タマムシ大附属学校
ポケモンのオリトレ小説、学園パラレル企画掲示板。
要するに、オリトレ達のドタバタ学園コメディ(待て)。
物語がどう突き進むかは全く不明ですが、何はともあれ楽しみましょう。
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[302] 野球部短編 |
- HISUI - 2007年11月04日 (日) 00時07分
野球部短編
「ソー○ネク○ト!!特打2007!!(ぇ)トクチトクチトクチトクチt(滅)!!!!!!」
「いきなり変な題名でどうするのさ!!!」
あれ・・・・緑頭の誰かの声が聞こえた気がするけど・・・放っておくか(ぇ)
ま、良いや、 とべぇ〜とべぇ〜!!ロケットぉ〜!!燃料噴出し〜火を上げてぇ〜〜♪
「って・・・・それはどこの性別詐称疑惑の科学者だ〜〜!!」
ま、哀れなライトは放っておいて、ていっ!!とおっ!!たぁ〜〜!!行ってみますか♪
「それはリリ○でしょ!!!!いい加減にしろーっ!!!」
1#:男の真剣勝負
キーン、コーン、カーン、コーン・・・・・トキオ〜モテない〜、
ま、そんなわけで放課後だ。ドットコームw
「いい加減にしてよ!!!真面目に書く気あるの!!?」今度は黄色い髪の毛の少年が叫ぶ
今度はヒヨコか・・・・出てくんなっつーの!!
「良くないよっ!!!早く本題に移ってよ!!」
何、気にすることは無い。
「空気王になってんじゃねえ!!!クズがぁ・・・!!」
おっと・・・・・本編の方の狂戦士が出てきた・・・・・じゃ、ちゃんとやりま〜す♪、皆!!俺の小説で大いに笑ってくれぃ!!!
イヤッホ〜〜〜〜!!!HISUI最高!!!!
エビバディセイ!!!
HISUI最高!!!
「・・・・もう嫌だ・・・こんな作者」 始めるか・・・・「とっととやれ〜〜〜!!」
と言う訳で放課後の鐘もなり、やや西日が傾き始めた5月のことだった。
「しょっ・・・・と、さて・・・・、準備も終わったし・・・行くか」 下校し誰も居ない教室で、いつもの制服から白く・・・胸に「玉虫」と大きな漢字の字がある白いユニフォーム姿で彼は呟いた
「そうだな・・・ジェード、お前の今年の調子・・しっかり調べるとしようか」その奥からもう一人、同じユニフォームを着た少年が現れる、その眼は赤く燃えるようだ
「待たせたな・・行こうぜレッド」そしてその少年・・・髪と眼が翡翠色の特徴的な彼・・・・は背中に「1」を背負っている・・
ついに、野球部至上最高の部員が・・・・本気を出す時が来た!!!
一方グラウンド・・・・こちらではやはり多くのユニフォーム姿の少年達が気合の篭った声を上げていた!!!
キンッ!!!!軽快な金属音が響き・・・・白球はグランドを走るように転がっていく。
しかし・・・・・打球に鋭く反応した一人が・・・滑り込むとボールはグローブに納まる。
「ゴールドさん!!お願いしますっ!!」すかさず少年はグローブからボールを前から走ってくる相手にトスする
「あらよっと!!!」受け取って軽くジャンプしながらすかさずボールを投げ、1塁上を守る少年がそれを受ける
「ダイチ・ゴールド先輩、ありがとうございます」ファーストで二人に声をかけたのは期待の1年生、エイだった
「ま、良いってことよ、このくらいどうってことねえし」
ゴールドは何事もなかったように口笛を吹きながら所定の守備位置に戻る
「うおおおお!!!!俺は守備じゃ誰にも負けねぇ!!」
「次・・・・サード行きます!!!」ノッカーであるルビーはその巧みなバットコントロールで振りぬく
キン!!!!・・・・三塁線上を強襲する痛烈なゴロがあっという間外野に______。
だがその打球はいつの間にか線上を守っていた野手によって簡単にグラブに収まる
「ジェット先輩・・・どうやったらそこに守ってられるんスか(汗)」
野球に関しては(他はどうなんだ?)勘が良い方のゴールドでさえ、いまのサード・・・ジェットの動きの予測はつかなかった
「・・・・簡単なことだ、相手の足の動き、ひじのたたみ方、ヘッドが上がっているかいないか、そういうものを見れば大体打球が何処に飛んでくるかくらいわかる」
「は・・・はぁ・・・・」よくそんな事を一瞬で判断できるなと・・・・このクールな先輩にゴールドはため息をつくだけだった
「流石にオールラウンダーの呼び名は高いですね・・・・昔は投手もやっていたって噂だし」 エイもまた言葉が出ない
「・・・・ルビー、調子の方はどうだ?」
その時ルビーの肩を叩いたのは、副主将にして正捕手のレッドだった
「「「「レッド先輩!!」」」」
「ちょっと掃除さぼった奴が居てな・・・遅くなったな、みんな」
「レッドか・・・・あいつはどうしてる?」
「ジェードのことか、今投球練習場で____。」
「準備ならもう終わったぜ、レッド」
「「ジェード」」
「・・・・・さてショウ(翔)は何処だ?」
「ショウ先輩ならさっき素振りしていましたけど?」ルビーは落ち着いた表情で話す、今までノッカーを務めていたというのに汗を一切掻いていない涼しげな顔で
そんな時、
ゴォォォォォォォ!!!!!
突如うなりを上げる剛球が突っ込んできたのだった。さぁどうなることやら皆の衆(by天の声)
「思いっきりふざけてないでちゃんと書けーっ!!!」
何故ネタばかり振ると思うのかね?
「何故ってそれは」
坊やだからさ!!!!
「・・・・もういいです、いろんな意味で」
少々ピンクの毒電波が飛んだようなのでもう本題
「最後まで茶化すんだね・・・・(苦笑)」
てなわけで・・・・・恐ろしい速度で飛んできたそれは、立ち話している3人にぶつかるところだった
が________。
バシィ!!!
「ふぅ〜危ないところでしたね、ジェードさん」次の瞬間、そのボールはライトシルヴァーの髪にスカイブルーの瞳の、小柄な美少年のグラブに納まったていた
「「「ショウ(さん)!!」」」
「それにしても・・・・ちゃんと注意して投げてくださいよ?中等部のみんなも」 至って爽やかな笑顔のショウだが、すこし怒ったような口調で言った
「・・・・すいませんっ!!!・・・、うちの秘密兵器の特訓中だったんです」後から現れた茶髪に紫色の眼の少年・・・キャッチャーマスクをしている・・・・が答えた」
「ああ、君が中等部のシン(進)=エーフィか、噂は聞いているよ?打撃もリードも良くて、その上強肩なんだってね?」
「いや、俺なんかまだまだですよ、レッドさんに比べたら、俺にはまだ知らなきゃいけないこと、経験しないとわからないことがたくさんありますから」
「・・・・ブイ!!!あ・・・ジェードさんも・・・」
「ああ、シブキか・・・・どうだ?最近投手としても投げる機会がふえたって聞いたけど」
「ええ、最近肩の調子が良くて、良い球を投げられるようになったんですよ、変化球もほとんどが実戦で使えるんで・・・」
そう、この中学生にしては体格の大きい、まさに投手むきといった感じの少年・・・シブキは言った
「・・・・コントロールがよければ・・・だけどな」
だがそんなシブキにしっかりと釘を刺すブイ
「ブイは厳しいな〜、少しくらいフォローしてくれたって良いだろ?」
「さっきの大暴投で脇のブルペンからグラウンド内にボールを投げるノーコンをどうフォローしろって言うんだよ?」
「あ・・・あれは・・・・手が滑って・・・」
「ボールが滑るんだったらロージンを使って投げるとか・・・爪の手入れをするとかだな・・・・」
「あああっ!!!だからすこし小言が多すぎるんだよ、そもそもお前は・・・・」
こうしてブイとシブキは口論を続けながらさっさとブルペンに戻っていってしまった。
「・・・・・・大丈夫かぁ?あの二人?」
レッドは苦笑しながら。二人を目で追っていた
「はは、ブイがしっかり投手を育てているみたいだな、中等部も投手を重点に置いたチーム作りを目指し始めたのか・・。」
「二人とも、なんだかんだいって、結局目指すところは同じって感じがみられましたからね」
ショウも頼れる自分達の後の後輩達に目を輝かせていた
「よし・・・・・俺達も負けてられないぞ。ショウ・・・準備は良いか?」
ジェードはショウの肩をぽんっ!!と叩く
「ええ、大丈夫です・・・今日は良いスイングが出来てますから、ジェードさんが相手なら自分の調子を試せそうです」
ショウもまた目に自信が浮かんでいる
「頼もしい限りだ・・・今日は久しぶりに本気を出せる相手だから燃えてきたな」ジェードもまた闘志充分だ
「しっかしさっきの打球反応・・・・見事だったよな?充分セカンドのレギュラーになれるんじゃないのか?ショウ」
レッドは華麗なグラブ捌きを見逃していなかった
「はは・・・・僕もそうしたいですけど・・・身体がついて行きませんから(苦笑)」
喘息のショウは・・・・長時間のプレイが出来ない為控えに甘んじている・・・それも考えた上での入学だったのだ
「でもショウがうちの切り札である事は間違いないよ、それじゃ俺は・・・準備があるからな」
ジェードは再び肩をぽんっ、と叩き・・・・マウンドに向かう
「今日は・・・・特打に付き合ってくれてありがとうございます」
「俺も楽しみだったからな、お前との勝負」
「さあ、・・・・みんなっ!!特にレギュラーの9人!!集まって聞いてくれ〜」レッドは外野手までの全ての野手を集めると、なにやら話をし始めた
2#:実戦練習
さて、レッドがそれぞれの野手に話した内容は以下の通りである
ルールはジェードが投手、ショウが打者となり、先発投手の一つの目安である投球数が100になるまで投げ続け、ショウがひたすら打ち続けると言うのもの
そしてその時飛んだ実際の打球の処理を各野手が行うのだ。
要するにショウの打撃練習に乗じて、守備練習も行うのである
「・・・・・・準備は出来てるよな?ショウ」
マスクを被ったレッドがバッターボックスに立ったショウに問う
「ええ、いつでも始めていいですよ」
「よし、・・・・あいつももうマウンドで待ってるし、みんな!!しまっていくぞ!!」
「「「「「「「「おう!!」」」」」」」」
8人分の声と共に練習は開始された
「ショウ・・・・去年よりどのくらい成長したか・・・・俺の全力で試してやる」
ジェードはそういうと・・・・大きく振り・・・かぶらず・・・・素早い動作で左腕を振る。
だがその球は・・・・目の覚めるようなスピードで、レッドのミットに収まった
バシィ!!!
「ほほう、今のスピードは146キロ・・・か、それもクイックモーションですね」
何事もないかのように、且つ何時の間にかレッドの背後でスピードガンを片手にした男が居る・・・・
そう泣く子も黙る新聞部員、ユウトだ!!
「ユ・・・ユウト君・・・・何時の間にそこに・・・(汗)」
「ああ、野球部が面白い練習してるって聞いたから、見に来ただけさ」
「ジェード先輩・・・・でもまだまだ早くなりそうだな・・・・ストレート」
その横でやはり控え投手のひとりのカケルもこの勝負に見入っている、
「うん、カケル君の言うとおり、ジェード先輩は確かにまだ力を抑えて投げてるみたいだけど、ショウ先輩も余裕を持って見逃してる気がするな」
控え投手としてこの練習を見ていたネフライトは突然現れた親友に驚くも、今は二人の勝負に集中することにした。
「余裕で見逃したけど・・・・ど真ん中だぞ?ショウ」
球を受けたレッドは絶好球を見逃したショウに、何故?と言う感じで話しかけた
「・・・・いや、初球はジェードさんの球筋をよく見るのが目的ですから・・・・次からは行きますよ?」
男にしてはすこし可愛さ(?)の残る笑みを浮かべるが・・・一瞬でそれは真剣な表情に変わる
(・・・・・・・・一気に本気の顔になったな・・・・この勝負味方同士だけどワクワクしてきたぜ)
「・・・・・ゴールド、ダイチ」一方でサードのジェットも内野に声をかける
(いつもほとんど無口なジェットさんが・・・?)
(珍しい事もあるもんっスね)
普段は寡黙な男にいきなり声をかけられて声をかけられて、すこし驚きを覚える二人
「・・・・深めに守っておく必要がありそうだ、気を抜くな」それだけ言うとかなりライン際により、後ろに守るジェット
「「ウッス(わかりました)!!」」
そんなやり取りもあった中・・・気づくと外野もかなり深めの守備を取っている
「・・・・・なるほど、調子が良さそうだとは思ったけど、・・・・まだまだ本気じゃないってか」
余裕の見逃しに・・・・ジェードはニヤリと不敵な笑いを浮かべる
「遠慮は要りませんよ?ジェードさん」
ショウもまた今度はバットをレフトの方向に向け・・・次はそっちに・・・とばかりに笑う
「・・・・・よし・・・・いいぜ、ショウ。もしお前がホームランを一発でも打てたら・・・・俺が部員全員に飯を奢ってやるよ」
「!!・・・・・それじゃ・・・・狙ってみます」
「じゃ行くぞ!!!」
ジェードは再び投球モーションに入る・・・・・だがやはり振りかぶらずにクイックモーションだ
シュッ!!!!!
だが振りかぶらず、無駄のない動きで投げられたボールは正確にレッドの構えているミット・・・・内角高めに決まろうとしていた
が________。
キンっ!!!!!
快音を残して・・・・鋭く打ち返されたボールはあっという間にセカンドの横を抜けていった・・・・
「・・・・な・・・!!?なんだ今の打球?本当に飛向が打ったってのか!!?」
ゴールドは自分よりも華奢な体格に見えるショウがこれほどの打球を打てることに・・・・なんでこれで控えなんだ・・と思っている
「打球が見えなかったな・・・・」セカンドのダイチも呆然としている
「ちっ・・・・あの程度の球、俺にだって打てるがな」
ライトでそのボールを取り・・・送球を返したリュウイチは面白くなさそうに舌打ちをする
「Great!!さすがショウ先輩ですね!!」
センターのルビーは華麗なバッティングに感嘆している
「・・・・・へっ・・・すこしは飛向の奴もやるじゃねーか」
レフトで退屈そうにしていたラグナ・・・・・まあ、幽霊覗き部員にしては口が達者だ
「ほっとけ!!ってか人に散々失礼ばかり言いやがって」
これは失礼♪根は正直な物ですから
「また始まったよ・・・・」
ネフライトのため息は誰にも届くことはなかった・・・・・
「なるほど・・・・流石に『この投げ方』じゃ簡単に当ててくるか・・・・」
打球を確認したジェードは、それでも何事も無かったかの用に、足元のロージンを握った。
そしてその後10球中7球を芯に当てられ、さらにヒット性の打球は3回あった。
「勝負はまだまだこれからですよ?ジェードさん」
ショウもまた、ジェードがまだ力を抑えて投げていることに気づいている。
「・・・・・ジェード、遊んでないで本気を出したらどうだ?」
たまらずサードのジェットも声をかける
「ショウ、ちょっとタイム!!」
そんな事を言ってるうちにレッドがやはりジェードに駆け寄った
「どうしたんだよレッド、落ち着けって」
だが当の打たれた本人は全く気にしていない
「そろそろちゃんと投げてやったらどうだ?ショウもお前との真剣勝負を楽しみにしていたんだからな」
「ああ、一応これでも7割程度の力なんだけどな・・・・それじゃ期待にこたえて本気を出すか」
「全く・・・・調子を計るのが今回の目的なんだろ?」
「そうだけどな、『クイックで』どのくらいコントロールがつくか試しただけだよ」
クイックとはクイックモーションのことで、ランナーが出た際に、走者の動きに対応して、投球動作を素早く行うことで、走者を容易に盗塁させないための投球動作のことである
「まあ、その方が球が安定するから・・・予選の相手なんかにはそれで良いだろうけど・・・今年はまともに本気で投げていないだろ?」
「・・・・・ふう、それじゃお言葉に甘えて全力で行くとしますか!!!」
「ああ、サインはどうする?」
「俺が出すよレッド、それにいくつか初めて使う実戦で使うボールもあるしな」
「そうか、ならついにあの球・・・を試すときが来たみたいだな」
「最初にショウで試したかったからちょうどいいよ・・・・気合入れて抑えて行こうぜ、レッド」
「ああ、お前の進化は努力の結晶だってことを俺は良く知ってるから・・・・思いっきり投げて来い」
「レッド」
「なんだ?」
「今年は行こうぜ・・・・甲子園」
「・・・・・そのためには、アンバーに勝たなきゃな」
「だね、今年こそは負けない!!!」
こうして話が終わった二人は、再び自分のポジションに戻る
「・・・・・レッドさん・・・ありがとうございます」
レッドは戻ってくるなり、ショウに何故かお礼を言われる
「別に・・・・なんてこと無いさ、でもよく球を見てろよ・・・・全力のあいつは・・・俺でも球を捕り損ねるからな」
そんなやり取りがあったかと思うと、ジェードが・・・・この初めて振りかぶった。
大きく振りかぶり・・・・その後軸足を使い、身体を回転させるようにしてから思いっきり腕を振る!!
そう、これが真のジェードの投球スタイル・・・・トルネード投法である
「うぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!」
気合の入った声と共に投げられたボールは先ほどよりもさらに凄いノビを見せる。
ゴォォォォォ・・・・・・・
「このストレートを待ってました!!!!」ショウも迷うことなく振りぬく!!!
キンッ!!!!
打球は真後ろに飛んでいった・・・・つまりタイミングは完全に合っている
「今の154キロ・・・・でもそれを当てただと!!?」
スピードガンを持っていたユウトは速度にも驚いたが・・・・それを当てたショウにはもっと驚いているようである
「あのストレートを当てるなんて・・・・ショウ先輩・・・・本当に控え選手なのがもったいないよ・・・・」
ネフライトもまた喘息で長時間の試合出場が出来ないショウの勝負強さを惜しんだ
「す、凄い・・・・これが先輩達の真剣勝負なんだ・・・・」エイは一塁上で二人の迫力に圧倒されていた
「うおおお!!!!気合入れて守るぞ!!!」
逆に二人の底知れない実力に気合が入ったか、ダイチは一人喝を入れていた
「流石だなショウ。中学時代からお前のバッティングセンスは買っていたけど、ここまで実力をつけたなんて・・・やっぱり凄いよお前は」
ジェードは心の底から後輩の素質に喜び・・・・今の自分の調子を計るのに相応しい味方だと思った。
「・・・・・さあ、今度も・・・行くぜ!!!」
再びトルネードから・・・・・ジェードは球を投じた
球はど真ん中に向かって来る
(・・・・・よしっ!!)
ショウは待っていた絶好球を振りぬく・・・・が_______。
手元に来てからそのボールは右打席に立っているショウの胸元を抉るような球筋を描き・・・
「・・・・・・っ!!!!」
ギンっ!!!!!
何とか当てたものの、ボールはボテボテのゴロとなり、ジェードがそれをグラブに収め、エイに送る
「高速スライダー・・・・ですか」
ショウは
「あぁ・・・今年からストレートだけじゃアンバー・・・それにあのワタルには真っ直ぐだけじゃ通用しないからな」
「そういうことさ・・・・あのスピードで曲がる球を捕るのは俺も苦労したんだぜ」
後ろからレッドからも声がかかる
「なるほど・・・・お二人とも・・・・今年の冬から最後まで練習場の明かりが消えなかったのは影で凄い努力をしていたからなんですね」
「そういうことだ、でも・・・まさか当てられるとは思わなかったぜ」
「僕も・・・・ただただ練習してるだけじゃないですから、今年をアンバーさんを完全に打ち崩して甲子園に行きたいですからね」
「よし・・・それならこの球を打ってからにするんだな!!!」
ジェードは再び大きく振りかぶると・・・・心なしか先ほどもよりも回転が大きくなっているような・・・・・
ごぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!
先ほどまでとは違ううなりを上げたそのボール、しかし
「今度こそもらいましたよ!!!!」
なんとショウは内角高めに食い込んできた球を腕を上手くたたみ・・・・バットを一閃する
キンッ!!!!!
「今の球・・・・・・159kだって!!?・・・それをジャストミート!!?」
ジェードもまた打球を目で追っている
しかし・・・その球を素早く反応し・・・・追っている者が居た!!!
「ルビー!!!」
「捕れっ!!!・・・・・」
ルビーは後退して・・・・・ダイビングキャッチを敢行・・・・だがボールはその先にこぼれる。
このとき打ったショウは既に一塁を回って2塁に達しようかとしている。
「・・・・これは実践だと思って・・・・僕は・・・負けないっ!!」
ルビーは素早く体制を立て直し・・・・・ボールを捕る
「センター!!!!バックホームを急げ!!!」
すかさずリュウイチの声が聞こえる。だがショウは2塁を蹴り3塁到達寸前
(ここで投げても・・・・ランニングホームランじゃ・・・・)
そう思ったルビーだが・・・・
「ルビー!!!こっちだ!!!!」
そこへ一人の男の声が聞こえる、そう・・・他でもないジェードがセカンド付近で返球を待っていた
「っ!!ジェードさん!!!」
ルビーはありったけの力を込めて・・・・矢のような返球をジェードに返す・・・そして
ショウもその時三塁を蹴っていた
「うぉぉぉぉぉ!!!!」
渾身の送球・・・・・レーザービームと呼ぶに相応しい返球がレッドに渡り
そこへショウが飛び込んできたのだった!!!!
3#:練習後の一杯(ぇ)
「ほう〜それはまた凄い練習になった物だな、常盤君に飛向君、はいよっ!!味噌ラーメンと豚骨ラーメン大盛お待ちっ!!」
厨房着をきた中年の男は、暖かいラーメンを二人の元に差し出した
「いつも美味しい夕食をありがとうございます、サカキさん」
「おじさん!!・・・・もうその真剣勝負で俺もへとへとだよ」
「全く・・・それにしても100球中33球か・・・・少し打たれすぎじゃないのか?ジェード」
「良いんだよレッド、今日は内野・外野の実戦の打球を見ることが目的だったんだからな」
「なるほどな、球種も多かったし・・・・動きを見ていたわけか、あ、俺はマーボーカレーをお願いします。」
「それにしては本気の球も痛打されていたな・・・まだまだ甘い・・・・大将、餃子ライスを頼む」
相変わらずクールなジェット・・・・・お前餃子が好きだったのか
「きつい事言うなあ・・・ジェットは・・・・でもまあショウが味方でよかったと思う事はあったな」
「・・・・でも本当に良かったんですか?ジェードさんがみんなの夕食を驕るんで・・・結果的に僕はアウトだったわけですし」
ショウは結局クロスプレーでアウトになった・・・だがジェードは「今日は俺のおごりだ」と言ったので顔なじみの「太陽食堂」に来ているわけなのだが
「良いんだよ、うちの練習は普通の球場より広い・・・・だからあれはクロスプレーにならなくても本来はホームランだから」
負けは負けだという感じでジェードは笑う
「いつもすいませんね、ジェード先輩、ショウがお世話になって」
ここに紅一点、水色の髪の少女、スイレンだ
「良いんだよスイレン、バイト代もかなりあるし、何とかなるから」
「でもショウ・・・?あんまり脂っこいものとか食べたらいけませんからね」
「わっわかってるよ!!いつもお姉さんぶらないでよスイレン・・・僕は子供じゃないんだから」
ショウは少しバツが悪くなる
「「「「はははっ!!!!」」」」
4人は笑い出した
「先輩達だけでなく俺たちもたのむっすよーーー!!」
「腹減ったぁ!!!」
「こんな時でも大声なんだね・・・・ダイチ君」
その大きな声と腹の虫の音に・・・・ミミを同伴しながらもエイは汗をうっすらと浮かべたんだとか
そんな感じで野球部の練習は終わりを告げた
おまけ
そして・・・・・・ラグナはというと
部室でボール磨きをしていた。
「けっ・・・・何で俺がこんな仕事しなきゃならないんだ!!!」
「それはラグナ君が練習に来ないからだよ・・・・」
「うるせっ!!そもそもなんで森野!!お前が一緒に居るんだ」
「僕は、ラグナ君がまたサボったりしないようにってレッド先輩から頼まれて監視だよ」
「ちっ・・・・気にいらねぇな・・・」
「これが終わったら・・・・・僕たちも食堂に行けるんだから。頑張ろうよ」
「けっ・・・・だれがお前なんかと」
そうラグナは言いかけたが________。
「・・・・お疲れ〜・・・ン」
「あ・・・・・お疲れ様です」
そんな声が隣の部室から聞こえて来た
「んんっ!!!?この声は」
「ちょっとラグナ君!!?」
制止も聞かずラグナは部室を飛び出すと、隣の部室の窓をしっかり覗き込む
「・・・・おおっ!!こ、これはwラッキー苦もありゃ楽もありだぜw」
そこに居たのは赤と黄色の髪のツインテールの可憐で大人しい盲目の少女、シトリン・・・そしてもう一人は栗色の髪に青と赤のオッドアイのスタイル抜群少女、マリンだ
「そっかそっか〜、シトリンはシトリンで頑張ってるのね。でも古式剣術部にあなたが入るとはねぇ〜」
「・・・・とっても稽古は厳しいですけど・・・ダイスケさんが・・・教えてくれますから・・・大丈夫です」
「ふぅ〜〜ん、あなたも変わったわね、もしかして私と勝負する気?」
「え・・・っ?・・・・何を・・ですか?」
「決まってるじゃない♪ライトの事よ」
「な・・・・何言って・・・・」
下着姿のままキャイキャイと会話を弾ませてる二人をラグナは凝視していたw
「・・・・・グフフフ・・・これがラッキースケベって言うのか」
「ラグナ君!!こんなところでないやってるの!!」
ネフライトがそう叫ぶとラグナ驚いて飛びのく
すると中のマリンとシトリンも気づいたようだ!!
「きゃっ!!!!」
「・・・・???・・・・??」
マリンはやはり覗かれていた事に気づき、悲鳴を上げるが・・・・シトリンは目が見えないので何が起こったかよくわかっていない
「ちっ・・・・・森野・・・お前が身代わりだ!!!」
ラグナはそういうと何故か空いていた更衣室(部室)の窓を空けて!!!ネフライトを思いっきり投げ飛ばした。
「うわぁぁぁぁぁ!!!!!」
そしてネフライトは禁断の場所に足を踏み入れてしまったのである
「きゃあ!!!!ってあなたライトじゃない!?」
「・・・・・・ライト?」
突然の事でびっくりしていたマリンだが、入ってきたのがネフライトであったことにまた驚く、シトリンはネフライトが居る事で何故か安堵してしまっている?
「・・・・痛・・・・・・ラグナ君・・・・酷い・・・って・・・・・あ・・・・・(赤面)」
ぶつけたことによる頭痛が納まりあたりを見渡すと・・・・そこには下着姿のマリンとシトリンが・・・・・・・・
そして・・・その夜・・・・ライトの姿を見たものは誰も居なかった(ぁ)
ネフライトは「スケベ大魔王」の称号を得ました
ラグナは「ラッキースケベ」の称号を得ました
ジェードは「剛球左腕」の称号を得ました
ショウは「打撃職人」の称号を得ました
終わり
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[308] 続き・・・と言える話じゃないよなぁ・・・。これ(ぁ) |
- HIRO´´ - 2007年11月05日 (月) 17時03分
☆余計な裏話その1
「うぉぉぉぉぉ!!!!」
センタールビーからの送球を中継でカットし、ジェードは気合とともに渾身の送球を放った。 キャッチャーのレッドはそれをしっかりとキャッチし、ホームへ突っ込んでくるショウを見据えた。
ズシャーッ!!
砂埃が舞い上がり、あたりは見えなくなる。 しかしそれはほんの少しの出来こと。 ショウは走塁に立ちふさがるレッドを外側にかわしてヘッドスライディングでタッチしようとした。 しかし、その手はベースに届いてなく、ショウの背中にはボールがしっかりと入っているレッドのグラブがあった。
「あ、アウトだ!!」
それを見ていたユウトが叫んだ。 ダイチとゴールドがジェード先輩凄いと言って近づく。 ショウはユニフォームを払いながらレッドに何か声をかけられていた。
「・・・凄いわね」
私はパソコンをしまって、タマムシのグランドを後にした。
ズバシッ!!
このグラウンドでも、ボールの音がしている。 それはもちろん、ボールがミットに収まる音。 そのボールを投げる主は額の汗を拭って、マウンドを降りた。 どうやら休憩に入るようだった。
「あら?」
彼女は私に気づいたみたいだ。
「珍しいわね。いつもは図書館にいるはずでしょ?」
「さすがの私も毎日図書館に引き篭もっているわけじゃないわよ」
私は苦笑いを浮かべながら、彼女にとあるものを見せた。
「これは・・・」
「さっき、玉虫の野球部を見に行ってきたのよ。そうしたら、ジェードとショウが真剣勝負をやってたから見てきたの。やっぱり、男の子の真剣勝負は見ていると気持ちが入るわね」
「男の子の勝負じゃなくても、勝負が真剣であるほど気持ちは入ると思うわよ?」
「そうね」
そういいながら、彼女にデータを見せた。
ピッチャー:ジェード 球速:160キロ コントロール:A スタミナ:A 変化球・・・高速スライダー:B
名実ともに玉虫のエース。
キャッチャー:レッド
ジェードをリードしているあたり、実力があることは確か。 クロスプレーも慌てない。
ファースト:エイ
期待の新人。彼女持ち。
セカンド:ダイチ
うるさい。
ショート:ゴールド
やや熱血。
サード:ジェット
ひたすら無口。結構切れ者かも。
ライト:リュウイチ
肩が強い。バッティングも相当の腕らしい。
センター:ルビー
走攻守3拍子揃ったオールマイティな選手。
レフト:ラグナ
エロバカ。
ショウ:代打の切り札
弾道3 ミート:A パワー:B 走力:A 肩力:? 守備力:A
備考:アベレージヒッター
「こんな感じよ。・・・といっても、あなたなら別に見なくても玉虫の情報なんて分かっちゃうんでしょうけどね」
「それにしても・・・内野手のデータがあなたにしてはいい加減じゃない?」
「いいのよ。こんな感じで。とりあえず、今年・・・玉虫に勝つんでしょ?」
「ええ。今年もタマムシ・・・ジェードに勝って、そして甲子園に行くわ」
「その息ね」
”アンバー!そろそろ練習始めましょう!”
彼女が名前を呼ばれると、私にありがとうって告げて、練習へ戻っていった。 私は彼女たちの練習する姿を、見ていて何か運動しようかなって思った。
☆余計な裏話その2
「どうですか?ヒロト様・・・」
「いや・・・どうですか?って聞かれても・・・(汗)」
「すごーい!ココロ先輩ってメイド服が似合いますね!」
ここは毎度御馴染み(自分が書くときのみ)のSKY PLACE。 メイド服に着替えを終えた心(ココロ)が広翔(ヒロト)の前でくるりと一回転してみせる。 もちろんスカートが翻り、微妙にパンツが見えそうで見えないぎりぎりなところだ。
「で・・・どうすんの?これ?」
あ、えーとどうしよう・・・ ねぇ・・・これからどう進めばいい?カレンちゃん。
「何で私に聞くの?自分で進めてよ」
いやー本当ならここでタイチが黒猫爪と言ってドアを打ち破るパターンと、悠火が魔王を召還して入り口を打ち破って入ってくるパターンの二種類を考えたんだけど・・・
「どっちも無理があるでしょ!しかも後者は入り口だけじゃ済まないわよ」
じゃあ、この場合は強制終了でいいか♪
「Σそれじゃあ、この余計な裏話その2っていらないじゃ(強制終了)
アトガキ
はい、感想です。 ぶっちゃけ、アンバーとユウナのシーンが書きたかっただけです。(ェ)
しかし、レギュラーを見ると癖のある面子が揃ってますね。 アンバーたち率いるヒスイとどう戦うのか楽しみです。
あ・・・でも、まだ大会編にはならないか(汗)
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[310] ネタが詰まっていればそれでいい(ぇ) |
- だいす けん - 2007年11月10日 (土) 19時07分
ヒカル「いやいやいやいや、それ間違ってる、間違ってるから(汗)」
カナ「いくら出番が少なくてろくにツッコめなかったからってひがみすぎよ、ヒカル♪」
ヒカル「誰もひがんでないから!(汗)」
ダイスケ「……。………野球……か……(どんより)」
ヒカル「あ、ダイスケ君が暗くなってる(汗)」
ケン「色々と思うところがあるんだろうね。それにしても、中々熱い展開だったね。(それが高校野球の特権ともいえるからな)」
カナ「もっとも、後半は別の意味でアツかったけどねw むしろそっちが真骨頂だしw」
ヒカル「Σやっぱりそこにいくの!?」
ダイスケ「…………馬鹿馬鹿しい………(ため息)」
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