タマムシ大附属学校
ポケモンのオリトレ小説、学園パラレル企画掲示板。
要するに、オリトレ達のドタバタ学園コメディ(待て)。
物語がどう突き進むかは全く不明ですが、何はともあれ楽しみましょう。
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[725] 短編bW〜この番組は津波さんのスポンサーの提供でお送りいたします〜 |
- HIRO´´ - 2009年05月07日 (木) 00時08分
この学園にはたくさんの恋の悩みを抱える者や恋人達がいる。 今回は彼らに焦点を絞って話すことにしましょう。
名付けて……恋の螺旋階段!!
「いや、意味わかんないから!」←ネス
短編bW〜この番組は津波さんのスポンサーの提供でお送りいたします〜
「あぁー。彼女が欲しいな」
「唐突に何を言ってやがんだ」
H1Bの教室で、ふと呟くカズキ。 それを呆れたようにツッコミを入れるのはラグナだった。
「1日といわず、毎日、放課後を共に過ごしてくれる女の子が欲しいんだよ。この気持ち、分かるか?ラグナ!」
「さぁな」
「お前に分かるわけないよな!!彼女がいないこの俺の気持ちが!」
そういえば、ラグナはミミと付き合っているんでした。(ぁ)
「こうなったら、片っ端から、女の子に声をかけてやる!!」
そう言って、カズキは行ってしまった。
「勝手にがんばってろ」
窓の外を見ながら、焼そばパンを頬張っているラグナであった。
「カズキくん……ごめんなさい。私、忙しいから……」
カズキは隣のクラスのミキに話かけて、撃沈したようだ。
そして、その放課後の教室……
「カズキくん、また女の子にふられたの?」
「…………」
「何で、カズキはそんなに女の子と付き合いたいの?」
カズキと一緒に帰っているのは、タクロウとフィルである。
「女の子と過ごすのって、とってもいいんだぜ?」
真顔で言うカズキに、タクロウとフィルは一歩引いた。
「そこ、引く所じゃないだろ!」
とりあえず、カズキはジャングルジムに登った。
「あー!!彼女が欲しい!!」
「ねぇ」
そんな時、一人の少女がこの公園に現れた。
「(それより、いつの間に僕たちは公園に移動したんだろう?)」
フィルのツッコミは無視します(コラ)
「女の子はね、追いかければ追いかけるほど逃げていくものなの!そう喚く暇があったら、自分を磨いていい男になりなさい!」
「な……」
カズキはかなり驚いた。 なぜなら、かなり好みの女の子だったからだ。
「何で、こんな所にマリンちゃんが?」
タクロウも少々驚いた顔をしてそう言う。
説明しよう。 マリンとはH1Bのアイドル四天王の一人である。以上!
「Σ残りの3人は誰っ!?」
残りの3人は他のシリーズを参照しよう!(オイ)
「かっこよくなったら、私から話しかけるかもね」
クスッと笑うとマリンは去って行った。 3人は唖然として、彼女の後ろ姿を見ていたのだった。
「もしかして……マリンちゃん……俺に気があるのか?……よし、がんばるぞ!!」
そして、カズキは夕日に向かって走って行ったのだった。
「ところで、マリンちゃんって、ネフ君と付き合っていたんじゃなかった?」
さぁ?
「ΣHIROさん、ちゃんと調べて話を作ってよ!!」
「叱咤せよ」 終わり
「さぁ!今日の今日こそ、あの男を振り向かせて見せるわよー♪」
元気よく、家を飛び出していったのは、ヒスイの中等部3年生のヴェル。
ここでヴェルのことを紹介しておきましょう。 彼女は、なんでも作成する事ができるクリエーターで、武器は先端が手形になっている差し棒(しかもそれは、自在にグーパーと変形できる)を持ち、並みいるモンスターを葬っていく。 さらに、月の恵編では、タチバナの代わりに実況の代役を務めたほどの腕を持つ、何でもできる女なのだ! そう、彼女はこう呼ぶ。 「できる女:ヴェル」と。
もちろん自称です。(ぁ)
「さーて、サッカー部は……いたっ♪」
彼女が見る先にいるのは、銀髪の中等部の少年だ。
「おーいぃ。しっかりやれよぉ。ヘナチョコぉ!」
“誰がヘナチョコだぁ!!名前で呼べ!!”
銀髪の少年は、文句を言ったかと思うと、あっという間に、一人、二人と抜いてゴールへと向かっていく。 三人目がスライディングをしてきたところをボールを頭まで浮かせて抜いた。 そして、そのまま、ボールが足元に落ちてきたところを合わせて……
ガッ!!
シュートを放った。
「オイ、これじゃ入らないぞ?」
キーパーはボールをしっかりと見て、ゴールに入らないと思っていた。
ググッ……
「っ!!」
しかし、ボールが曲がった。 そして、ゴールの隅に吸込まれるように、ボールは急加速していった。
バンッ!!
「ちっ。やるなぁ」
キーパーはボールから目を離さなかった。 そう、油断していたら、絶対ボールは取れなかっただろう。
すると、遠くの方で女の子がキャー♪と2人ほど騒いだ声がした。(ェ)
「あんなカーブシュート、今まで見たことないですよ?どうして隠してたんですか?」
「別にどうだっていいだろぉ。あまのじゃくぅ」
「(何で俺があまのじゃくなんだよ)」
「キャ♪やっぱりカッコイイじゃない♪」
とか何とか、サッカーの練習風景を見て、ヴェルは懐から包みを取り出していた。
「あたし特製の、チョコレート(惚れ薬入り)よ!これを食べれば、あの気まぐれなレオンだって、あたしにメロメロなんだからぁ♪」
意を決して、彼女はグラウンドへ飛び出していった。
「ヴェル!これはヒーローの為のプレゼントだね?」
ところが、彼女の前に一人の男が立ちはだかる。
「(ゲッ。キット……)」
レオンと同じサッカー部で高等部3年生のキットである。
「これはありがたくヒーローが頂くよ」
「邪魔っ!! エイエイエイッ!!」
ヴェルは差し棒でキットに往復ビンタを叩き込む。 邪魔な、キットを一掃し、ヴェルは改めてレオンに向かっていこうとした。
「あれ……?レオンは……?」
しかし、レオンの姿はどこにもいないのでした。
つづく
「作者ぁ!!どういう陰謀よ!!『にーべるんなんとかー』!!」
ぎゃぁぁぁぁぁ!!!!
つづき
「……ほらよぉ。ティ」
そのどこにか行ったレオンはと言うと、体育館にいた。
「あいつって、確かサッカー部の奴だよな?何でこんな所にいるんだ?」
タイチが首をかしげて、隣でドリブル練習をしている蒼夜に聞いてみる。
「いや、見てわかるだろ?」
蒼夜が促したとおり、見てわかった。
「あ。ありがとう、レオン」
レオンが買ってきたドリンクを受け取った彼女は、普通にそれを受け取って御礼を言ったのであった。
「恋愛せよ」 終わり
校舎校門……下校途中。
「疲れた……」
カバンを肩にかけて、ムキルはへとへとで呟いた。
「(大会ももう近いし……あとはチームプレイさえどうにかできれば、大会で優勝できるかもしれないぞ)」
そう。ムキルは1年生でありながら、チームをまとめるキャプテンでもあり、さらにゴールキーパーなのだ。
「Σそんな設定、初めて聞いたぞ!!」
だって、初めて言ったし、勝手に決めたもん。
「そんな勝手な……」
所詮、設定など、勝手に決められるもんだ←
しかし、中等部でキャプテンができる者がいないのは事実。 ダンとレイヤは知らないし、レオンはキャプテンの器ではない。 そう考えると、ユズキとムキルしかいないので、知名度の高いムキルとなったわけだ。
「都合いいな……」
てか、誰もサッカー部の話を書かないのが悪い!(ぁ)
「ムキルくん♪」
そして、彼が頭を抱える悩みはサッカーの大会の事だけでは無い。 恐る恐る、後ろを振り向くと、可愛い女の子がいつの間にかムキルの腕を取っていた。
「一緒に帰ろう!」
「カエデ……」
言わずと知れた恵8姉弟の末娘のカエデ。 彼女の可愛らしさは、全国トップであり、男であろうが女であろうがその可愛らしさでメロメロにするという能力者の持ち主である。
しかし、それは本編の設定であり、さらに学園にはそう言うレベルの女の子がかなりいるので、単に可愛さトップクラスの女の子としておこう。
「(可愛いと言うことは譲らないのか……)」
「ねぇ〜これからソフトクリームを食べに行こう?おいしいクレープ屋さんを知っているんだ」
「クレープ屋でソフトクリームって有りか?」
あった気がする……多分。
「さぁ、いこー!!」
「待ってよ!!」
さぁ、もちろんここで登場するのは、ムキルの彼女、ラン。
「ムキル……その女についていく気なの……?」
「え?」
「今、すごく乗り気だったじゃない!」
「Σどこが!?」
全然、乗り気には見えなかったと、作者の私にも思ったのですが……
「だって、その女の喋ってたじゃない……。しかも、クレープ屋に行く事を否定しなかったじゃない!」
「これから、否定しようと思ったんだよ!」
ムキルは弁解する。
「じゃあ、ランはほっといて、早く行こうっ」
「待てよ、カエデ!」
強引に引っ張ろうとするカエデの腕を引き剥がす。
「……私といるの……嫌なの?」
目を潤ませてまるで小動物のような眼差しでムキルを見つめる。
「うっ……」
それに怯むムキル。 まぁ、男として当然の反応かな?
「興味ないな。他の女に心を移すなんて、男として最低だ」
「そうよ!ムキルなんて……ムキルなんて……」
そして、ランは去って行った。
「なっ!!ラン!!」
ムキルは慌ててランを追っていったのだった。
「ねぇ、なんでハルキ先輩がここにいるの?」
「カレンを待っていただけだ」
だってさ。(ェ)
「嫉妬せよ」 終わり
389勝0敗98引き分け。
それが2人の戦いの歴史である。
「今度こそ勝たせてもらうぜ!アンリ!!」
「はぁ、もう止めてよね!」
2人の戦いの発端は月の恵編のどこかで説明しているので改めて説明はしない。 そして、アンリは木刀、コールは竹刀で相変わらず屋上で戦いは続けられていた。
「やぁぁぁぁっ!!!!」
「ぐっ!!」
アンリの強烈な突き攻撃を、竹刀で受け止めようとする。 だが、剣圧に押されて、コールは吹き飛ばされた。
―――「♪コ〜ルせんせ〜と〜〜アンリせんせ〜って〜〜仲がいいのにどうして付き合わないのかな〜〜?」―――
―――「あれって仲がいいって言える?」―――
1年位前、モトキとシリウスが職員室で話をしているのをアンリは廊下で聞いていた。 当然、アンリは盗み聞きをしようとしていたわけではなく、授業が終わって偶然彼らの話が聞こえたのである。
―――「だってさ〜〜俺が初等部の頃からあ〜やって戦ってるんだよ〜〜?どっちかに気がなかったら〜〜あれほどしつこく戦いをしているわけがないと俺は思うな〜〜」―――
それを聞いて以降、アンリはコールを意識するようになった。 もしかしたら、コールは自分に好意があるためにそうやって戦いを仕掛けているんではないか? もしかしたら、自分に勝って強いことを証明して、「俺の嫁になれ」になれとか言うんじゃないか?
そんなことをグルグルと考えていながらも、アンリはコールに勝ち続けていた。
「(じゃあ、もしかして、あたしが負ければ済む話じゃないの……?)」
その時だった。
「おりゃっ!!」
コールが渾身の一振りを放った。
「そんなもの……」
アンリは余裕を持って構えてその一撃をガードしようとした。
ツルッ
「……え?」
どこからか飛んで来たバナナの皮で足を滑らせてしまうコール。 竹刀を慌てて放してしまうコール。 そして、アンリを押し倒してしまうコール。
さらに……
ぷにっ
「…………」
「…………(赤面)」
だった。(謎)
「あぶねぇ……。はっ!今だ!」
コールはアンリから飛び退いて、竹刀を掴んだ。
「っ!!(しまった!!)」
ズドーンッ!!
そして、歴史は変った。 この瞬間、コールがはじめてアンリに一勝をあげたという。
「バナナの皮でコール先生を転ばす……これでミッション完了だ♪」
屋上のさらに上から、ホタネが微笑んでいたという(ぁ)
「勝負せよ」 終わり
タンタンタンタン……
ここは船の上。 青い空。白い海。
あれ?間違った。
白い空。青い海。
あれ?なんか違う……
「うぉっぷ……」
まぁ、とりあえず、ここに酔っ払いが一人。 というものの、船酔いだけどね。
「ラグナ君、大丈夫?」
背中を優しく擦ってあげているのは、彼の恋人のミミだった。
「だいじょうぶじゃ……ねぇ……ぐぉぉ……」
酔いすぎて、出すものを出したラグナに待っているのは、果てしない苦しみだけだった。
さて、何故こんなことになっているのか? それは、ミミの実家のあるホウエン地方へ行こうとミミが言い出したのである。 早い話が旅行だー。
「ラグナ君が船酔いするって知っていたら、飛行機にしたのに……」
「わりぃ……俺、飛行機も駄目だ……ぐえぇぇ……」
「ラグナ君……しっかりして!ラグナ君!」
気を失いそうになるラグナ。
てか、むしろ気を失った方がいいんじゃね?
「くそぉ……このまま、船酔いでやられるくらいなら……いっそのこと、泳いで行った方がましだぁ!!」
「ちょ、ラグナくんっ!!」
船から飛び降りるラグナ。
しかし、あまりの苦しさに自分も忘れてしまっていた事が一つ。
「グボボボボボ…………」
「ラグナくん……?もしかして、泳げないの!?」
こうして、ラグナの野球人生の幕は閉じた。
「Σ野球どころじゃないよ!!」←電波乱入のネフ(ェ)
「遠出せよ」 終わり
「…………」
キラメはこれ以上なく、怒っていた。 一体何があったのだろうか?
「どうしたのですか?」
すると、同じクラスの少女シグレが現れた。
「シグレ、じゃあ、購買部行ってくるな」
後ろでイクムが恋人のシグレに断わりを入れると、さっさとイクムは行ってしまった。
「私でよかったら相談に乗りますよ?」
「……なんでもないわ!」
「そうですか?」
「あたし、もう行くわ!」
すると、カバンを持ってさっさとキラメは行ってしまったのだった。
「(……本人があのように言っているのですから、無理に問う必要はありませんね)」
そして、シグレも教室を出て行ったのだった。
「喧嘩せよ」 終わr
「ケンカしてないだろ!」
っと、イクムが帰ってきたか……。 ち、もう少しでごまかせると思ったのに。
「酷い手抜きだな!これじゃ、誰がケンカしたかわからないだろ」
確かに。 それなら、ケンカしてもらおうじゃないか!
「え?」
「あ。イクム。どうでした?」
すると、シグレが現れた。
「ああ。ほれ」
そうして、シグレは缶ジュースを受け取って一言。
「イークームー(怒)」
「な、なんだよ!?」
「私は、缶コーヒーは嫌いと言ったじゃないですか」
「(そんな設定あったか?)」
さぁ?(オイ)
「私はバナナミルクがいいと言ったじゃないですか」
「Σそんなの聞いた事ないし!!」
うん。適当に決めました。(コラ)
「イクムには、がっかりしました。まさか、私の嫌いな物と好きなものを知らなかったなんて……」
「だぁぁ!!そんなの、俺は一言も聞いてないぞ!!」
「それなら、何故聞いてくれなかったんですか?」
「聞いたら答えたかよ!?」
「もちろん答えましたよ!」
そして、イクムとシグレの口ケンカは続く……。
これでどうですか?
「それも酷いよね(汗)」←再び電波ジャックネフ(ぁ)
「喧嘩せよ」 終わり
「うわぁ……。今日は暑いな……」
アイスは長袖のジャージを着こんで、机に突っ伏していた。
「単にジャージを脱げばいいんじゃない?」
すると、グラマラスな身体を持つ女の子が軽めにそう言ってあげた。 着用する人によって、制服は凶器と化す。 いや、凶器と化すというよりも、相手を狂気させるというほうが正しいかもしれない。 12歳にして反則的な胸とお尻……を持つその少女はまだまだ成長中らしい。
「そうはいっても、サトリみたいにそんなに露出はしたくないわよ」
と、苦笑いでアイスは答える。
「それよりも、アイスが食べたい……アイスを買ってくる……」
そう言って、席を立ち上がり、アイスはアイスを食べたいがためにアイスを買いに購買部へといった。
言っておくけど、駄洒落じゃないよ?(ェ)
「……あれ?」
しかし、アイスが目を覚ますと、そこは保健室だった。
「アイス、大丈夫?」
「しょ、ショウ先輩!?」
よく見ると、自分はベッドに寝かされているのだと気付く。
「保健室の前で倒れていたから、僕が運んだんだ」
「ショウ先輩が……?」
運んだ……と聞いてアイスは想像する。 ショウの野球部とは思えない華奢な腕(作者のイメージです)でぐったりしている自分をお姫様抱っこしているショウ。
なんだかんだで、アイスは赤くなった。
「アイス、大丈夫?何か食べたい物ある?」
「え……それじゃ……アイスが食べたいな……」
「仕方がないね」
そう言って、ショウはアイスのためにバーゲンダッシュアイスクリームを買ってきた。
「お願い、アーンして♪」
「え?」
アイスのお願いに、ショウは少し驚いた。
「駄目?」
「仕方がないね」
そう言って、ショウはスプーンで掬って、アイスにアイスを食べさせてやる。 それを、ずっと続けると、当然アイスはなくなってしまった。
「じゃあ、僕はそろそろ……」
「行くの……?」
ショウが振り向くと、弱りきった(ように見える)アイスが見つめる。 アイスが意識しているかどうかは知らないが、その姿を見てショウは再び椅子に座った。
「もう少しだけ……ね」
そして、ショウはアイスと1時間ぐらい楽しい時間を過ごしたという。
―――後日。
「ゴホッゴホッ……」
ショウは保健室でベッドに寝かされていた。
「この前と、立場が逆になっちゃったわね」
アイスはアイスクリームをショウの口元に運んだのだった。
「ははは……」
ショウは苦笑いするしかなかったという。
「甘やかせよ」 終わり
「(……どうしましょう……)」
ここに一人悩む女の子が存在していた。 彼女の名前はイオと言う。
確か私の記憶によれば、メイド服やバニーガールの服を着て、おっとりと愛想を振り撒いているようなイメージがあった。 または、お母さんみたいにお料理が上手で、体重を気にしてはよくダイエットに失敗していたような気がする。 はたまた、シクーに重いと言われて、ショックを受ける魔法使いだった気もする。
何にせよ、彼女の声にはそんなイメージがある。
「(何をプレゼントすればいいでしょう?)」
そんなイオが考えているのは、いつも守ってくれている彼へのプレゼントだった。
一人で悩んでいるなら、他の人にも意見を求めればいいんじゃないかと思うだろう。 しかし、一応は他人にも聞いてみたのだ。 だが……
―――「……ですですっ♪」―――
―――「ええと……?」―――
言っている事がよくわからず、仕方がなく頷くだけだったり……
―――「物よりも、ココロですー。あ、シュリちゃん♪」―――
―――「それはわかっているますけど……あ……」―――
人の話をまったく聞いていなかったり……
要するにろくな意見を貰う事ができなかった。
そんなときだった。
「ええと、ネギとにんじんとタマゴと……」
長い黒髪に紅い瞳の少女が通りかかった。 その少女は、いつもは影が薄いといわれているのだが、この時ばかりはイオの目に止まった。
「タツヒトさん……喜んでくれるかな……?」
そして、リョウカはそそくさと買い物をしに行ってしまったのだった。
「(手作り料理……いいかもしれません……)」
イオはそれに気がついて、急いでリョウカの後を追って行ったのだった。
―――3時間後。
「イオ……俺のために作ってくれたのか?」
学生寮?それとも、イオの家?はたまた、シキの家? まぁ、とりあえず、イオが料理を作って彼を待っていた。
「食べてください……たくさん作りましたので……」
…………このあと、どういう展開になったかは皆さんの想像にお任せします…………
「贈り物をせよ」 終わり
「ちょっと!いったいどうしたの?」
Yネットの部室。 驚いた様子でユウナはそう言った。
「ユウト先輩が、『あくまで紳士だから平気だ』と言って、不良に突っ込んでいった。ただそれだけのことだ」
ユキヤは冷静に状況を説明する。
「……そうしたら、こうなった」
ユウナが見て、わかるように、ユウトは顔が痣らけだった。
「どうして、ケンカをしたの?」
「それは 「ユキヤ、言うなよ!?」
ユウトが厳しく注意した。
「……理由くらい聞いたっていいじゃない!?」
「ユキヤ、ありがとな。あとはだいじょうぶだ」
無言でユキヤは頷くと、部屋を去って行った。
「……本当に、何があったの?ユウト……」
「……本当に何でもねぇよ」
つんとユウトはユウナの顔を見ようとしない。
その時だった。
ギュッ
「……!?」
後ろから腕が回されて、ユウトは抱きしめられていた。
「あなたが喋ってくれないと、私は不安で不安でたまらないのよ……。それだけはわかって欲しいの……」
「ユウナ……さん……」
そしてそのまま以下略(待て)
「抱きしめよ」 終わり
「コウ君っ!アキちゃんの愛を受け止めてー♪」
「だから、アキラ、やめろって!!」
この2人は相変わらずでした。
「拒否せよ」 終わり
「Σって、僕の登場はこれだけなの!?」←もちろんコウ
「実は……」
シャーウは息を飲んでいた。 放課後の教室。 女の子と2人っきり。 その相手とは……
「あたしは弓道部で忙しいんだけど……用事なら早めに済ませてくれない?」
同じクラスのケイコである。 ケイコといえば、電気のナイフを使う凶悪な女として有名である。(そうか?)
「……実は、花瓶を割ったのは俺なんだ!」
「な、なんですって!?」
衝撃の告白!! はい、終了。
「Σこれからじゃないの!?」←当たり前だけどシャーウ
「告白せよ」 終わり
「俺は、約束を守る!!」
「蒼夜……」
「約束せよ」 終わり
「一体何の約束か、説明ぐらいさせろー!!」←蒼夜に決まってる
「シクー様ぁ……暑くないですか?服を脱がせて上げますよ」
「酒を飲ませよ」 終わり
「Σだんだんいいかげんになってきてる!?」←シクーですよん
―――図書館。
ここに1組のカップルがいた。 2人は、向き合うように席に座って、本を読んでいた。
「…………」
「…………」
その2人の名前はテンと青乃。 月の恵の騒動で、付き合っているんじゃないかと噂される2人である。
「…………」
ふと、テンは本を読みながら、チラッと、青乃を見る。 でも、すぐに視線を戻す。 多分、こっそり見ているのを悟られない為にである。
「…………」
一方の青乃もチラッとテンを見る。 だが、視線を文字に戻して、急いで頭の中で読む。 こちらも、恐らく相手に悟られない為であろう。
こうして、2人は互いが気になって、読書に集中できないのであった……多分。
多分て言うのは、テンも青乃も自分のキャラじゃないから、その心情が分からないのです。 なので、雪さんとミーちゃんに聞いてください(オイ)
「…………」
そういえば、そんな様子を観察しているのが一人いましたね。
「(青乃……俺はまだ諦めるわけには……)」
そんな奏でした(ェ)
「観察せよ」 終わり
「……どうしたー?タケノリ」
ふと、タケノリがこそこそと隠れていたので、十六夜はなるべく小さめに声をかけてみた。
「実は、ヒトミが何か隠し事をしているみたいでさ。それを探っているんだ」
「隠し事?」
「もしかしたら、俺のほかに男が出来たとか……(くっ、もう少し調教してあげればよかった)」
もちろん( )の部分は十六夜には聞こえてません。 しかし……
「(なにか、とんでもないことを考えていそうだな……)」
と、彼は読み取っていた。
「他の男といえば、危ないのはもちろんオト先輩だ」
「それよりも、直接本人に聞いたらどうだよ?」
「……それもそうだな」
―――そして、放課後。
「ヒトミ。俺に隠し事があるだろ?」
「ふぇぇ!?」
面と向かってそう言われたヒトミはビクッと反応する。
「俺に隠し事をしても駄目だよ?わかっているんだから!」
「ご、ごめんなさい……」
そう言うと、ヒトミは編みかけのマフラーを取り出した。
「これは……?」
「クリスマスプレゼントのために編んでいたの……手作りマフラー」
「ヒトミ……」
そして、タケノリは言った。
「今、6月だよ?」
「うん。今からやらないと、出来上がらないの。だって、編もうとしたら、いつの間にか糸が絡んで動けなくなっちゃうんだもん……(泣)」
つづく〜とそう小さく呟くヒトミだった。
「隠し事を暴けよ」 終わり
「マサシー。一緒に弁当を食べよ?」
さて、いつもマサシに好意的に引っ付いてくるのは、ユイという女の子。 見てのとおり、マサシのことが大大だーい好きのようだ。
「…………」
しかし、ちょっと、マサシはうんざりしている様子。 ユイが誘うのを適当にあしらって、彼はトイレに入っていった。
「困っているようだね」
「……はてな?」
マサシの隣に現れる謎の少年はてな。
「僕があの子を何とかしてあげよう」
「なんとかって、何をする気だ……?」
「まぁ、見てなって」
そして、先にはてなは出て行ってしまった。
―――次の日。
「……あれ?今日はユイが来ないな?」
はてなのおかげか?とマサシは思っていたのだが、ちょっと不安になるマサシ。
「ユイをどうしたのかって?」
はてなを教室に呼び出して、聞いてみた。 すると、はてなは教室のあるものに手をかけた。
ガタン
「もごッもごッ」
「なっ!?」
すると、その掃除用具の中から出てきたのは、手足を縛られているユイであった。
「これなら、マサシの心配の種も解消だろう?」
「人道的な問題があるって!!」
そんな話があったそうな、なかったそうな?
「束縛せよ」 終わり
「悠火先輩!!大変だ!!」
突如、H3Bに天使の声が響き渡る。
「どこが天使の声だよ!?」
H3Bの扇子ツッコミ師の蒼夜がツッコミを入れる。 しかし、天使で間違いないはずだ!
…………。
それなら、チビっ子タイチでわかる?
「俺?俺がちっちゃくなると何なんだよ?」
この場にタイチまで現れる。 でも、ごめん。 キャラ数が多くなると進みにくくなるから強制退場ね。
「オイ!」
じゃあ、迷宮無しの名探偵って答えた方がよさそうだね?
「誰のことだかわかったけどさ、ボイスネタで対応するのはちょっと止めて欲しいな……」
とりあえず、そのチビっ子タイチは、弓道部の先輩の悠火のところに走ってやってきた。
「どうしました?」
息を乱しているチビっ子タイチを嗜めて冷静に問い掛ける悠火。
「ニイナが、ニイナが……記憶喪失なんです!!」
「なっ!?」
「今、保健室にいるので行ってあげて下さい!!」
悠火に迷いなんてなかった。 授業が始まる5分前にもかかわらず、教室を飛び出して、スザクの如く走り去っていく。
私はギアスのことはよく知らないが、ギアスのボイスネタでは、彼の体力はほぼないに等しいという。 まぁ、余談です。
ガラガラガラッ!!!!
「ニイナ!!」
保健室には、ニイナがぽつんとベッドで佇んでいるだけだった。
「ニイナ……だいじょうぶですか?僕がわかりますか?」
「…………」
ニイナは頭を抱えて、言う。
「頭が痛い……ここは、どこなの……?」
「しっかりしてください!」
「誰だかわからないけど……頼みを聞いてくれる?」
「何でも聞きますよ。なんですか?」
とにかく優しくしてやろう、そう思った悠火である。
「購買部で、ピザを買ってきてくれない?」
「そんなこと、簡単なことですよ。ちょっと待っててください」
そう言って、保健室を飛び出していった。
「……!!」
しかし、悠火は気付いてしまった。 慌てて、悠火は保健室へ戻った。
「……どうしたの?」
キョトンとした様子でニイナは尋ねる。
「……ニイナ。何で記憶喪失のフリまでして、ピザを奢って貰おうなんて思ったんですか?」
「…………」
「記憶喪失なら、購買部にピザを売っていることなんて覚えているわけがないじゃないですか。響香まで使って、騙して……そんなにピザが食べたかったのですか?」
「ばれちゃったんならしょうがないわね。悠火、今すぐピザを買ってきなさい!」
「ニイナ……」
ちなみに、それでニイナは響香やイクムを騙す事は出来たという。(ぁ)
「芝居をせよ」 おわr
「ニイナ……これから授業中だって言うのに、保健室なんて呼び出して……」
「今、保健室は誰もいないって聞いたし、騙すなら誰もいないところがいいと思って」
「そう……」
と、ここで悠火が唇をにやりとしたような気がした。
「じゃあ、ここで何をされようとも、問題ないよね?」
「は?ちょっと、なにをs」
「芝居をせよ」 つづく
「どこにだよ!?続いちゃ駄目でしょ!これ!」←やっぱり電波乱入なネフ(ぁ)
以上。ツナちゃん提供の20の指令をお送りいたしました。
ネス「え?20?」
20だよ?
ネス「いち、にー、さん…………にじゅう?」
そう。にじゅう。
ネス「……?」
ネスは知らなくていいのだよ。 では、今度の学園は未定です! また会いましょう♪
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- アット - 2009年05月07日 (木) 02時01分
20の指令を、一言のみですべて終わらせてしまった事がある自分がいます。
シクー「小説形式で書かないの?(汗)」
いや、一言バージョンはあれはあれでウケてたぞ? 手抜きである事には変わりないけどね←
カヅキ「……お前はいいよなぁ、シクー」
シクー「狽チて、えぇ! 感想にゲスト出演!?」
カヅキ「女の子に襲われるなんて、どんだけ理想的なシチュエーションだ! お前は、その役得に見合うだけの災厄を被る義務がある!」
シクー「何でさ! それに襲われたっていうけど、あのあと結局、僕g……って、あ」
カヅキ「…………。ちくしょう、ネフライトを始末したら、次はお前だからな!!」
シクー「狽ヲええ!!?」
その後。 カヅキを見た者は誰もいなかったという……(ぇ)。
『02:嫉妬せよ』 終
シクー「って、ここでちゃっかりやる訳!?」
『01:恋愛せよ』とか、もう学園編開始当初から何度もやってるから、今更いいよね?(オイ)
ケイコ「どうでもいいけど、相変わらず感想でも何でもなくなってるわね……」
ほんとは、各カップルのその後の話とかが気になって仕方ないです(ぇ)。 でも、全部の続きを完全にやってくれることを期待するのは……さすがに酷だよなぁ^^;
そういえば、さりげなくサトリが初登場でしたね。 彼女は今後もちょくちょく出てこれるようになったらいいなーと思う←
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- 日乃 水葉 - 2009年05月07日 (木) 18時51分
うん、今書いてる途中な演劇大会3の奏のセリフ変えよっと。………ちょうど図書館で誰かと話してるシーンあるし。(何)
悠火は…うん、まぁいいか(待て)
では「約束せよ」の続きを。
「蒼夜…大丈夫なの?」
どこか不安げな様子で翌菜は問いかける。 やや苦笑しながらも、蒼夜は口を開く。
「ま、ちょっと面倒なことになったけど、金曜日までに全部片付けるさ。………そしたら何も問題はないだろ?」
「それはそうだけど…本当に終わるの?………無理そうなら土曜日の約束やめるけど…。」
どうやら何かのトラブルに蒼夜は巻き込まれたみたい。 んで、蒼夜は翌菜と土曜日に何か約束してるっぽい。
「元々俺が翌菜を誘ったんだから、何があっても行くさ。………それに、本当に楽しみにしてるみたいだし?」
そう言って蒼夜は微笑みを見せる。 すると翌菜もようやく笑顔になる。
「蒼夜っ、ありがとう♪」
ぎゅっ
「ちょっ、急に抱きつくなよ!?………後、喜ぶなら当日に、な?」
その週の土曜日。 2人は楽しく遊園地デートをしていましたとさ。
終わり。
………即興だからこれで勘弁してください←
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