タマムシ大附属学校
ポケモンのオリトレ小説、学園パラレル企画掲示板。
要するに、オリトレ達のドタバタ学園コメディ(待て)。
物語がどう突き進むかは全く不明ですが、何はともあれ楽しみましょう。
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[264] 短編2 「きっかけは、1つの出会い」後編 |
- 日乃 水葉 - 2007年08月04日 (土) 19時15分
「ただいま・・・ってあれ? 誰?」
きょとんとした顔でリリスは言った。
「・・・奏。 えぇっと彩都さん・・・?」 「ん?あぁ・・・彼はうちの中等部1年のリリス君。 ・・・え?何・・・・・・うん、そんな感じ?(謎)」
「まったく・・・彩都先生、人がよすぎですよ! ・・・ま、いいや。 奏、君・・・よろしくね〜♪」 「あ、うん・・・」
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「そうだ! 奏君、うちへ通わない?」
不意に彩都がそう言い、奏はびっくりしていた。 ついさっき出会ったばかりの自分に「学校来ない?」と言ってきたからだ。
「え?・・・でも、手続きとか、お金のこととか、色々・・・」 「大丈夫だよ、俺がなんとかするしね♪」 「はぁ・・・じゃあお言葉に甘えてもいい・・・のですか?」
数日後>>>
「え〜・・・今日からこのクラスに転入した東條奏君だ。 みんな、仲良くな〜♪ ・・・あ、リリス君!」 「ハイハイ、言いたいことはわっかりました〜♪ ・・・奏君は、こっちへどうぞ♪(にっこり)」
「奏・・・だっけ? 俺は火影、よろしく〜。」 「よろしく。 つーか、ここ、リリスのクラスだったんだな。」 「何?お前ら知り合いなの?」 「「うん。」」
「あ〜・・・・・・部活、どうしよっかなぁ・・・ん?」
帰る途中の奏の目に映ったのは、街頭のテレビに流れているドラマ ・・・に出ている1人の俳優だった。
「(この人、かっこいいなぁ・・・、名前、何て言うんだろ?)」
「・・・『あんただったのか・・・正体は!』・・・・・・いや、 なーんかあの人とは違うんだよな・・・でも・・・」 「奏君? 何やってたの?」
突然後ろから声を掛けられて、慌てて奏は振り向いた。
「彩都さん・・・早いんですね。」 「俺は、部活の顧問やってないんで、ね? ・・・ところで、やりたかったのは、このシーンかな?」
そう言った直後、彩都はそのシーンを完璧にやってみせた。
「そう!それ!・・・って、何で彩都さんが出来るんですか!?」 「・・・血筋、の問題かな?」 「は? ・・・・・・もしかして、彩都さん・・・」 「うん。 彼は、俺の父さんだから♪」
一瞬・・・奏の思考回路が停止した。 約3.2秒後・・・
「マジ、です・・・か?」←まだ固まってる 「そ。 ・・・奏君、もしよかったらさ・・・一緒にやる?」 「やる・・・って、何を!?」
「期待通りのリアクションありがとう♪(ぁ) ・・・演劇部。 前から、作ってみたいと思ってたんだけど・・・」 「・・・・・・やりましょう!それっ!!」 「じゃあ決まりだね♪ もちろん、部長は奏君、君ですよ?」 「あったり前っ! とりあえず、メンバー集めましょう!!」
「『部の設立を認める条件は、文化祭で発表を成功させること』 か。 ・・・ちょっと面倒かも・・・。」 「は? どうしてです?」
彩都は、ふか〜くため息をついてから口を開いた。
「校長は認めてくれてるんですけど・・・教頭が面倒なの。 あの人は、自分の気に入らないものは徹底的に潰そうとする。 ・・・確かに、今の俺たちは素人みたいな状態です。けど!!」 「『やる前から無理だと決め付けるなんて、最悪!!』 ・・・そう、彩都・・・先生は言いたいんでしょう?」
「その通りですよ、奏君・・・。 必ず、成功させましょう、部長さん!!」 「上等だっ! 見せてやろーじゃねーか、俺たちの力を!」
「なんか、1人の後ろに妙なオーラが見えるのは、気のせい?」 「・・・それ、間違ってないっすよ、副部長・・・(滝汗)」 「僕、すごい気まずいなぁ・・・。」(副部長:リリス)
シュレイダーの嫌がらせにもめげず、演劇部の面々は練習を 続けたのだが・・・発表の、1週間前。
「はぁ!? それ・・・マジか!?」
「あぁ・・・。 俺たちが見つけたから、止めたんだが・・・」 「・・・そうか。 あぁもう!どうすりゃいいんだよ!!」
「・・・あのさ、俺たちでよければ手伝うぞ?」
「え?でも・・・火影と蒼夜先輩は部活入ってたじゃないか!」 「今、陸部もバスケ部も部活やってないから平気だよ。 つーか、俺、あいつらにマジでムカついたからな・・・っ!」
普段温厚な蒼夜が怒るなんて、よっぽどのことがあったんでしょう(謎) ・・・え?状況が飲み込めない?・・・火影、説明お願い。(ぁ)
「(Σ)・・・演劇部の、リリス含めた3人が、いかにも やばそうな雰囲気の野郎共に教われてたのを、たまたま近くを 通りがかった俺と蒼夜先輩が助けた。・・・けど、リリスが結構 深手で舞台に立てるような状態じゃねーし、他の2人はなんとか できそうな状態なんだよ・・・」
「・・・彩都先生・・・どうします?って・・・」 「・・・・・・」(←物凄い機嫌悪そうなオーラ)
「・・・そうだな・・・あのこたちは裏方の○○と■■に 入れかえる。 リリスの役は・・・蒼夜か火影のどっちかに 頼んでいいか?」
「Σ・・・彩都先生、口調変わってる!?」 「火影、マジギレしたときと演技指導してる時はいつも「ああ」 だから、気にすんな・・・(滝汗) で、どっちがやってくれるんだ?」
「・・・俺にやらせてください。」
そう名乗り出たのは・・・蒼夜だった。
「え、俺は構わねぇが・・・奏と彩都先生は?」
「それでいい。 ・・・1週間で、どーにかするっ!!」 「・・・火影。 お前は裏方手伝ってくれないか?」
「あ、あぁ・・・」
そして、1週間後。
『王子様、ご無事ですか!?』 『・・・ハイ、なんとか・・・っ・・・!』 『やっぱり、怪我してるじゃありませんか! 本当に貴方は〜』
「・・・本当に、1週間でどうにかなったな(汗)」
舞台裏で、ぽつりと火影が呟いた。 ちなみに、この演劇部初舞台の内容は、 『とある国の王宮で、家臣の1人が王族を虐殺。 唯一の生き残りである第2王子と、その従者の王宮警護隊隊長が そいつを倒すために行動を起こす!! 果たして、王子の運命は!?』・・・みたいな?(ぁ)
「『みたい』じゃなくて、そんな内容!! あ、ちなみに王子が奏で、隊長が蒼夜先輩・・・本来だったら リリスがやってた役だ。」(小声+説明口調)
「ていうか、何かある意味ベタなストーリーだな、作者。」
・・・気にするな☆(笑)
「・・・以上、演劇部の発表でしたっ!!」
奏が、終わりの挨拶をすると同時に観客から拍手が巻き起こった。 そんなわけで、舞台は成功して演劇部も成立したのだが・・・
翌年、・・・の文化祭少し前に、事故は起きてしまった。
「蒼夜さんっ!! 奏君はどうなってます!?」
彩都のバイクの後ろに乗りつつ、蒼夜の電話を受けるのはリリス。
『今はまだ手術中だ・・・・・・俺のせいでっ・・・!』
一方蒼夜は、事故現場に居合わせていた。 ・・・というよりも、元は交通事故に蒼夜が巻き込まれそうだったのだが、奏が蒼夜を遠ざけるために突き飛ばしたが自分は離れられず、轢かれて重傷を負った・・・というのが正しい。
「蒼夜さんのせいじゃありません! ・・・彩都先生っ、あとどれぐらいで病院につきます!?」
「このままのペースだと、後10分ぐらいです! ・・・・・・それまで、頼みます蒼夜君っっっ!!」
バイクを運転しつつ、彩都は半ば叫ぶように言った。
「・・・だそうです。 それじゃあ、また後でっ!」 『あぁ、わかった・・・・・・』
「くそっ!! 俺がもっとしっかりしてればっ!!」 ------------------------------------------
「・・・・・・・ぅ・・・ん・・・」
事故から5日後。 奏の意識は戻った。しかし・・・ 更に数日後、
「そんなっ・・・ウソ・・・ですよね?」
明らかに動揺を隠し切れない様子で、彩都は言った。 同じく蒼夜も口にはだしていないが、その表情は複雑そうだ。
「(やっぱり、俺のせい・・・だよな・・・)」
「あ、の・・・なんとか、ならないんでしょうか・・・?」
リリスもまた、奏を思って医師に問いかける。
「残念ながら・・・彼の・・・奏君の右腕はもう・・・」 「そう、ですか・・・」 「・・・とりあえず、奏君のところへ行きましょう。 蒼夜君、リリス君・・・!」
「そう・・・か・・・。 はは、やっぱ・・りかよ・・・!」 「!? 奏、まさか気付いてたのか!?」
『自分の右腕が動かせなくなった』という事実を聞いても、 そんなに驚いた様子ではない奏に、蒼夜は困惑していた。
「・・・あぁ。 事故った・・・・・・直後に・・・な・・・」
「また、一緒に続けられるのかな・・・?」
そんな奏を見て、不安そうにリリスは言った。 もちろん、彩都もこのままではいけないと思っている。 ・・・が、どうするかを決めるのはやはり奏なのだ。
「奏君、君は・・・・・・どうしたい?」 「そんなもん、続けたいにきまtt・・・・・・っっ!!」
「・・・あーあ、そんな状況で大声出そうとするから・・・」 「それは、俺も同感・・・(汗)」
その後、奏が復帰したのは2学期が終わる頃だった。 ・・・が、「多分受けてもまったくわからないから」と言って、 授業にはまったく出ていなかった。
そして、『今』・・・
「奏さん、どうしたんです? ぼーっとして・・・」 「黒曜・・・。 いや、大丈夫だ。 ・・・俺は、選択を間違ったとは思ってねー。」
金属の右腕を触りながら、そんなことを不意に言う。
「・・・ただ1つ腹が立つのは、潤のやろーが俺が来ていない間に 2学年飛び級しやがったことだっ!!(叫)」
「あ・・・のー、それは不可抗力という奴では・・・(汗)」 「・・・細かいことは、気にすんじゃねーよ!(ぁ)」 「(いや、気にしますって・・・)」
2回目の中2を、奏は楽しんでいるようだった・・・。 <終わり>
後書きっぽい座談会>>> 奏「・・・以上、俺の過去話でした・・・」 火影「暗ぇよ、奏! や、こんな話題だからしゃーねーけど。」 蒼夜「ははは・・・。(人のこと言えないな・・・俺も・・・) ん? 奏がタマ大付属に入ったのって中1の時か?」 >そうなります。 で、奏が事故ったのが中2の夏休み前。 「長いこと休んでいたから」と 「復帰してからはまったく授業にでていなかった」ので、 引き続き中2なわけですね。
リリ「事故がなかったら、奏君は僕と火影君と一緒の中3だよね。 それから、黒曜君はえっと・・・」 黒曜「一応、1つ年下になります。 ところで・・・」 奏「あぁ。短編1・・・の俺の口調か。 『同い年なのにどうして敬語使ってるのか』だな。 別に使わなくてもいいってみんな言ってるけど、一応・・・。」彩都「奏君は、真面目だからねぇ・・・(苦笑)」 蒼夜「ま、そういうわけで。 次は、・・・あー・・・あれか。」
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[268] 仲良し三人組の下校 |
- HIRO´´ - 2007年08月07日 (火) 17時51分
帰る途中の彼女の目に映ったのは、街頭のテレビに流れているドラマ・・・に出ている1人の俳優だった。
「わっ!見て見て!ミナノちゃん!この人カッコイイ!!」
「何見てるの?ジョカちゃん?」
下校して街頭のテレビを見る3人の人影があった。
「これは去年も放送してた人気ドラマだな。もう再放送してんだ・・・」
「えっ!?そうなの!?」
ぽっちゃり少年の方を振り返ると少女のポニーテールが揺れる。
「それに、知ってるか?この人・・・」
「プレス君知ってるの?」
プレスは頷いて答える。
「高等部の国語教師の彩都先生の親父だってよ」
「そ、そうなんだ〜」
「俺は先に帰るぞ〜!腹減ったなぁ・・・」
丸っこいお腹をさすりながら、テレビから離れていくプレス。しかし、
グイッ
「!?」
手を引っ張られて、彼は驚いて彼女を見る。
「ジョカちゃん?」
「ボク、決めた・・・!演劇部に入る!!プレス君も一緒にやろう?」
「えっ!?」
口をあんぐりと開くのはプレス。
「ジョカちゃん・・・それはちょっと・・・」
三つ編みの少女、ミナノがそれを咎める。
「プレス君もあんなふうに演技できたらきっとモテるよ?だからやろう!」
「あ・・・うん・・・かまわないけど、ジョカちゃんはどうなんだよ。部活の掛け持ち・・・ただでさえ大変なのに・・・」
「大丈夫!大丈夫〜♪それじゃ、明日朝一で彩都先生に相談してくるから!!」
そういうと、手を振って笑顔で帰路を走っていった。
「相変わらず、ジョカちゃんはいつも楽しそうね」
「なぁ、ミナノはやらないのか?」
「私は風紀委員で忙しいし・・・」
「そうか・・・」
「私たちも帰りましょう」
「そうだな」
と、一歩踏み出したとき・・・
「キャッ!」
足元に何もなかったのに、彼女は転んでしまった。
「い・・・イターイ(泣)」
「な・・・何故そうなる・・・(汗)」
このときプレスはこう思った。 もしミナノが演劇部にいたら、このようなドジで劇をめちゃくちゃにしかねないと。
こうして、ジョカとプレスは演劇部に入ることになったのです。
プレス「別に俺は何にも部活やっていないからかまわないけどよー」
ミナノ「ジョカちゃんは他にも2つ部活を掛け持っているんですよ?出来るんですか?」
大丈夫!コトキが女装するくらい大丈夫!
ミナノ「大丈夫の基準が分からないんですけれど・・・」
えーとそれじゃー・・・シオリちゃんが悪の組織にさらわれても大丈夫というくらい?
プレス「それは・・・普通に分からない。大丈夫なのか?」
う〜ん・・・ヒカルが女の子に囲まれてハーレム状態になるくらい?
ミナノ「それは大丈夫じゃない例えでしょ」
それじゃ、ヒロトとカイトとナギサとコウがパーティを組んでシロガネ樹海に行くくらい・・・
プレス「それは大丈夫ななくて、無謀と呼ぶべき」
ミナノ「遊んでいるでしょ?」
そんなことはない!!じゃあ、蒼夜くんの国語の成績くらい。
プレス「だから、大丈夫じゃ・・・あ、大丈夫か・・・」
ヒカリがダイスケに抱きしめられるくらい・・・
ミナノ「それは、ヒカリさんの方が大丈夫じゃないわ」
とりあえず、こんな感じなのです。
プレス「結局、わけが分からないぞ(汗)」
まぁ、感想として、『真面目7割、ギャグ2割、演劇部の気合1割』だったなぁと思います。ハイ。前半がギャグが多かったような気がしたのでそうじゃないでしょと心の中で突っ込んだけれども後半が本当にシリアスでびっくりしました。
ミナノ「本当に感想ですね」
プレス「いつもははぐらかすのにな」
ほっとけや、コラ。(汗)
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