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タマムシ大附属学校

ポケモンのオリトレ小説、学園パラレル企画掲示板。
要するに、オリトレ達のドタバタ学園コメディ(待て)。
物語がどう突き進むかは全く不明ですが、何はともあれ楽しみましょう。

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[146] 本日の売上
HIRO´´ - 2006年11月01日 (水) 14時32分



「え!?今日休むの!?ちょっと待ってよ!私一人になっちゃうじゃない!」

ここは、タマムシ学園。その初等部の6年生の教室の近くにある購買部。店の名を『FRIENDLY SHOP』という。
そこから一人の女性の声がする。慌ててしゃべっているあたり何かあったらしい。

「私一人じゃさすがに無理よ!今日はいつもの売上げの10倍にするって言ったじゃない!・・・って、切られちゃったわね・・・」

彼女は25歳にしてやり手のショップの店長だ。だが、今日は皆、用事やら病気やらで、出てこられないらしい。

「仕方がないわね・・・こうなったらあの方法でやるしかないわね!」

彼女の名は所 流香(トコロ ルカ)。通称ルーカス。何やら朝からトンデモナイ事を考えている様だ。










本日の売上










”まちなさ〜い!!”

朝、廊下を駆け抜けるものたちがいる。
追いかけているのは、女子数名。彼女たちが追いかけているのは、高等部の男子2人だ。
その男子2人とは、不良ぽい風格をしている男と、学ランにサングラスをかけている怪しい男だ。

「って、なんで俺まで逃げてんだ?!俺はやってないぞ!!」

「その場にいたんだからてめえも同罪だ!」

「ふざけるな!俺は止まるぞ!」

と、グラサンの男は立ち止まろうとした。だが、一人の女子が投げるテニスラケットが男にかすめる。

「やっぱ無理!」

「だろ?だからお前も逃げるしかないんだよ!」

そして、2人は偶然購買部の前を通りかかった。今は準備中だが、店長がそこにいた。

「あら、時尾(トキオ)じゃない!何してんの?・・・あ、見事に追われているわね」

「あ、ルーカスさん!実はですね・・・」

グラサンの男、トキオが事情を説明する。

「なるほど。つまり、羅愚南(ラグナ)くんがテニス部の更衣室を覗き見しているところをトキオが注意しようと思ったら、その前に彼女たちに気づかれてトキオもやったと思われているわけね」

「そうなんです!だから、ルーカスさんから事情を説明・・・」

「それじゃ♪これを使って逃げなさい!『まきびし地獄セット』〜♪」

「へ?」

ルーカスは例の機械ネコ風に商品を取り出した。

「これを地面に投げつけるだけで、まきびしが出てきて相手の追尾不能にするのよ♪お値段は〜」

と言って、ルーカスは計算機をトキオに見せつける。

「高いよ!!」

「捕まるのとどちらがいいかしら?」

「買うぜ!」

そう言って購入したのはラグナだった。

「逃げるぞ!トキオ!」

「もとはと言えば、お前のせいだろ!!」

「まいどうありぃ!」

すると、二人は去って行った。
そして、購買部の前をすぐに女子たちが駈けぬける。
そこへラグナはまきびしをばらまいた。
だが、それは無意味だった様だ。
彼女たちはそのまきびしの区間を一気に飛び越して、ラグナたちを抑えつけた。
そこから彼女たちは2人をタコ殴りにしたと言う。

「これで懲りたかしら!!」

「トキオ先輩も覗きの趣味があったとはね!信じられないわ!!」

「ユウ(悠)・・・エリー・・・みんな・・・誤解だ・・・」

朝からの追走劇はこうして幕を閉じた。彼らはその後、保健室に搬送されたと言う。

「何かありました?」

顔をのぞかせたのは3人の少女たちだ。
3人ともそれぞれ誰もが振り向きそうな美女たちばかりだ。(ェ)
つまり、ルーカスの作戦は美女をアルバイトにたてることで客足を伸ばそうと言う作戦だ。上手く行くがどうかは微妙だが・・・。

「何もないわよ。それよりも早速売上が出たのよ♪」

そういって、ルーカスは喜ぶ。

「あの・・・ルーカスさん。そろそろわたしたち授業があるので・・・」

「だめよ!今日は1日付き合ってもらうわよ!そうしないとバイト代は払わないわ!」

3人は困った。

「困りましたわね・・・。このままじゃ、授業に出られませんわ」

一人のおっとりした少女が真剣な顔で言う。

「そして、寝られません・・・」

「私はアポトキシン4869の実験の続きが出来ない!」

「ブログの更新が出来ないじゃないですか!」

そんなことで困ってたんかいッ!!授業中にそんなことすなッ!!

「いいじゃない!今日1日だけなんだし。寝るのだって、実験だって、ホームページの更新だっていつでも出来るんだし」

3人ともそう考えて、そうね。と頷いた。単純なやつら。(ェ)








そして次の休み時間。

「迂闊だったな・・・」

「あれは霧切(ムキル)くんのせいじゃないよ!慈騨(ジダン)くんが悪いのよ!だから、弁償しなさいよね!」

「楓(カエデ)!あれは俺が悪いんじゃないぜ!あのときあそこにいた詩空(シクー)が悪いんだ!!」

「どっちにしても面白かったアルネ!」

いや、どこがだよ!と3人が少女につっこむ。
とある4人が購買部の前に来た。
一人はムキル。サッカー部に所属しているごく普通の男の子だ。
もう一人の男の子はジダン。あの箕影(ミカゲ)や裕人(ユウト)で有名な新聞部に所属する男である。
そのジダンを責めているのは、恵八姉弟の末娘、カエデだ。彼女はムキルとジダンの二人の問題のはずなのになぜかついてきていた。
恵八姉弟と言えば、おもに長男基樹(モトキ)がバンド『月の恵』のベースをしたり、端末の穂種(ホタネ)が新聞部にいるが役に立たず、周りに悪戯したりで結構タマムシ大でも有名な姉弟である。
いや、ヒスイ女子学園にも華(ハナ)や苺(イチゴ)がいる為に知られているが。(イチゴは今タマ大にいるけど)
そして、楽しそうに話に加わっている中華系もどきの女の子はエアーと言う。
2人の騒動が面白くてついてきたんだとか。
・・・とりあえず、話をもとに戻そうか。
ムキルがバイトの一人に話しかける。

「すみません〜サッカーボールください!」

「あと、インラインスケートあるか!?」

「その前に、インラインスケートなんて売っているアルか?」

「ちょっと待ってくださいね・・・」

そういって、おっとりしたバイトの女の子は店長を呼びに行った。

「なあ、ムキル!」

「ん?」

「あの人、いつ見ても美人だよな!」

「うん・・・そうだな」

ムキルは曖昧に相槌を打つ。しかし、その瞬間ムキルは殺気がした。辺りを見まわしたが、周りは客ばかりで誰が殺気を出していいるかはわからなかった。

「だよな!新聞部としてもあの人の記事は欲しいな!なんと言ってもあの人はアイドル部の・・・」

「ハイ!お待ち!」

出ていたのは、店長ことルーカスだ。

「それにしても、サッカーボールとインラインスケートなんて妙な組み合わせね。何かあったの?」

「実は・・・」

カエデが説明した。

「なるほど。ムキルくんのボールを勝手に使ってジダンくんはボールをシクーくんにぶつけて、インラインスケートとボールを壊しちゃったってわけか」

ちょいまち!インラインスケートを壊すほどのボールってどんなボールだよ!

「ちなみに、このサッカーボールは中に鉛が入っているから気をつけてね!」

「!!」

ルーカスはしゃべりながらムキルにボールを渡したせいでボールを地面に落とした。落とした先に自分の足があったが瞬発的にかわしたので怪我はなかった。ボールは地面にめり込んだ。

「普通のボールにして下さい(汗)」

「そう・・・それじゃ、鉛入りボールとあわせて・・・」

「いや、普通のボールだけにして下さい(汗)」

「じゃあ、この鉛入りボールはジダンくんのという事で」

「俺は必要ないし!」

「じゃあ、サッカーボールのかわりにこのコロンを買うってことで」

「曝bが変わってるアルネ!」

慌てて、エアーがつっこむ。

「あ!そのコロン、最近発売された物でしょ!?ムキルくん買ってくれない!?」

カエデが目をキラキラさせてムキルを見る。

「なんで俺が?」

「バレンタインデーにチョコあげる予定なんだから、買ってくれたっていいじゃない!」

「(それとこれでは話が違うだろ・・・)」

ムキルは心の中で突っ込んだ。

「そのチョコを上げた後に、ムキルくんは私と一緒にデートしてあ〜んなことやこ〜んなことを・・・ふふふ・・・」

「お〜い、カエデ?駄目アルね」

カエデは完全に自分の世界に陶酔していた。

「やれやれ・・・ん?あいつは!」

ジダンがこちらに向かってくる少女に目を向ける。だれだかは一目でわかった。

「ちょっと!さっきから私のムキルと仲良くしちゃって!あんた一体なんなの?」

「!!」

他の3人も声の方向を向く。そこにいたのは、初等部5年、藍(ラン)。

「あなたがランちゃんね。ムキルくんから話は聞いているわ。私はムキル君のマネージャーのカエデよ!」

「(いや、サッカー部のマネージャーだろ)」

「(お!?これはスクープか?)」

「(面白くなってきたアルネ!禁断の三択関係アルネ!)」

なんだか、変な方向に話しが向かってきました。(ェ)
今回のこの話は購買部の店長ルーカスが主人公の話なので話を戻しましょう。(オイ)
その購買部の方では一人の教師がルーカスに近づいていた。
その女性教師はいろんな意味で恐れられている先生だ。

「あら、カナ先生」

「ルカちゃん〜ほしい物があるんだけどいい?」

「何ですか?」

「このワンピースとこのスカートと・・・」

と、服売り場にある女物の服をカウンターへ置いた。って、服も売ってたのね。

「・・・?」

そして、ルーカスはある事に気づいた。

「全部子供用?何するの?しかも、光(ヒカリ)ちゃんのサイズには合ってないんじゃない?」

「実はね〜今度『女装コンテスト』と言うのをやるんだけど、そのノミネートをする為の物なのよ♪」

「また、突拍子でもない事をするのね」

さすがのルーカスも苦笑した。

「今、いい候補探しているんだけどね・・・。例えば中2の呼時(コトキ)くんでしょ、中3のエレキくんでしょ、それから小6の明良(アキラ)くん、それから・・・」

「わかったわ・・・。それよりも、値段はこうなるんだけどいいかしら?」

電卓をカナに突きつける。

「ルカちゃん〜あなたと私の仲じゃない〜♪」

「(へぇ〜、カナ先生とルーカスさんってそんな関係なんだ〜)」

奥の方でそうパソコンに打ち込む者が一人。

「もうちょっと安くしなさい!そうしないと、店が潰れるわよw」

「・・・。潰すの間違いじゃなくて?」

どうやら、カナは強引に値引きをしているらしい。

「(う〜ん・・・参ったわね。ここで値引きをしたら、今日のノルマを達成できなくなる・・・)」

ルーカスが悩んだ。
しかし、カナは別な物に興味を持ったようで、人ごみの方を見た。

「ん?あっちの方、面白い事になっているわね」

カナは人ごみが出来ているところに首を突っ込んだ。

「わっ!カナ先生!」

「何をしているのかな〜?」

「実は〜かくかくしかじか・・・」

一人の生徒が、正確にカナに事情を伝える。

「なるほどね」

人ごみの中心では、ランとカエデが睨み合っている。
その揉め事の発端となっているムキルはランをなだめようとしているが、カエデが煽っていて聞く耳を持たなかった。
ジダンは目を光らせ、スクープを狙っており、エアーは楽しそうにずっと事の成り行きを見ていた。

「何をしているのかな?」

カナが5人に話しかける。もちろん全員がカナを見る。

「!!(新聞部のブラックリストナンバー1、カナ先生!!)」

「(タマムシのドンが出てきたアルネ!)」

ジダンは顔を引きつらせ、エアーは楽しそうだ。

「(ややこしい事になりそうだ・・・)」

ムキルがそう思うのも無理はない。最近ではアイドル部とダンス部を強制合併。さらに最近話題になっているバンド『月の恵』も掌握したと言う噂だ。
この展開でカナが何もしないと言う事はジェードが野球をサボるくらい、または渚(ナギサ)が誰の手も借りずに購買部に来るくらい、または渋樹(シブキ)が妹の詩織(シオリ)に手を上げることくらいありえないことだ。
詳しくは知らないが。(何)

「それなら・・・」

「これを使ってみてはどう!?」

「!!」

一同騒然。
ルーカスが後ろからカナを押しきって話に入ってきた。
凄い事するなと思いながらも、ムキルは一応聞いてみる。

「それはなんですか?」

「『嘘発見機』〜♪」

と、また機械ネコ風に商品を取り出す。

「へェ〜面白そうだな」

「私がやるアル!」

ルーカスからひったくってエアーは胸につける。

「って、つけ方が違うぞ!腕につければいいんだぞ!」

「そうアルか?・・・じゃあ、ジダンたん!何か質問してみるアルネ!」

「そうだな・・・今日穿いているパンツの色は白!」

「はいアル!」

し〜ん。

「これ壊れてんのか?」

「壊れてるはずないわよ!それは新品なのよ!」

ルーカスが怒って言う。

「どれどれ・・・」

ジダンがエアーから機械を受け取っていじくってみた。

「どこも壊れてはないぞ?」

「じゃあ、本当ってことか?」

「本当アル!ほら!」

エアーはなんの躊躇もなくスカートをめくった。

「おっ!シャッターチャンス!」

と、ジダンが撮る。

「あ!ジダンたん!モデル料いただくアルよ!」

「やだね!」

と、ジダンを追いかけるエアー。

「とりあえず、この嘘発見機の代金を頂戴♪封を開けちゃったんだから、返品不能よ♪」

「(いや、開けたのはルーカスさんだろ)」

と心の中でムキルはつっこむ。
でも、ジタンを追いかけながらエアーが面白いから誰か買っといてというので結局ムキルが代金を立て替えた。

「ムキルくん。とりあえず、これをつけてみて!そして、カナ先生の質問に全て『いいえ』と答えるのよ!」

「勝手に入りこんできて何をやると思えばそう言う事ね・・・。まぁいいわwそれじゃ、ムキルくん行くわよ♪」

「いいですよ・・・」

もう、どうにでもなれと、ムキルはあきれている。ランとカエデはムキルを見る。

「シクーくんとナツキちゃんは上手いくと思う」

「いいえ・・・って、関係ないじゃないですか!」

(ブビィー)

「うん、しっかりと音が鳴ったわね。最初は確認よ!じゃあ、本題行くわよ!ムキルくんはランちゃんよりカエデちゃんの方が好き」

「いいえ」

(ブーバー)

音がなった。

「え?どういうこと!?」

「つまりムキルくんはランちゃんよりもカエデちゃんのほうが好きって事なのね」

「ム〜キ〜ル〜!そうなのね!?」

「ムキルく〜ん♪やっぱりそうなのね!?」

ランは怒り、カエデは喜んでいる。一方、ムキルは焦っていた。

「こ、これ・・・壊れてんじゃないのか?」

「そんな事ないわよ!さっきエアーちゃんの時は作動していたじゃない!」

ルーカスは怒って言う。

「それじゃ、もう一回。ムキルくんはカエデちゃんよりランちゃんのほうが好き」

「いいえ」

し〜ん・・・。
今度は鳴らなかった。

「結論が出たわね。ムキルくんはランちゃんよりもカエデちゃんのほうが好きなのね」

「(中1のムキルは恵8姉弟の末娘、カエデが好きと・・・)」

と、奥でまたパソコンに情報を打ち込んでいる少女が・・・。

「終わったなら、私は昼休みの準備を始めるから戻るわよ」

「ムキル・・・」

「ムキルくん〜♪」

「だぁー!俺はランの方が大事なんだよ!」

(ブーバーンー)

「決定的ね」

「ムキル・・・」

そう言って、ランは飛び出した。彼女の目には涙が・・・。

「ランっ!」

ムキルは嘘発見機を放り投げてランを追いかけた。カエデはすかさずキャッチした。

「う〜ん・・・カナ先生、私に質問してくれませんか?」

「?いいわよ・・・じゃあ、カエデちゃんはムキルくんのことが好き」

「いいえ」

し〜ん。
ならないらしい。

「そういうことか」

「カエデちゃん・・・どうしたの?」

「なんでもないわ」

そう言ってのんきに去って行った。

「どういう事?」

「こういうことですね」

ずっと事の成り行きを見ていたのは、今の今まで他の客を相手にしていた一人のバイトの女の子だ。

「この嘘発見機は壊れてますよ」

「どう言う事!?」

ルーカスは彼女に聞く。

「新品同然の商品なのよ!そんなことあるはずないわよ!」

「確かにあれは新品だったわ。でも、途中で壊れたのよ。正確には壊したね」

彼女の話によると、機械はジダンがいじくって壊したのだと言う。

「ジダンくんが壊したのなら問題ないわね」

オイ!

「あ、忘れる所だったわ!先ほど私が買うといった服!アイドル部の費用で落とす事にしたから!」

いや、駄目だろ!

「それなら問題ないわね!よーし!昼の準備を始めるわよ!」

いや、ムキルとランのことはどうなったんだよ!
そんなことも気にせず、ルーカスは準備を始めるのだが・・・

「zzz」

「カタカタカタ・・・」

「ここでカリウムを加えて・・・」

3人は各々のことに夢中だった。

「しっかり働きなさい!!」

そんなこんなで昼休みの準備を始めるのだった。
そして、この物語は後編につづくのです。
果たしてムキルの誤解は解けるのか!?
それは後編で明らかになりません。あしからず。(ェ)




おわり

「続くんでしょ!?」(ル)



[152] その後
アット - 2006年11月06日 (月) 16時17分

(一部、先日のイーブイタウン絵チャットのログよりコピーした部分あり)

 

カナ「誤解とすれ違いの果てに、傷心のランちゃんは屋上から飛び降り自殺を図る! それをムキル君は止めようとするも、一緒に落ちてしまい大ピンチ! でもそこに…!」

ヒカル「何勝手に話を模造してるの!?」

 その頃、ムキルとランがいたのは、確かに学校の屋上。

ラン「むぅ〜……!」

 半分、涙目でムキルを睨み付ける、早熟体型な女子小学s……げふんげふん(ぁ)。

ムキル「追い詰めたぞ」

ラン「何よ……。あの女と、イチャイチャしてればよかったのに!」

ムキル「…………」

 ムキルの にらみつける こうげき!
 ランの ぼうぎょが さがった!(ぁ)

ラン「う゛(汗)」

ムキル「……はぁ。そんなに俺の言葉より、あんな機械の方を信じるのか?」

ラン「っ……!」

ムキル「だったら、もういいよ。信じてもらえねぇなら、これ以上言ったって無駄だろうし」

 そう言うと、きびすを返してその場から去ろうと歩き始めるムキル。
 と、ランは途端に彼の元へと駆け出していた。

ラン「……違ッ。ムキル、待っ……!」

 するとムキルは、再び振り返る。
 近づいてきたランの手を、すかさず握ったのだ。

ムキル「ほい、捕まえた」

ラン「ぁっ……」

ムキル「帰ろうぜ、教室に」

ラン「…………。うん……」

 ところが、その時。
 唐突に吹き付けた突風が、2人を屋上の柵もろとも吹き飛ばす。

ムキル・ラン「っ!!?」

 そのまま2人の体は、空中に投げ出されてしまった!

カナ「ほら、ご覧なさい♪」

ヒカル「嘘っ!? というか、『♪』て言ってる場合じゃないよ!!」

 天は、カナに味方する(オイ)。

ダイスケ「大丈夫ですよ。ムキル君もランさんも、霊子を固めて足場に出来ますから」

ヒカル「いやいやいやいや、できるわけないでしょ!?」

 そうしてる間にも、ムキルとランは地上めがけてまっさかさま。

ラン「……ムキルと一緒なら、死んでもいいかも……」

ムキル「アホかー! 俺は嫌だっ。ランと将来を一緒に生きたいんだよ!!」

ラン「……っ!!」

 土壇場とはいえ、突然なムキルの積極的発言に、ランは顔を赤くした。

カナ「きゃ〜っ♪」

ヒカル「だから、喜んでる場合じゃないんだってば〜!!」

 そして……ついに2人の体は地面へ激突!?

ムキル「……っっ!! ……ん?」

ラン「……あ、あれ?」

 思わず抱き合い、目を閉じていた2人だが……。
 体に痛みは全くなく、普通に校庭に座っている状態だった。

コトキ「……以上。本日のマジックでした」

ムキル・ラン「え゛」

 わあぁぁぁ〜っと、その場に集まっていた生徒達が拍手喝采。

ヒカル「なんか、手品のネタにされてる〜!!」

 ……まぁ、あれだ。
 めでたし、めでたし(待て)。

[231]
Hiダッシュ - 2007年06月14日 (木) 22時23分

このアットさんのレスも加えて、本日の売上〜午後の紅茶はメロン味〜に続きます。



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