヒスイ女子学園の高等部3年のユウナよ。あなたに少し聞きたいことが有ってきたの」

「(ユウナ先輩……?)」

 コウもユウナの噂は聞いたことあった。
 ヒスイ女子学園の中でも上位クラスの学力を持ち、何でもYネットという探偵サークルを立ち上げたという事で有名になりつつあった。

「実は、タマムシのH1Bのヒカルとイクムの2人が今日学校に来なかったんだけど、コウならどこにいるか知っているわよね?」

「!?」

 コウは驚いてユウナの顔を見る。

「やっぱり知っていたのね」

「うん……実は、昨日の放課後……」

 そして、コウは語り始めた。










―――「う〜ん……ここは?」―――

 一匹のヒヨコが無残な最期を遂げていた。

―――「秤スでそうなるの!?むしろ今起きた所だけど!?」―――

 じゃ……ごめん。僕が無残な最期を遂げていい?もうやる気が……

―――「それは駄目だろ!!」―――

―――「あ、イクムもいたんだ」―――

 だがしかし、ヒカルとイクムの2人はどういうわけか手足を拘束されて動けなかった。

 最初に断わっておきますが、これは裏じゃないんで勘違いしないで下さいよ。特に雪さん。

―――「秤スで限定の断り書き!?」―――

―――「というか、誰だこんなことするのはっ!!」―――

―――「僕だよ」―――

―――「「!!」」―――

 二人の目の前に現れたのは、同じH1Bのユウヤだった。

―――「以前から僕は君たちを使って実験してみたかったんだよ」―――

―――「じ、実験……?」―――

―――「な、何をする気だよ?」―――

―――「それはね……」―――

 ユウヤから凄まじい黒のオーラが放出される。
 そして、次の瞬間、2人の悲鳴が響き渡ったのだった。










 回想終わり。

「そんなことがあったのに、なんでコウは助けなかったの?」

 ユウナのインタビューにコウはコウ答えた。コウだけに(寒)

「だって、僕が狙われるのは嫌だもん」

 コウが黒いのはわかるけど、これはもっともな意見です(ぁ)

「じゃあ、僕はドッジボールに戻るね」

「ええ。ありがとう」

 コウが行ってしまうと、ユウナは校庭に背を向けて高等部の校舎へ戻ろうとした。
 そのときに、一人の女の子とすれ違う。

「(……。今の子は……)」

 オレンジ色の髪に少し目を惹かれたか、ユウナは振り返る。

「(あ、そうだったわね)」

 クスッとユウナは笑って、コウと何かを喋っているオレンジ色の髪の女の子を気にせず戻って行ったのだった。




















 ユウナメモ:ヒカルとイクムはユウヤの実験台になってしまった。




















 次回予告


 放課後のH1B……その場所に一人窓の外を見下ろしていたのは、勇気という少年だった。

 それを監視するように見守るのは、ユキヤ&ユウ!

「僕は……昔、親友を殺してしまった事があるんだ……」

 勇気が語る真実!

「それがどうした」

 凄まじい威圧感で対抗するユキヤ!

 果てして、どうなってしまうのか!?

 次回、勇気vsユキヤ!!

 お楽しみに〜

「次回は無いでしょ!」←ユウ















 さて、結果発表。
 翌朝のことである。

「それで、どうだった?」

 Yネットのプレハブ小屋に集まったユウナ、悠火、ユキヤ、ユウ、ユウト。

「みんな色々な悩みを抱えているってことですかね」

「一人一人いろんな考えがあるからこそ、クラスが成り立って楽しいんじゃないかな」

「そんなクラスが他にもたくさんあるのよね」

「ふん」

 と、それぞれの意見が飛び交った。
 すると、ユウナはノートパソコンをパタンと閉じた。

「そうね。みんな違うから楽しい。いろんな人がいるから楽しいのよ。この事を忘れちゃ駄目ね」

 こうして、ユウナはパタンと一部の冊子を置いた。

「これで、本日の調査は完了!」

 ですっ!!















 終わり?















 アトガキ


ヴェル「ねーちょっと、作者!一人だけ、セリフが載っていない子がいるんだけど!」

 え〜?ヴェルの気のせいじゃない?

ヴェル「いいえ!絶対気のせいなんかじゃないわ!一人だけ喋っていない子が居る!」

 ぼく、し〜らない!(棒読み)

ヴェル「待ちなさいよ!!」





 …………つづく…………(のか?)

[556] 僕のキャラがボイスネタ使ってると、面白さ数万倍(待)
クロム - 2008年09月01日 (月) 12時28分

クロム「今回の僕のキャラの中で登場したボイスネタ。

ユキヤ:ふん、貴様もゴミか

タクロウ:神ノ道化<クラウン・クラウン>
     破滅ノ爪<エッジ・エンド>


ユキヤのは若干アレンジされてるとは思いますが、多分ウルキオラ関連」

タクロウ「僕なんて、100%Dグレのアレンだったね」

クロム「どうせなら、左腕を巨大な退魔の剣にでもしてほしかtt(ry)」

タクロウ「臨界点突破 神ノ道化<クラウン・クラウン>発動!」

クロム「ぐはあっ!!」

マサシ「狽ソょっと待て!それ、普通の奴には効かないだろ!」

フィル「作者って最近黒くなってきてるみたいだし、それに作用したんじゃない?」

クロム「そ、それはそうと、カズトが随分久し振りの登場でした」

カズト「ここ最近、ずっと出番無かったよな、俺。でも、色々と面白い事があったお陰で、良い記事がたくさん出来そうだな(ニヤリ)」

クロム「…正直な話。今回のこの話を見るまで、僕もお前の存在を完全に忘れてた(爆)」

カズト「煤v

クロム「でも、それを補って思う存分笑わせて頂きました。流石にHIROさんのギャグのキレは凄まじいと今更ながら感じました」

マサシ「作者も、もう少しネタの幅を広げないと本気でまずいんじゃないか?」

クロム「…まあ、努力はするけどね(苦笑)」

[557] ではスポンサーからのコメ(ぁ)
日乃 水葉 - 2008年09月01日 (月) 14時09分

暴れる者、巻き込まれる者、傍観する者、のんびり平和な者………色々いましたね(笑)

では、とりあえず自分のキャラ関連な話を。

まず、響香君。
朝はほぼ不機嫌なので、1時間目終わるまでぐらいは下手に関わると危ないです(おい)

次に、天海。
『寝起き響香』の対処法を知る貴重なキャラの1人。ただ、稀にやりすぎる(ぇ)………てか、私…天海のボイスネタがあんまわかんないんだよね。正直(ぁ)。

で、ミオ。
ま、あんなんでいいのですが。
甘いな、スイーツ好きなところを書かないとは(ぇ)
あ?しょうもない?………失礼しました(「あまい」でかけてみたんだけど…)。

悠火のことについては語るまでもありません。
なんだかんだでラブラブだし?(おま)



…そういや………ギアス的権限のネタでしたよね、これ。(今頃!?)
よし、今度ギアスネタできるキャラかき集めて何かやろうかな(ぼそっ

[562]
アット - 2008年09月09日 (火) 01時56分

ユウ「神が弱い! どうすんのよ、お兄ちゃん!」

ムキル「秤エに訴えて、それこそどうしろと!!?」

 でも、神様=戦闘力が高いとも限らない訳で。
 神の定義って、強いとか弱いとか、そういうもんじゃないと思うし……。

ユウ「さては、最強のタオルを装備してなかったせいね」

ムキル「タオル1つで戦力変わるのか!? つかお前戦ってないのに、なんでそんな詳しいんだよ!」

ユウ「これがYネットの情報網の強さよ」

ムキル「(なんか……すっかり染まってきたな、何かに(汗))」

 ていうか、ぶっちゃけた話。
 未だにユウというキャラを、自分の中で確立できていない。

ムキル「買tューチャー時代から数えて、ユウを書き始めてから何年経ってると思ってるんだ!!」

シクー「……っていうか、なんで神の話題ばっかり(汗)」

 何となく、それについてつつきたかっただけ(ぁ)。

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闇ツルギ - 2008年11月02日 (日) 02時31分


・・・けっきょく小説がまだ終わらなそうなので今感想書くことにしました。じゃないと何年後に書くことやら・・・。(汗)

ユウキ「翡翠さんのときも感想かなり遅くなったからね・・・。(苦笑)」

・・・でまずカケルとアヤカについてです。あの2人はかなり良かったです。サクラは最初見た時、「・・・やばい!おしとやかの意味間違えた!(大汗)」と思いました・・・。(苦笑)ユウキも最初は一人でいることが多そうなんであんな感じでよかったです。

ユウキ「アヤカちゃんツンデレだっt(殴)」

アヤカ「・・・なんか言ったかしら?(怒)」

ユウキ「・・・いえ、何も・・・。(泣)」

サクラ「えっと・・・・だいじょうぶ?(汗)」

カケル「恐・・・・・・・。(汗)」

・・・僕のキャラ小説まだ書いてないからみんなどんなキャラかわからないだろうから早く小説書かなきゃ・・・。(汗)



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