[498] 臨時会合 |
- ガルダ - 2008年07月07日 (月) 20時45分
先日の人外による学園襲撃は異常事態を引き起こした。まさか死人も出るとはな…………よってここに、三度目の会合を開く。
学園ネタ〜臨時会合〜
…というわけで今回は、学園の一室を借りておいた。
ギル「つーか、何だあの事態は。…ここで起きるような事とは思えねぇな。」
エリゴル「ギル、それは後です。」
???「…それにしても。今日の取り合わせは珍しいな。」
…今回は俺の奴を全部動員しておく。それに、レン達だって状況は把握してるだろ?
レン「はい…」
クミ「…」
ミカ「…まあ、たまにはこれでもいいんじゃない?…というか、一人いないけど?」
…ルナは病院だ。風邪が拗れたせいでちょっとばかし入院が必要だとよ。
レン「後でお見舞いに行って来ます……」
フェイズ1 三大ルール
…既に薬屋は気付いているかもしれんが、この場所には固有の『ルール』と言える物が三つ、存在している。
???「…どうも、そうらしいな。」
…そして今回の事態は『ルールσ』による。 定義の情報は『Aという事象発生時、Bという条件を満たさない時にCという結果が起きる』だ。
ギル「んで、今回の『A』は何だ?」
ミカ「…あの剣士に関係あるみたいだけど。」
…以下は転用だ。
『A発生時にBを満さない場合の結果C』
事象A=『ダイスケへのホナミの告白』 条件B=『告白返答時までにダイスケが異性の誰かと恋人同士になること(ただし期限は一ヶ月)』 結果C=『ホナミが殺害される』
……と、いう事態だったわけだ。たかがCPの破壊に始まった騒動がここまで拡大してしまっている。 これはまさに異常事態と言えよう。
エリゴル「そして作者は、これに妙なことを思いついたと。」
……そうだ。これには明確に『CPのみに影響する』とは書かれていない。つまり他の事態でも適用されても、なんら不思議ではない。 となれば、外部からの干渉という『事象A』で何かが発生する可能性はある。
ギル「数日後だぜ?例の輸送機が飛ぶのは。」
レン「何の輸送機ですか?」
???「…放射能物質を積んでいる輸送機だ。どうやらこの場所の上空を飛ぶらしいが、あれは狙っている奴が多い。」
クミ「……つまりここに何か起きてもおかしくない、ってことね。」
………まあ、あれはそう簡単には落ちないだろうが……万が一という事態もある。一応対フェイゾン兵器の用意は進んでいるらしいが。
ミカ「…」
…ともかく、今回はルールσによってこの事態が引き起こされた。これは誰に適応されるかも、またそれの法則も不明だ。 他の二つだが、ルールγもある程度これに関係していそうなので、一応言っておく。
ギル「何か知らんが、CPに関係あるんだな。」
…ルールγは『反転』だ。つまりここで起きた事がそのまま本来の世界(本編)に影響を与える。ただしこれは明確に『CPのみに影響する』と書かれている為、これ以上は触れない。 そしてルールωは『終末』。
???「…表向きは、ここにおいてはとある人間が全知全能の存在であるというだけの話だ。」
エリゴル「ですが、本当の意味は誰も知らない。…もしかすると、その名が示すように全ての終わりを暗示するもかもしれませんが。」
フェイズ2 フェイゾン兵器及びフェイゾンオーバーロード
……近いうちにここの上空を飛ぶ輸送機にはフェイゾンが積まれている。これは非常に強い猛毒であり、同時に強力なエネルギーでもある。 ただし耐性があっても特別な条件が無ければ、触れただけで即死するという代物だ。
???「これを兵器に転用した物をフェイゾン強化兵器と呼び、最高レベルの警戒が必要なのだ。」
ギル「これの相手が出来るのは特別な異能力者でも人外でも無い。同じようにフェイゾンを力とする者だけだ。…某バウンティハンターのようにな。」
一つでもこの学園に放り込めば大惨事確定だからな。一発の攻撃力が異常に高い上にその攻撃はフェイゾンを含む。何度も喰らえばフェイゾン汚染で死ぬ。 そして、今のところ対策出来ているのは……
ミカ「…私?」
だな。アンチフェイゾンどころかフェイゾンに中途半端に汚染を受けたせいで、既にお前はフェイゾンを精製出来る細胞が体内にある。 そしてこれを利用することでフェイゾン強化兵器に対抗が可能だ。
レン「でも、それって問題もあるんじゃ………?」
…ミカの場合はフリントで根本的な制御を自動的に行っているから問題には当てはまらないが………普通のフェイゾン強化兵器は自動的にその強化を停止する装置が必ず搭載されている。 これは、フェイゾンを活性化させたままにすると暴走を始めるからだが、これをフェイゾンオーバーロードと呼ぶ。
???「…オーバーロードを起こすと、兵器の場合は最悪自壊してしまうのだ。そうなれば制御されていないフェイゾンが周辺にばら撒かれる。」
ギル「PDF装置で強化をする人間の場合はな、暴走を始めてからエネルギータンクがフェイゾンで満杯になるまでに10秒、そこからオーバーロードによる自壊まで5秒。…んで、それを過ぎれば即死だ。」
エリゴル「暴走までには何もしないでいると大体20〜25秒ですかね。……もっとも、その前に撃ちつくすと自動解除され、フェイゾンの活性値が最低まで低下します。」
ミカ「…まあ、要するに暴走を始めたら撃ち尽くせば解除されるって事。」
レン「それ以外に、何か利用されるケースは無いんですか?」
……スペースパイレーツの場合はフェイゾン注入で強化されている場合があったり、原生生物をフェイゾンで変異させていたりするが、変異が一定まで行ったものの代表例がフェイゾンメトロイドだ。
???「…これはメトロイドをフェイゾンで変異させた『ターロンメトロイド』を更に変異させた物で、小規模の空間跳躍能力を有している。」
…そしてメトロイド特有の『対象物に吸い付いて生命エネルギーを吸い尽くす』という性質は全く変わっていない。がこいつはそれとは別に電撃を放って攻撃してくる。 しかしその反面、本来のメトロイドのように『氷以外では倒せない』というところが弱体化しているとも言える。
???「…通常のメトロイドであれば、冷気による攻撃で凍結させなければ此方の攻撃が効かない。しかしこいつは凍らせなくてもダメージが通る。
勿論凍らせれば、次にミサイルなどの爆発系武器を使って一撃で倒せる。厄介なのはこいつが出て来る時には大抵集団で出て来るというところだ。 とは言え、対処出来ないわけでも無い。いざとなれば全力で逃げろ。
ギル「ただ逃げるのもあれだからな、相手の方を向いたまま、後ろに逃げれば攻撃しながら逃げれるぞ。」
そういうのをアーマードコアでは引き撃ちといってだな、ボスクラスを相手にする際には必須のやり方だ。
フェイズ3 組織というもの
……どこの世界でも、必ず確認出来るのが組織という隊形だ。数はそれぞれバラバラだがな。
エリゴル「似たような考えの者が複数集まれば、それでも組織として機能しようと思えば出来ますからね。…もっとも、数が少ないと不利な部分もありますが。」
ギル「っても、数が多くても個人への指示や育成が行き届いていないような組織なんざ恐れるものじゃねぇな。…個人がいくら強力でも連携が取れないんじゃ雑魚だ。」
そこで思うが、この学園は組織として機能するか否か?
???「…見る限り、組織として見れば全く機能しているとは言えんな。……小規模に連携を取っているのはいるが、それでも大規模な連携は取れていない。」
レン「じゃあもし、規模が大きくて連携が取れてるようなのが来たら……」
……個別には対処出来るだろうが、全体としては崩れてくるだろうな。それこそスペースパイレーツみたいに規模がでかくて連携も取れているのが来れば厳しいだろう。 もっともこの学園が相手にするべきではないのが『個別の能力が異常に高くて連携も完全』な敵の部隊だ。
クミ「…」
更に厄介になりそうなのが『連携こそ取れていないが、反面単機が戦術兵器として機能している部隊』もだな。こっちは単独の能力が大部隊に匹敵している分、多数を相手にするよりもマシだろう。 しかし単機が戦術兵器として機能出来る分、下手すると数が少なくても厄介だぞ。
レン「でも実際、ここではあんまり意味が無いような気もします。」
……まあそれは、書く人間によりけりだ。協力者曰く『こういうのは、書こうとしない奴と、書けない奴がいるんだ。』と言うくらいだ。 あるいはネタに走っているか。
???「…ここではそれが多いだろうからな。」
とりあえず会合はこれまでだ。………とりあえず、後の事態に備えて各員に警戒を呼びかけるべきだ。
???「…それは我がやっておこう。」
では、諸君、また会おう。
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