タマムシ大附属学校
ポケモンのオリトレ小説、学園パラレル企画掲示板。
要するに、オリトレ達のドタバタ学園コメディ(待て)。
物語がどう突き進むかは全く不明ですが、何はともあれ楽しみましょう。
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[489] 来訪者・出現 |
- ガルダ - 2008年06月27日 (金) 22時06分
タマムシ大付属学校。 ここに集まる学生達は皆一様に、何らかの能力を持っていたり、あるいは高い身体能力を持つ。 そんな学生を制御することなど不可能である以上、学園の警備的なシステムは軍事要塞レベルを超えている。
だが、それでも時折、外部からの侵入者に全く抵抗も出来ずに崩壊を引き起こすこともある。 以前現れた者達は『人外』と呼ぶに相応しい存在であった。…だがしかし、それでも相手が『一つ』であった以上は、然程脅威ではない。 むしろ、本当に脅威なのは『戦争』という『場所』に長く存在し、その『空気』を知り、戦場という場所での『殺し合い』に慣れた存在の方がよっぽど脅威である。
そして今。……学園内に『部外者』が侵入しているとは、この時は誰も知らない………………
学園ネタ〜来訪者、出現〜
警告……学園という場所にはあまり相応しくない。無理だと言うのであれば、速やかに退散せよ。
フェイズ1 侵入者
この日、天気は快晴。しかし学園はそんな天気など全く関係無く、どこかで問題が発生している。 とは言え、それはもはや日常茶飯事。誰も気にしない。…その裏で、何が起きているかも知らずに。
「つー訳で、侵入したのはいいが。…奴は、普段どこにいるんだ?」
学園という場所には全く似つかわしくない外見の男が一人。…腰には明らかに対人用の銃が二つ。鋭い眼光で、周辺を警戒する。 男の後ろにある高い塀には、おそらく外から爆破したであろう穴が口をあけている。
「ギル、彼女の事です、人気の少ない場所で座っているのでしょう。」
「けっ、それもそうか。…エリゴル。」
最初に現れたのとは別の男……エリゴルが、最初に喋った男……ギルにそう答えた。 どうやらこの二人、誰かを探しているらしい。
「ですが、ギル。我々は不法侵入です。下手に見つかると、騒ぎになってしまう。」
「だろうな。…どうせ、戦争なんかとは無縁の奴等しかいないだろうに。」
「しかし、下手な騒ぎを起こすと、目的達成に時間が掛かってしまうという物です。」
エリゴルは、あくまでも冷静に事を説明している。対してギルは、やや感情的な発言が目立つ。 …二人が、性格としては全く正反対と言える。
「学園って場所で人気の少ない所といえば…………屋上だな。」
ギルは、学園の校舎を見上げながら、そう言った。
「よし、エリゴル、『なるべく』人目に付かないように行くぞ。」
「もとより、そのつもりでしょう?」
「まあな。…最も、向こうから攻撃して来るなら………な。」
二体は、その場から移動を開始した。
ところが、問題は早速起きていた。…現在の時刻は午前10時15分。つまり、一応は学園の中は『授業中』である。 ところが。
「…グラウンドは、人が多すぎるな。」
ギルは、ぼやいた。…グラウンドを突っ切ろうとしていたらしいが、元々それは見つかる可能性も十分ある。しかし時間効率で言えば速い。 だがしかし、そのグラウンドは多数の生徒によって占拠されたも同然だった。
「全員大人しくさせるには、弾数が足りなさ過ぎるな。……ったく、EN銃の方が良かったかもな。」
「ギル、それでは撃った時に音が大きすぎて、すぐに騒ぎが大きくなってしまいますよ。…何も全員の相手をする必要はないのです。」
「何?」
エリゴルの一言に、ギルは、訝しんだ。
「要するに、他の所に注意を向ければ、結果的にはここの人は少なくなる。…野次馬となる人間が多ければ、の話ですが。」
「だがな、どうやって注意を他に向ける?」
「そこで、持って来た『あれ』を使うんですよ。」
………数分後。それは突然、辺りに響き渡った。
空気が振動するとは、おそらくそれを示す言葉だろう。 予兆は、一瞬の集束。
何かが、爆発した。
具体的に何が爆発したのかは、その音が聞こえた者……学園の生徒には、詳しくは分からないだろう。……曖昧に言えば、爆弾のような物が爆発しただけの話だが。 衝撃波が瞬時に駆け抜けたかと思えば、少し遅れて猛烈な爆発音が、これまた瞬時に学園のグラウンドを駆け抜ける。 無論、爆風だけであれば、大した被害は無い。精々、吹っ飛ばされるだけであり、この学園にいる者であれば、少なくとも吹っ飛ばされた程度では怪我など負わない。
しかし。ではその爆風に『大量の金属片』が混ざっていたら………? 勿論、被害は大きい。……爆風の勢いに乗って、金属片が飛んで来れば、人間の皮膚くらいには容易に突き刺さるし、下手すれば貫通する。
「いやー、これは派手にやるなぁ、おい。」
ギルは、にやけた表情で、そう言っていた。……爆発したのは、指向性対人地雷の一種『M18クレイモア』を、ギルが改造した物だ。 通常、この地雷には鉄球が仕込まれている。しかし、前述の通りギルが妙な改造をしたのか、仕込まれているのは金属片である。 結果的に鉄球よりも広範囲にばら撒かれる分被害も大きい。
「さて、これで注意があっちに逸れたな。…まあ怪我人でも出てれば尚更注意が逸れてくれるが。」
「ギル、この場合、むしろ怪我人は確実に一人くらいは出てますよ。……では、急ぎましょうか。」
二体は、混乱に乗じて、校舎内へ侵入した。
フェイズ2 一触即発?
校舎に侵入した二体。……しかし油断は出来ない。
「とりあえずだな………屋上の入り口を探すか。」
ギルは、某伝説の傭兵の如く、廊下を進攻していた。……エリゴルはと言うと、その後をついて行くだけである。 と、ここでエリゴルが一言。
「ギル、入り口を探すのは構いませんが、その前に対処しなければいけない事があるようですよ……?」
「何…?」
エリゴルの、何やら意味のありげな一言。最初、ギルは何の事か分からないようだったが…
「…けっ、確かに対処しなきゃならんようだな。」
と言いつつ、腰に装備されていた銃を、手に持った。…どうやら、周りに『誰か』が複数隠れているような感じがしたようだ。 そして、それは実際に起きた。……廊下の前後、丁度、二体を挟む格好で、複数人の生徒。手には刺股と、防弾シールド。
「ご丁寧に防弾シールドもあるのか。全く、この学園にはどんな奴が居座ってるんだ?」
「ギル、今はそれに突っ込んでいる場合ではありません。」
「まあそうだな。」
こんな状況でもギルは平然としていた。一体どんな神経なのか?と言う疑問の一つくらいは湧いてきそうだが、戦場で長く過ごしているギルには、この程度でうろたえるような奴では無い。 すると、挟撃状態で現れた生徒の一人が、拡声器を使って喋り始めた。…距離にして約10m程、離れた位置にいる。
”大人しく武器を捨てて立ち去れ!でないと…”
「でないと何だ?お前ら素人に、そんなのが使えんのか!?」
拡声器によって増幅された声よりも、ギルが普通に叫んだ声の方が大きい。…思わずたじろぐ生徒に向かって、ギルは更に続ける。
「お前らに構ってる暇は無いんだ。こっちは用件済ませてさっさと撤収したいからな。……お前ら、そこを通しやがれ!」
”なんだとっ!?”
「大人しくそこを通せば、無駄に被害は広げる気は無い。だがな、通さないと言うのなら、そのやわなシールドごと壊すぞ!」
”なら外の爆発は何だ!どうみても被害甚大だ!”
「はっ、あれはな、外の奴等の注意をそっちに引き寄せる為だ。要するに、陽動って奴だな。……それに、この学園でたかが爆弾一つが爆発した程度で被害甚大ってのは、そうは思えないんだがなぁ。」
ギルは、相手が何故『外の爆発の原因が自分達であるという事を知っているのか』には全く触れず、むしろ若干相手の痛いところを突いている。 そもそもこの学園ではこれ以上の事などよく起きるはずである。ならば、いくら外のあれによって被害があったとしても、対して意味が無いはずだ。
「もう一度聞くぞ、大人しくそこを通せ。」
”馬鹿な、ここで野放しにh”
ドガアンッツ!!!
生徒が言い終わる前に、ギルの斬撃が跳んだ。……その手には『ツヴァイハンター』と呼ばれる大型剣が握られていた。…ツヴァイハンターは『斬る』のではなく『叩き潰す』と言った方が速い。 何故なら、剣が非常に大きく、それにより重い。結果的に、普通の剣と違って斬ることには向いていない。そしてその斬撃は、生徒の一人を防弾シールドごと、窓の外へ吹っ飛ばした。 言い忘れたが、ここは四階で、すぐ上が屋上である。…こんな高さから叩き落されては、ただでは済まない。
「けっ、やっぱこれは重くて使えねぇわ。……ってかエリゴル、折れたぞこれ。」
「ギル、貴方が無駄に力を込めるからですよ…いや、経年劣化も原因のひとつでしょうかね。」
その言葉通り、ツヴァイハンターは無残にへし折れていた。…正確には、半分に折れた内、先端に近い方は木っ端微塵になっていた。…ギルは、折れたそれを投げ捨てた。床に落ちた時、低くて鈍い音が響いた。 …どれだけ重いのだろうか?という周囲の疑問は、次の会話である程度は判断出来る。
「そもそも、100kg近いそれを使った回数は数える程しかないでしょう、ギル?」
「ちょっと待てよ………あ、確か4〜5回だな。」
………折れたのは半分。つまり折れたところだけでも単純に50kg程度はある。
「まあ、そんなことはどうでもいい。………お前ら、大人しく通す気が無いってんなら、今の奴みたいに外に落とすぞ?つーか何度も言うけどな、俺はお前らに構ってる暇は無いんだ。いい加減そこを通しな。」
”………”
「黙ったって事は、通っていいんだな。」
生徒の沈黙を肯定と受け取ったのか、ギルは、生徒の間を通過して行った。
「フフフ……ギルも案外戦争狂ではないということですかね。……では。」
その後を、エリゴルは普通に歩いて行った。………ただし、隙は見受けられない。何より、最初の笑いが何処となく不気味だったので、その場にいた者は動く事が出来なかったのだが。
フェイズ3 会合
半ば強引に生徒を沈黙させ、廊下から屋上へ上がる階段を発見した二体。…特に何も無いので、足早に階段を上がる……もとい、跳びあがるように登る。 そして、屋上への入り口前。
「さて、速いとこ話を終わらせて撤退するか。」
屋上に入って周囲を見回すと、目的の人物はすぐ発見出来た。……が。
「…おい、何で給水タンクの後ろに座ってんだお前は。」
「…?」
その人物……ミカは、屋上に置いてある給水タンクの裏にいた。……屋上には、無数の金属片が散らばっている。おそらくはさっき爆破した爆弾の物だろう。 ミカは、突然やって来た訪問者に一瞬驚いたように見えた……が、それも所詮一瞬だけで、すぐに普段の無愛想な感じに戻る。
「…何でこんなところに来てるのよ。」
「それはだな、いくつか教えておくことがあってだ。」
「…」
興味のなさそうなミカだったが、相手がギルだということで、とりあえず話は聞くつもりらしい。…ひとまず、やや広そうな場所に移動する。
「…で、教えておく事って何。」
「それはな…」
が、その時。…エリゴルが一言。
「ギル、私はちょっと席を外しますよ。」
「んあ?何でまた突然。」
「気にする事はありません。……なに、すぐ終わりますよ。」
それだけ言うと、エリゴルは先ほど入って来た場所から、校舎の中へ消えて行った。……それを見送っていたミカの目が、何かの存在を察知していたのか。少し細まったことに、ギルは気がついていた。
「(……ったく、しつこい奴がいるのか…それとも、別の奴等か…?)」
屋上から通じている階段、そこから移動可能な廊下を、二人の生徒が若干走り気味に進んでいた。……が。
ヴォオンッツ!!
”うわあっと!?”
「おやおや………いけませんねぇ、勝手に人の話を盗み聞きしては。」
突如、その生徒達の前に、エリゴルが現れた。。
”ど、どっから出て来たんだ!?”
「これは『バイダルジャンプ』と言いまして、短距離をすばやく移動出来る空間跳躍法の一つですよ。……もっとも、普段は使いませんが。」
と説明しつつも、エリゴルは確実に生徒の方へ接近していた。……思わず、その二人が後ずさりする。
「それよりも……何故此方の話を盗み聞きしていたのでしょうかね……?」
”勿論、ネタになるからだ!”
生徒は、自信有り気に言った。……普通、こんな状況でそれは言えたものではない。
「ほほう……つまり、我々と、彼女が顔見知りであるという事を、話の種にしようというのですね?」
”なんだ、分かってるじゃないか。……まあ大体はそんなところだ。”
「では、一つだけ問いましょう。」
エリゴルは、口調に微塵の変化も無く、そう述べた。……しかし、生徒の背筋には、薄っすらと寒い物が走った。
「どうやらネタの為には何でもするようですが……では『人の命』と『ネタ』を、天秤にかけることは出来ますか……?」
”ど、どういう事だ……?”
「今回の事を種にすれば、少なからず彼女に影響が及ぶ。……もしそれを、ギルが知れば……最低でも一人くらいは、死人が出ますよ。」
”……っ!?”
エリゴルの言葉は、穏やかに、しかしそれは冷徹に、二人の生徒に突き刺さる。……普通なら疑って当然の言葉だが、相手が相手だけに嘘とは思えない。 それに『最低』が一人……となれば、最悪の事態になった場合、大勢の死人が出るというのか、と。
「まあしかし、私がやるのはここまで。………後は、其方次第ですよ……では。」
それだけ言うと、エリゴルは、出て来た時と同じく、瞬時にその場から消えた。
「おや、話は終わりましたか、ギル?」
「あ?何だ、終わったのかそっちは。」
戻った時には、話が終わっていた。
「ええ、終わりましたよ。」
「そうかい…んじゃ、撤退と行こうか。…いいか、渡した『ブツ』はいざという時に使え。」
ギルは、ミカに向かってそう言った。……ミカは、視線だけを少しの間ギルに向けると、また背を向けた。
「おし。事は済んだ、撤退だ。」
すると、二体は屋上を囲んでいるフェンスを跳び越え、そのまま下へと消えた。……それを見送ると、ミカはまた、定位置にしている場所に座り込んだ。
………この後、ギル達は学園の外でその存在が確認された。しかしその目的は不明のままである…………表沙汰の範囲では。
後書き という訳で『真面目に異常行為に及ぶ』その@をお送りした。 おそらくまだ似たようなのが続く。
さて、ここで新聞部にメンバーが存在する人へ『運命のバトン』を回す。返答次第では次の状況が悪化したり、または良くなるという。…ただしあくまでも真面目に、な。
では、次の機会にまた会おう。
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[490] フェイズ3の途中 |
- ガルダ - 2008年07月01日 (火) 00時23分
さて、ギルが何の話をしていたのか…………?それを記録したこのログを見てくれたまえ。
注意:これは場面的に屋上に来て、エリゴルが席を外した後からエリゴルが戻って来るまでの間。
「さてと、早速だが教えておく事ってのはな、近々この学園上空をフェイゾン輸送機が飛ぶって事だ。」
「…」
ギルは、淡々と述べた。……正直、ミカにはどうでもいいことである。 とは言え、これは何か起きる感じだけはあるのだが。
「まあ、フェイゾン輸送機はおそらく無事に通過なんざ出来ないだろうな。どっかで撃墜されるか、積んであるフェイゾンを強奪されるか。いずれにしろここの被害がゼロって事は考えないほうが有用だな。」
「…ところで『アレ』は持って来てる?」
「ああ、アレな。……ほれ、これの事だろ?」
と言いつつ、ギルが取り出したのは、何やら厳重にロックが掛かっている金属製の箱。…ギルは、箱に掛かっているロックを一つずつ外している。
「…めんどくさいわね。見てるだけだからなんともだけど。」
「まあそれは勘弁ってこった。…下手するとこの学園全域が被爆ってのもありえる。」
とか何とか言っている間に、ロックが外れた。……中には、黒い塊のような物に守られるようにして、青い結晶体が収められていた。 ギルは、その結晶体を火鋏っぽいもので掴んで取り出す。
「ほら『フェイゾンクリスタル』だ。……っておい、何やってんだ。」
ミカは、その結晶体では無く、それを防護していた黒い塊を一つ手に取る。…と、突然、ミカの手首辺りから『何か』が伸びた。
「…」
それが、黒い塊に突き刺さる。……すると、黒い塊が吸収され始め、やがて消えた。
「…さ、それ貸して。」
「って、お前これを素手で触るつもりか。……フェイゾンは耐性があっても特別な処置をしておかないと即死するぞ?」
「…今、終わった。」
「は?」
と言っている隙に、ミカは、ギルからフェイゾンクリスタルを奪った。…普通なら即死だが、何も起こらない。 …ミカは、隠していたナイフを取り出すと、それをフェイゾンクリスタルに突き刺す。
「………お前もあれだな。フリントは何でも出来るのか?……今の黒い塊は『アンチフェイゾン』だが、それを吸収したせいか。」
「…多分ね。…さて。」
と言いつつ、ミカは、突き刺したナイフを引き抜く。……すると、そのナイフの刃がフェイゾンに汚染され、青い筋が大量に走っていた。 更に、今度はそのナイフをしまっていたカバーに、アンチフェイゾンを大量に浴びせる。
「…ま、これでいいでしょ。」
「えらい適当なんだな。……まあ、近い内に薬屋が何か用意してくれるだろ。」
この後、エリゴルが戻って来て、話が終わる。
解説
フェイゾン
正確には『突然変異誘発物質・カテゴリー5・フェイゾン』と呼ばれる。極めて強い放射能を放ち、また恐るべきエネルギー源にもなる。 はるか銀河の果てには存在する惑星フェイザの欠片が、フェイゾン隕石となって他の惑星に降って来る。すると、それが着弾したところを中心にフェイゾンが広がり、最終的にはその惑星が第二のフェイザになってしまうという。 フェイゾンの毒性は上記の通り強く、耐性があっても直接触れると即死する(メトロイドプライムでは、スペースパイレーツのフェイゾン強化兵・トゥルーパーですらフェイゾンに落ちると死ぬ)。
フェイゾンに触れても死なないのは、その触れた生物が既に全身をフェイゾンに汚染されているか、あるいは今回のミカみたいにアンチフェイゾンを細胞レベルで取り込むか。
また、フェイゾンは兵器に転用することで恐るべき火力を持った武器を作れる(メトロイドプライム3では、ハイパーモード発動によりほぼ全ての敵を一撃で倒せるハイパービームを使える)。 しかし、これは使い方を間違えれば当然自らの命を削る事になる。また、周辺の放射能被爆が懸念される為使用には細心の注意が必要。
今回、ミカの持ち物に『フェイゾンナイフ』が追加。言うまでも無くこれで刺されると即死する(通常の対放射能防御では全く防ぐことが出来ない、上記の通り細胞レベルのフェイゾン汚染やアンチフェイゾン注入が必須)。
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[512] 氷の花はただ鳥を見るだけ。 |
- 零崎夜識+六識 - 2008年07月14日 (月) 12時23分
???「・・・・」
少女に見える『それ』は、ギル達の会話を全て聞いていた。 彼らが気づかなかったのは無理がない。 何故なら、彼らは『人間』で可能な聴力範囲で、また道具等を使用した場合での警戒しかしてなかったからだ。
???「ハヤブサ」
『それ』は、名前を言い、青年に見える『何か』が現れた。
???「ハヤブサ、あなたは聞いた?・・・いえ、私が捕らえた会話内容を、あなたも注目した?」
『それ』の口調は、人間でないような、どこか機械的な口調だった。 ・・・それもその筈、『それ』は、人間によって生み出されたモノだから。
ハヤブサ「ワタシは今まで密室で調査物の探査をしてたので。」
ハヤブサと呼ばれた『何か』も、『それ』と同じ体である。
???「了解。では、データを送る。低い確率ながら私はこの会話を捕獲した。」
・・・もし、彼らがここが人間だけでなく、「人外」と呼ばれる者がいることを知っていれば、『それ』らに対する対策をしてた筈だ。だがしかし、『それ』らが『人外』であることを知っているのは、たった2名のみ。 ・・・彼らは、見た目は人間で、気配も人間。・・・中身は、兵器。遠く離れた・・・例え、一キロ先で人がヒソヒソ話しても聞こえる位、造作もない。
???「私達の目標の、一つの手。」
ハヤブサ「了解。ワタシは、輸送機に損害を与え、セッカは彼女が持つフェイゾンクリスタルと呼ばれる物体の、強奪及び使用させるのですね」
セッカ・・・『それ』の名前は、セッカ。
セッカ「そう。・・・やっと願いが叶う。」
ハヤブサ「ですが、このデータによるとクリスタルは毒性があり・・・」
セッカ「データにあったわ。フェイゾンクリスタル。・・・確かに強い毒性を持ってるけど、レベル9。・・・レベル10の毒のアンチを持ってる私にとって、毒は全くない。」
ハヤブサ「攻撃システムは奪われたが、防御システムがあったのは幸い」
セッカ「・・・これを使えば、目標達成となる。」
ハヤブサ「・・・輸送機の通過日にちが分かればまだスムーズに準備が出来るが、これだけの情報が揃えただけでも、まだいい」
セッカ「そう。では、早めに準備を」
ハヤブサ「了解」
ハヤブサは消え、セッカは一人となった。
セッカ「・・・痛みは・・・私を・・・」
そう呟く声が、一人の部屋に響く。
説明:レベル9,10とあるがそれは世界での毒性の強さを意味する。 シャワーズさんの料理は4〜10の毒性を持つ(待)
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