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タマムシ大附属学校

ポケモンのオリトレ小説、学園パラレル企画掲示板。
要するに、オリトレ達のドタバタ学園コメディ(待て)。
物語がどう突き進むかは全く不明ですが、何はともあれ楽しみましょう。

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[679] 料理部短編
クロム - 2009年02月04日 (水) 16時20分

料理部短編〜猟痢は料理には成り得ない?〜






 彼は、ある意味変わっていると言っても過言ではない。
 その理由というのが、彼の所属する部活にあるためだ。

 その生徒…。
 雁宮 俊(カリミヤ シュン)は、中等部2年でありながら料理部の部長を勤めている。
 そんな料理部だが、実はまともな料理を作れる人が殆ど居ないといういわく付きの場所(?)。
 彼はそんな部活に自ら入部したのだとか。

 実を言うと、彼には姉が居る。
 雁宮 美紀(カリミヤ ミキ)という生徒なのだが、弟のシュンより料理の腕が悪い。
 解りやすく説明するなら、目玉焼きを作った場合、白身の部分の3分の2近くが焦げてしまう有様。
 そんな彼女の腕前でもまだマシであることを知るのは、入部してすぐの事。
 これは、とある日のシュンの激動(?)を綴った話。







 料理部部長のシュン。
 一応この部には副部長に苧環 十六夜(オダマキ イザヤ)という生徒が就任(?)している。
 が、彼の場合新聞部とこの料理部を掛け持ちしている為不在である事が多い。
 そして今日もまた、彼はこの部に顔を見せていない。
 どうやら、またしても新聞部の仕事に没頭しているらしい。

「(十六夜君も、もうちょっと頻繁に顔出しして欲しいよ。副部長なのに…)」

 十六夜に対する愚痴を心の中で呟きつつ、彼は今日も部活に勤しんでいた。
 そんな中、1人の女子生徒がシュンの元に『何か』を持ってきた。
 否、ここは料理部。
 持ってくるものなど、料理以外考えられないのだが…。

「えっと…。これ、何?(汗)」

 シュンの元にやってきたのは、初等部6年生の美南 瀬鈴(ミナミ セリン)。
 見た感じ穏やかで優しそうな印象を与える少女だった。
 …が、彼女の持つ皿に盛られている料理というのが…。

「えっと、厚焼き玉子を作ってみたんですけど」

「(これが…?)」

 シュンは、内心汗だくになっていた。
 何しろそれは『厚焼き玉子』とはとても呼べないものだったから。

 パッと見た感じ、まず目立つのがその色。
 緑や紫を基調とした、あからさまに失敗作であることをアピールする色。
 そしてその料理から発せられる泡。
 シュンの背筋が凍りつくのも納得がいく光景だった。

「おいしく作れたので、シュンさんにも食べてみて欲しいんです」

「おいしく…って。これ、自分で食べたの?(汗)」

「はい♪」

 セリンは、笑顔で返事をした。
 しかしシュンはそれでも心中穏やかになれない。
 自分で実際食してみない事には、安心感を得るのは非常に難しかった。

「…」

 意を決して、シュンは『それ』を口に含んでみた。
 そして………。













 気が付けば、自分は床の上で仰向けになって倒れていた。

「…あれ。僕、どうして…」

 次第に意識がはっきりし始めるにつれて、あの時の記憶も甦る。
 自分はあの時、セリンの持ってきた料理を口にした。
 その瞬間、意識が遠のいて倒れてしまった。

 意識を失っていたのも、長い時間だったのか短い時間だったのか。
 それすらもはっきりしない。
 だが、いつまでも床の上で横になっている訳にもいかず…。

「…ねえ、何してるの?(汗)」

 身体を起こして最初にシュンの視界に入ったのは、先程自分が口にした料理(猟痢?)を、セリンが自ら味見している光景。
 しかも彼女はそれを、何の違和感もなく口にしているから驚きだった。

「えっと…。それ、食べて何も感じないの?」

「変ですね…。別におかしな味はしないんですけど…」

「(もしかして、セリンの味覚も普通と違ってるの…?)」

 猟痢の作り手であり、尚且つ自分の作品を何の違和感もなく口に出来る味覚。
 部長であるシュンは、この部の将来に不安を抱えずには居られなかった。

 何しろまともな料理を作れない生徒が、少なくとも2人は居る事になるからだ。
 で、そのもう1人の生徒というのが…。

「ミキ…、何やってるの?(汗)」

 彼の姉であり、隣のヒスイ女子学園高等部1年の雁宮 美紀(カリミヤ ミキ)だった。
 彼女も他の部員達と同様、厚焼き玉子を作っていた。
 ミキの作った料理もまた、先程のセリンの時と同じように怪しい色の煙のようなもの。
 最も、料理の外見『だけ』をみるなら、一般的なものよりちょっとばかり悪そうな感じ。

 早速シュンは、その料理も試食してみる。

「………」

 全身から、血の気が引いた。
 即座にシュンは調理室を飛び出し、廊下に出て行き…。

「ゲホッ、ゴホッ!!」

 廊下から、シュンのむせる声が聞こえてきた。
 先程のセリンほどではないにしても、此方もまた相当の猟痢だったらしい。

「シュン、大袈裟ね」

 そう言いつつ、ミキも自分で作った料理を試食してみる。

「う"っ…」

 即座にシュンのあのリアクションを理解した。
 確かにこれはひどい。
 自分では昔より良くなったとは思っていたけど、これは余りにも…。

 ミキは、全身から力が抜けたかのようにその場に崩れ落ちてしまった。









 多少の落ち着きを取り戻したところで、シュンは戻ってきた。
 するとそこで、初めて『ある事』に気付いた。

「あれ?ユイちゃんがいないけど…」

「ユイなら、またマサシの追っかけしてるらしい。最近サボりが頻繁になってきて困る」

「あ、十六夜君」

 と、ここで副部長の十六夜登場。
 今彼が言ったように、牧納 唯(マキナ ユイ)はマサシの追っかけの為席を外しているらしい。

「全く…。最近部活への顔出しも少なくなってるから、偶には無理矢理連れて来るべきか」

 ボソッと、十六夜が呟く。
 シュンは髪の毛を軽く掻くと…。

「ちょっと呼び戻しに行ってくるよ。十六夜君、少しの間ここをお願い!」

 少しの間、この場の仕切りを彼に任せて、シュンは部室を飛び出した。
 行き先は解っている。
 ユイはいつも、マサシの追っかけをしている。
 つまりマサシの所属する部活、陸上部が活動している校庭にいる可能性が高い。

 それを知っているからこそ、シュンは迷う事無く進む。
 そして…。

「マ〜サ〜シ〜〜〜♪」

 案の定、ユイは校庭にいた。
 マサシは戸惑った感じで、ガックリと肩を落としている。
 また来てるのか…、と内心愚痴を零しながら(ぇ)。

「ユイちゃん、やっぱりここに居た」

「あ!シュン君」

「ユイちゃん。マサシの追っかけは別にいいけど、部活の方にも顔を出してよね。十六夜君も、だいぶ機嫌悪いみたいだから」

「うん…」

 若干声のトーンを落としつつ、ユイは立ち上がりこの場を立ち去る。
 その途中。

「それじゃ、マサシ〜〜〜!頑張ってね〜〜〜!!」

 マサシにエールを送り、部室の方へ向かっていった。
 その後、マサシはシュンに『助かった』といった感じの合図を送っていたという。











 ユイが加わった事により、部活は更に熱が入る。
 というのも、彼女の料理の腕前はピカイチ。
 プロ級といっても過言ではないほどだった。
 その為、彼女に勝とうと部員達にも熱が入る。
 そういう意味じゃ、彼女の存在も重宝していたのだ。

 少し遅れて、シュンも部室に戻ってきた。
 すると…。

「拍\六夜君!!?」

 何か、十六夜が倒れてた(爆)。
 原因は恐らく、この中の誰かが作った猟痢。
 先程自分も同じ目に遭ったため、すぐにこの推測が思い浮かんだ。

「………(汗)」

 料理の腕前は相当凄いのだが、あまり部に顔を出さない生徒。
 はたまた、あまりにも出来栄えが酷い『猟痢』の作り手達。
 シュンにとって前途多難な部活動。
 これは、そのほんの一部に過ぎない。




 終わり



後書き
本編や学園編Vの進行があんまり思うように行かないため、気分を紛らわす為に作ってしまいました。
あんまり思ったほど長くかけませんでしたが、まあ楽しかったので良しとします(ぇ)。
ただ、十六夜を登場させたのが今回が初めてで、ちゃんとキャラ作れていなかったかも…。
反省点の一つですね。はい(滅)。

[680] あ。これ書いたんだ(ぇ)
日乃 水葉 - 2009年02月04日 (水) 18時44分

書いてといったのは私なきもする←

それはそうと。シュンって『中2』じゃありませんでしたっけ?と思う。

あ、十六夜は多分問題ないです。
………とりあえずまともに作れて常駐(何か違っ)なのはシュンだけだから頑張って!(お前


[681]
クロム - 2009年02月04日 (水) 19時56分

>水葉さん
 訂正しておきました

[683]
雪 - 2009年02月05日 (木) 00時20分

感想というかちょっと補足?っぽいもの。

なんか殆どの人が勘違いしてるみたいですが(説明不足なのもあるけど)
セリンの”猟痢”は『見た目は普通(ってかどっちかというとおいしそうな方)』で『味がトンデモナイ物体』ができあがります(ぁ)

とりあえずそれだけー。
感想はまた今度書くかもしれない(何)

[718] ちなみに、ハナよりカエデの方が不味いそうです。
HIRO´´ - 2009年03月21日 (土) 09時15分

 最近、どうも料理ネタが増えていますね。
 しかし、なんだろう。上手いか不味いか、両極端な奴等しかいないなぁ。
 勉強中で料理部に入った奴はいないのかなぁ?

ログ「へっほふ、ふはひほほほっはんはへほはー」

 口いっぱいに喋るな!何言っているかわからん!

ハナ「私も作って見ましたよ?(ニコ)」

ログ「おいしそうだなぁ。パクッ……うぐっ……何だこれェ!?」

ハナ「あら、どうしました?(ニコ)」

ログ「殺人的に上手い!!」

ハナ「それは良かったです。何故か、ホタネちゃんやカエデちゃんは、これを食べると目を回して倒れるんですよ?」

 それって、単なるログの味音痴なだけじゃ……。

サユキ「ねぇ〜。ご飯まだー?」

ハナ「ちょっと待ってくださいね(ニコ)」

ログ「楽しみにしているよ」

サユキ「どうせなら、たこ焼きがいいなぁ♪たこ焼きの“焼き”抜き!」

 もはやたこ焼きじゃない。
 っていうーか、なんで学園に登録していないあんたが出てるの!?



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