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タマムシ大附属学校

ポケモンのオリトレ小説、学園パラレル企画掲示板。
要するに、オリトレ達のドタバタ学園コメディ(待て)。
物語がどう突き進むかは全く不明ですが、何はともあれ楽しみましょう。

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[394] 陸上部の合宿〜☆ ぜーいんしゅーごーだよ〜っ♪(一部除く)
HIRO´´ - 2008年02月09日 (土) 00時32分











 ♪今よりずっと蒼く 優しく見えた空

  何を忘れたんだろう?

  何を覚えたんだろう?

  何を見つけたんだろう?

  答えのない問いに 白く滲んだ空

  踏み出せなかった あの道は今ここに続いていた・・・










「何を歌っているでヤンスか!?」

 コブクロの、

「言わなくていいヤンスよ!」

 今回のオープニングテーマなのに?

「他の人がやっているからって、自分もすることないでヤンスよ!!」

 何言ってんの。オープニングテーマを歌うのが流行の最先端なんだぞ。

「そうでヤンスか?」

 というわけで、今回はそんなトランくんとの掛け合いではじまります。(ぁ)

「今回はこの前のあのエースとライトの恋の話、もしくはエレキのツッコミ10代目の話の次の日ヤンスよね?」

 まあね。
 本当なら、正月中に書きたかったんだよ。でも、今回の話が上手くまとまらない上に『タマムシジェネレーション』の方のネタを思いついたから後になっちゃったんですよ。
 でもココロさんが書いてくれたお陰でこれで日乃さんに演劇ネタが書いてもらえるぞ♪

「Σ人任せでヤンスか!?」

 でも、スマックス(スマブラ]の略です(ェ))にはまっているだろうからなぁ。

「とか言う、あんさんも買ったんじゃないでヤンスか?」

 何を言う、今、テスト中で忙しいんだ!(2月4日現在)

「Σテスト勉強するでヤンスよッ!!」

 まーそんなわけで、この執筆がどのくらいかかるかはわかりませんが、こんなノリで。(ェ)
 とにかく、ツッコミ10代目みたいに長くしないよう、今回はかる〜く、のんびり〜と、安っぽく行きたいと思いますですよ。

「安っぽくって何でヤンスか!?」




















 陸上部の合宿〜☆ ぜーいんしゅーごーだよ〜っ♪(一部除く)




















 1:方向音痴の人は、はぐれぬようにしっかりと前の人を見てついて来て下さいね。さもないと、迷子になりますよー。


 本日はいい天気である。
 太陽がぽかぽかと人を殴りつけるように日が降り注ぐ。
 そうまるでこれでは・・・

「あぢぃ・・・夏か!?」

 言ってしまったそのセリフを。
 最初に作者である私が述べたことを思い出していただきたい。
 この話はツッコミ10代目の次の日の話である。
 その時、1年B組では何が行われていたか?
 そう。


 1:ユウトの爆弾騒動。
 2:ミミの恋泥棒。
 3:ダイスケの幼児化。
 4:ラグナの誘拐。


 の4つである。

「Σ決して、そんな展開はなかったはずだよ!!」

 あ、そっか。これらの展開は未来に誰かやってくれるネタだったかなぁ。

「どっちにしてもろくなネタがない!?」

 早速突っこんでくれる人が約一名。
 でも、今は華麗にスルーして進めることにしましょう。
 その日は、マリンとシトリンを中心とした女子達がクリスマスプレゼントについて話し合っていた日でした。
 つまり、今の季節は冬。
 この異常気象にいち早く察知した彼の名は上谷 想人(カミヤ ソウト)(中学一年生、種目:主に高跳び)。
 首にタオルを巻きつけて、汗を拭う姿は様になっていると思う。
 ソウトって夏男っぽいイメージが自分にはあります。(何)

「コレも一種の合宿の修行だよ!ソウト君、ファイトだよ!」

 彼の近くで励ましているのは、部活をいくつも掛け持つ興味深々娘の戸際 恕花(トギワ ジョカ)(中学一年生、種目:主にハードル)。
 なんだかんだで、ジョカはソウトの事が気になっていた。
 いつもなら、マドカとスミレという2つの壁が邪魔するのだが、コレは部活の合宿。
 まさか、ここまでやっては・・・ん?・・・やってこないよな?(汗)
 ねぇ。やってこないよね?

「僕に聞かれてもわからないよッ!!」

 さて、ここで紹介しよう。先ほどツッコミをしてくれたのも彼です。
 初等部6年生、ネスカ=アムストーン。通称ネス。種目:主にツッコミ。

「そんな種目ないってば!!僕の種目は長距離走だって!!」

 そして、陸上部には他にもいろんなキャラがいる。

「はぁー。今日はいい天気だなぁ」

「サンダース。お茶飲む?」

「おっ、サンキュー」

 まずは顧問の雷桐 雷狐栗鼠(ライドウ=サンダース)こと、雷同先生。
 そして、何故か付き添いでいる瑞穂 水狐栗鼠(ミズホ=シャワーズ)こと瑞穂先生である。
 やはり、二人は付き合っているのだろうか?

「いや、なんで僕に聞くのさ!?」

 わかりそうだったし。

「僕の予想では二人は付き合っていると思うよ!」

「ライジ先輩・・・(汗)」

 50メートルを6秒台で走るという、雷慈=電気鼠(ライジ=ピカチュウ)ことライジは恋愛沙汰に突っ込む高等部の1年生だ。
 実際、ライジは雷同先生と仲が良いから、わかるものなのだろう。

「ふぅふぅ・・・」

「・・・・・・」

「合宿上はまだかなぁ」

「あーめんどくさい。早く休みたい」

「後もう少しだと思うけどさ」

「着いたら何しよ〜♪」

「・・・・・・」

「ルー君。合宿上についたらトランプやろう♪」

「いいねぇ♪」

 という風に、こんな感じで様々なキャラが入り混じっているのです。

「真面目に紹介してよ!!」

 何を言っている!真面目にやっているぞ!
 こんなところで一気に紹介なんてやってしまったら、後にグダグダになるだろ!!

「そういうもんなの?」

 とりあえず、ネスをほっといて話を続けます。

「みんな!ついて来てる?」

 号令をかけるのは中等部の3年で部長を務めるしっかり者の流華 白龍(リュカ=ハクリュ―)(中等部3年)。
 彼は真面目で堅物といわれている。

「中等部は大丈夫ですぅー。リュー先輩!」

 そう言うのは、大人しい雰囲気なのにどこか天然で、何が飛び出すかわからない意外性を持つ女の子。崎原 穂波(サキハラ ホナミ)(中等部二年)。

「リュカ先輩!大変ですー!!」

 しかし、早速、行方不明が出てしまったという。















「・・・・・・ええと・・・・・・ココ、どこですか・・・?」

「見ればわかるだろ・・・。海だろ」

 山を歩いていたはずなのに海に出てしまった者が2名。
 これはもはや魔境効果理論のレベルに達していると言っていい。

「作者・・・しつこいぞ、そのネタ(汗)」

「ヒロト先輩・・・どうしましょう?」

 道に迷っているのは方向音痴四天王に数えられる紅月 昂(アカツキ コウ)と所 広翔(トコロ ヒロト)である。
 コウは短距離担当の初等部6年生でヒロトは走り幅跳びとネスと同じく長距離を担当の高等部2年生である。

「そんな説明はいいから、この状況を説明してくださいよ!」

 コウ君のツッコミなら仕方がない。説明しましょう。
 2人が離れなかったのは、奇跡に近いです。

「そんな説明いりませんって!!」

「ここは待つほうがいいだろう」

「何でですか?」

 浜辺に座るヒロト。その後姿にコウは質問する。

「よく言うだろ。『道に迷ったら動くな』って」

 あ、ヒロトが珍しくことわざを間違えなかった。

「それってことわざ!?その前に、僕たちは道どころか、道以前に間違ってないですか!?」

「もう一つあるぞ。『アホは寝て待て』」

「絶対違うッ!」

 やっぱりヒロトはヒロトだった(ぁ)

「とにかく、進みましょう!山に行くはずが海に来たなんて、新聞部に見つかったら笑いものですよ!」

「確かにそうだな」 

 こうして、ヒロトとコウの二人は道を戻っていくことになった。
 ただし、彼らが雷同先生やリュカと合流できるかどうかといえば、恐らく、WWS系でヒロト×オトハが成り立つくらい難しいと言えばわかってもらえるだろうか?

「Σそれ、簡単なの!?難しいの!?」

 そんじゃ、アクジェネでコトキ×セレナが成立しない可能性くらい?

「もっとわからないだろ」

 んじゃ、シズマとカイトがケンカする位?

「Σもはや基準がわからないよ!」










 さて、場面は戻る。

「コウくーん!!(泣)」

 コウがいなくて泣いているのは古城 明良(コジョウ アキラ)(初等部6年生、マネージャー)。
 なにせ彼女・・・いや、彼はコウの専属マネージャーなのだから。
 というか、マネージャーなら彼をちゃんと見張っとかないと駄目だろう。

「そんなこと言って・・・また作者の陰謀でしょ!!」

 そうとも言うんだけどね(蹴)
 こうして、ヒロト、コウを抜いた17人は合宿上に辿り着いたのであった。




















 2:2次会をするときは、幹事の人のいうことを聞いて、素早く行動しましょう。さもないと、時間はどんどん過ぎていきますよー。


 さて、陸上部ご一行様は合宿所に辿り着きました。
 勿論やることといえば、わかっていますよね?

「畳の転がりやすさをチェックぅ〜」

「お茶の上手さをチェック!」

「枕の寝心地をチェッ・・・ぐぅー・・・」

「ルー君、まだ寝ちゃ駄目だよー」

 とかまぁそれぞれの三人がこの部屋で行動を起こした。
 まず、最初に行動を起こしたのが、ホナミ。
 畳の肌触りを感じようとしたのか、転がり始めた。

 お茶をチェックしたのは恵美留 雷狐栗鼠(エミル=サンダース)。(中等部3年、種目:主に短距離担当)
 お茶が好きかどうかはわからないが、休憩中にお茶がまずいのは確かに嫌だしね。

 枕の寝心地をチェックしようとしたのは大池 流守(おおいけ るーす)(中等部1年、種目:主に短距離担当)。
 人懐っこく、猫みたいにすばしっこいため、最近はキャットと呼ばれることがあるとか、ないとか?

 そのルースを注意しているのが、江川 芽流都(えがわ めると)(中等部1年)。
 どこか、メタリスやホナミと同じにおいを感じる女の子である。

「・・・やることっていうのはそういうことじゃなくて、部屋割りじゃないのか!?」

 やや落ち着いて、ツッコミを入れるのは、中等部のリーダーシップ的存在の由山 昌司(ヨシヤマ マサシ)(中等部2年)。
 いつもこんな混沌しているときに、活躍するのは、部長のリョカよりも、マサシのほうが多いらしい。
 現に、部長のリュカは瑞穂先生といっしょに手続きを済ませたり、ヒロトやコウを探しに行っているためにいない。
 だけど、雷同先生は「まーなんとかなるさ」と、部屋でお茶を飲んでいる。
 って・・・

「雷同先生!いつのまに、そこにいたんですか!?」

 ネスが突っ込むのももっともである。エミルの隣でお茶を飲んでいるのだもの。(笑)

「まー焦っても仕方がないさ。ここはシャワーズとリュカに任せるのがいいのさ」

「じゃあ、雷同先生も探してきてくださいよ!!」

「・・・zzz」

「寝ちゃった!?」

「・・・。(汗)とりあえず、部屋割りを決めよう」

 マサシは雷同先生を無視して(苦笑)、部屋割りを勝手に決め始めた。
 しかし、結構コレは骨が折れそうだ。
 人数は19人(しかし、今はヒロトとコウがいない)いて、借りることが出来た部屋は4つ。
 つまり、大体、一部屋4〜5人ということになる。

「まず、一部屋は決まりだな」

 マサシは、そういって、一つの部屋に瑞穂先生、エミル、ホナミ、ジョカ、メルトを書き込んだ。
 女性だけを組み合わせたのだから、当然であるが・・・

「面白くなーい!」

「どうせなら学年ごとにするべきだよ!」

「別に男子がいてもいいけどなぁー」

 とか何とか、言っている連中が3人ほど。上からホナミ、ジョカ、メルトである。

「そうよー!男女平等よ!」

「アキラは、少し静かにしてなよ(汗)」

 これよがしに、アキラの願い。しかし、ネス如きに鎮静される。(ぁ)

「男には男のそれなりの理由があるのさ。わかってもらえないかい?」

 さわやかな笑顔で、陸上部の中で最も人気を持つ彼が言った。
 彼の名は風見 速斗(カザミ ソクト)(高等部1年生)
 性格もいいし、何より、女性の扱いが上手い。・・・と勝手に設定したり(ェ)

「ソーくん!男の理由ってなんですぅ!?」

「うん!教えて欲しい!」

「そだね!ぜひ教えてぇ!」

 しかし、このマイペース3人娘に限っては除かれる。(ぁ)
 そして、この状況で1人の少年が立ち上がった。

「マサシ。俺はちょっとその辺走ってくる。部屋はどこでもいいから」

 そういって、部屋を出てしまったのは何をやらせても抜群な運動神経を見せる火影=炉紺(ホカゲ=ロコン)(中等部3年生、種目:長距離)。
 中でも、長距離の成績は同世代の中でもトップクラスの実力と記録を持つ。

「って、そんなことよりも、この状況を打破するために立ち上がったんじゃないの!?」←ツッコミはネスで

 誰もが、部屋割りに興味を持っているわけではない。(ぁ)
 少なくとも真面目な火影は自分の鍛錬に余念がない。
 いや、それは建前の理由で本音は、この部屋決めがめんどくさくなっただけだと思う。
 ほら、あるじゃない!飲み屋で「2次会へ行くぞー!」といいながら、いつまでも同じところでグダグダしている展開。
 あれと同じさ!

「いや、未成年だからそんなの知らないし!!」

 そんな感じで、グダグダは続く・・・。
 その間、雷同先生とエミルはお茶を飲んでいるし、ジョカ、ソウト、メルト、ルースは同じ学年であるがために話で盛り上がっていた。















 その頃・・・

「おかしいなぁ・・・」

「うん・・・。ここどこだろう・・・?」

 ヒロトとコウは砂漠のど真ん中にいたのだった。

「コウ・・・合宿場って確か、西の方角だったよな?」

「そういわれても、ここから西のわけないじゃないですか・・・」

 西の方角というのはコウの言うとおり、タマムシの学校から歩いて西の方角である。
 つまりここから西を歩いても意味がない。

「とり合えず、西に進むんだ!進むしか道はない!」

「一か八かですね」

 というと、二人は足並みそろえて、太陽の方へ向かって歩き出した。
 ・・・現在昼でそっちは南なんですけど。
 でも、合宿所の方向はあっているんでいいんですけど(何)




















 3:今を全力で生きましょう!さもないと、楽しめませんよー。


 何だかんだで部屋割りが決まり、彼らはいよいよ合宿の練習に入ることになった。
 え?部屋割りを知りたい?
 それは、練習後に知ることになるので、待っててね。(ぁ)

「瑞穂先生、雷同先生、マネージャーであるアキラの三人はヒロト先輩とコウを捜しに行っているから、今日は僕が指示を出します」

 いつのまに作ったのか、リュカは丸めてあった大きな紙を広げた。
 そこには、今日の練習メニューがびっしりと書いてあった。
 しっかりと、時間が10分ごとに区切られており、やる練習も種目ごとにきっちり明記されていた。
 しかし、そのメニューを見るものはほんの一部だけだろうが・・・。

「リュカ先輩!」

 その真面目な人物の一人の火影が手を挙げた。

「はっきり言ってめんどくさいです」

「Σいきなりですか!?」←ツッコミはネスです(何)

「せっかく作ってくれたのはいいんですけど、俺は自分のやり方で鍛えたいと思います」

「火影、待てよ」

 すると、1人の少年の手が火影の肩を捕らえた。
 茶髪でやや雑に服を着こなしている彼の名は風見 迅(カザミ ジン)(高等部1年生)。
 容姿はソクトとそっくりなのだ。
 それも無理はない。ソクトとジンは、双子なのだから。
 しかし、容姿がほとんどソクトとジンを見比べる簡単な方法が一つだけある。
 それは、服装の着こなし方。
 例えば、制服にしてみると、兄であるソクトはきっちりとしているが、弟のジンは学ランのボタンを2段目まであけて、ワイシャツははみ出し、さらにズボンの位置がやや下げ気味にしている(通称腰パン)。
 そんな二人は陸上部のスターであるほど人気者なのである。

 ところで、珍しいことにこの2人は男&男の双子なんだよなぁ・・・。
 他の双子といえば、カナ&ヒロキとか、ムキル&ユウとか、ジュキ&クルミとか(え?知らなかった?(何))で、男&女が多いのだが・・・。
 うん、珍しいや。(感想風味)

「感心している場合じゃないってば!」

 あ、そだね。(蹴)
 あと、今回出しているクレッチのキャラすべてのキャラ設定が消えていたのが、ちょっとびっくりしました。消される前にコピーしといてセーフでした(何)

 そんな訳で、火影とジンがにらみ合っていた。

「せっかく、リュカが作ったんだぜ。お前もやれよ」

 あくまで声を荒げないが、少し怒っているように思える。

「・・・」

「火影先輩!ジン先輩!ケンカはやめましょう!」

 慌てて、マサシが仲裁に入る。
 リュカはその様子を見て決めた。

「火影の言いたいことはわかった。それなら、前半は僕の作ったこの紙の取りに練習するとして、後半は自由に練習することにしよう。それでいいよな?」

「・・・・・・」

「ホー君!みんなと一緒に練習しようよ〜!」

「そだよ!ホッくん!それにチームワークは大切だよっ♪」

 人懐っこく腕を引っ張るメルトとのんきにそういうホナミ。
 いやはや、この二人は似ている(ぁ)

「しょ、しょうがないなぁ・・・」

 女の子二人にせがまれるとなんともいえないくらいに照れる火影。
 こうして、火影とジンは和解し、前半の練習は始まった。










 前半の練習はいつもの練習と変わらなかった。
 え?いつもの練習って何かって?
 う〜ん、私は陸上部ではなかったからあまりその辺はわからないんだけどなぁ・・・。
 大体、みんなでリズムを合わせて腿上げとか、後ろ歩きとか、ダッシュをしたり、ダッシュしている途中にホイッスルが鳴ったら反対方向へ戻ったりというのを繰り返したりとか、多分そんなんだと思います。
 あと、腕立て伏せ、腹筋、背筋、スクワット、ストレッチなども入念にやってですねぇ・・・。
 あぁ・・・忘れてた・・・準備運動も。

「説明グダグダじゃないか!!」

 とり合えず、そんな前半の練習は無事終了を迎えた。
 ここからは、リュカが自由に練習していいといっていたが、正確には班に分かれて自由に練習をしてくれという意味だったのである。
 だって、そのほうが書きやすいし。

「作者の都合なの!?」

 うん。(蹴)
 というわけで、まず一組目から見てみましょう。










「ソウト。もうちょっと思い切って踏み切ったらどうだ?」

「はい」

 まず一班目。リュカ組。ここでは部長であるリュカがソウトの高跳びを指導していた。
 リュカは種目が一通りできるが、いつも大会前に何の種目をやるか絞りきれないために、大会で毎回4位の成績になってしまうのである。(と勝手に設定(オイ))
 しかし、人に教える技術はとっても優れていた。
 現に、今はソウトに教えているが、ソウトの高跳びは跳ぶごとに良くなってきている。・・・様な気がする。

「アドバイスされたからってそう簡単には、行かないよぉー」

「そうだよ、ね」

 ソウトとリョカが真面目にやっているというのに、この二人はサボっていた。

「さぼってなんかいないよぉ!休憩中だよ!だよね?ジョーちゃん」

「うん・・・そうだよ」

 メルトの問いに上の空で答えるジョカ。

「どーしたの?ジョーちゃん?」

「・・・あ、え?ボク、どうかしてた?」

 はっとして、慌てるジョカ。

「うん、ボーっとしていたよ?」

「う、うん・・・」

 その時、ジョカの目にはソウトしか映っていなかった。

「(ボクはソウト君の事が好きかも。でもどういうわけかソウト君がスミレちゃんやマドカちゃんと話をしていてもまったく嫉妬とか感じないんだよ。これって、恋じゃないのかなぁ・・・?)」

「ねー。ジョーちゃんはソー君が好き?」

「え・・・」

 メルトが突然ソウトを見ながら言った。
 突然のメルトの問いにジョカは驚く。

「あたしはソー君が好きだよ!」

「!?」

 突然のメルトの告白。
 ジョカのこのときの心境といったら、驚きでいっぱいだろう。

「でも、ネー君やコー君も好きだよ」

「はい?」

 ジョカは聞きなおした。
 決して、ネー君やコー君が誰だかわからなかったわけではない。

「あたしは陸上部で一緒に走っている人みんなが好きなんだ〜♪」

「・・・!!」

 ジョカは知った。

「(そうか・・・。メルトちゃんは、仲間としてみんなが好きなんだ。それなら、ボクのソウト君に対する気持ちもそうなのかな?)」

 そう思ったら、ジョカは靄が晴れたようにすっきりした。

「ジョカ!メルト!しっかり練習しなよ!」

 リュカに怒られて慌てるジョカとのんきに返事をするメルト。
 後半の練習はまだまだ始まったばかりなのです。










「はぁはぁ・・・」

「ふぅふぅすぅすぅ・・・」

「ひっひっふぅーーひっひっふーー」

「すぅすぅ・・・ジン、その呼吸法、なんか違うんじゃないか?」

「ぜぃぜぃ・・・」

 さて、2班目はマサシを中心とした長距離の集団である。
 今、彼らはフルマラソンの真っ最中である。

「う゛・・・さすがに、42.195キロは苦しい・・・って、な、なんでフルマラソン・・・?」

 走りながらもツッコミを入れるネス。
 しかし、そのツッコミにいつものキレはない。
 彼はみんなのペースについていくのがやっとなのである。
 先頭を走るのは、長距離においては全国クラスでも通用すると思われる実力を持つ火影。
 その後ろに少し遅れながらも火影の後ろにつけているのはマサシ。
 後はソクト、ジンと続き、最後尾にネスがつけている。
 ネスが初等部ではトップクラスの実力を持っていたとしても、火影やマサシと比べるとやはり差がつくのであった。

 そして、彼らは日が暮れるまで走り続けたという。

「はぁはぁ・・・って・・・僕たちの出番・・・はぁは・・・これだけ!?・・・」

 だって、話すことないし・・・。がんばれーネス!(ぁ)










 ズガガガガッ! ピッ!

 走る音。ストップウォッチの音が鳴る。

 ツルッ バキッ

「あ、ごめんなさい!踏んじゃった!」

「オイ!」

 ストップウォッチを滑って落とし、壊してしまったルース。

「ごめんなさい・・・僕・・・壊す気はなかったんだよ・・・?ほんとだよ?」

 ルースの目には涙が・・・。
 その反応に慌てるのは、隣でライジとエミルが走るのを一緒に見ていた黒曜=蔵恵那(コクヨウ=グラエナ)(中等部2年、種目:短距離)。通称:黒曜。(余談だけど、最初の内は”黒曜日”と入力して”日”を消していました。)
 もとより、ルースの容姿はアキラのように女の子の格好をされると、わからないほど可愛い。
 そんな泣いているルース(というよりも、可愛い女の子に)に「何やってんだ!?」とか「この役たたずがぁ!」とか「愚図は嫌いだよ!」とか責めるたてるほど、黒曜は鬼畜ではないと思う。(ェ)

「ルース・・・オイ・・・気にしてないから・・・怒らないから・・・泣くなよ・・・」

 そう黒曜が言うと、ルースはばっと顔を上げた。

「泣いてなんかいないよー♪」

 その顔はニッコニコだった。

「Σ・・・嘘泣きしたな!?」


 ルースは嘘泣きが得意だという。その後に繰り出す特殊攻撃を受けたら、大抵は一撃でオチます。

「ふぅ、ふぅ・・・何にオチるの?恋に?誰が?誰が?」

 走り終えて戻ってきたライジが腕をルースと黒曜の肩を乗せて、顔を寄せた。

「別に誰も言ってないけど」

「おかしいなぁ・・・聞こえたきたするんだけど・・・」

 ナレーションの声が聞こえるということは、彼もツッコミ属性か?(ェ)

「ねぇー。ストップウォッチ壊れちゃったからどうしよー?」

「そうね。他の練習方法を考えるべきね」

 この班は、ホナミ、エミル・・・そして、ルース、黒曜、及び、ライジの5人。
 短距離の5人が集まっているこの班は、ひたすら50メートル走を1対1のタイマンで争っていた。
 しかし、今の通りルースがストップウォッチを壊してしまったことで時間が計れなくなってしまった。
 と言う訳で、彼らは別のことをすることになった。

 その結果・・・

「待てー!!」

「逃げろー♪」

「ラー君が追って来るぅー!」

「捕まるもんか!」

「そう簡単にはいかないわよ」

 見ての通り鬼ごっこになった(ェ)
 しかし、捕まった人は着物を一枚ずつ脱いでいくという野球拳風鬼ごっこだった。
 って、「どこかで聞いたことあるルールだなぁ」と聞こえて来そう(苦笑)
 何故そういうルールになったか?
 多分、この班の雰囲気のせいでしょう。(ェ)
 何せ、他の班にはマサシやリュカという真面目なリーダーがいるが、ここにはちょっとした悪戯心を持ったライジ、意味なくいつもハイテンションのホナミ、真面目なことを嫌いそうなルースがいる。
 そのノリに乗せられたか黒曜もその気になり、エミルはまったく乗り気ではなかったが、参加する羽目になってしまった。
 でも、このルールは必死に走ることにより、走る速度を上げるという意味が込められていそうなものだが、恐らく誰もそんなこと考えてはいまい。

 最初は黒曜が鬼として始まった。
 改めてルールを説明すると、鬼にタッチされたら、その場で着ているものを脱ぎ、鬼を引き継ぐ。
 そして、誰か1人でもすべて身に纏っていない状態になったら終了である。

 というノリで行くと、必ず誰か集中狙いで行きそうものなのだが、意外にもそうは行かなかった。
 黒曜はエミルに、エミルはルースに、ルースはホナミに、ホナミは黒曜に・・・と、大体こんな感じで循環していた。
 だが、ライジは一度たりとも捕まらなかった。
 足の走る速さといい俊敏さにかけては、ライジが一番なのであるから。
 誤解しないで欲しいのは、決してライジがダントツに飛びぬけて速い訳ではないということです。
 このことに気付いたほかの4人はライジをハメることにした。
 そして、策は成功してライジを鬼することが出来た。
 だけど、遅かった。実はもうこの鬼ごっこが終わりに近づいてきたのである。

「これって・・・後一回で終わりなんじゃない?」

 エミルがポツリと漏らす。
 彼女はそういうものの、決して自分がピンチなのではない。
 彼女の格好はまだTシャツに短パンを穿いていた。今日が20℃くらい温度があり、暑いにもかかわらず、長袖長ズボンのジャージを羽織っていた分、有利だったのである。

「どっちかが捕まれば終わりかぁー」

 こちらはルース。
 彼はハーフパンツに上半身は何も来ていない。
 だけど、中にパンツを穿いているのでまだ2枚分余裕はあった。

「追い詰めたよ!」

 そう。ピンチなのは鬼のライジに崖へ追い詰められた2人・・・黒曜とホナミだった。
 ちなみにライジは一回捕まって、鉢巻を外しただけで、現在半袖、ハーフパンツである。

「どーしよー」

「まずいな」

 黒曜とホナミは後一回捕まったらアウトだ。
 彼らの格好を説明すると、黒曜がパンツ一丁。
 ホナミがレースの下着だけである。パンツも脱いでいるということになるが、裾が長いために微妙に大事なところは見えない。ちなみに、ブラジャーもカウントされるが、先に外したらしい(何)
 
「こうなったら、コくーん!」

「コくーんって!?」

「だって、コッ君だと、ネッ君の弟になっちゃうんだもん♪」

「コウとネスは兄弟じゃないぞ!で、何?」

「コくーん。おとり作戦!」

「二手に分かれるって・・・嫌だよ」

「・・・・・・」

 とか言う間に、ライジはじりじりと迫る。
 なんか、ライジが変質者に見えてきた(待て)

「こーなったら、捕まらない方法は一つだけだよぉ〜♪」

「何?!」

「崖から飛び降りる!」

「!!」

「いや、嘘でしょ」

 ホナミの発言に笑いながら、捕まえようとタッチするが、黒曜がホナミの腕を引っ張った。そして崖へ・・・

「えぇ!?」

「いい考えだな!」

 そして、二人は崖下の川へと飛び込んでいった。

「死ぬ気か!?」

 ヒューーーーーーー・・・ザッパーンッ!!

 見事に二人はライジから逃げることに成功した。
 だが、下流に二人は流されていった。

「ホナミ!大丈夫か!?捕まれッ!!」

 こうして、二人はこれ以降、無謀コンビとして呼ばれることになる。(待て)
 この後、ライジたちは2人を探し、ホナミと黒曜を下流で発見したという。
 そのときにはもう夕方で、鬼ごっこは終了になったという。















 その頃・・・

「うぅ・・・寒い・・・」

「寒いわけだよなぁ・・・。一面氷だもの・・・」

 ヒロトとコウは氷河の上にいた。

「何で、こうなるわけ!?さっきまで砂漠のど真ん中にいたはずなのに!?」

「・・・トキオのアンダータ・・・の原理か?」

「そんなわけないでしょ!!」

 正しい方角へ向かっているはずなのに、彼らは別のところへ来ていた。
 正しい道がだめなら、でたらめな道に行けばつくのではないかと思う。

「仕方がない。その手で行くか!」

「Σ無理だと思いますけど!!」




















 4:夜は思いっきり楽しみましょう!さもないと、損しますよー。


 さて、夜がやってきました。
 勿論お楽しみはアレでしょう!
 入浴シーン!

「楽しみなの!?」

 いや、「入浴シーンは入れなくてもいいですよね?」って聞いたら、翡翠さんに「だが断る」って言われたから・・・。

「そうなの!?」

 う〜ん、今回の話で覗きをするようなキャラなんていないんですよねぇ。
 今回はラグナもイクムもタイチもフアルもカズキもいないし。

「Σって、覗きをしたことないような人も混じっている!?」

 似たキャラを並べただけです。(オイ)
 では、夜の展開をお楽しみください。















「はぁー今日は危なかったー」

「ほんとねー」

「ホナミ先輩、エミル先輩?一体何したんですか?」

「気になるー!」

 さて、風呂場に4人の女の子の姿が・・・。
 上からホナミ、エミル、ジョカ、メルトである。
 体格設定のアレが届いていないから、表現しようにも誰がボインか、誰がアレか、わからないんですけど(何)
 なお、この風呂は混浴なのだが、入らないように男子共には一応、釘を刺している。
 まぁ、そんなこんなで、湯船に使っている4人の女の子が仲良く喋っていた。

「ところで・・・・・・男子の中で好きな人いる?」

 ・・・えーと、この後の会話は想像でお願いします。こういうネタは得意ではないのです(滅)















「疲れたぁ・・・」

 布団にバフッと倒れこむラーメンヘッド。
 よほどお疲れのようだ。

「まだまだだな」

 ほんわか笑いながら、今日の練習が一緒だった火影は言う。

「結局、最後まで火影先輩が独走でしたね」

 マサシが浴衣の帯を結びなおしていた。
 実は、女子4人が入る前にこの部屋の4人が先に風呂に入っていた。
 長距離を走って汗だくだったからというのが一番の理由だろう。

「ねぇー!みんなでトランプやろうよ!」

 そんな中で1人だけ鬼ごっこの班に加わっていたルースがトランプを片手に持って元気いっぱいに提案した。

「そういえば、ルースは来る途中、トランプやりたいっていっていたなぁ」

「よし、やるか」

「何をやります?」

 フルマラソンをやったあとにもかかわらず、3人ともルースの話に乗った。

「『大富豪』かな」

「え?『ポーカー』じゃないの?」

「ここは『ダウト』だよー!」

「『ババ抜き』にして・・・疲れたよ・・・」

 だが、やりたいものはみんな違っていた(笑)
 何をやるかケンカになると思いきや、マサシがその前に提案した。

「じゃあ、『神経衰弱』で勝った人が提案したものからやることにしよう!」

 その提案に3人も賛成した。



 ・・・10分後・・・



「僕の勝ちっ♪」

「Σって、早いよ!!」

 記憶力のいいマサシとか、意外性がありそうな火影が勝つと思いきや、なんとルースが圧倒的な差をつけて勝った。
 というのも、最初は火影とマサシがいい勝負を繰り広げていたのだが。
 枚数を半分に切ったところで、ルースが連続で全てのカードを取ってしまったのである。
 ちなみにネスは1回しか取れなかったという。

「ほっといてよ。疲れているんだよ(汗)」

 こうして、ルースの提案したダウトを行うことになったのだった。
 そして、このままのノリでルースが全ての勝負で圧倒することになるのは、3時間後のことである(ェ)















 カコーン。 カコーン。

 独特の軽いボールの音がする。
 それはピンポン玉を打ち返す音だった。
 今、卓球場ではソクトとジンが勝負を繰り広げていた。

「でやっ!」

「ふっ!」

「えいっ!」

「やぁっ!」

 ラリーは白熱する。

「もらった!!」

 ソクトの打ち上げたボールを狙い、ジンは思いっきり叩きつけるように打ち返す。

 パキーンッ!!

「・・・俺の勝ちだよ」

「・・・・・・」

 ソクトが勝利宣言した。ジンの打ったボールは台に入らなかったのである。
 そう。実はあまり卓球に慣れない人がスマッシュをしようとすると、大抵思わぬところに跳んでいき、ミスります。
 これが、卓球・・・ピンポンの恐ろしいところなのです。

「あっ!やってるやってるー♪」

「ジー君、ソッ君〜あたし達にもやらせてー」

「ボクもやりたいよ!」

 浴衣を着たホナミ、メルト、ジョカが入ってきた。
 風呂上りのようで、3人とも髪が少し湿っていて、頬を上気させていた。

「まだ、兄貴との決着がついてないよ!」

「それなら、混合ダブルスでやればいいんだよ」

 と、ジョカが提案した。

「混合ダブルスか・・・それなら、いいかな」

 とかなんとか、流れでソクトとジョカ。ジンとホナミが組むことになった。

「じゃ、行くよ」

 ソクトが軽くコンとボールを出した。
 しかし、次の瞬間・・・

 パキンッ!!

「っ!!」

 ソクトの額にボールが命中した。ちなみに、台に入ってからであるが。

「ほ、ホナミちゃん凄い・・・」

「えぇ〜?適当に打ったんだけどー」

 適当に打って、台に入れてソクトの額にまで当てるとは、何て恐ろしい子なのだろう。ホナミ(苦笑)

「まぐれか・・・。それなら案ずることはないな・・・」

 ソクトは同じように軽くコンとボールを出す。
 が・・・

 パキンッ!!

 次はサイドエッジを掠めてボールが入った。あれを取る事は容易ではない。

「ホナミちゃん強い!!これなら兄貴に勝てるぞ!」

「まぐれだよ〜♪」

 相変わらず軽いノリのホナミ。

「まずいなぁ・・・」

「ソクト先輩。打ったら下がって欲しいんだよ」

「え?ああ」

 また、ソクトがサーブを放つ。
 しかし、ホナミはまるで狙いすましたかのようにコートの深いところへボールを打ち込んだ。しかも、ソクトのいるところ目掛けて。

「決まった・・・!?」

 ジンはそう確信した。
 だが、そうは行かなかった。

 スッ!!

 ジョカがソクトのいた所に跳び付くようにボールを拾ったのだ。

「返ってきた!?」

 慌てたジンは急いでラケットにボールを当てた。
 しかし、ラケットを前に出したのにもかかわらず、ラケットに当たった瞬間にボールはジンの後方へ飛んでいってしまった。

「今の何だ!?」

「強烈なスピンをかけた順回転だよ」

 そういって、ジョカは不適に笑った。

「まさか・・・卓球をやっていたことがある?」

「ううん。そこまで深くはやっていないよ。ボクは楽しそうなものをいろいろとやっているから。これもそのうちの一つだよ?」

 とか何とか、これ以降、ホナミが絶妙なボールを返すがジョカがそれをジンのところへ返して行き、ジンはまったく対抗できなかった。

「・・・・・・」

「・・・・・・」

 そしていつの間にか・・・・・・

「ホナミ先輩!!行くよ!」

「ジョッちゃん、いつでもいいよ〜」


 ソクトとジンは仲間外れにされ、ホナミとジョカの真剣勝負に変わっていた。

「ホーちゃん!ジョーちゃん!どっちも負けるなー!!」

 メルトは応援していた。

「兄貴・・・部屋に戻ろうか・・・?」

「そうだな・・・」

 そして、ホナミvsジョカの卓球対決は深夜まで及んだという。















「合宿と言ったら・・・」

「枕投げだっ!!」

「行くわよッ!!」

「負けるかッ!!」

 それは修学旅行では?
 そう突っ込んでくれるキャラはここの部屋にはいなかった。
 この部屋の主達は黒曜、ライジ、アキラ、ソウトだった。
 この連中もかなり体力が有り余っているらしい。

 ここで部屋割りを発表しましょう。
 まず、最初の入浴シーンに出ていたエミル、ホナミ、ジョカ、メルトの4人と現在、瑞穂先生が同じ部屋である。
 結局、女子と男子は分けることになったらしい。
 2グループ目はソクト、ジン、リュカ、雷同先生の4人。陸上部の平均年齢よりを上回っている奴らが集まっている。
 ちなみに、リュカと雷同先生と瑞穂先生は今、ロビーで明日の打ち合わせと、ヒロト&コウの迷子コンビの処置について話し合っている。
 3グループ目は火影、マサシ、ネス、ルース。コウはこのグループに入る予定だったのだが、仕方がない。
 そして、4グループ目がヒロトを入れる予定だった、このライジ、黒曜、ソウト、アキラのグループなのだ。

「枕、二個投げよー!!」

「当たらないよッ!」

「これならどうだッ!!うりゃっ!」

「黒曜先輩!折角敷いた布団を投げないでください!」

 しかし、この連中は落ち着きのない奴ばかりで、だんだん部屋がめちゃくちゃになってきた。

「アキちゃん、本気出すよ!『納豆攻撃』!!」

「喰らうかッ!!『魂(ソウル)キャノン』!!」

「みんなごと吹っ飛べッ!『メテオスォーム』!!」

「やべぇ・・・みんなを止めるッ!!『天判』!!」

 って、趣旨が変わってる!?
 ・・・・・・。
 こうして、枕投げは大乱闘に変わったという。(ぁ)















「・・・つまり、ヒロト先輩とコウは無視して練習を進めるということですか・・・?」

「あの二人ならなんとなるさ」

 瑞穂先生が淹れたお茶をすすりながらいつものセリフを口に出す雷同先生。
 あれ?瑞穂先生って、料理部(猟莉部とも言う)の顧問だって聞いたことがあるけど、まさか、お茶までは変な味にならないよなぁ?(汗)

「確かにあの二人が方向音痴なのは学校でも有名だし、わかりますけど・・・」

 方向音痴四天王と知られるのは、初等部のコウ、中等部のナギサ、高等部のヒロト、あと一人は・・・・・・あれ?誰だっけ?
 まーとりあえず、この四天王は一本道でも迷い、あるときは異次元空間にでも巻き込まれたんではないかというくらいに、変な場所へ行ってしまう連中だった。

「だから、そのうちひょっこりとくるはずさ」

「うーん・・・そうですね。わかりました。僕は先に部屋に戻ります」

 雷同先生の話に一応納得して、先にリュカは戻っていった。

「サンダース・・・本当にいいの?ヒロトとコウを放っといて・・・」

「なんとかなるって!・・・お茶お代わりお願い」

「・・・はぁ・・・まあ、あんたがそういうなら私は文句を言わないけどね」

 そう言って、お茶を淹れてから、雷同先生の隣に腰掛ける瑞穂先生。

 トンッと頭を彼の肩に預ける彼女。
 彼はそのまま動かず、5分・・・いや、10分くらいその体勢でいた。

「知っていた?ここの温泉・・・混浴なんだって」

「へ・・・へぇ・・・」

 以下、何かに続く・・・かもしれないってよ(誰)




















 5:終わりよければすべてよし。さもないと、悲しいじゃないですかー。


「ふぅふぅ・・・もしかしてここかなぁ・・・?」

「ヒロト先輩!ここですよ!」

 大きな旅館を前にヒロトとコウはついに辿り着いた。
 なんと、彼らは最後の最後に奇跡を起こしたのである。
 しかし・・・

「ヒロト先輩遅いです・・・。もう合宿終わりですよ?」

 部長のリュカの一言で、ヒロトとコウは石化しガラガラと崩れ落ちた。

「合宿は土、日、月で月曜日の朝にチェックアウトで学校に戻るって言っていませんでしたっけ?」

 こうして、彼らの陸上部の合宿は終わりを迎えたという。

「って、最後、何の捻りも無しなの!?」←ネスです。(ぁ)















 終わり















 おまけ・・・次回予告とみせかけてやらない確率90%以上。


 今日は月曜日・・・クリスマスイヴ!

 日曜日にマリンやシトリン、ヒカリはプレゼントを買い、この日にネフライトやダイスケにプレゼントを渡すことを決行する!

 また、アイスはショウに告白できるのか!?そして、シャーウはそれを阻止できるのか!?

 そして、ピザ大好き少女ニイナと腹黒少年悠火の戦いは、一体どちらが主導権を握るのか!?

 コトハは方向音痴で行方不明のヒロトを見つけることができるのか!?

 シクーは果たして、ナシェンからナツキを守ることができるのか!?

 そう・・・すべてはイヴの夜に完結する・・・。















 アトガキ


 次回予告?はい。やらない確率が高いです。(蹴)その前に、アイスとショウは完結していますけどね。(苦笑)
 どちらかというと最初に述べた、ユウト、ミミ、ダイスケ、ラグナのネタの方がやりたい気はしますが・・・(ぁ)


 あまり、気にしなくてもいいことなのですが、エース×ライトの前後編とこれは連結しています。
 勝手にエーライの前編を12月20日木曜日、後編を12月21日金曜日とすれば、22〜24日合宿で終わった時点でイヴの朝になりますし。(ぁ)


 まぁ、そんな訳で今回は陸上部の合宿編をお送りいたしました。
 野球部といえば、翡翠さん。古流剣術部といえば、だいすさん。演劇部といえば、日乃さん・・・というようなノリで行っているみたいなので、短編式で自分も書いてみました。
 以前にバスケ部とかテニス部とかもちょっとだけ(本当にちょっとだけ)書きましたが、フルで書くのは初めてです。
 陸上部をやった理由はただ一つです。

 コウ&ヒロトの方向音痴コンビを書きたかった(爆)

 でも、結果的にはこの二人よりも書いてて、ホナミ、ジョカ、メルトの方が印象に残った気がする(笑)
 特にホナミとメルトの書き分けが想像以上に難しかったです。(苦笑)
 そして、何よりいろんなコンビがいるということですね。
 ソクト&ジンの陸上モテモテコンビ、コウ&ヒロトの方向音痴コンビ、ライジ&ルースの無邪気コンビ(あれ?なかったような・・・まあいいか)・・・

 何よりお気に入りは、黒曜&ホナミの無謀コンビです(オイ)

 え?あれは無謀じゃなくて、バカ?2人は絶対そんなことはしない?
 いや、二人ともなんか無謀とか無茶とかそういうことを書いてあった気がするから・・・。
 黒曜のほうは、無茶なことを”言う”ってありましたけど、無茶なことを”する”ことはないかなぁ・・・?(汗)
 正直自信ないけど・・・。とりあえず、黒曜×ホナミを推奨です(待て)


 SNの次回作は今は考えていません。
 『本日の売上編』と『エーライ編』、及び『RPG編』をやったから、大体ネタは落ち着きました。
 ・・・いや、待てよ?『月の恵編』とか、『ヒロトの恋愛編』とか作れないこともない気がするけど、前者は誰かメンバーをあと二人応募してくれる場合(出来るなら自分とアットさんの作品以外から)、後者はみんながいろいろSNのCPをやってからゆっくりと考えますか・・・。
 てなわけで、本編をマッハで進めて、2月中に中編を終わらせるぞッ!!(それこそ無茶とか無謀だけど)



[396] 黒曜・・・お前(っていうかお前ら)そんなことやってたのかよ・・・・・・(汗)by火影
日乃 水葉 - 2008年02月11日 (月) 00時20分

火影「・・・俺、お前が掴めなくなってきた・・・(ぼそり)」

えー、ちなみにスマックス(←便乗)にはまっているのは事実ですよ?(何)

火影「それはいい。・・・が黒曜ってあんな奴だったか?」

さーねぇ(ぇ)

黒曜「っていうか何気に俺とホナミをCPにしようとされてる!?」

いやー、それはそれで楽しいかもしれない(待て)

黒曜「とりあえず・・・あんまり余計なことしたら、魂(ソウル)キャノンにブーメランカッター付加してやっちゃってもいいけど?(にやり)」

火影「Σ黒い!?(滝汗)」

・・・火影だけじゃあツッコミ間に合いそうにないので、派遣しましょう、蒼夜君を。(ぇ)


蒼夜「呼ばなくていいっ!! つかそれプール編のレボとかRPG編(改訂版)のセオンとかと同じようなノリじゃねーかよ!!」


だってー、ボイス同じじゃんかよーw


蒼夜「・・・そーかよ(汗) っていうか火影、陸上は基本個人プレーだと思うが、協調性はもうちょっとあった方がいいと思うんだけど・・・?」

火影「俺は俺のスタイルってのがあるんだ、ほっとけっ!」

蒼夜「そうは言うけどな、お前は・・・(以下小言)」


黒曜「どーでもいいけど・・・それにしても、火影さん真っ赤でしたよね〜♪」

火影「・・・ぅ・・・ほっとけ、苦手なんだよ・・・あぁいうふうな・・・状況は・・・・・・・・・・(赤面)」

ちなみに、多分黒曜はメニューを見ているようでしっかりと見ていないと思う(こら)
ほら、あの場合照れてる火影観察してる方が楽しいじゃんw?

火影「・・・」 ぱちんっ!

わわわっ、火を出すなっ!!(滝汗)

蒼夜「ボイスネタ以前に、炎タイプだから自然かもな(ぁ)」


黒曜「そんなことより(ぇ)、蒼夜さん。 イブってやっぱりデートしてたんですか?」

蒼夜「Σお前なぁ・・・いや、間違っちゃねーが(ぁ)」


えー、作者からの感想を言わせてもらうと。
・火影と黒曜はあんな感じでまったく問題なし!(ぇ)
・大乱闘枕投げブラザーズに爆笑しましたw

蒼夜「って、違うだろっ!!(汗) いくらスマブラにはまってるからってな・・・」


・演劇部は・・・さぁどうなるでしょうねー(ぇ)
とりあえず、奏以外はほぼRPG編には賛同してるってことでw

奏「Σマジでやる気かーーーーーーーーー!?」


・SNの次回作は「カレン×ハルキ」をぜひ!!(懇願)


ちなみに、演劇部での『RPG編』実行についてですが・・・
以前から言っているように、奏の意思は無視して強行採決したいと思ってますのでそこはご安心を♪(待て)

[397]
アット - 2008年02月11日 (月) 01時26分

 ホナミは恥女の称号ゲット。

ホナミ「ゲットしてないもん!!(涙)」

 さて、これまで影が薄かった陸上部についてですが。
 今回、大きくスポットがあてられたので、面白かったです。
 同時に、ここまでホナミの出番があるとは予想外でした(笑)。

 しかし、ソウトはモテモテだなぁ(ぇ)。

ソウト「え???(汗)」 ←本人よく分かってない

 ところで、『月の恵編』と『ヒロトの恋愛編』は本気で見たいです。
 むしろ月の恵、もっと人集まらないのか!?
 今度、積極的にチャットで募集かけてしまおうか(ぁ)。

ソウト「そんなことやっていいのか(汗)」

 書いてほしいと言えば、もう1つあります。
 ラグナ×ミミ、もしやるなら歓迎いたします(爆)。

ソウト「Σそれかー!!」



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