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タマムシ大附属学校

ポケモンのオリトレ小説、学園パラレル企画掲示板。
要するに、オリトレ達のドタバタ学園コメディ(待て)。
物語がどう突き進むかは全く不明ですが、何はともあれ楽しみましょう。

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[451] 新聞部短編
翡翠 - 2008年05月02日 (金) 20時10分


タマムシ大付属高校物語 すっぱ抜きのユウト 第1話

『ユウト』


新聞部・・・それはスクープを求めるもの。

新聞部・・・それはネタを出し抜くもの。

新聞部・・・それは禁則事項すらも恐れぬもの。

さぁ・・・今ここに、伝説を作るべく立ち上がった一人の少年の物語が始まる

「って何処の天の声気分だよ!!?」 コンマ0.01秒の速さで台詞を返すのが『神速のツッコミ』ヒヨコ=ケン=イーブイタウンである

「そんな称号いらないよ!!冒頭からふざけてどうするのさ!!?」

あ・の・ねぇ?今日の俺はジェントルマンなのよぉ?ヒヨコ如きにどうこういわれる筋はねぇ!!クズがぁ!!ジェノサイドブレイバー!!

「・・・・・姉さん・・・・(ばたっ)」

哀れヒヨコ、即死かw

「今のってシンフォニアのジーニアスだし、しかも某紳士の口調で何言ってるのさ!!?」

おやおや翠の方のツッコミも来たことだし、しょーがないから初めてやるか。

「凄く投げやりな態度だね・・・」

とりあえずお前だけは弄り倒すことに決めたわ、んじゃアディオスw

「なんでそうなるの!!?」 「なんかアンタ酷く鬼っすね?」

ちっ・・・・どっかのヘタレ:Sさんから通称「死」とか言われてるやつも出てきたから、今日はこの辺で引いておく。

「自分でキャラ作っておいてその扱いっスか!?」

1#:Y・Yコンビ?

土曜日の午後無事(?)平和な放課後を迎えたタマムシ大付属高等学校。しかしここからが彼らの腕の見せ所でもあるのだ。

「さて、今日は何の取材から行こうか・・・」

デスクをダンッ!!!と叩き、意気揚々と発言するのは、今年の春から入ってきた新入部員、1年の城田裕人(しろたゆうと)その人だ。

「ユウト君・・・・、あなたいつも部室に顔出してから活動に入るわね?基本的にうちの部は自由だから、先輩にわざわざ挨拶なんてしなくても良いのだけれど?」

お茶を何故かすすりながら、いつも変わらぬ上級生の爽やかな笑顔をしている、タマ大新聞部きってのマドンナ、ユウナである

「ユウナ姉さん・・・・・そんなの決まってるじゃないですか、俺はユウナ姉さんのおかげで、第2の学生生活を送る事が出来ているんですよ?毎日一回挨拶くらいさせてもらわなければ気がすみません」

「うふふっ・・・・ユウト君って可愛いところあるじゃない」

「え・・・俺がですか?」

「ええ・・・でも眼が初めて会った時から光ってたけど・・・それだけは変わらないわね・・・・去年を思い出すわ・・・」

「去年・・ですか・・・・」 ユウトはその言葉を聞いて複雑な心境になった。

「それじゃ、今日も頑張ってきてね♪」

「・・・・ええ、それでは行って来ます」

俺こと、城田裕人・・・・タマ大付属中等部1年・・・・所属:新聞部のエースオブエース、ただいま出動!!



2#:硬派は押しに弱し?

「まずは、学生ホールなんか何か起こりそうだよな・・・・」

最初に来たのは一階にある学生ホール。昼休みは学生達で賑わうが・・・・

あいにくと、今は放課後、人もまばらである

「保健室のカナ先生の話だと、ここの和む空気からカップルがなんかがいちゃつく憩いの場って話だが、どーなんだか」

ノートは左手、シャーペン右手、スタンバイは完璧である。

そして、程なくして2人の生徒が現れる。

一人は身長2m近い、厳つい顔の大男、そしてもう一人はやはり長身ながらスレンダーで理知的な銀髪の女性である。

「ありゃ確か助っ人部の抜駆須(バックス)先輩と・・・生徒会書記の龍子(リュウコ)先輩だな・・・・、こうしてみると背が高いから迫力あるが、こんなとこで何してんだろ?」

二人は何やら話し合っているようなので、しばらく静観することに俺は決め込んだ

「・・・・で、何で俺がお前と共に校舎を回らなければならないのだ?」

厳つい顔がさらに怒っているような感じでううむ、とうなるバックス

「そう硬い事は言わないで欲しいわ、あなたが居ないと私だけではトラブルが起こったときに弱すぎるから・・」

「大体お前は一人でも止められるほどの護身術は習っているのでなかったか?俺が居なくても充分対処できるだろうに」

バックスのいう事は事実だ、彼女は文武両道を目指していることもあり、身体能力もかなり高い。

「そういう事を言わないで欲しいわ・・・・・・ただでさえ生徒会は忙しいから・・・あなたと一緒に居る時間が無いのに」

リュウコは上目遣いで寂しげな視線を送る・・・・

「む・・・・、そういう言い方は卑怯ではないのか?俺とて助っ人部は他方面からの依頼がくる。聡(レッド弟)がこの部をもり立てているから良いものの、雷慈(ライジ)などは陸上部が居心地が良いと言って戻ってこないのだし、人手不足はこちらとて同じだ」

「それじゃ・・・お願い・・・・バックス・・・私を護って?」

「・・・・・・・・ぐっ・・・」

そうやって寄り添われてしまっては、まったく反論が出来ないのがバックスであった

「校内パトロールがラブラブデート・・・か・・・まったく春になったもんだな」

俺はとりあえず事のなりゆきを見届け、一つの記事を完成させた。

で、なんだが無性に寂しくなったのは放って置いて・・・さっさとここは離れよう・・・(苦笑)


3#:魔球少女現れる

さて先輩達のラブラブオーラに当てられ、すっかり気分も落ちてしまった俺。

「はぁ・・・まさか先輩達、カップルになってたなんてな・・・・びっくりしたぜ」

カキン!!! バシィ!!!!

「あれ・・・・無意識にグラウンドに来てたのか、俺。」

行く当ても無く、うろうろしてる間に過去の習性から野球部のグラウンドに来ていた俺

って言ってもよく取材するようになったからちょくちょく来ては居るわけなんだが

ボト・・・・ゴロゴロ・・・

ん・・・?ふと目の前に一個のボールが転がってきたな

「すいません〜ボールとって貰えませんか〜!」

そんなよく知ってる声が聞こえてきたもんだから。いつもの調子で話しかけてしまった

「よう!!ライト」

「あ、ユウト君」

学園の超有名人、野球部不動のエースにして、主将の常盤翡翠(ジェード)先輩と同じ翠色の髪の野球部員。森野翡翠(ネフライト)だ

「ほらよ・・・・ボール渡すぜ・・・・」

ここで俺は右手に掴んだボールを投げようとして・・・・・・そこで動きが止まってしまった。

「あ・・・・ごめん」

「いいって気にするな・・・・俺にはこっちの手があるしな、よっと」

おれは右手のボール左手に握り返し、軽く放る

「あ、ありがとう・・・・」

「そんな申し訳ない顔すんじゃねーよ、もう俺は割り切っているんだからな」

「で、でも・・・・ユウト君だって野球を続けたかったはずなのに、あんな事があったから」

「気にすんな・・・・・あそこでチームが勝てたんだ。俺はあの時のヒーローになれただけでも充分いい想い出だよ」

1年前まで、俺は野球部だった。でもある試合の最後回、サヨナラのランナーとして本塁にクロスプレーで突撃して肩を強打、それ以降右肩がうまく上がらなくなっちまった

「ま、とりあえず今日も野球部の活躍見せてもらおうか」

「う・・うん」

その時、今の重い空気を吹き飛ばすよく響く快音が耳に入ってきた

キンッ!!!!!

「うおおおおお!!!!」

それと共に物凄い気合と共に一人の野球部員が猛ダッシュで鋭い打球に飛びつく

ダイビングして一回転したもの、見事にグラブの中にボールは収まっている

「ナイスキャッチ!!ダイチ君」

そのプレイは実際に経験のある人間なら容易ではない捕球だけに、ライトも声をかける

「そうだな・・・・去年の俺よりも伸びてるかもしれないな、ダイチ」

「ライト!!・・・てユウト!!久しぶりだな!!俺の守備でも見に来たのか」

「ああ、てかちょいとライトと立ち話してたからな。つーかお前何時でも馬鹿声だな、ほんとに」

そう、ダイチとはいつも大きな声を張り上げて気合を自分に入れている、『熱血』って言葉こういう奴の為にあるんだろうな

「はははは!ユウトも気合入れると良いぜ!!ウッス!!」

そんなことを言ってかと思うと、さっさと所定の位置に戻ってしまった。

と、ここでマウンドの方に目をやったわけなんだが・・・・

「ところで・・・・さ、ライト」

「うん・・・」

「いや、なんでこんな状況なんだ?」

「僕にもわからないから・・」

呆然とするのも当然なわけだ。

マウンドに居るのが女の子・・・しかも飛びっきりの美少女なんだからな

「あれ・・・ってメディア=エリティスだろ?」

「そうだね・・・・でも何故彼女が野球部に・・?」

「まあ、俺としては取材するネタが増えたって者だけどな」

そういいながら俺はペンを握り締め、白いノートのページを開いた。

「さて、次は誰が打つかしら?・・・・うーん今度は私から指名しちゃおうっかな♪」

「うおおおお!!?そこのギャル!!俺を指名して欲しいっす!!」

「メディアか・・・・悪くねぇ女だな」

「・・・・フン、馬鹿馬鹿しい」

「それじゃ、キャプテン・・にお願いしようかしらね?」

あろうことかメディアが指名したのはジェードであった

「え?・・・俺?」

自分が呼ばれるとは予想して無かったのかそのまま投球練習場から出てくるのは野球部主将、常盤 翡翠

「ええっとどうすれば良いのかな?」

「いつもどおり打って来い、それで良いだろう」

あ、黒王(ジェット)先輩も何だか呆れてるな・・・

「ん・・・・わかった。じゃあ俺が相手になろう、メディア!!」

こうして主将が少女の球を打つ奇妙な実戦打撃練習が始まってしまった。

そして、

カキーン!!! カキーン!!! カキーン!!!

心地よい快音が響き渡ったわけなのだが・・・・

「あれ・・・凄くないかこれ・・・」

ゴールドはあることに気づいた

「アンビリーバブル!!・・・・・そんな事ってあるんですか?」

ルビーも気づいたか驚きを隠せないといった状態だ

ちなみに俺も気づいていて、ライトも唖然としてる

何故って・・・・

「最初がキャッチャーフライ・次がファーストフライ・次がセカンドフライ・・・・最後はセンターフライ・・・・全ての方向の野手へのフライになるようにジェードさんの打撃を調整してるのかな・・・」

と、ここで野球部一の打撃力と名高い、彼女出来てニヤニヤな感じのショウが冷静に分析する

「いや、余計な一言が入ったと思うよ!!?」

「僕はそんなことないよ!!」

ダブルツッコミ自重しろwお前ら

なんて言ってる間に

「・・・・・凄いね、皆の全方向に撃たせて守備練習にもなるし、一石二鳥だよ、メディア」

打たせる投球術に口笛を吹きながら、ジェードは今一度構えに入る!!

「それは、先輩のバットコントロールが素晴らしいのもあると思いますよ、でも私、ピッチャーってこんなに楽しいものだとは思わなかったわ」

そう言ってメディアは振りかぶって_______投げた!!

その見事な足は理想的な脚線b・・・もとい体重移動の元に重心を動かし、メディアの手からボールは離れる

(良いフォームだ!!!でもこれならいける!!)

ジェードも決して力まず、シャープに振り始める・・・・が

そのボールは少し抜け気味で・・・・・ゆっくりとベース上に向ってくる

(なんの!!!)


だがジェードとて足を毎日鍛えている、この程度では揺らがない!!


「いっけーーーー!!!」

キィィィィン!!!!!

その快音が響くと共に、光のライナーは内野・外野の間を駆け抜けた

「うん、これであの爺さんも・・・・頭冷やせるでしょ」

そのときメディアが怪しく笑ったのを誰も知らない・・・・

〜一方職員室〜

「全く、あの忌々しい野球部員共め!!!私のいう事も全く聞かないお馬鹿さんばかりの癖にいちいち癇に障る」

「まあまあ。シュレイダー教頭先生、俺はな、怒るのは身体によくないとおもうんよ」

あくびをしながら今日ものほほんとしているのは陸上の顧問、サンダース先生、ちなみに36と言っていけないらしい

「アンタ・・・よくあの爺・・・・じゃなくて教頭先生のこと言えるわね」

そんなユルいムードに呆れ気味なシャワーズ先生・・・・だが

「そこのあなた方。ぼさっとしてないで!!さっさと仕事をしなさい!!」

怒りが収まらないのかシュレイダーはさっきから人使いが荒い

「(まったく・・・・困った者だな)うん、もう一人の僕・・・・・これで理不尽な残業は勘弁だよね」

そんな時だった_____。・

バリィィィン!!!! ドゴッ!!!!

「ぎゃああああああああ!!!!」

ガラスの割れる音と共に・・・・シュレイダーは断末魔の叫びと共に意識を手放した

「きょ・・教頭!!!?」

「早く誰か・・・・救急車ーーーっ!!」

シュレイダー教頭、右頬骨骨折・・・全治3ヶ月で野球部が苦しみから解放されるのは・・・また別の話。

ちなみに病院で目覚めて真っ先に言った言葉は「今のは・・・・痛かった。痛かったぞぉー!!!」だったとか

4#大乱闘!!?元不良VSチンピラ学生

続いて校舎裏に来た俺だが。

「オラァ!とっとと飲むもん買ってこい!!」

「ったくとろいし、兄貴とはえらい違いだな?進(レボ)君よぉ!!」

「これじゃ俺様が上様に怒られちまうでしょーよ?早いとこ買って来てくれねーかな?」

こんな声が聞こえたのですかさず、物陰から様子を伺うことにした。

「ああ・・・あいつ1年D組のハヤブサじゃねーか、また前校長のコネ(?)で突っかかってんのか?」

正直呆れた。俺も事情あってそっち側に居たことがあるが・・・ここまで情けねー奴がいるとはな

「だ・・だから・・・何度言われても僕はお金持ってないし、頼むから帰ってくれないかな?」

対するレボは既に何度か殴られているのか、顔にも真新しい痣ができていたりする

「あぁ!?話聞いてなかったのか?てめぇ」

「いい加減して欲しいですねぇ・・・・シュレイダー教頭に実に駄目な生徒と言ってあげても、俺様いーんだけどな♪」

「わかったらさっさと金出せ!!金!!」

・・・・・はぁ・・・・馬鹿らしい・・・・だけどこりゃ放っておけねーな、俺もいい加減頭来たぜ・・・

仕方なく俺は物陰から出ることにした

「おい、お前ら。その辺にしとかねーと、全部記事にして悪事暴くぜ?」

「あぁ?・・・・ってお前!!裕人!!?」

「おや?誰かと思えば、裕人君じゃないの♪半端な不良君がなんの御用?」

「最近じゃユウナ先輩に尻尾振ってるてめぇなんか出てきたって怖くねぇよ、失せろ」

つくづくむかつく奴らだなお前ら。俺の気も知らんと・・・・

「ああ、その半端者だけどな、あいにくお前ら雑魚に興味ねーんだよ、だからレボから離れろ」

「へぇ、正義の味方気取り?随分えらくなったもんじゃないのよぉ?ユウト君」

「右腕も満足に使えないで俺たちを雑魚だぁ?調子乗ってんじゃねーぞおらぁ!!?」

「雑魚か・・・どうか・・・・自分の眼ではっかり確かめやがれ!!」

「言ってろ、俺もいい加減お前らに腹が立ってんだよ!!それとレボ!!」

「あ・・・・・ユウト・・・」

「お前はさっさと逃げろ、俺が引き付ける」

「うん・・・・ありがとう・・・・後・・・ごめん」

それだけ言うとレボはこの場から去って言った・・・・・

さぁてと・・・・元不良でならした俺だけどな、1対3じゃ少しは頭つかわねーといけねーよな

「粋がるなよ!!」

おっと。いきなり殴りかかるのかよ

ヒュッ・・・・

「・・・・あぶねえな、ノートとペンがぶっ壊れるだろうが」

「野朗・・・・調子に乗りやがって!!」

もう一人背後から襲いかかり、ユウトに頬にパンチがヒットする

「・・・・・っ!!!・・・・・・・手を出したのはそっちが先だな・・・・これからやるこたぁ正当防衛だ」

吹っ切れた俺はすかさず左腕でストレートを撃ち込みまず一人を怯ませる

だが相手もそんなにやわな奴じゃないのは読めてたからな

「・・・・・・・・ふぅ・・とりあえずこんなところか。」

なんて言っていたら・・・・

「・・・・ちょっと避けた位でいい気になるなよ!!?」

「うるせーな、俺は取材で忙しいんだ。あとにしてくれ・・・」

適当に巻いて一旦退くかと思ったとき・・・

ゴキ!!!

______。なんだこの鈍い音

次の瞬間痛めている右肩にに鈍い衝撃が走り、俺はその場に倒れた

「おいおい、俺様に逆らうとどうなるか・・・わかってなかったんじゃねーの?」

耳障りなハヤブサの声がするが・・・・今はどうでもいい

「へ・・・凶器なんて持って不意打ちかよ・・・随分ときたねぇ真似だな・・・・」

なんだかやっぱり腹が立つ。苦痛を堪え、よろよろ立ち上がり、笑って見せてやった

「・・・・・・・・まあ、俺様に逆らったことに後悔するんだな」

そうやってハヤブサは手に持った木の棒を振り上げた

「行くぜおらあ!!」

「これでお前も二度と変な記事なんか書けないようしてやるぜ」

・・・・・・そうは行くかってんだ・・。

あまり使ってはいないが俺は痛む右腕に力を込め・・・・渾身の一撃を_____。

「どわぁ!!!?」

放つ前に一人が突然吹っ飛んだ

「・・・・・一人相手に3人で・・・しかも一人からカツアゲまでしようとしてたなんて・・感心しないわね」

そして、その涼しげな声の少女は、しっかりと3人を見据える

「おいおい。お嬢さん・・・いくら俺様でも、そんな生意気な目見られるのは嫌だねぇ〜〜」

「・・・・・ハヤブサ!!こいつはやばいって」

「中等部の燦 念狐栗鼠(サン=エーフィ)だぞ」

「あぁ?そんな奴俺様がしらねーってことはどーせ大したことないんでしょーよ?というわけでどいて欲しいだけどね、君」

ハヤブサはうざったそうな口調で言うが・・・・こいつ、中等部でも最高ランクに強い生徒に因縁つけて・・・馬鹿だな

「・・・・・説得の余地はなさそうね。」

「涼しい顔が・・・・生意気なんだよぉ!!!」

「・・・・・馬鹿・・・・お前が敵う相手なんかじゃねーよ・・・ハヤブサ」

一応馬鹿でも犠牲者になるのはやばいかと思い俺も忠告したんだが、まあこの馬鹿は思いっきり棒を振り上げたわけで

「・・・・・PK スターストーム」

チュドォォォォォォン!!!!

爆音を最後に・・・・・その後ハヤブサの姿を見たものは誰もいなかった・・・。

「すまないな・・・エーフィ・・・・」

「お礼ならレボ君に言いなさい。あなたが無茶をしてると話を聞いたのだから来てみたの」

「ああ、そうか・・・・レボの奴・・・・よか・・・・」

友人の無事を確認した俺は意識を手放さした


5# お姉さん

そしてまた舞台は移り保健室。気がつけばベットの上だった

「・・・・・ユウト。気がついた?」

で、目覚めそうそうユウナ姉さんの顔がそこにあったわけで、

「・・・・あれ・・・?俺・・・ああ・・・」

「もう・・・・・心配させないでよ?弟君」

ぐはっ!!!?

何だか今・・・・とんでもない一言言われた気がするぞ・・・

「ゆ・・・ユウナ先輩!!!それ反則!!てか禁止です!!」

なんてあまりに良い・・でもそれを続けられたら何だか理性をふっ飛ばしかねない反則的な笑顔まで見せられた日にゃ

「駄目よ、今日は許してあげないわ♪『弟君』が悪いんだからね、私を心配させて・・・」

「今日のことは確かに俺も頑張りすぎたかもしれないですけど・・・まあおかげで良いネタも取れたんで・・・・許して欲しいんですが」

やばい・・・この状況・・・・飛び上がるくらいおいしい・・・・じゃない俺の理性よもってくれ

「ちょっと?ユウト、」

「あ、・・・はい、ユウナ姉さん」

「ほら、ぼうっとしない!!で右肩・・・・前からあなた庇ってるでしょ?今日は思いっきり叩かれたから痛いでしょ?」

「ええ、もの凄く痛いすね」

どうやら処置はしてくれたようだが、起きてからずきずきと痛む

「あなたは仲間想いなのは良いけど、一人で突っ走る癖があるから頼むから周囲も見てちょうだい」

すこし頬を膨らますユウナ姉さん・・・・・なんだか怒ってるのも可愛い・・・・ってなんでこんなこと思ってんだ俺

「・・・・・・・返す言葉も無いです」

「でも。今日やったことなら・・・・自分の出来る範囲を間違えないなら立派なことだと思うから。いざとなったら取材なんかどうでも良いの、大事なのは今自分に出来るベストを尽くしなさい」

「はい・・・・わかりましたっす」

「よろしい、で・・・今度無茶したら・・・承知しないからね?」

「わかりました・・・・って痛・・・・」

起き上がって良い返事をしようとしたのだが、痛みで力が入らず身体が傾く

「きゃ!!?」

そして次の瞬間には俺はユウナ姉さんの膝に頭を預けていた・・・・

「す・・・すいません・・・・ちょっと身体がまだ万全じゃなくて・・」

流石に俺も膝枕の状態は嬉しさもあるが・・・・とーぜんちょっとは恥ずかしい

「う・・うん・・・・それじゃ・・・早く治してね・・・・・・・・・でも」

「???」

「こういうのも悪くないわね?『弟君』♪」

そういって、『サービス』といわれ、頬に口付けるユウナ

破格の台詞に・・・・俺はしばらく甘えん坊の弟でもいいかと思い・・・・頭を預ける事にした


終わり



[452]
アット - 2008年05月03日 (土) 22時58分

 そういえばHIROさんの書いた学園小説で、エレミアが出てた事あったようななかったような。

エレミア「……です(怒)」

シクー「…………(汗)」

 でも僕は、ユウト×ユウナは見ていて好きです(ぇ)。

メディア「それより私の出番があるとは思わなかったわ。こっちでも、イロイロ見させてもらおうかしら♪」

シクー「言い方が怖い(汗)」

 あと、個人的にはシュレイダーの暗躍も結構期待してたりはします(ぇ)。

シクー「Σそうなの!?」

[457] SNのCPはまだまだ増える余地がある……ようだ(汗)
HIRO´´ - 2008年05月06日 (火) 16時25分


 ある有名な人は”ペンは剣より強し”と明言した。
 また、ある男は”ギターは剣より強し”と発言した。

モトキ「♪ギタ〜は剣より強し〜」

トラン「Σモトキでヤンスか!?」

 ある意味、本編でもモトキのギターは武器だし。

トラン「ただうるさいだけでヤンスよ!」



イチゴ「今回のお話はユウト君の取材日誌みたいなものね」

ジュキ「バックスとリュウコは相変わらずのようだな」

 あ、家族の中でも影薄い2人だ!

イチゴ「失礼よ!ジュキはともかく、私は短編2でも登場しているんだからね?」

ジュキ「姉さん。何気なく僕に対して酷いんじゃないか?」

 ジュキなんてそんなもんだろ。

トラン「酷いでヤンス(汗)」

ジュキ「……まあいい。僕の活躍はバレンタインのはずだからな」

 ジュキ君。そのことについてなんだけどー

ジュキ「なんだね?」

 『短編4のバレンタイン&ホワイト』で書いた君のCPの伏線なんだけど……ユウナとユウトがくっついちゃったので、CPが解消されてしまいました。

ジュキ「…………」

イチゴ「ジュキ……残念ね」

モトキ「♪ま〜ここは俺が一曲歌いますか〜!」

トラン「モトキ!空気読むでヤンス!!」

 他のCPの案はモトキ×ユウコorオトハか?それともやらないか……
 イチゴだったらシリウスか?それともバンか……

 てか、そんなこと考えるよりもDP編の完成を急がなきゃ。(オイ)
 ちなみに、ユウトが出てこなければ、ジュキ×ユウナになっていたかもしれません。(ぁ)

 あと、「今のは・・・・痛かった。痛かったぞぉー!!!」には笑わせられました。



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